No.753512

艦隊 真・恋姫無双 25話目

いたさん

恋姫達が……少しずつ増えていきます。 1/25 フタマルマルマル……修正しました。

2015-01-24 23:47:20 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1842   閲覧ユーザー数:1599

【 恋姫達の戸惑い の件 】

 

〖 冀州 南皮 城内の一室 にて〗

 

《 益州の戦いより……一週間経過 》

 

月に淡い光に照らされる一室の中、一人の将が佇んでいた。 

 

??「────これは!?」

 

兵「…………………」

 

蝋燭の灯りが……手に持つ竹簡を照らして……将に驚愕の事実を伝える。

 

その前方には、鎧甲を着用した者が、黙して片膝を付き……将なる者より返事を貰うのを……待っていた。

 

??「───『天の御遣い』!? 益州に送った者からの報告は、そう記載してあるわね? その事の真偽は、既に確認してあるの!?」

 

兵「────はっ!」

 

??「………分かったわ! 下がりなさい!! 袁紹様には、私から報告しておくから!!」

 

兵「──ははっ! では、失礼を!!」ガチャ! 

 

兵は勢いよく立ち上がり──持ち場へと戻っていった。

 

将は……もう一度……竹簡に目を落とす。 

 

ーーー★

 

『天の御遣い現れし、大将軍何進と共闘し、圧倒的武力で益州州牧を討ち破る! 大将軍と共に、洛陽へ上がる可能性あり!』

 

ーーー★

 

竹簡をユックリと纏めると……持っていた手に力が入った。

 

??「…………………一刀!」

 

将の目から………涙が零れ落ちて、竹簡を濡らす。

 

??「私も……準備して華琳様の御前に向かわないと……!」

 

そして、窓の外で───浮かぶ月を見て………ある決断を固めるのであった。

 

 

★☆☆

 

《 揚州 丹揚郡 建業 》

 

思春「───冥琳様! 只今、戻りましたッ!!」

 

冥琳「───思春か!? 任務、ご苦労!! ───誰かあるッ! 蓮華様を私の部屋へと、お連れするのだッ! 至急な御用であるからな!!」

 

兵「─────御意!」タッ!

 

思春「………冥琳様。 今回の件……何と申せばいいか………」

 

冥琳「報告は……蓮華様が来られ時で良かろう。 まぁ……思春の顔を見れば……自ずから分かるがな?」フフフッ!

 

思春「──────!?」

 

────────バタンッ!!

 

蓮華「冥琳ッ! 火急の用って聞いて急いで来たけど──何か問題でも……し、思春ッ!?」

 

思春「───蓮華様! 只今……任務より戻りました!」

 

蓮華「──思春!! 良かったわ! 無事だったのねッ!? 益州で大規模な戦乱が勃発したって、報告受けていたから心配していたのよッ!!」

 

思春「…………御心配お掛けして……申し訳ありません!」

 

蓮華「うぅん! 思春が無事であれば……それで良いわ!! ………で、早速だけど………どうだったの? 益州の地に……一刀は? 一刀は居たの!?」

 

冥琳「それと……その争乱の原因、結果も聞きたい。 思春の事だ……! その件も詳細に調査していたため、遅くなったのだろう?」

 

思春「はっ! その通りです……。 今回の件ですが……一言で申し上げれると……『天の御遣いの粛清』と云えるでしょう! 正確には『天の御遣い 北郷一刀』率いる部下達による……無血の益州征伐戦です!!」

 

『─────────!?!?』

 

 

★★☆

 

《 兗州 陳留郡 陳留 》

 

秋蘭「────華琳様!」

 

華琳「────あらっ? 秋蘭、どうかしたの?」

 

秋蘭「益州に向かった間者からの報告が、たった今………!」

 

華琳「─────! 直ぐに見せなさいッ!!」

 

秋蘭「───はっ! 此方です!!」

 

華琳「…………? ───ッ!!! 秋蘭、急いでコレを見て……感想を聴かせて頂戴ッ!」

 

秋蘭「───失礼します。 ……………? ??? !? か、華琳様!? こ、こんな事が………本当にあるのでしょうか!?」

 

華琳「……空を自由に飛び回り、攻撃を仕掛ける飛行物! 巨大な筒より、遠方への広範囲な破壊! こんな事………私達の技術や文化を持ってしても、再現する事も、活用する事さえも……無理な話だわ………!!」

 

─────ザッ!

 

春蘭「……………どうしたのだ? 秋蘭! それに……か、華琳様も!? 二人共───顔が真っ青ではないか? どうした? 何か悪い物でも食べたのかッ!?」

 

華琳「………変な心配しなくても、大丈夫よ。 そんな事より丁度いいわ! 春蘭、コレを見て……貴女も意見があったら遠慮なく仰いなさい!!」

 

秋蘭「………………」

 

春蘭「はっ! では……失礼して。 ………………! か、華琳様! 秋蘭!! こ……これはぁ────あああッ!?!?」

 

秋蘭「姉者……見た事も聞いた事も無いと云う、普遍的な驚きは……分かりきっているから、別に要らないぞ?」

 

春蘭「な、なんだぁそれはぁッ!? い、いや……そんな事より、こ、これは……『北郷』ではないか!? 華琳様! 秋蘭! これは……『北郷』! 『北郷一刀』ですよ!! 私達の傍より消えた『天の御遣い』です!!」

 

華琳「………どこかで聞いたような名前だけど……秋蘭は……覚えている?」

 

秋蘭「私の記憶には……聞いた事が無いとしか?」

 

春蘭「二人共どうしたぁあああッ!? あの北郷一刀だぞぉおおおッ!? 私達と出会い、共に大陸を統一して……そ、それに……あ、あああ……愛!!」

 

華琳「あらっ? 春蘭の目に適った男が居るなんて……珍しいわね? 是非、紹介して貰って、有能なら臣下に取り立てないと!」

 

秋蘭「姉者~? 夢と現実をごちゃ混ぜにしては……いないだろうな? 私は兎も角、華琳様まで迷惑かけるのは……困るぞ!?」  

 

春蘭「そんなッ!? どうして──忘れているッ!? 一刀だぞ!? 北郷一刀!! 華琳様! 一刀を──お忘れになったのですかぁ──ッ!?」

 

華琳「そう言われても……ねぇ?」

 

秋蘭「姉者……ですから……!!」ハァー!

 

春蘭「うがぁあああぁ────ッ!!!」

 

 

★★★

 

《 涼州 漢陽郡 天水 》

 

詠「月ーッ!! お願いだから出て来てぇ───ッ!!」

 

月「詠ちゃんなんて……嫌いぃ──ッ!! 大嫌いッ!!!」

 

詠「だ、だからぁ!! 『ご主人様』って誰なのッ!?」

 

月「『ご主人様』は『ご主人様』なの! いくら……ご主人様を嫌いだったと云っても、忘れちゃう程嫌っちゃうなんて……酷いよ!! 酷いよぉおお!! ウワアァアアアアアアッ────ン!!!」

 

────★

─────★

 

霞「………どうやった?」

 

詠「ふぅ──ッ! 全然ダメ……! 聞く耳さえ持ってくれないわ……」

 

ーーー

 

詠は、霞の問いに応えつつ……溜め息を吐いた。

 

月が私室に閉じこもり……既に1ヶ月を経過する。 

 

無論……最低限の事をするために部屋から出るが……一番中の良かった詠には、無視し続けている。 

 

他の将軍達とも喋るが、口数が少ない。 まるで……自分の語る事を恐れているかのように…………。

 

ーーー

 

華雄「月様が頑固なのは昔からだ。 しかし……今回は、原因も分からないのか? 流石に……ここまで意固地になるなど……非常に珍しい!!」

 

詠「……数ヶ月前に見た……『流れ星』を見てからね? 『ご主人様! ご主人様が! 詠ちゃん! また、会えるんだよ! 会えるんだよ!!』と大喜びするから……『其奴は誰?』って言ったの……!」

 

華雄「それだけか? 『うん』………そうか。 ふむぅ……月様にとっては、大事な人物、しかも詠も懇意にしていたような口振りだが。 …………本当に知らないのか?」

 

詠「だからぁ───知らないって言ってるでしょう!! ボクは軍師兼文官だし、人を覚えるのも大事な仕事! 一度見れば、忘れる事なんかない!! 特に……月の気に掛かる奴を──忘れるボクだと思う!?!?」

 

華雄「─────納得した」

 

霞「……流れ星か。 そやな、天水の街でも何か……そないな話題で持ちきりやったで? 益州州牧の……え~と、その……ど忘れしてしもうたな……?」

 

華雄「………劉焉だ。 近辺の州牧ぐらい覚えておけ!」

 

霞「なんや……華雄に指摘されると……うちぃ……えらい惨めやな……」

 

華雄「お、教えてやったのに──何だ、その言い草はぁあああッ!?」

 

詠「はいはいっ!! 月の事は……しょうがないわ……! このままじゃ進展ないから、一旦保留にしましょう? それよりも──その益州の事で、幾つか相談したい事があるのよ! 今、恋達にも来て貰うよう頼んであるから……」

 

恋「……月、大丈夫……」

 

『──────!』

 

霞「恋ッ! 来てるなら……早よ言え『……ご主人様……必ず……会える』──へっ!?」

 

恋「………ご主人様……『北郷一刀』に……!」

 

霞「───誰や──?」

 

華雄「何も云うな……。 所詮……凡人の我々では分からんッ! もし……理解できるのなら……『ねね』だけかもしれん?」

 

ねね「れ、恋どのぉ────ッ!! お待ち下さい───ぃ!! まだ『へぼ主人』の事、皆に言うのは早いのですぅ───!!」

 

 

◆◇◆

 

【 白眉……仲間入り の件 】

 

〖 益州 成都 紫苑屋敷 にて 〗

 

あの後……益州は、一時的に漢王朝の直接支配となり、董扶が代理の州牧とし付き、成都城で政務を取り計らう事になった。

 

何進や鬼灯は、成都城に泊まり込み、董扶を助けながら報告を纏め、一刀からの返事を待つ日々を過ごす事になる。

 

一刀達は、劉焉達を成敗した後、成都城に入る予定だったが、董扶が州牧代理で住まう為、紫苑の屋敷へ再度世話になる事になった。

 

しかし、今度は漢中からの艦娘達が来ているので、流石に部屋が足りない!

 

どうしようと相談していたら、貂蝉が世話をしてくれる事になった。

 

ーーー

 

貂蝉『一刀ちゃん達がハチャメチャにした……あの部屋を改造して、緊急の時に多人数が宿泊できるように直したのよぉん! 入り口は、紫苑ちゃんの屋敷内に設置してあるから、安心してぇえええッ!!』

 

一刀『…………………申し訳ございません』

 

貂蝉『もぅ……いいのよぉん! 一刀ちゃんは、キチンとお願い聞いてくれたようだしぃいい? そうねぇ~もしぃい、どうしてもぉ謝罪したいのなら……私にキスしてくれるだけでぇ───』

 

一刀『別の働きで謝罪します! ホントッ勘弁して下さいッッ!!』

 

ーーー

 

そして………今。 

 

紫苑の屋敷にて───今後の動きを相談中である。

 

ただ……左慈と于吉の姿は……まだ見ない。

 

『空母水鬼』の場所を探ると云ったまま……連絡が取れない状態。

 

加賀達も、表面上は平気に見える。 

 

しかし、内面では……かなり……心配している……筈……である!!

 

 

★☆☆

 

 

一刀「あ、ありがとう……! 死ぬかと思ったよ…………」

 

港湾棲姫「礼ナラ……教エテクレタ……紫苑達ニモ言ッテ!!」

 

一刀「そうだね。 皆……助けてくれて、ありがとう!!」

 

一刀の言葉に、紫苑達は笑顔で応えた!

 

ーーー

 

長門「気持ちは……よぉく分かるが、随伴艦も用意も忘れるな! 提督の身体は人間なんだ! そう簡単に治す事はできん!」

 

金剛「……I am sorry(ごめんなさい)! 提督ぅ!!」

 

一刀「───分かった! もう二度とするんじゃないぞ!?」

 

金剛「さすが愛しの提督ぅデース!! Together forever(どこまでも一緒)ネ!! バアァァニングゥウウ────!」アウチッ!

 

長門「ま、待てぇ!! そこは認めん!! 提督の傍は、この私がぁ!!」

 

ーーー

 

天龍「ちょっと待ったぁ──ッ!! オレにも云える権利はある筈だ!!」

 

龍田「天龍ちゃんが主張するなら、私も~!!」

 

雷「───待ちなさいッ!! 司令官に頼られているのは私よ!!」

 

電「か、かか、一刀さんは……最初から私へ頼ってくれているんですから──ほ、他の艦の方には……遠慮して欲しいなのですぅううう!!」

 

貂蝉「あらぁ~ん? 付き合いの長さなら、私ぃの方が上よぉん! だからぁ───私ぃがぁあああッ!!」

 

港湾棲姫「チョッ!? 貴女ニハ……『ゴ主人様』ガ居ル……ハズ! 二股行為ハ……ダメ!! 一刀ヲ奪ウノハ……モット……ダメェエエエッ!!!」

 

瑞鶴「私も参戦する! 五航戦の意地を示すんだからぁ!!」

 

加賀「貴女達には任せられませんッ! 一航戦の誇りに懸けて───!」

 

赤城「さてぇ……一航戦赤城、提督を占拠しに抜錨します!!」

 

翔鶴「………提督! 不肖、この翔鶴! お傍に加わらせて頂きます!!」

 

島風「提督の一番は、しまかぜって決まってるのぉおおおッ!!」

 

ーーー

 

川内「夜戦に持ち込めば……この勝負イケるッ!!」

 

夕立「─────そんな事、許すと思ってる……ぽい?」

 

川内「───ま、まさか! この私が……背後を取られるとはッ!?」

 

ーーー

 

紫苑「……私達は………まだ後で?」

 

雛里「い、今……参戦しますと……私達が完全に敗北です! 只でさえ、あの神憑った戦には……到底かないませんのでッ!!」

 

朱里「餌に釣られ……多数の虎が挑みかれば、どうなるか分かりますよね!? そのまま共倒れになった時に、私達が接すれば……! 『群虎競食の計』です!!」

 

桔梗「なかなかにして『あざとく』なったな? 朱里に雛里よ?」

 

焔耶「しかし……あの北郷様が……倒れた者達を、そのままにして置くと思うか? 多分、お館と同じ付きっきりで……介抱されると思うのだが………?」

 

『──────ッ!?』

 

ーーー

 

この後……異様な盛り上がりを見せて……数時間……騒がしかった。

 

まぁ……原因は、何進──『空母水鬼』による………

 

一刀の『First Kiss』簒奪! 

 

────が、引き金である!!

 

 

 

★★☆

 

 

────バンッ!!

 

急に、扉が開いて白眉こと季常達が、挨拶に部屋を訪ねてきた。 

 

季常「───北郷様!! お祝い申し上げに参りまし……た───ッ!?」

 

しかし、開けた先は、まるで戦場の如く若き娘達が倒れていた。 

 

『……………………………………』

 

この……死屍累々の有り様を眺め、顔を見合わす馬兄妹!

 

幼常「……兄ちゃン、北郷の兄ちゃン達……何か……異様に顔が青いよ? またの機会にする?」

 

柊「おねんね……してる人も居るもんね……」

 

季常「そうだな。 皆さんと喜びを分かち合って、疲れてしまったかもしれん! そうなると……新参者の私達は、席を外した方が良いかも───」

 

一刀「───ま、待ったぁあああッ!」

 

一刀は急いで立ち上がり、三人を引き留めた!!

 

季常「北郷様! 本日は色々あったと思います! どうぞ、我々には……お気になさらず、御身内で楽しんで下さい!!」

 

一刀「───そうはいかないよ! 成都の民達を説得してくれたんだ! そんな功労者を報いなきゃ……申し訳ないだろう!?」

 

季常「あ、ありがとうございます! ですが、私は真実を申しただけですよ! これも……北郷様達の活躍、黄忠将軍達の人望です!」

 

幼常「兄ちゃンはさぁ……難しい事は何も云わなかったンだ! 北郷の兄ちゃンが俺達に接してくれた事。 天女様達の事。 将軍様達の信頼がどれだけ厚いのかって……熱心に……何度も何度も話し掛けて……!」

 

柊「んでねぇ……大兄ちゃんか喋っていたら……華佗の小父さんと……お髭を生やした変な女の人が来てくれて……ね!」

 

余談だが……華佗が『オジサン』と単語を柊から聞いた時、華佗が錯乱状態に陥り、卑弥呼が介抱したと云う。

 

一刀「うん───幼常、柊ちゃん、説明ありがとう! 季常……やっぱり、君のお陰だ! 華佗と卑弥呼の力添えがあったとはいえ、訳の分からない俺達を信用して貰えたのは───君の誠実な態度と日頃の行いだよ!!」

 

季常「北郷様…………! やはり、私の見込んだ通りの方だ! どうか、お願いしますッ!! 私も───北郷様の配下に!! 文官を目指して頑張ってきましたが……今こそ、この知識を生かす時!! 何とぞ! 何とぞぉ!!!」

 

幼常「北郷の兄ちゃン! 俺もさ……まだ、こンなだけど。 いっぱい勉強して兄ちゃン見たくなったら………配下に入れてよ。 俺、北郷の兄ちゃンが、御遣い様だって信じてるッ! 劉焉の奴、何とかしてくれたし!!」

 

一刀「最後は──何進大将軍が裁いてくれたから……結果は俺じゃないよ?」

 

幼常「…………ったく! 北郷の兄ちゃン!! 事を起こしてくれたのも、証拠をバラす結果になったのも……全部……兄ちゃンの活躍! 天女様達の働きだよッ! あンまっ、謙虚過ぎっと……見捨てられちゃうぞ!?」

 

柊「大丈夫ぅ! ……その時は……柊の家へおいでよ!!」

 

一刀「──────へっ!?」

 

『──────!?!?!?』ガバッ!!

 

寝ていた筈の艦娘、恋姫達が……一斉に飛び起きるッ!!

 

季常「成る程───ッ! そうですね! そん時になったら──!!」

 

ーーー

 

幼常「─────逃げンぞぉおおおッ!! 柊ぃいい!!!」サッ!

 

柊「えっ? えぇえええ─────ッ!?!?」ガシィ! グイッ!!

 

ーーー

 

一刀「おっ、おいっ!? ────ハッ!?」

 

『提督ぅううう!! (司令官~ッ!!) 貴方も(お前もだぁ!!)』

 

『北郷様!』 『ご主人様ぁあああッ!』 

 

『一刀様!』 『北郷殿!』

 

『──────────!!!!?』

 

ーーーー

ーーーー

ーーー★

 

幼常「…………やれやれ。 二人揃って鈍いンだよ! あンな事、狸寝入りしている天女様達に聞かれたら……堪ったもンじゃないッ!!」

 

柊「お兄ちゃん達……いじめられてるのぉ………!?」

 

幼常「………いや、あれは『教育的指導』ってな……二人とも悪い事したから、怒られてるンだよ! 天女様達を傷付けた……罰をね……!」

 

柊「……………?」

 

ーーーー  ーーーーーー

 

こうして──大陸全体に『益州争乱』の話が流れ──

 

『北郷一刀』の名前を……思い出す者達が増えた!!

 

この結果が……どのように結びつき、どのように華開くは、

誰にも分からない事であった…………。

 

 

ーーーーーー

ーーーーー

 

あとがき

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!

 

前作の作品……ハッキリ云いまして……自信がなかったんですが……多くの方に読んでいただき、感謝いたします。

 

あの話は、元ネタがあり……中国の昔話です。 

 

上が、三国志演執筆中に、羅貫中が関羽に請われた話。

 

下は、演義から思い付いたオリジナルです。 ただ、元ネタの話から思い付いたねが、何故か埋没してしまい、雛里の台詞の一部にしか……残りませんでした。 孔明のお墓を偽装する話です。

 

あんまり、読む人は居ないだろうと思いながら、投稿しましたが、結果はご覧の通り。 ありがたい事です。 

 

でも……二度と書きたくないですね。 原作キャラを死なすのは………。

 

今度の投稿は、来週の金曜を予定してますが……出来たらすぐに投稿しますので、宜しくお願いします!!

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
15
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択