No.94084

恋姫無双異聞録~閑話6~

鴉丸さん

閑話6です

今回は、繋ぎみたいなものです

拠点は次回

2009-09-07 07:37:51 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3107   閲覧ユーザー数:2462

 

 

 

「隻眼になろうと、狂骨は狂骨」

 

 

魏の玉座では、数人の将が集結していた

 

 

華琳「春蘭 いつまでも悔やむのは止めなさい」

 

 

春蘭「しかし・・・」

 

 

虎牢関で狂骨が春蘭を庇い右目を失って数日後、反董卓連合も解散し、それぞれの領地に戻ってきたのだが春蘭は、少し狂骨に対し負い目を持っているようだ

 

 

美影「心配ないと思いますけど・・・」

 

 

桂花「どういう意味?」

 

 

美影の言葉に、皆が首をかしげていると―――

 

 

狂骨「ウラァ!凪はどこじゃ!?」

 

 

扉を蹴破って、狂骨が入ってきた

 

 

凪「あれ・・・師匠?」

 

 

狂骨の行動に、唖然としている全員 だが―――

 

 

狂骨「凪、訓練の時間だ!さっさと来い!」

 

 

凪「し、しかし・・・師匠の傷が」

 

 

狂骨「別に、死んだわけでもない 右目がなくなっても左目がある・・・何か問題が?」

 

 

全員「「「(そう言う問題?)」」」

 

 

不思議そうな顔をする狂骨に、美影を除く将はそう思う

 

 

 

 

狂骨「だいたい、春蘭」

 

 

春蘭「え!?あ、ああ」

 

 

話を振られ、返事をする春蘭

 

 

狂骨「なんか、俺に負い目を感じているようだが・・・別にお前が気に病む必要はない あれは、俺がやりたくてやった結果だ むしろ、玄崩を止められなかった俺に責任がある だから、気にするな」

 

 

春蘭「・・・」

 

 

そういわれ、言葉を無くす春蘭

 

 

狂骨「という訳で・・・お前はさっさと来い!」

 

 

凪「え?あ~~~・・・」

 

 

狂骨に首を捕まれ、連れ出されていった凪 そして―――

 

 

華琳「はあ・・・なんだか、悩んでいた私たちがバカみたいね・・・」

 

 

秋蘭「・・・はい」

 

 

美影「だから、心配要らないといったんですよ」

 

 

季衣「兄ちゃん凄いな~」

 

 

流琉「というか、さっき『りはびりだ!』とか言って、1000人ぐらいの兵と真桜さんと霞さんを相手に訓練していましたけど・・・」

 

 

沙和「あはは・・・しかも、圧勝なの・・・」

 

 

華琳「ま、春蘭も・・・もし、気に病んでいるならあいつがもう庇わなくてもいいほどに強くなりなさい?」

 

 

春蘭「はい!」

 

 

美影「(それでも、庇うのがご主人様なんですけどね~)」

 

 

 

 

「太公望参上!」

 

 

そして数日後、せっかくなのでささやかな宴会をしようということになり、居住区の奥の庭園に集まった魏の将

 

 

流琉「できましたよ~」

 

 

狂骨「いや、流々・・・お前凄いわ」

 

 

狂骨は、流琉に自分が知る料理を教えていたのだが、材料などがないはずのこの時代で全てといは言えないが、それなりに再現できているのだ

 

 

流琉「えへへw兄様にほめられると嬉しいです」

 

 

太公望「モグモグ いや、本当に凄いよ」

 

 

全員「「「誰!?」」」

 

 

太公望「あ、お先してます♪」

 

 

いつの間にか、輪の中に入って料理をぱくついている太公望

 

 

狂骨「あ~こいつは、俺の上司の太公望だ」

 

 

太公望の紹介をする狂骨 そして、何とか納得する皆さん だが―――

 

 

美影「あなたが太公望ですか?」

 

 

太公望に詰め寄り、笑顔でそう呟く美影 後ろに、黒いものが・・・

 

 

太公望「は、はい・・・そうですけども・・・なんでしょう?」

 

 

美影のオーラに押されて声が震えている太公望 他の皆さんも震えています

 

 

美影「あなた・・・仙桃というものをもっていらっしゃるようですね?・・・頂けませんか?」

 

 

太公望「いえ・・・あの、今手持ちがないので・・・準備出来次第、狂骨さんに渡しますので・・・」

 

 

あまりのプレッシャーに、思わず狂骨を「さん付け」する太公望 そう言うと、美影はにっこりとワライ

 

 

美影「分かりました・・・忘れないでくださいね?」

 

 

太公望「リョウカイデス!」

 

 

思わず、敬礼してしまった太公望 

 

 

狂骨「・・・さて、宴会再開するか」

 

 

桂花「いや、あいつどうにかしなさいよ!」

 

 

狂骨「無理だ!」

 

 

桂花「即答するな!」

 

 

 

 

そして、ある程度宴会が進むと狂骨のところに太公望がやってきた

 

 

太公望「しかし・・・派手にもらったね?」

 

 

狂骨「フッ・・・別に右目を無くした位で歩みを止める事はない」

 

 

太公望「そうだけど・・・少しは、回りを気にしたほうがいいよ?君が右目を失った事から崑崙山で一悶着あったんだよ」

 

 

狂骨「そいつは悪かった」

 

 

太公望「まあいいけど・・・右目、どうにかできるけど?」

 

 

狂骨「・・・仮に右目を治すのは、この外史でやる事がすみ崑崙山に戻ってからだな 右目を失ったのは、俺が未熟だったから・・・これは戒めさ」

 

 

太公望「りょ~かい あ、それと後で雛里ちゃんがメッセンジャーとして、君にあるものを渡しにくると思うよ?」

 

 

狂骨「なんだ?」

 

 

太公望「玄崩の幻術を解く薬さ 今華佗が作っている最中だからね」

 

 

狂骨「了解した」

 

 

そして、太公望は立ち、玄崩の情報が書かれた紙を渡す

 

 

太公望「ま、頑張ってねとしか言えないから・・・何かあれば遠慮なく言っていいよ」

 

 

狂骨「ああ」

 

 

太公望「さて・・・筍彧ちゃんだったっけ?」

 

 

桂花「・・・何よ?」

 

 

桂花にあるものを渡す太公望

 

 

桂花「これは・・・?」

 

 

太公望「ツッコミ用ハリセン『何出矢念(なんでやねん)』です もし良かったら使ってね♪」

 

 

桂花「・・・もらっておくわ」

 

 

魏のツッコミ役桂花 これにて、ツッコミの攻撃力UP!

 

 

太公望「それじゃ、お邪魔しました~♪」

 

 

華琳「・・・結局、なんだったの?」

 

 

霞「さあ?」

 

 

 

 

「太公望参上!~呉編~」

 

 

庭園で、小蓮と美羽、明命、二喬が遊びそれを眺める刑天と祭、横でお茶を入れる亞沙と穏

 

 

刑天「ズズ 平和だ・・・」

 

 

祭「いきなり老け込むな!」

 

 

もう、お爺ちゃんの目で小蓮たちを見る刑天に祭のツッコミが入る

 

 

刑天「いや、俺はすでに千年以上生きているからな~」

 

 

亞沙「だからって、いきなり老け込まないでくださいよ」

 

 

穏「あはは・・・」

 

 

ちなみに、雪蓮たちは政務です そして―――

 

 

太公望「うわ~・・・お父さんやっているのは知っていたけど、お爺ちゃんに進化していたか」

 

 

祭「何奴!」

 

 

太公望「あ、ど~も 刑天の上司の太公望と申します あ、これつまらないものですが」

 

 

穏「あら~ご丁寧にどうも~」

 

 

そういって、最中を差し出す太公望とそれを受け取る穏

 

 

 

 

刑天「何しに来た?」

 

 

とりあえず、問いかける刑天

 

 

太公望「ん?ああ、玄崩の情報とかを持ってきたのよ」

 

 

そういって、刑天に紙の束を渡す太公望

 

 

刑天「すまんな」

 

 

太公望「ま、何かあったら呼んでくれれば手助けはするから」

 

 

刑天「ああ」

 

 

太公望「あ、そうそう これ渡しておくよ」

 

 

そういって、何かの調合法が書かれた紙を渡す太公望

 

 

刑天「これは・・・」

 

 

それに書かれていたのは、太上老君が作り、狂骨に渡した薬の調合法だった

 

 

太公望「いずれ役に立つ事があるかもね・・・」

 

 

そういい残し消えた太公望

 

 

刑天「確かにな」

 

 

 

 

「舞台裏」

 

 

今回の閑話は・・・どうでしょう?

 

 

狂骨「まあ・・・普通?」

 

 

刑天「とりあえず、いろいろな伏線出したな・・・最後のは大体予想つくけど」

 

 

まあ、そこはオフレコで 

 

 

狂骨「ところで、『玄崩に勝てるんですか?』という質問が来ていたので、詳しくどうぞ」

 

 

基本的に、オリキャラたちの能力には『穴』があります 刑天だったら、『気脈を乱されると回復能力使用不可』というものが それは訓練で使用不可の時間は短くなるけど、短くなるだけ 弱点が消えるわけではありません なので、そこを突けば行けます

 

 

刑天「ふ~ん じゃあ、狂骨たちにもあるのか?」

 

 

もちろんあるよ 『強力な力にはそれ相応の対価を』が持論なので まあ、詳しくは本編で出てくると思うよ

 

 

狂骨「なるほど」

 

 

とりあえず、次回は拠点です

 

 

刑天「では、またお会いしましょう」

 

 


 
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