No.976895

新ビーストテイマー・ナタ123

リュートさん

書き残してしまったことを書きたくて考えた本編の続き第123話です。

登録タグはありません

2018-12-16 17:07:24 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:103   閲覧ユーザー数:103

数時間前に遡って、アークは夜風に当たりながら頭を抱えていました。

 

「まさか…ナターシャ様が…ショタコンだったなんて…?ああ、子供に戻りたい!」

 

「おや…、アーク殿。今夜もナターシャと喧嘩でもされたのでしょうか?」

 

「ゲイザー様…。喧嘩したと言うわけではないのですが、私がピーターの事を悪く言うとナターシャ様に嫌われてしまいそうで…」

 

「ふむ、アーク殿とピーターは犬猿の仲のようですからね」

 

「今もあの男はいやらしい目でナターシャ様を見ているのです」

 

「ピーターならナターシャに危害を加える事はまずないと思いますけどね」

 

「人間になってから嫉妬が激しくなって…。天使の頃はナターシャ様の胸の谷間に、ピーターがいてもイライラしなかったのですが、ネズミの頃から気に入りませんでした」

 

「確かに男としては羨ましいポジションにおられましたね」

 

「ゲイザー様までそのような事を…」

 

「良かったらこれから飲みに行きませんか?」

 

「お酒は飲んだ事がないのです」

 

「では酒場に行った事もないのでしょうか?」

 

「ええ、酒場になど行きたいと思ったことすらありません」

 

「私はフラウと喧嘩したら必ず行ってました」

 

「酒場に行くと何か良い事でもあるのですか?なんだか店の前はいかがわしい雰囲気が漂っているのですが…」

 

「男には飲まなければやって行けない日もあるのです」

 

「店の前で網タイツを履いたバニーガールが呼び込みをしていました」

 

「綺麗な女性が接客してくださいますからね」

 

「せっかくの誘いですが遠慮させていただきます」

 

「まあそう言わず。奥の部屋ならゆっくり話も出来ますし、溜め込んでいた事を吐き出せばスッキリするかもしれませんよ?」

 

…つづく


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択