時間は現代に戻ります。呪いの魔導書をいくら探してもユリアーノのかけた呪いは見つかりませんでした。
「お師匠様の事舐めてたわ…。市販の魔導書に載ってない呪いをかけてる。私には解除出来ない」
「この呪いは今のところ一度も発動してねぇんだ。多分、ゲイザーの事だし、大丈夫だと思うから気にすんなって!」
「そっか…。疲れちゃったから、もう寝るね」
ナタがランプを消して、布団に潜り込むとピーターも潜り込みました。
「ナタ、いい匂いがする…」
「ピーター、どこ触ってるの?」
「ナタを悦ばせてやろうと思ってさ」
「変なところ触らないで…」
「オイラ、偵察でよく見て回ってたから、女を悦ばせるテクニックには詳しいんだぜ?」
「ダメって言ってるでしょ?アークが来たら怒られるよ?」
「アークならさっきゲイザーと一緒に出かけて行ったよ?」
「えっ、こんな遅くに?どこに行ったんだろ」
「あいつがいる時は怖くて手が出せなかったんだ」
「ちょっと待って!ピーターがこんな事するなんて思わなかったよ?」
「オイラ、ナタを悦ばせたくて人間になったって言っただろ?最初からこうするつもりだったんだ…」
「ピーター、私の事そんな風に思ってたの?」
「ずっとナタが好きだったんだぜ?」
「ごめん…、私ピーターの事そんな風に見れない」
「ううっ…やっぱりダメか?アークみたいなイケメンになりたかったんだけど、こんな姿になっちまって、無理だと思ってたよ…」
「なんか今…おじさんの気持ち…わかっちゃった。好きだけどエッチな気分になれないって、こう言うことだったのね…」
…つづく
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書き残してしまったことを書きたくて考えた本編の続き第121話です。