No.84861

真・恋姫†無双~舞龍伝~第五章

cielo spadaさん

今回から二人目の御使い√始まります
二人目も頌明同様、多少チートぎみかもしれませんがあしからず
下手だと思いますが、頑張っていきます
第五章始ります!

2009-07-16 23:31:43 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:3222   閲覧ユーザー数:2614

――――ある日の午後――――

 

「あら、流れ星だわ・・・不吉ね」

 

「??様、出立の準備ができました」

 

「ちょうどいい時に来たわね??、??を呼んできて」

 

「はっ!」

 

「(管輅が言っていたものかしら?)」

 

「??様、何用でございますか?」

 

「??、??、さっき流れ星が流れたのを見たかしら?」

 

「流れ星、ですか?こんな昼間に」

 

「あまり吉兆とは思えませんね。出立を伸ばしましょうか?」

 

「吉と取るか凶と取るかは己次第でしょう?予定通り出立するわ」

 

「「御意っ!」」

 

「総員騎乗!騎乗!」

 

「無知な悪党どもに取られた貴重な遺産を取り戻すわよ・・・・総員出撃!」

 

 

――――陳留郊外――――

 

「アニキ、こいつどうしやすか?」

 

「へへっ、どうもこうもいい娘じゃねえか連れ去るに決まってんだろ!」

 

「アニキの後にほしいんだな」

 

「おいデク!おまえの前に俺だろ!」

 

「バカかおめぇら!こんな上玉俺一人のもんに決まってんだろ」

 

「ええっ、そんな」

 

「がっかりなんだな」

 

「そんなことはどうでもいいから、さっさと連れてけ!」

 

「うっす」

 

「わかったんだな」

 

二人が少女に触れようとすると、

 

「下がれゲス共!気を失ってる者に手を出すとは・・・・その所行、言語道断!」

 

「なんだお前!」

 

「外道な貴様らに名乗る名などない!」

 

「なんだと、お前ら殺っちまえ!」

 

「目の前の相手の実力も測れぬとは・・・悪党ども!この正義の槍の前にひれ伏すがいい!」

 

「ぐへぇっ!」

 

「ぐわっなんだ・・・な」

 

少女の声が響いた途端に二人が吹っ飛んだ

 

「チビ!デク!」

 

「なんだ、なんだ?所詮は弱者をいたぶることしか出来ぬ三下か?」

 

「残るのは貴様だけだどうする?」

 

「おいっ、起きろ!」

 

二人を蹴って無理やり起こすと三人は一目散に逃げ出した

 

「逃がすかっ!」

 

―――半刻後

 

「やれやれ。すまん、逃げられた」

 

「お帰りなさい。・・・盗賊さんたち馬でも使ってたんですか?」

 

「うむ、同じ二本足ならまだしも、倍の数となるとな」

 

「まあ、この娘が救えただけでも十分ですよ~」

 

「この子どうしましょうか?稟ちゃん、星ちゃん?」

 

「どうしようと言われても、とりあえず起してみればよいのではありませんか?」

 

「そうですね~稟ちゃんの言うとおりに起こしましょうか~」

 

「では、風と稟は下がって、何が起こるか分からないのでな」

 

「はい~、なら星ちゃんにお任せしますね」

 

 

「(なんか、誰かが私を呼んでるみたい。白い光に包まれて、夢を見てたのに。まあ、夢も終わったし起きるかな)」

 

「おお、気がついたか!」

 

目が覚めると辺り一帯に広がる荒野とその向こうに連なる山脈、目の前にいる三人のコスプレした少女たち?

 

「?ここはどこ?それになにアンタたちコスプレなんかしちゃってるの?」

 

「こす、ぷ、れ?なんだそれは」

 

「風も聞いたことありませんね~」

 

「私もです」

 

「(どういうことなの?コスプレって言う言葉を知らない?それにあの槍を持った子相当やるわね)ねえ、風ちゃん?ここは・・・」

 

「ひへっ!」

 

「貴様・・・・っ!初対面の相手の真名を侮辱するか!」

 

「(いきなり名前を呼んだだけでなんで首に槍を突き付けられるわけ)えっ、あっ、sorry!

謝るから、その槍下ろして!それに真名って何よ~?」

 

「貴様、とぼける気「星ちゃん、いいですよ~」そうか」

 

「ただちょっと驚きましたね。いきなり真名を呼ぶなんて」

 

「(はぁ~、なんとか助かったみたい)ごめんなさい、その・・・真名?は呼ばないから、あなたたちの名前は?」

 

「そうですね。程立とよんでくださいー」

 

「今は戯志才と名乗っております」

 

「は?(程立?戯志才?まさかあの?)ここって中国?」

 

「星ちゃんそんな国近くにあるんですかー?」

 

「いや、知らんな。おぬしどこ出身だ?」

 

「日本の愛知県・・・だけど」

 

「にほん?そんな国聞いたことがありませんねー、稟ちゃんは?」

 

「ありませんね。南国のほうかもしれませんね」

 

「(は?何言っちゃってるのこの子たち。日本を知らない・・・・もしかして)あの~」

 

「なんですか?」

 

「今は漢の時代で、霊帝が納めてますか?」

 

「そうだが・・・・それがどうかしたか?」

 

「えっ、ええええええええぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!」

 

「なっ、なんですかいきなり」

 

「(やばいやばい、これってタイムスリップしたってこと?落ち着くのよワタシ)「あっ」ん?」

 

「では、失礼します」

 

「ではでは~」

 

「えっ、ちょっと」

 

「後のことは陳留の刺史に聞くといい、それでは!」

 

振り向くと映画で見たような軍隊が・・・・

 

「(軍隊!?このままだととっさに行動できないわね、なら宝具出しておきましょうか)滅!」

 

 

そして、あっと言う間に完全に包囲されてしまった。

 

しかも、槍を向けられている

 

そんな中、ここから少し離れたところに二人の女性を脇に置いている少女がいた

 

「(あの、金髪ツインドリルの子が一番偉いんでしょうね)」

 

その少女が二人を連れ少し近づいてきて

 

「あなた、今とんでもなく失礼なこと考えていたでしょう?」

 

「さあ、どうでしょうね・・・・お譲ちゃん」

 

バッ!

 

一斉に構えていた槍を突きつけられた

 

「貴様っ!華琳様に向かってなんてことをっ!」

 

長い黒髪をオールバックにしている子がずっと放っている殺気をさらに強くして言う

 

「春蘭!」

 

「そうよ、部下を統括できないってことを教えるもんよ。あなた」

 

わざと嫌味を含ませてみる

 

「あなた、私に喧嘩売っているの?」

 

「それはこちらのセリフよ!出会ってそうそう槍を突き付けられて、あなたが先に売ってきたのでしょう!」

 

そう言うと、腕を軽く振ると

 

ザシャッ

 

「「「「ぐわぁっ」」」」

 

次の瞬間には、周りを囲っていた兵がみな手を切られ槍を落とす

 

「っ!華琳様!お下がりください!」

 

「あの娘なにをしたの!?」

 

「貴様ー!華琳様の兵に手を出すとは!許さんぞっ!」

 

一瞬の出来事に手を切られた兵すらも固まったが、一人怒りをあらわにして突っ込んでくる

 

隙だらけに見える少女に大剣を振り下ろすが

 

ガキィン

 

手に何も持っていないように見えたが少女はその一撃を見えない何かで受ける

 

「何っ!?貴様妖術使いか!」

 

「そんなわけないでしょ!アタシを倒せたら教えてもいいわよ♪」

 

「くっ、なめるなー!」

 

ブゥオンッ、ブン、ヒュッ、ブオンッ

 

ガキンッ、ガッ、キィン、ガキャンッ

 

「はぁぁぁぁぁぁっ!」

 

怒涛の連撃を繰り出すが、すべて防がれてしまう

 

「くっ!」

 

「もう終り?ならこちらからいくわよ。Are you ready?」

 

「あ、あーゆー・・・なっ!」

 

ヒュンッ、ヒャッ、ブゥォンッ

 

・・ガッ・・・ガキィィィンッ

 

ザクッ

 

黒髪の少女の大剣が吹っ飛んでいった

 

「It is the end in this.」

 

見えない何かを突き付ける

 

「くそっ!(なんだあの攻撃、あいつが振ってすぐにじゃなく間をおいてからきた)」

 

部下に守られながら見ていた。

 

自分の軍の中で一番強い彼女が負けるわけないと思っていた

 

けど、いとも簡単に負けてしまった

 

相手が何を使ってるかもわからないなんて、そんなこと今までなかった

 

隣にいた彼女も同じことを考えていたに違いない

 

顔面は蒼白で、唖然としていた

 

相手の娘が手を振り上げる

 

声を出したいのに声が出ない

 

あの子には死んでほしくない

 

死なないで、死なないで死なないで死なないでっ!!

 

「・・やっ・・・やめ・・・・」

 

「はい、おしまいね!」

 

そう言ってうつむいてる彼女にあの娘はでこピンをした

 

べちんっ

 

「い、イタッ!」

 

あまりのことに誰も口を開けない

 

打ち負けた子以外は

 

「ずるいぞ!なんだお前の使ってる武器は!」

 

「え~別にずるくないわよ。ただ見えないだけじゃない!アタシだって使いにくいんだから!」

 

「ならなんで使うんだ?」

 

「そりゃ相手の反応が面白いからに決まってんじゃない!」

 

「そ、そんな理由でか?」

 

「そうだよ、悪い?」

 

「「あはははははっ!」」

 

お互い見合って笑った

 

「あははっ面白、って忘れてた。ねえねえ貴方のお名前は?」

 

「私は夏候元譲、真名を春蘭という」

 

「えっ、いいのその真名って大切じゃないの?」

 

「当たり前だ!お前は私を倒したんだから」

 

「そう、ならありがたく頂くわ、アタシはアリサ・クレイン・フェミルナよ」

 

「あり・・くーれん・・・ふぅえーる?」

 

「アリサでいいわ」

 

「ありーさ?」

 

「違うア・リ・サよ」

 

「アリサか?」

 

「そうよ、それでなんだけど、あなたの主人さんにお話がしたいんだけど・・・」

 

チラッと少女の方を見ると

 

「(はぅ、目が、目が合った。どうしようこっち見てる・・・)」

 

「・・・様!華琳様!」

 

「(はっ)なっ、何かしら」

 

「アリ…彼女が話をしたいと言っております」

 

「わかったわ、えーと「アリサでいいわ」そう、ならアリサ私の名は曹孟徳、真名は華琳よ」

 

「私は夏候妙才、真名は秋蘭と言います」

 

「いいのみんな?」

 

「ええ、私の春蘭を助けてくれたんですもの」

 

「私からも、姉者の命を取らないでいてくれてありがとう」

 

「ああ、あれね。だって最初から殺そうだなんて思っていなかったもの」

 

「アリサ、あなたにいくつか聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」

 

「Ya.」

 

「や、やあ?」

 

「いいわよってことよ」

 

「そう、ひとつめに貴女三人組の男を見なかった?」

 

「見た・・・かな?」

 

「どういうこと?」

 

「馬がいたらしくて逃げられちゃったのよ」

 

「秋蘭!何部隊か編成しなおして捜索に当たらせて頂戴!」

 

「御意!」

 

「二つ目に、貴女は天の御使いかしら?」

 

「華琳様!管輅などという占い師の言葉を信じるので?」

 

「春蘭、あなたアリサが天の御使いではないと?」

 

「いや、それは・・・」

 

「天の御使い?何それ?」

 

「管輅という占い師がいてこう言ったのよ。

 

空を裂き舞い降りる3つの流星、それぞれが天の力を使いこれから始まる乱世を治めるだろう

 

一人は天の力を、一人は龍の力を、そして最後の一人はその両方を使いこなせるようになるだろう

 

とまあこんな感じのことをね。そして流れ星が落ちたと思うところに貴女がいたのよ」

 

「ふ~んそうかぁ、ならアタシその天の御使いってのかもしれないわ」

 

「そうなの(ずいぶんあっさりと聞き入れるのね)最後に、あなた私に仕えない?」

 

「(う~ん悩むなぁ、仕えるとなると・・・あっ!そーうだ)

 

華琳ならこうしましょう?アタシは、魏の曹操の客将になるわ。それでいいでしょ」

 

「なっ!ふっ、いいでしょう(やはり天の御使いね)」

 

「魏?華琳様それはなんですか?」

 

「春蘭、秋蘭にはまだ言ってないけど、魏って言うのは私が治める国につけようと考えている名なのよ。だからね、アリサは私に挑戦してるのよ」

 

「なんでですか?」

 

「アリサはね、まだない国だけど仕えるって言ったのよ。あなたならできるでしょう?と言っているのよ。そうよね、アリサ」

 

「まだあるわよ。アタシは客将になるといったでしょ?客将ってことは、もし華琳が頼りなかったら、すぐにでも立ち去るってことよ。だから華琳はアタシが頼れるような王じゃないといけないっていう意味もあるんだけどね」

 

「(あんな短時間でここまで考えてたなんて、さすがだわ)」

 

「でも、手伝いはさせてもらうわよ。働かざる者食うべからずってね♪」

 

「あたりまえよ♪」

 

こうして華琳のもとについたアリサ

 

この選択がどう出るのか

 

乱世の火蓋はまだ落ちない!

 

 

 

なんだかややこしくなってしまいました。

 

他にはないようなものを書こうとするとどうしても・・・

 

ナンバーワンじゃなくてオンリーワン?

 

おかしいところがあったら教えてください

 

でわでわ~次回第六章

 

三人目の御使い出せるかな?

 

お楽しみに~


 
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