○2310形(1981年入線)
もとは札幌市電の連接車A830形。同形式は1977年に名古屋鉄道に譲渡されてモ870形となっていたが、
これらの種車であるA837・838~A841・842号はすべて東急車輛製で、日本車輌製のA831・832~A835・836号についても
当初名鉄に譲渡する予定だったものの実現せず、長い間買い手がつかず留置が続いていた。
いっぽうで、先にA823・824号を譲り受けて2300形2301A・Bとしていた天空電鉄が、連接車輌の増強を図る目的で
この残りの車輌について購入を打診したところ札幌市側はこれを快く引き受け、譲渡の運びとなった。
改造内容は中央側扉の幅縮小(1800mm2段引戸→1200mm1枚引戸)や側窓の開閉化、冷房化、車内のクロスシート化などだが、
一方でパンタは種車のZ形パンタをそのまま使用し(一部は予備品流用で増設)、塗装も上半分がデザートベージュ、
下半分がオリーブグリーンの札幌市電時代のままで、車体上部の札幌市章も残されている。
3編成在籍。全長21800mm、全幅2230mm。定員150人。
○1060形(1966年入線/1983年引退)
もと京浜急行クハ140形で、さらに前歴をたどると京急の前身であった京浜電気鉄道が初めて導入した半鋼製電車デ51形。
142・144・148・151・155号の5両が入線して1061~1065号となった。
改造は再電装(モーター・主回路・パンタ設置)と両運化、連結器の変更(ウェスティングハウス式→トムリンソン式)、
塗装の変更程度で、京急時代の面影をよく残していた。台車もブリル27MCB-2をそのまま流用していた。
長らく森野中線の線内運用についていたが、直通連接車の増備により早期廃車となった。全長15600mm、全幅2565.5mm。
○1600形(1970年入線)
もと横浜市電1600形で、1602~1606号の5両が入線した。当初は790形に改番する予定だったが
(本来、1000番台は郊外線専用車のカテゴリである)、結局、車番はそのままで使用した。
なお、1601号は横浜市が保存することが決まっていたため欠番となった。
塗装も横浜時代のままだが、前頭下部のフェンダーは交換、ビューゲルは車体中央に移設、台車も車軸を改造して竣工。
その後、パンタグラフ化と冷房化が1983年に施行され、あわせてワンマン対応工事も実施された。
横浜市電時代には車掌に嫌われた車輌だったようだが、天空電鉄では扉の幅が広いので結構重宝され、
小ぶりながらも大事に使われている。全長12000mm、全幅2443mm。定員100人。
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いよいよ「森野中線高床車」登場です。
ノエルザブレイヴさん、お待たせしました!ww
高床車ですが、まずはとりあえず京急のお下がりです。
あと、札幌市電と横浜市電入れて今回は3形式。