とある昼下がり―――――北郷一刀は休憩がてら廊下を歩いていた。
これから起こる悲劇に気づかずに…
「ん~…疲れた…最近、仕事が増えてきたな~」
政務で鈍った体をグーっと伸ばす
「しかし…いい天気だな~」
そんなことを考えながらボーっと歩き、曲がり角にさしかかろうとした所で何かに躓いた
「!!」
慌ててバランスを取ろうとした時、曲がり角の向こうから桂花がやってきた。
「ちょっ!!!」
「え……?!」
頭と頭が激突……ダブルK.O……
―――― 一刀side ――――
「いてぇ~…頭ぶつけた…」
ぶつけたとこを擦りながら辺りを見渡す。
そしてある一点で視線がとまる。
「なんで俺が倒れてんだ?」
視線の先には見慣れた自分の体…天の御使いこと北郷 一刀の体…
そのまま視線を下に向けていくと…そこにあるのは…いつも自分に罵声を浴びせる桂花の体…
「えええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
―――― 桂花side ――――
「えええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
「………ん?」
大声に気づき目を覚ます。
目の前には今の大声の主であろう自分の姿…
「なんだ…私が大声上げただけか………え?」
そう目の前にあるのは自分の体なのだ…では今自分の体は……視線を下に向ける。
そこにあったのは…いつも自分が罵声を浴びせ、愛しの華琳様に取り付く害虫こと北郷 一刀の体…
「え?ちょっと!どういうこと!なんで私があの男の格好なんてしてるの!!」
「え?ちょっと!どういうこと!なんで私があの男の格好なんてしてるの!!」
声を聞き、放心状態から回復して見たものは女口調で話す自分だった…
「もしかして……桂花か?」
恐る恐る自分に話しかける…
「そうよ!ってあんたまさか精液まみれ男?」
「(ありえねぇーーーーーー!!俺と桂花が入れ替わってる!!どうすんだよ!)」
頭を抱え考え込んでいる自分に対し桂花は
「(なんだってのよ一体!なにがなんだかさっぱり分かんないわ!)」
しばしの沈黙…………
「なぁ桂花…とりあえず、ここは落ち着いて…「落ち着ける分けないでしょ!それと近寄らないで!私の体が穢れるわ!!」分かった…分かったから話を聞いてくれ…」
端から見れば自分の体を抱きしめている北郷に桂花が近づいているこの状況……ありえねぇ…
「(さて…どうしたもんか……こんなとこ他の皆に見られたら…)」
そんな心配をしている一刀…そしてその心配はすぐに実現する…
「あら?珍しいじゃない。貴方達が一緒にいるなんて?」
華琳様登場……一刀と桂花はどうなる!!乞うご期待!!
→あとがき&反省
ちょっと長くなりそうなので区切って見ました…(嘘です!この先を考えてませんでした!!!)
書いていて女口調で話す一刀を想像して少し吐き気が……orz
とりあえず続きは思いつき次第書いていきたいと思います。
感想&コメント 誤字脱字の指摘などお待ちしております。
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短編UP
今回の主役は北郷と桂花です
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