第六話「錬鉄者の理想」
夢を見た。
とても昔の夢。
あの子と遊んだ夢。
いつも控えめなあの子に最後の贈り物をした。
何故、行くのが自分ではなくてあの子なのか。
幼いながらに理解していた自分は生意気な小娘だったかもしれない。
私の心の中にいつも引っかかっているのはソレだ。
誰も屋敷にいなくなって、一人になって、それでも進んでこれたのは一人(ひとり)であっても独りじゃなかったからだ。
そんな世界を夢に見た。
とても、昔の夢だった。
「・・・・・・・・・」
手を動かす。
動かす。
動け。
錆び付いた歯車を回すように手が彷徨って私は何かを掴んだ。
ムニュリとした感触。
何を掴んだかのも定かではない。
ガラッと真横の襖が開いた。
【――――――姉・・・さん?】
絡まっていた記憶の糸が解けていく。
昨日、昨日の夜。
何があったのか。
そうだ。
巨躯。
セイバーの斬撃。
賽子(サイコロ)から吹き上がる炎。
消滅。
魔力の暴走。
橋の崩落。
それから、それから、衛宮君の家。
倒れ込むように疲れた体を出された布団に横たえて。
全ては明日と眠りに付いた。
そんな、昨日ではない今日の午前零時過ぎ。
「あ・・・」
私は起き上がる。
横に立っているのはあの子。
今は間桐桜と呼ばれているあの子。
「――――――」
目を見開いて、体を震わせている。
と、そこで私はムクリと掴んでいたものが堅くなったのを感じて反対側を見た。
「あ」
私が叫ぶより先に悲鳴が上がる。
「何やってるんですかぁあああああああああああッッッ!!!」
あの子は真っ赤になって私と隣の衛宮君を涙目で睨んだ。
私の手は衛宮君の股間を鷲掴みにしていた。
「うぉ!? ッッッ、な、何だッッ!? サーヴァントか!?」
ビクリと震えて飛び起きた衛宮君が泡を食って辺りを見回す。
「せ、せせ、先輩!!! 一体昨日何があったんですか!!!!」
「さ、桜か!? 何だ・・・脅かさないでくれよ・・・・・・」
ふぅと溜息を吐いた衛宮君の気持ちは分からないでもない。
しかし。
「せ、先輩。一体何をしてたんですか!!!」
「は? 何って・・・げッ!? と、遠坂ッッ!?―――ど、どうしてお前がオレの部屋にいるんだ!?」
「・・・・・・衛宮君。少しだけいい?」
「え、あ、うん」
私はニコリと笑う。
衛宮君が赤くなった。
そして、私は思い切り息を吸い込んで・・・。
「ッッッ」
衛宮邸に私の悲鳴が木霊した。
一人、そんな騒動があった部屋の隅で赤いジャケットを脱ぎ散らした彼がいつまでも寝ていた事を知ったのは三人で騒ぎ疲れた後の事だった。
「「「・・・・・・・・・」」」
こんなにも気まずい食事をしたのは何年ぶりだろう。
朝から和食が出てくるのは結構な手間なはずだったが、残り物が出てこない辺り、二人の料理スキルは相当に高いと分かった。
「・・・・・・」
一人黙々と食卓の横で何処から取り出したのか分からない大量のカードと睨めっ子をしている彼は一人お代わりをするでもなくサッサと食事を終えてしまっていた。
無駄に美味い朝食についつい白米のお代わりを要求しつつ、この状況を考える。
朝の騒動での会話を察するに桜は衛宮君の内に週数日朝通いしているらしい。
一緒に朝食を作るのが習慣になっているのだという。
「先輩・・・」
「な、何だ桜?」
ビクビクしながら衛宮君が引き攣った笑みで答える。
じっと見つめてくる視線に衛宮君は居心地が悪そうに頬を掻いた。
「もう一度確認しますけど・・・先輩は何もしてないんですよね?」
「あ、ああ。昨日少しやる事があって、夜も遅かったから泊めただけだ。一緒だったって言っても彼だっていたし」
「・・・分かりました」
「それに間違ってもそんな事ありえないだろ。あの遠坂に対して何かするなんて度胸オレにはない」
「へぇ・・・衛宮君。あの遠坂ってどんな私の事かしら?」
半眼で睨むと衛宮君がうろたえる。
「う・・・いや、それは言葉の綾というか何と言うか」
「ま、いいわ。それで間桐さんはいつもこんな風に朝食作りに来てるわけ?」
私の視線に何かオドオドしたものの、何か覚悟でも決めたように桜がこちらをキッと見返した。
「は、はい。そうです」
「そう・・・良かったわね。衛宮君・・・こんな通い妻がいて」
「な!? 遠坂!? そういうのとは違うって!? 桜はオレの事を心配してくれて」
「そうなの?」
私の視線に桜がきゅっと胸の前で手を握り締めた。
「は、はい。先輩がケガしたのは私のせいですから。私がお世話をするのが当然です」
「オレとしてはホントに凄く助かってる」
「先輩・・・」
仄かに赤らんだ頬で桜が衛宮君に「ありがとうございます」と笑う。
私は心の内側から込み上げてくる微妙に不機嫌な感情を宥めた。
「とりあえず橋が壊れてるから今日は学校が休みなのよね?」
「はい。もう報道されてるはずですけど」
朝、色々と騒動が起こった後に朝食を作っても大丈夫だったのは一重に桜からの学校は休みという情報を聞いたからに他ならない。
「衛宮君。テレビ付けていい?」
「あ、ああ。オレもさすがに気になる」
私がリモコンでテレビを付けると丁度、冬木の橋崩落事故と銘打ったテロップが見えた。
『午前零時頃、冬木市○○付近の橋が崩落するという事態が起こりました。警察は現在原因を究明中との事ですが事件と事故の両面で捜査をしているという事です』
「遠坂・・・・・・」
私に何か言おうとした衛宮君に視線を向ける。
私が何を注意しようとのか分かったらしい。
一瞬、衛宮君の視線が屋敷の中央の部屋に続く廊下へと奔った。
イリヤ。
そう呼ばれるバーサーカーのサーヴァントを失った少女が今もまだ眠っているはずだった。
「その・・・先輩は今日どうするつもりですか?」
「あ、ああ。今日はアルバイト休みだって連絡入ったから一日中家に、にぃいいいいいッッッ!?」
「せ、先輩!?」
衛宮君のお尻を抓った手をそっと離す。
何を言いたいのか気付いたのか。
衛宮君が引き攣った笑みを浮かべた。
「今日はこれから遠坂と一緒に出かける予定なんだ」
「え?」
桜の顔が見る見る強張っていく。
少し悪いと思うものの、昨日の今日で部外者と一緒に何かしている暇は無かった。
「悪い。ちょっと放課後に付き合う予定を繰り上げる事になって・・・」
「い、いえ!? べ、別に・・・・・・」
「衛宮君にちょっと付き合って欲しい事があるの。だから、今日一日は借りていくと思うから。別に取ったりしないわよ。ちゃんと返すから」
「遠坂!? また、そうやって誤解を生むような、ぁぁあああ!?」
「先輩ッッ!?」
衛宮君のお尻を再び抓った手をそっと引く。
「い――いや、何でも・・・無い。ホントにごめん」
「・・・わ、分かりました。それじゃ、今日は洗い物をしたら帰りますね・・・」
しょんぼりした桜の様子に気が咎めたのか。
衛宮君が悪いと謝る。
いえ、と返した桜の落ち込みように「ああ」と内心少しだけほっとした。
笑い、怒り、泣く。
その在り様が驚く程に私の胸を安堵させていた。
それから三十分後。
桜はペコリと玄関で仕切りに謝る衛宮君に頭を下げて、笑いながら帰っていった。
居間に戻ってくると私と衛宮君がどっと疲れたように座り込む。
「遠坂。あんまりからかわないでくれ。桜が誤解する」
「誤解ねぇ。あんな可愛い子に毎朝朝食を作ってもらったら、それこそ誤解されると思うわよ」
「遠坂・・・」
衛宮君の少しだけ困った表情に私はそれ以上何か言うのを止めた。
「で、アンタらは一体何してるわけ?」
居間のテーブルでセイバーが何やらカードを弄る彼を興味深そうに見ていた。
「・・・・・・」
「デッキ調整を眺められている? いや、見れば分かるわよッ?!」
「凜。彼を責めないでやって欲しい」
「セ、セイバー!?」
私は驚いた。
セイバーが彼を庇うような発言をするとは思ってみなかった。
鎧姿のままセイバーが真摯な瞳でこちらを見上げてくる。
「聞けば、彼の戦闘はカードに頼り切っている。つまり、私のような者とは違い。彼は体を使うのではなく頭を使って戦っている。ならば、この作業は彼にとって技を磨くのと同じ事だと言えるでしょう」
「な、何か知らない内に仲良くなってない?」
「一度背中を預けた。その結果は信頼に足る。それだけです」
そう力説するセイバーの鎧からポロッと何かが落ちた。
「ん・・・『ダンディライオン』・・・・・・アンタまさか」
何やら面白い顔のタンポポっぽいライオンが描かれたカードを慌てて拾ったセイバーはアタフタしていたが最後にはコホンと咳払いをして神妙な表情を作った。
「凜。彼は悪い男では無い。本当だ。信じて欲しい」
キリッと凛々しい顔で言い切るセイバーをいつもならば信じたかもしれない。
しかし、カードを微妙に優しい手つきで鎧の中に戻すところを見てしまった後では・・・嘘臭ささ満載どころではなかった。
「ア・ン・タはぁああああああああ!!! カードで買収したのか!!!」
私が拳を振るわせると彼が振り向く。
「・・・・・・」
「お近づきの印ですって!? そういうのを買収って言うのよ!? って言うか!! 衛宮君も何か言ってやって!!」
「え? いや、別にいいだろ。仲良くしてるって事だし。な? セイバー」
「はい。彼は信頼に値する男だと思います。シロウ」
完全に味方を増やした彼はそのままカード弄りに戻る。
「くぅうう!? 洗脳され過ぎでしょ!? 今はまだいいけど、そのうち敵になるかもしれないのよ!?」
「そうだとしても今は違う。なら、仲良くしたっていいだろ? 本当に敵になる時が来ないよう努力するだけだ」
「・・・・・・ああ、もう。一人で怒った私が馬鹿みたいじゃないのよ!! いいわッ。この話はこれでお終い!!」
私がどっかりとテーブルの前に腰を下ろす。
衛宮君も彼の横に座った。
「で、此処に来たって事はあの子は安定してるって事?」
「はい。魔力を使い過ぎた反動で少し熱は高いが問題ないでしょう」
「そう・・・なら、後は処遇をどうするか・・・ね」
「遠坂。イリヤはまだ小さいんだ。あんまり過激な事は・・・」
今だに甘さを捨て切れない衛宮君の言葉に私は反論しなかった。
たぶん、それこそが聖杯戦争に参加する衛宮君の持ち味で私には無い彼の力に違いないと思ったから。
「分かってるわよ。最強の切り札を失ったマスターなんて別にどうこうする必要ないもの。その内、別のマスターから狙われるでしょうから、放り出しておけばいいし」
「遠坂!?」
衛宮君の責める声に私は毅然としたまま視線を合わせる。
「まさか、自分でどうこうしようなんて思ってないでしょうね? 少なくともあの子は魔術師として強いわ。セイバーがいない衛宮君くらいなら簡単に殺せるわよ?」
「―――それは・・・でも、イリヤを助けない理由にはならない」
「正義の味方にでもなったつもりかしら?」
私の言葉に詰まった様子で、それでも衛宮君は引かない。
「ああ・・・そうだ」
「はぁ?」
思わず聞き返した私に衛宮君が真っ直ぐな瞳のまま口を開く。
「オレは昔から・・・正義の味方になりたかった・・・」
私の中で怒りのような何かが膨れ上がる。
「衛宮君・・・それ本気で言ってるの?」
「誰かを助けられる正義の味方になりたいなんて子供っぽいって事は分かってる。聖杯戦争に参加してそんな事を言うなんて遠坂からすれば信じられないかもしれない。けどさ・・・オレはあの子を見捨てたくない。いや、助けてやりたいんだ。それがオレの偽善なんだとしても・・・」
その言葉に言い返す言葉ならば百万言も脳裏にあった。
けれど、衛宮君の瞳の前にして、百万言を費やす意味は見出せなかった。
きっと、どんな妥当性や合理性を示したところで曲がらない。
そんな芯が瞳には宿っていた。
「そんなの・・・要らない・・・」
不意の声。
「イリヤ!? 大丈夫なのか寝てなくて!?」
慌てた衛宮君が廊下からフラフラとした足取りでやってくる少女を抱き止めようとして、差し出された手が払われた。
「助けて欲しいなんて、思わない!! おにーちゃんの自己満足の道具にしないで!!」
衛宮君の顔が一瞬だけ痛みを宿して、それでも笑みが浮いた。
「叫べるなら大丈夫そうだな。セイバーちゃんと寝てるように見張っておいてくれ」
「ですが、シロウ」
セイバーが衛宮君を見上げる。
「本人がああ言ってるじゃない。このまま下手に恩を売っても仇で返されるても困るでしょ? 後で後悔してからじゃ遅いわ」
私の言葉に衛宮君が首を横に振る。
「確かにもしもオレがイリヤを助けたせいで誰かが死んだとしたら、オレは後で後悔するかもしれない。でも、遠坂。それはイリヤを助けた事をじゃない。イリヤを止められなかったオレの不甲斐なさをオレはきっと後悔するんだ。オレはイリヤを助けずに後悔するなら、イリヤを助けてから後悔する」
「お人よし・・・」
私はそう言うしかなかった。
「セイバー」
「分かりました」
セイバーがイリヤを抱き抱えた。
それに抗おうとしてイリヤが暴れようとして押さえ込まれる。
「は、放して!!」
「貴女を今此処で倒すのは簡単です。しかし、それを私のマスターは望まない」
「そんなの・・・そっちの、勝手でしょう!!」
「どちらにしろ貴女は負けました。敗者に何かを言う資格は在りません。それに貴女はパートナーであるバーサーカーの意思を無駄にする気ですか?」
「―――」
イリヤの顔が強張る。
「分かっているはずです。あの時、バーサーカーが崩壊した魔力の一部が爆風を押さえ込んでいた。それは貴女に生き残って欲しいという彼の願いだったはずだ。死にたいと言うならば勝手にするといい。しかし、彼が望んだ貴女の命を貴女自身が粗末にすると言うならば、私は彼と同じ英霊として貴女を軽蔑します」
その言葉でイリヤが暴れようとした体の力を抜いた。
「・・・・・・バーサーカー・・・何で・・・先に行っちゃうのよ・・・わたしは一緒でもよかったのに・・・馬鹿・・・」
イリヤの瞳の端に積もる雫が零れるより先にセイバーがその体を床に下ろす。
「彼は幸せ者だ・・・死して尚その魂を悼む者がいる」
最後の一線が崩壊したのか。
イリヤの喉から嗚咽が漏れ出す。
やがて、大声で、誰憚(はばか)る事なく、泣き声は響き始めた。
聖杯戦争から脱落した事実なんて微々たるものなのだとその泣き声は語る。
誰よりも信頼していた仲間をパートナーを失ったからこその叫びだった。
「シロウ。後で私にも食事を頂けないでしょうか?」
「ああ、勿論。イリヤの分と一緒に持っていく」
「ありがとうございます。シロウ」
やがて、泣き声が小さくなると、その座り込んで立てなかった体を支えるようにしてセイバーが歩き出す。
今までの強がりが嘘のように弱々しい足取りで場を後にする小さな体が一瞬だけ止まった。
「・・・・・・・・・ありがとう・・・おにーちゃん」
「それは食事の時まで取っといてくれ。イリヤ」
衛宮君が胸を張る。
「美味いお粥持ってくからさ」
「・・・うん」
二人が奥へと消えていくと衛宮君が張り切った様子で再び台所に戻っていく。
「これから大変な事になるわ。断言してもいい」
立ち止まったまま、振り返りもせず、逞しさとは無縁と思えた背中に何かが宿る。
「遠坂、もしもまだオレに愛想が尽いてなかったら・・・魔術、教えてもらえないか?」
「衛宮君。魔術使えるじゃない」
「ああ、でも・・・今のままじゃ戦えない。昨日の戦いでそれが身に沁みた。だから、遠坂に指導を頼みたい」
「此処まで好き勝手に自分の意見を通しておいて?」
「ああ」
「我侭にも程があると思わないわけ?」
「それは・・・自覚してる」
「もしも、断ったら?」
「その時は自分で何とかする」
「何とかならなかったら?」
「その時は・・・」
衛宮君が振り向いた。
「ただ、オレに出来る全力で戦うだけだ」
胸が高鳴るくらい力強い笑み。
私は唇の端が吊り上るのを自覚する。
「・・・引き受けた」
「え?」
「その代わり。私の授業料は高いわよ?」
私の提案に衛宮君は今までの顔が嘘のようにうろたえる。
「う・・・で、出来れば、ぶ、分割で」
「聖杯。どっちが取っても恨みっこ無しだからね?」
ビクビクしていた衛宮君がホッとした顔をした。
「そ、そういう事か。脅かさないでくれよ。それなら遠坂にやる。ただ、その時はセイバーにもオレの分とは関係なく聖杯を使わせてやって欲しい」
思わず私は脱力した。
「あ、あなたねぇ・・・」
「オレの願いは少なくともイリヤや遠坂、セイバーが死んだり傷つけ合う事じゃない。だから、そういう意味でなら今オレの願いは叶ってるんだ」
私はもうこの善人に何を言えばいいのか分からなくなる。
「はぁ・・・もしも馬鹿に付ける薬がこの世界にあるなら聖杯に出してもらおうかしら」
「と、遠坂?!」
私達はそれからギャイギャイと言い合いをしながら食事を共に作った。
奇跡(ちから)ではなく。
日常(いつも)を望む気持ち。
誰かを助けたいと言った。
正義の味方になりたいと言った。
その思いこそ、衛宮士郎という魔術師が持つ力だった。
それこそが彼の持つ最初で最後の剣(ちから)に違いなかった。
―――体は剣で出来ている
―――血潮は鉄で心は硝子
―――幾たびの戦場を越えて不敗
―――ただ一度の敗走もなく
―――ただ一度の勝利もなし
―――担い手はそこに独り
―――剣の丘で鉄を鍛つ
―――ならば その生涯に意味は要ず
―――その体は きっと 無限の剣で出来ていた
不意にそんな光景を見た気がした。
永遠の荒野を彷徨い旅をする男の姿・・・・・・私が【救えなかった英雄(おとこ)】の姿を・・・・・・。
「遠坂!? 焦げてるッッ!! めっちゃ焦げてるってッッ?!!」
「あ」
燃えるチャーハンを前にしてイメージの全てが―――消えた。
To be continued
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遠坂凛は新たな舞台へと躍り出る。