マルヴェールの邸に帰ってサルバドールに図書館の女性の事を話しました。
「マジか?ミッシェルの奴、僕がいくら誘ってもデートしてくれなかったのに…。やはりルークは顔が良いから得だな!」
「ミッシェルの家に行きたいんだ。連れて行ってくれないか?次の休日に約束してある」
「ミッシェルの家なら、前にこっそり跡をつけた事があるから知ってるんだけど…。いきなり行っても怒られないのか?」
「サルバドール、そう言うのをストーカー行為と呼ぶんだよ?知ってるかい…」
「そのくらい僕だって知ってるよ!でもその後何もしてないし、犯罪じゃないぜ?」
「ミッシェルはサルバドールの事は友達として好きと言ってた」
「それは僕も聞いたよ。でも付き合う気はないって断られた…」
「サルバドールはああ言うロングストレートヘアの娘が好みなのか?」
「そうだなぁ。ミッシェルはあまり遊んでない感じだし、美人だろ?」
「うーん、僕にはよくわからない…」
「じゃあ、なんで口説いてんだよ?」
「一番若くて物を知らなさそうだったからさ?他の女性は少し口説いてもあの雑誌を見せてくれそうになかったから」
「あんな雑誌のどこが重要なのかサッパリわかんねぇや!」
「どうやらあの記事は嘘八百だったようだ。雑誌よりもミッシェルの母親から話を聞いた方が良いと思ってね」
「お前、本当に九歳なのか?僕の九歳の頃と全然、違うぞ」
「僕の話し方が気に障ったかい?子供らしく喋れってよく怒られるよ」
「十歳年上の僕よりルークの方が大人っぽいからなぁ」
「子供らしく喋ろうと努力はしてるんだよ?」
…つづく
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どうしても書きたくて書いた裏の続き、第17話。