No.838378 英雄伝説~焔の軌跡~ リメイク 改訂版soranoさん 2016-03-21 00:17:20 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:924 閲覧ユーザー数:865 |
~空中庭園~
「さあ、お眠りなさい……」
ルシオラは自分に向かってくるルークを眠らせる為に鈴の音を鳴らして敵を眠らせるクラフト―――幻術・夢見の鈴音を発動してルークを眠らせようとした。
「効くかよ!雷神剣!!」
「っ!?」
しかし全状態異常から身を守る遊撃士協会が高ランクの遊撃士達のみに授けているアクセサリー―――”グラールロケット”を身に着けているルークには効かず、ルークは突きをルシオラに命中させると同時に雷を落とした。
「連撃、受けな!斬魔飛影斬!!」
「ひぅっ!?」
続けてルークは闇をも切り裂く一撃を連続でルシオラに叩き込みながらルシオラの頭上へと跳躍し
「大雪斬!!」
そのまま闘気を纏わせた剣をルシオラ目がけて振り下ろした!
「!!おさがりなさい……!」
上空からの強襲に対してルシオラは後ろに跳躍して回避した後火炎を纏った鉄扇をルークに投擲し
「っと………!」
投擲された鉄扇をルークは剣で次々と防いだ。
「ふふっ、素敵でしょう?」
「!チッ、分け身か……!」
クラフト―――影分身によって分け身を2体作ったルシオラは分け身達と共にルークを包囲し
「ふふふっ……」
分け身達と共に口から火炎を放つクラフト―――風魔火炎をルークに放った!
「粋護陣!!」
一方ルークは全身に闘気の結界を展開して全方位から来た火炎を防ぎ
「駆けろ、地の牙!魔王地顎陣!!
「ひぅっ!?」
火炎を防いだ後剣を地面に叩き付けて地割れを起こして広範囲の溶岩を噴出させて自分の周囲にいるルシオラを分け身達ごと攻撃し、ダメージを受けた事によって分け身達を維持する集中力が途切れたルシオラの分け身達は消えた。
「そこかっ!弧影斬!空破!絶風撃!!」
「っ!?」
分け身達が消えた事で本物のルシオラの位置を把握したルークは斬撃波を解き放つ技から一気に敵に詰め寄る技へと繋げてルシオラにダメージを与え続け
「砕け散れ!絶破烈氷撃!!」
「ひうっ!?」
更に前方に突き出した拳に氷塊を作り、それを砕いてルシオラに追撃すると共にふっ飛ばした。
「剛魔神拳!!」
ルシオラをふっ飛ばしたルークは攻撃の手を休めないかのように衝撃波をルシオラに命中させ
「秘技―――裏疾風!斬!!」
続けて電光石火の速さで斬撃を叩き込んだ後ルシオラの背後から凄まじい斬撃波を放った!
「っ!幻惑の鈴よ見せておやりなさい………」
最後に放たれた斬撃波を鈴の音を鳴らしてその場から消えて回避したルシオラは再び鈴の音を鳴らした。すると鈴の音によって幻術にかかったルークの目の前には巨大化したルシオラがいた。
「なっ!?まさかこれが幻術って奴か……!?」
「奥義・火炎地獄……さあ燃え尽きなさい!!」
そしていきなりの出来事に驚いているルークに巨大化したルシオラは炎を吐いたが
「させるかよ!うおおおおおお―――――っ!レイディアント………」
すぐに我に返ったルークは”超振動”の力を解放して自分の周囲に衝撃波を発生させて炎から自分の身を守り
「ハウルッ!!」
「キャアッ!?」
最後に溜め込んだ超振動の光を解放し、その光によって吐いていた炎が飲み込まれると共に余波を受けたルシオラはダメージを受け、元の大きさに戻った。
「これで決めてやる!全てを緋色に包む閃火の一刀!うおおおおおおおっ!!」
その隙を逃さないかのようにルークは闘気によって発生した凄まじい炎を剣に纏わせてルシオラに詰め寄って滅多斬りを叩き込み
「絶――――緋凰剣―――ッ!!」
最後に跳躍して炎を纏った剣を振るって巨大な鳳凰をルシオラに解き放った!解き放たれた鳳凰はルシオラに突撃するとドーム型の炎の大爆発を起こした!
「キャアアアアアアアア――――ッ!?迂闊ね……」
ルークの絶技にしてSクラフト―――終ノ太刀・緋凰を受けた事によってついに耐えきれなくなったルシオラは戦闘不能になり、地面に跪いた!
「こんなのはどうかな?」
自分に向かってきたリオンにブルブランはクラフト―――マジックナイフを放ち
「臥竜閃!!」
襲い掛かって来た無数の短剣をリオンは跳躍して剣を一閃して撃ち落とした。
「幻影刃!まだだっ!!」
「はっ!?」
そして地上に着地した瞬間目にも止まらぬ速さでブルブランに斬撃を叩き込み
「魔神剣・双牙!!」
続けて衝撃波をブルブランに放った。
「!それっ!!」
襲い掛かる二つの衝撃波を側面に跳躍して回避したブルブランはカードをリオンに投擲し
「下らん!」
(坊ちゃん、準備はできました!」
「喰らえ―――エアプレッシャー!!」
「な―――まさかこれは魔法(アーツ)……しかもこのアーツは……!?グゥゥゥゥッ!?」
リオンは投擲されたカードを剣で切り捨てた後昌術でブルブランの動きを封じ込めた後ブルブランに一気に詰め寄って攻撃を仕掛けた。
「爪竜連牙斬!月閃光!まだだっ!粉塵裂破衝!!」
「っ!?」
凄まじい速さで次から次へと技を連携させてブルブランに次々とダメージを与えたリオンは剣と短剣に暗黒の炎を纏わせてブルブラン目がけて放った!
「塵も残さん!奥義――――浄破滅焼闇!!」
「!!」
リオンの奥義をブルブランは間一髪後ろに跳躍して回避した。
「フフ、なるほど。謎の魔法(アーツ)を使う黒髪の剣士……と言う事が君がボースでレーヴェを破った剣士か。」
「フン、それがどうした。貴様らの中で最も腕が立つあの銀髪の剣士を破ったこの僕が相手だとわかり、臆したか?」
ブルブランの言葉を聞いたリオンは鼻を鳴らして嘲笑した。
「まさか。むしろ最後の関門を超えるのが難しい程、その関門の先に待つ宝石の価値は高まるというもの!”怪盗紳士”の名にかけて、必ずリベールの希望を盗み出してくれよう!」
「そんな仮面で顔を隠した怪しい奴がこの僕に勝てると思ったのが間違いである事をその身に刻み込んでやる!」
(あの~……仮面の件については坊ちゃんも人の事を言えないと思うのですが……)
ブルブランの叫びに対して答えたリオンにシャルティエは苦笑しながら指摘した。
「逃げ場はないぞ………!」
そしてブルブランは広範囲に赤い光を降り注がせて敵にダメージを与えるクラフト―――奇術・アカシックレインを放ち
「させるか!」
リオンは全身に闘気の結界を展開して上空から襲い掛かる赤い光を防いでいた。
「君にふさわしい最期を贈ろう……」
その時ブルブランはSクラフトを発動してリオンを棺桶に閉じ込めたが
「下らん!」
リオンは剣で一瞬で棺桶の蓋を斬り裂いて棺桶から脱出し
「さあ、美しく散るがいい!!」
「散るのは貴様の方だ――――デモンズランス・ゼロ!!」
ブルブランが投擲した剣を跳躍して回避すると共に昌術によって発生した暗黒の魔槍をブルブランに放った!
「な――――グアッ!?」
暗黒の魔槍に命中したブルブランは地面に叩き落され、そこにリオンが一気に詰め寄って技を連携させた!
「空襲剣!崩龍斬光剣!」
「っ!?」
空中を翔けてブルブランにZ字の斬撃を叩き込んだリオンはすぐに態勢を戻してブルブランに目にも止まらぬ速さの連続突きを繰り出した!
「見切れるか! 喰らえ! 翔破裂光閃!!」
「グアアアアアア―――――ッ!?う、美しい………」
そしてリオンの奥義を見切れる程の接近戦の心得がないブルブランではリオンの奥義は見切れず、白を基調とした自身の衣装やマントをリオンの奥義を受けた事によって出血した自身の血で真っ赤に染めて地面に跪き
「貴様に見切れる筋もない!」
奥義を放ち終えたリオンはもはやブルブランに興味はないかのようにブルブランに背中を向けた。
「せいやぁーっ!!」
「シェルスロー!!」
ヴァルターに向かったソフィは自分に襲い掛かって来た足技によって発生した衝撃波を跳躍して回避すると同時にヴァルターの頭上から光子の無数の短剣を投擲した。
「!こおぉぉぉぉっ……」
頭上から降り注ぐ短剣を回避したヴァルターはその場で力を溜めた後着地したソフィに一瞬に詰め寄って強烈な一撃を放った。
「ふん!」
「双撞掌底破!!」
対するソフィは両手に溜めこんだ気を放ってヴァルターが放った零距離の攻撃―――ゼロ・インパクトを相殺し
「双月!旋幻舞!烈孔斬滅!!」
そのまま格闘技を連携してヴァルターに攻撃した。
「クカカ……!思った通り、格闘も中々やるじゃねぇか………!」
ソフィが次から次へと繰り出す格闘技をヴァルターは楽しむかのように次々とソフィの技を防いだ後反撃をした。
「そら、そらぁ!」
「させない!」
ヴァルターの拳と蹴りによる連携技をソフィはそれぞれ自身の武器でガードし
「オラオラァッ!」
「ユベルティ!!」
拳の連打によって衝撃波を生み出すヴァルターの連続攻撃―――ソニックシュートに対しては両足を両剣のように回転させて相殺した。
「クク、いいねぇ!フンッ!!」
繰り出した自身の技を全て防いだソフィに対して戦闘意欲が高まったヴァルターは一旦ソフィから距離を取って拳から闘気の球体をソフィに放った。
「スカラーガンナー!!」
襲い掛かる闘気の球体をソフィは光子を砲撃して相殺し
「カタストロフィ!!」
「うぉっ!?」
自身を光子と化し超高速で強襲してヴァルターにダメージを与え
「光よ、集え!!」
「あぁっ!?」
「マークリバース!!」
続けて全身から光子のレーザー放って追撃した後光子のブーメランを投擲した。
「!!クク……おい、ガキ。テメェ、まさかとは思うが”劫炎”のような”異能”を持っているのか?」
光子のブーメランを回避したヴァルターはソフィが放った謎の攻撃―――自らの体内から光子を発生させて攻撃するクラフトが自身が知る”結社”のある”執行者”の戦い方と似ている事に気づく、凶悪な笑みを浮かべてソフィに問いかけた。
「………”異能”かどうかは知らないけど、これが私の”力”。――――ただそれだけ。アストラルベルト!!」
ヴァルターの問いかけに静かな表情で答えたソフィはヴァルターに詰め寄って剣に変化させた光子で居合い斬りを放った!
「!クク、いいねぇ!?テメェとの殺り合いにはとことん楽しませてもらうぜ!」
そしてソフィの居合い斬りを後ろに跳躍して回避したヴァルターが凶悪な笑みを浮かべて声を上げたその時!
「――――私は貴方のように戦いを楽しむような趣味はないし、貴方と決着を付けるのはジン。ジンの為にも私は貴方を殺すつもりはない。だけど、私の友達を守る為にもそろそろ勝負を決めさせてもらう。―――解放します!穿て裂閃!無限の拳閃!蒼空を駆けよ!」
「な、何だこの速さは……グアアアアアア――――ッ!?」
ソフィは無数の光子を放つと同時に自身も光子となって超高速でヴァルターに怒涛の攻撃を叩き込み始め、ソフィの姿すら捉えられないヴァルターは為す術もなくソフィの攻撃を受け続け
「ゼロ・ディゾルヴァー!!」
「ガアアアアアアアアアアアアッ!?ガハッ!?クソが……」
最後に強烈なアッパーで上空へと打ち上げられた後地面に叩き付けられたヴァルターは戦闘不能になった!
「クスクス、死んじゃえ!」
「伍の型―――残月!!」
クラフト―――クレセントエッジで襲い掛かって来たユウナを抜刀の構えで待ち構えていたレンは襲い掛かる大鎌を身体を僅かにずらして回避した後素早く二振りの小太刀を抜いてユウナに攻撃した。
「うふふ、甘いわよ♪」
「甘いのはそっちよ♪四の型・改―――紅葉散華!!」
「キャッ!?」
自身の反撃をユウナが大鎌で防ぐとすぐに再び双剣を鞘に収めたレンはユウナの背後へと駆け抜けて抜刀してユウナを中心に鎌鼬を発生してユウナにダメージを与えた。
「空破――――絶掌撃!!」
「!!うふふ、これでも喰らえ!」
自身の背後に回った後一瞬で詰め寄って来たレンの剣技を側面に跳躍して回避したユウナは大鎌をレン目がけて投擲した。
「えいッ!鳳凰天駆!!」
襲い掛かる大鎌をレンは跳躍して回避した後そのまま双剣をクロスさせて全身に闘気の鳳凰を纏ってユウナ目がけて突撃した。
「!斬り裂いちゃえ!!」
レンの攻撃を側面に跳躍して回避したユウナは大鎌を振るって鎌鼬を放つクラフト―――ゲイルエッジをレンに放った。
「二の型・改―――双波洸破斬!!」
対するレンは神速の抜刀で放った鋭い衝撃波で襲い掛かる鎌鼬を相殺し
「二の型・改―――裏疾風!双牙!!」
「いたっ!?」
続けて電光石火の速さでユウナに斬撃を叩き込んだ後二振りの小太刀から二つの斬撃波を放って追撃した。
「魔神剣・双牙!!」
「!!」
「二の型・改―――疾風追連!!」
「キャッ!?」
更にレンは双剣を振るって発生した衝撃波をユウナに回避させた後、回避した瞬間を狙って電光石火の速さで斬撃を叩き込んでユウナのダメージを重ねた。
「うふふ、どうしたの、ユウナ?レンの予想より歯ごたえがないけど、まさかそれが貴女の本気なのかしら?それとも元おねえちゃんのレンと戦いたくなくないって気持ちがあって、手を抜いているのかしら?」
「……っ……!ふざけないで!これで殺してあげる……っ!」
レンの挑発に対して唇を噛みしめたユウナは声を上げた後全身に膨大な殺気を溜め込み
「クスクス、だったらレンは元おねえちゃんとして、犯罪者にまで成り下がった元妹にこれでとっておきのお仕置きをしてあげるわ♪―――その身に刻み込みなさい、滅びの太刀を!」
対するレンは大技の構えをした。
「ユ・ラナンデス!!」
そして殺気を溜め込んだユウナが突撃して大鎌を振るったその時!
「ハァァァァァ……!」
レンは全身に膨大な闘気を纏って跳躍してユウナのSクラフトを回避した後地上に突撃した!
「絶―――――黒皇剣――――ッ!!」
レンが地上に突撃して二振りの小太刀を地面に叩き付けると、レンを中心に風のエネルギーが爆発すると共に無数の鎌鼬がユウナを襲った!
「え――――キャアアアァァァッ!?そ、そんな………」
”八葉一刀流”の”二の型”を皆伝した者達のみが扱える絶技―――終ノ太刀・黒皇によって大ダメージを受けて戦闘不能になったユウナは信じられない表情で地面に跪いた!
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第83話