No.85448

真・恋姫†無双~舞龍伝~第六章

cielo spadaさん

最近戦闘描写が多いですけど、まだ自分のレベルだと分かりにくいですよね。
わかりやすいようにできるようがんばります。

占いでは”三人”の御使いとされた
光の中に入っていったのは五人

続きを表示

2009-07-20 01:54:12 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:2951   閲覧ユーザー数:2367

華琳の客将になって数日が過ぎ去った

 

「あーあ、今日は何しようかな?」

 

客将になってから倉庫の整理などの雑用をやってきた

 

だけど、それも大方終わってしまった

 

「そーうだ、街を見て回るのをいいかもね」

 

街を見れば問題なところもわかるだろうと思ったからだ

 

いざ街に出てみると

 

「へぇ~なかなか賑わっているわね」

 

この時代の街を判断する基準はどのくらい賑わっているかどうかといっても過言ではない

 

そうして街を見て回っていると

 

「きゃっ!」

 

「やっぱりね、いくら賑わっているからと言ってもこれだけはあるのね」

 

声のした方に振り向くとと男たちが少女にいちゃもんをつけてた

 

「はぁ、さっさとたすけ(いや、いちゃもんだけなら傍観してよっかな。

 

街の警護がどんなものかもわかるし)」

 

男A「おい、おまえどこ見て歩いてんだよ」

 

男B「こいつの服はなあ、高いんだよ。それを汚しやがってどう落とし前つけてくれんだよ!」

 

少女「でも私・・」

 

男A「はぁ?なんだって?」

 

少女「ひっ、すみません」

 

そんなやり取りを見ながら

 

「(それにしても遅いわね警備兵。早くしないと「おらっ」「きゃあっ」ほらね、でもあの男、女の子に手を出すなんてそれはさすがに許せないわね)」

 

ついに男が少女を殴り、懐から短刀を取り出した

 

男A「このアマ!こっちがおとなしくしてりゃ、でも、でもって繰り返しやがって」

 

男B「殺っちまうぞ!」

 

「はいはいはいー、そこまでね」

 

男A「なんだてめぇ」

 

「ただぶつかって、服が汚れただけでしょ。なのに手を出すなんて、最低よ!」

 

男B「うっせぇ黙ってろ!」

 

男Bが乱入されたのに腹を立てて殴りかかる

 

「短気ねっと」

 

男Bの拳を止め、その腕をつかみ、右手で相手の胸ぐらをつかんでそのまま投げた

 

いわゆる背負い投げである

 

男B「ぐわぁ」

 

男は地面に思い切りたたきつけられピクピクしている

 

「これで懲りた?」

 

男A「おい、大丈夫か?くそ、覚えてろよ!」

 

「え~ヤダ、あんたたちなんか覚えたくないし」

 

逃げる時の決め台詞を軽く流して少女に向き直る

 

「ねぇアナタ、大丈夫?」

 

少女「はっ、はいっ!ありがとうございます」

 

「your welcome.これからは気をつけてね」

 

少女「ゆ、ゆあー?お姉さんどこの出身ですか?」

 

「えっ、アタシ?アタシはここから西へず~といった、遠い国よ」

 

少女「へぇ~そうなんですか。あっ、私これから行くところがあるので失礼します」

 

そう言うと走り出していった

 

警備兵「何があった!」

 

「やっと来たのね。もう終わっちゃたわ」

 

兵「そうか」

 

「それにしても何でこんなに遅いの?」

 

兵「街の反対側で騒動があったのだ」

 

「ふ~ん、そう、わかったわ」

 

 

 

――――三刻後――――

 

「さってと、こんな感じかしらね」

 

コンコン

 

華琳「アリサちょっといいかしら?」

 

「華琳?ちょうどいいところに来たわね」

 

華琳「あら、どうしたの?その竹簡の山は」

 

「ああ、これ?わたしが考えた警備の見直しや税収面の見直しとかいろいろよ」

 

華琳「アナタこの国の言葉の読み書きができるの?」

 

「できるわよ」

 

華琳「ちょうどいいわね」

 

「なんで?」

 

華琳「私がここに来たのは、ほかでもない街の警備のことだから」

 

「そう、ならこれよ」

 

華琳「ありがとう。ここで読んでも構わないかしら?」

 

「いいわよ」

 

 

――――半刻後――――

 

華琳「アナタほんとにすごいわね」

 

「でしょ。だから何かあったら言って。できる限りのことはするから」

 

華琳「わかったわ。さっそくなんだけど、明日から兵の調練を頼めるかしら」

 

「いきなりね・・けどいいわよ」

 

華琳「ありがとう、じゃあ、おやすみなさい」

 

「Good night.」

 

華琳「(また、よくわからないことを言ってるわね。今度教えてもらおうかしら)」

 

そんなことを考えながら満足した表情で部屋を出て行った

 

「はぁ、そういえば占い師の言ってた残り二人の御使いって、やっぱり頌明と一刀かしら」

 

「まあ、いずれ会えるでしょ。明日も早いからもう寝よっと」

 

数日後―――アリサの影響もあってか、兵たちや文官たちまでやる気が上がっていた

 

そんな中、近隣で悪事を働く賊の討伐に出ることになった

 

華琳に糧食の帳簿を受け取ってくるように頼まれて監督官から帳簿を受け取って見ると

 

「(へぇ~結構考えてるわね、この猫頭巾ちゃん)ねえ、猫頭巾ちゃん」

 

猫頭巾「なによ、いきなり。文句でもあるの?」

 

「アナタなんて言うの?」

 

猫頭巾「・・・・私は荀文若よ。これでいい?今忙しいんだけど」

 

妙に言葉に棘をつけてくる少女にちょっと加虐心がわいてくる

 

「(へぇ、荀彧か~)なによその間、せっかくアタシが曹操のとこに連れて行ってあげようと思ったのな~アタシは曹操を説得してこのことを納得させることもできちゃうけど。そうすればアナタはお呼ばれされないけどそれでもいいの?」

 

猫頭巾「どうせ口ばかりでしょ。そういうアナタの名は?」

 

「アタシはアリサよ」

 

猫頭巾「っ!!!すみませんっ!お姉さまがあのアリサお姉さまとは知らずとんだご無礼を申し上げました!」

 

「(何?この態度の変わりようは?)」

 

猫頭巾「お姉さまの考え出された案はどれも素晴らしかったです!特に街の警備を区間ごとに区切ったり、同じ業種を同じ区間にしたり、私では到底思いつかないことを……(長いので省略)……なので前からずっとお会いしたかったです!」

 

「えっ、あ、ありがとう」

 

猫頭巾「私は桂花と言います。お姉さまのことをお姉さまと呼んでもよろしいでしょうか?」

 

「いいわよ、桂花。(もう呼ばれてるし)ならちょっとついて来て貰えるかしら?」

 

桂花「はいっ、お姉さま!」

 

 

 

「華琳、食糧の帳簿と監督官」

 

華琳「私は帳簿しか頼んでいないけど」

 

「それは、帳簿を見てから言ってもらえる?」

 

華琳「わかったわ、・・・・・・・・・・・・この監督官を呼んでいらっしゃい!」

 

「だから、もう呼んであるって」

 

華琳「そうだったわね、それでアナタこれはどういったつもりかしら」

 

桂花「それは・・・・」

 

桂花は一日でも早く華琳に仕えたいがために華琳の目に留まりやすいようわざと今回のようなことをしたそうだ。

華琳は、今回の賊の討伐の策を全て桂花に任せ、見事成功した場合は華琳の配下にするといった約束をしたのだった

 

「(本当に大丈夫かしら?何か嫌な気がするのだけど・・・)」

 

そう思いながら視線を向けていると気がついたらしく

 

桂花「・・・・何か用?」

 

「いや、ね、このままでいいのかなって」

 

桂花「いいに決まってるでしょ!曹操さまの軍の力なら、このくらい出来て当たり前なのよ」

 

「それはそうだけど・・・・不確定要素は?」

 

桂花「考えたわよ。そんな事そう頻繁に出ないから不確定なんでしょ」

 

「そう(これ以上言っても桂花に悪いわね)じゃあ、がんばってね」

 

桂花「ありがとう・・ございます・・・お姉さま・・・・」

 

「ん?どうしたの?」

 

桂花「心づかい感謝します」

 

「いいのよ、これくらいね(一応、春蘭と秋蘭にあれでも渡しておこうかな)」

 

 

「ねえ、春蘭。渡しておきたい物があって」

 

春蘭「なんだこれは?」

 

「七星餓狼につけておいて」

 

春蘭「何か教えてくれんのか?」

 

「戦いだしたら忘れちゃうでしょ春蘭、だから」

 

春蘭「それはそうか・・・・・・・って、おいっどういうことだそれ!」

 

「あはは、じゃあね」

 

 

「秋蘭、秋蘭。渡したい物があって」

 

秋蘭「アリサか、なんだこれは?」

 

「秋蘭になら教えてもいっか。それはね、『アンリミテッドアロー(無限の矢)』って言ってね

簡単に言えば、矢がなくても撃てちゃうっていう代物なのよ」

 

秋蘭「ほう、すごいな!いいのかそんな物をくれて」

 

「ちょっと今回の行軍に不安があって、ああそれと、それはいざって時以外は使わない方がいいわよ。」

 

秋蘭「なんでだ?」

 

「使うと氣を消耗するからね、だから」

 

秋蘭「そうか、ありがたく頂いておくよ」

 

その頃――――

 

兵「今回の討伐には必要最低限の食料しか持っていかないのか」

 

兵2「なら、報告するしかないな、ふっふっふ」

 

兵「(すみません曹操様。こうしないと妻や子供が・・・・)」

 

兵2「おい、早くいくぞ」

 

―――2刻後―――

 

秋蘭「華琳様、準備が整いました」

 

華琳「わかったわ、全軍出撃!」

 

その頃――――

 

頭「へっ、今回の行軍は食料が必要最低限しかないんだってよ!」

 

頭2「まんまと罠にかかったな!」

 

頭3「それじゃ、あの方の作戦通りにいくとするか」

 

頭4「そうだな、どんな反応するか楽しみだな」

 

「「「「はっはっは、はっはっははは」」」」

 

 

斥候「曹操様!ただ今戻りました!」

 

華琳「それで?」

 

斥候「はっ、前方で賊の集団が村を襲おうとしています!」

 

華琳「わかったわ、下がっていいわよ」

 

斥候「はっ!」

 

華琳「秋蘭!アリサと春蘭を呼んできて。」

 

秋蘭「御意」

 

 

「あはは、また春蘭の負け~、弱いわね~」

 

春蘭「うるさいっ!もう一度だ!」

 

秋蘭「二人とも何をしてるんだ?」

 

「あっちむいてほいっ、っていう遊びだよ。これが春蘭弱くて弱くて」

 

春蘭「うるさいぞ!そうだ秋蘭、どうかしたのか」

 

秋蘭「ああ、二人とも華琳様がお呼びだぞ」

 

「なら早く行きましょうか」

 

春蘭「うむ」

 

 

華琳「やっと来たのね」

 

「春蘭が弱くて」

 

春蘭「まだ言うかっ!」

 

華琳「はいはいそこまでよ。さっき斥候が戻ってきてね、賊の集団が近くの村を襲おうとしてるみ   たいなの」

 

「ここ一帯にいる官軍への示威行為か何かかしら?」

 

桂花「おそらくそう思われます。そうすることで数を多く見せようとしているのです。まったく無   能のやつらのやりそうなことね」

 

華琳「そういうことだし、私の領地でないにしろ許しはしないわ。だから、春蘭とアリサで言って   もらいたいのだけどいいかしら」

 

春蘭「はっ!」

 

「じゃあ、行ってくるね」

 

その後再び出した斥候の報告によると、村を襲っている賊相手に一人で立ち向かっている少女がいるらしい

 

春蘭「何!そうならこうはしてられん!」

 

「ちょっと春蘭待って、ってもういないし。しょうがないなー、誰か!」

 

兵「はっ!」

 

「逃げた賊を追ってもらえるかしら」

 

兵「承知しました」

 

「わたしも行くかな」

 

少女は大人顔負けの怪力で鉄球の剣玉(?)を振り回して戦っていた

 

しかし、大人数にたった一人だったのでしだいに追い込まれてた

 

そこに、春蘭が飛び込んで次々になぎ倒していくと何人かが逃げて行った

 

春蘭「待てー!」

 

「はーい、そこまでよ」

 

春蘭「アリサ、どうして止めるんだ」

 

「逃げた賊を追わせて敵の拠点を見つけようとしてるんだから」

 

春蘭「いつの間にそんなこと」

 

「あなたが一人で突っ走って行った後よ。ところでその子は?」

 

???「ボクは許緒って言います。あの、助けてくれてありがとうございます」

 

「いいのよ、この人に任せておけば賊なんて充分だから」

 

春蘭「ちょっと待てっ!それだとおまえが何もしないだろ!」

 

「あら、気づいちゃった?」

 

春蘭「当たり前だ!おまえ私をなんだと思ってる!」

 

「猪」

 

春蘭「即答で何を言う!」

 

そんなやり取りを少女は腹を抱えて笑っていた

 

しばらくすると華琳たちが追いついた

 

そこで、ちょっとした騒ぎがあったが、許緒も賊の討伐に加わることになった

 

許緒の真名は季衣というらしいそれと、陳留の刺史の曹操は民のことをよく考えてくれるいい刺史だとエン州全土に広まっているらしい

 

そうしていると、さっき放った斥候が戻ってきた。血だらけで

 

春蘭「おい!どうした!」

 

斥候「に・・にげ・・・て・・・くだ・・さ・い・・・」

 

春蘭「おっ、おいっ!」

 

返事がないただの屍のようだ

 

 

その頃――――

 

X「今だ!行け!お前たち!」

 

「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」」」

 

 

突然前方から賊たちが襲ってきた

 

華琳「なんですって」

 

春蘭「なんだと!」

 

秋蘭「何!?」

 

桂花「そんなこと」

 

季衣「うそ・・・」

 

その数は聞いていた3000という数をはるかに超していて見ただけでも1万はいた

 

「華琳っ!早く指示を!」

 

こちらの数は2000しかいない、早く指示を出さないとただでさえ5倍という数の敵を前にして下がっている士気がさらに下がってしまうからだ

 

華琳「わ、わかってるわ・・・」

 

「わかった。アタシは先に行くからあとから来て!」

 

春蘭「私も行くぞ!」

 

「ありがとう」

 

華琳「アリサ!?春蘭!?桂花、あの二人を援護するわよ!」

 

桂花「できません!この数だと華琳様を守るしか・・・」

 

華琳「くっ」

 

秋蘭「華琳様、あの二人なら大丈夫です。桂花、兵を500借りてくぞ!」

 

桂花「わかったわ。季衣!華琳様を守って」

 

季衣「了解!」

 

華琳「(頼むから、生きて帰ってきなさいよ)」

 

 

「春蘭!止まって」

 

春蘭「どうして」

 

「いいから!」

 

春蘭「ああ」

 

「使いたくなかったんだけど、使うしかないのね・・・滅!」

 

アリサは、目に見えない何かを構え

 

「解放!」

 

声が響いた途端に見えない何かから暴風が吹き荒れ始める

 

春蘭「これは?」

 

「下がっててね・・・・・・・・風龍裂波!!!」

 

ギュワァァァァァァァァァ

 

アリサが叫ぶと同時に吹き荒れていた風が賊に向かって地を削りながらまるで龍のように突き進んでいく

 

賊「な、なんだ!?グワァッ」

 

ギャァァァァァァァ

 

春蘭「す、すごい・・・・」

 

それしか言葉がなかった

 

風の龍は触れる者を切り裂き進んでいった

 

それが通ったところには何も残っていなかった

 

風が止むと賊の数は三分の二以下になっていた

 

「春蘭!いくわよ!」

 

アリサに振り向くと彼女の手には先ほどまで見えなかったものが握られていた

 

春蘭「アリサ、それは?」

 

「これはアタシの宝具の『滅』っていうの」

 

彼女の手にはまるで自分の主である華琳が使っている『絶』にそっくりだが違う物があった

 

決定的に違うのは彼女の『滅』は雪のように純白なのだ

 

春蘭「華琳様と同じ鎌・・・」

 

「華琳も鎌なの?もしかして・・・、まあいいわ、春蘭行くわよ!」

 

春蘭「おう!!!」

 

賊たちは先ほどの攻撃で戦意を失われた者もいたが立ち向かってきた

 

「人が努力したものを、愛した人を好き勝手に奪っていくお前たちをアタシは絶対に許さない!」

 

春蘭「死にたいものだけかかってこい!」

 

「「ハァァァァァァ!」」

 

賊は二人の猛攻で次々に肉塊に変わっていく

 

アリサの『滅』は、その名のとおりに切ったところを消し去ってしまうアビリティがある

 

それは、神経すら消し去ってしまうので切られた者は切られたことすら分からずに死んでいく

 

後に残るのは雪山のような、冷たい静寂しか残らない

 

一方、春蘭は驚いていた

 

それは自分の武器にである

 

自分が『七星餓狼』を振るうたびに六つの斬撃が飛び出していくからだ

 

それに斬撃は刃からでなく、春蘭の周りから

 

まるで、狼の群れのように飛び出していく

 

春蘭「アリサっ!これは何だ!」

 

敵を切りながら話しかける

 

「もう使えてるの!?それは、『バレッゼーヴィエーネ(斬撃の舞)』よ」

 

賊の首を飛ばしながら言う

 

春蘭「勝手に出てくるだけだ!」

 

「それは、アナタが氣を送ると出るのよ。どう送るかによって斬撃も変わるわ」

 

「たとえば、強く一つにしたり、鋭くしたりとね。試してみるといいわよ」

 

春蘭「なら、これならどうだ!」

 

鋭く大きく辺りの敵を斬り倒すように氣を送ると

 

ウォォォォォォオオオオオオン

 

狼の遠吠えのような音とともに

 

先ほどよりも鋭い斬撃が狼のように

 

辺りの賊の急所を狙って飛んでいく

 

あたりに響くのは賊の叫び声のみ

 

その頃――――

 

秋蘭「くっ、矢も底をついた。こちらの兵の数は・・・ざっと300か。あれを使うしかないな」

 

そう言って、アリサに貰ったものを自分の『餓狼爪』に取り付け氣を送ると

 

ねじれた剣のようなものが現れた

 

秋蘭「っ!?なんだ!まあいい、いくぞ!」

 

前方から迫る敵の集団めがけて放つ

 

ギュォォォォン

 

風を引き裂きながら飛んでいき

 

ッ!!!

 

ゴゥゥゥゥウウウウン

 

爆発した

 

この時代に爆薬なんかないので目の前で起こったことに誰もが目を丸くしていた

 

秋蘭「すごい・・・」

 

桂花「なんなの?いったい?」

 

季衣「うへぇ~」

 

華琳「どういうこと?」

 

すると賊は、さっきのがまたきてもいいように、まとまらずに縦列になって攻めてきた

 

秋蘭「次!」

 

今度は、縦に並んだ敵を倒せるものと思いながら氣を込めると

 

さっきとは違い刃が辺りを切り裂こうとしているような剣が出てきた

 

秋蘭「これは?まあいいか、ハァッ!!」

 

思いきり引絞って放つと

 

ギャウィィィィィィィィン

 

周囲を切り裂く風を纏い飛んでいく

 

その巻き起こされた凶悪な風に賊たちは引き裂かれていった

 

秋蘭たちの前にいた1000の賊は、秋蘭の放ったたった二射で全滅した

 

秋蘭「ここまですごいと・・・は・・」

 

華琳「秋蘭!?」

 

いきなり倒れた秋蘭に駆け付ける

 

秋蘭「すみません・・・氣を使いすぎたようです」

 

華琳「はぁ、良かった。いいわよ、賊たちも討伐できたから休んで」

 

秋蘭「ありが・・・とうござい・・ます」

 

その頃――――

 

「あと1500か、春蘭次で決めちゃいましょ!アタシの後ろをお願い!」

 

春蘭「わかった!ハァァァァァアアアアア!」

 

今までで一番大きくて鋭い氣を込め

 

春蘭「くらえー!狼牙天揺斬!!!」

 

天を揺るがすように狂暴だけどカッコイイと思ってしまう斬撃が飛び出し

 

賊を切り裂いていった

 

「かっこいい名前ね。アタシも負けてられないわね!いくわよ滅!!」

 

春蘭が今の全力で倒したのが500、ということは1000倒さないといけないということ

 

アリサは氣も込めるが魔力をもこめ

 

「The white god of death lets all freeze and erases all.」

 

「I will lead a soul instead if so.」

 

「ホワイト・デス・レクイエム!!!(白い死神の鎮魂曲)」

 

アリサが呪文を読み上げ発動すると

 

賊だったものがバッサリと切り落とされた

 

巨大な白い死神に

 

魂ごと

 

そして、切られたところから凍りついていき砕けた

 

そう春蘭には見えたのだった

 

どうでしたか?

 

なかなか戦闘は書きにくいです・・・

 

なのでおかしなところがあったら教えてください

 

 

次回~舞龍伝~第七章

 

華琳たちを罠にはめたのはいったい誰が?

 

アリサが使っている武器はなんと華琳の武器との接点が!

 

お楽しみに~


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
28
2

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択