No.739379

艦隊 真・恋姫無双 7話目

いたさん

早くも7話目です。 11/25 ヒトサンマルマル……ちょっと追加と誤字修正しました。

2014-11-24 23:16:46 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2332   閲覧ユーザー数:1953

【 待ち人 の件 】

 

〖 益州 漢中郊外 にて 〗

 

雲一つ無い晴天の中、二階建ての建物の傍で……一人の若い男が待っていた。

 

??「…………指定していた日は確か……今日で良かったはず。 卑弥呼には、診療の助手として世話になったからな! これくらいの用なら……お安い御用だ! 出来れば……また手伝いをしてもらいたいものだが……」

 

赤毛の男は、鍛え込まれた片手で拳を固め……空を見上げた。

 

ーーー  ーーー  ーーー

 

この地は……漢中の中心部より少し離れた平地。 

 

普段は、漢中の民達が草刈りで訪れる程度の空き地だったが、若い男……『華佗』にとっては、聖地に等しい場所であった。

 

★☆☆

 

《 回想 》

 

『華佗』……『この世に治療できぬモノは無し!』と噂され……漢中を拠点とする医療集団『五斗米道(ゴットヴェイドォー)』の若き団長。 

 

この世の邪悪なる病に対抗する為、己の心技体を鍛えつつ、得難い材料……例えば『未知なる有毒植物』『危険な動物』等を自ら採集し研究! その治療法を確立させ、弱き病人達を救う……正義の熱血漢である!!

 

ーーーーー

 

そんな華佗にも……悩みがあった。 

 

それは、自分の探求心に……付いてきてくれる助手が居なかった。 華佗の鍛えた込まれた肉体に、付いてこれる仲間は居らず……貴重な材料を大量に採集出来ても、持って来れるのは……華佗が『持てる分』だけ。

 

華佗『もう一人……居てくれれば! もっと多くの病人を救える事ができる筈なんだ!! それが……俺の独断専行の為に、皆が付いて来れないでいる!』

 

華佗の病に対しての熱き行動は、並外れていた。 独自に編み出した健康法兼格闘技『五禽戯』で身体を強化し、皆が尻込みする難関の地を走破する。

 

他の者には、そこまでの熱意は無く……華佗より伝えられた治療法を受け継ぎ、広めるのが精一杯だったのだ。 それに、『自分達が行かずとも、華佗が行けばいいのではないか?』と云う空気もあった。

 

華佗も、人材育成より自分が一人で動いた方が早いのため、何も言わず採集に力を入れる。 孤独を好む華佗だからこその決断でもあった。 

 

だが、戦乱が広まるにつれ……病も蔓延した。 華佗が採集した材料で対処出来る病なのだが、あまりの絶対数が多くて……採集した分で足りない!!

 

華佗『しかし! 今頃そんな事言っても! 病は……待ってくれないんだぁあ!! どうすれば……………!?』

 

華佗は……悩み苦しんだ! 

 

何か別の方法はないかと……試行錯誤を繰り返した。 持てる量を増やす道具を利用したり、材料を保存しても、鮮度保てるような方法を模索したり。 

 

されど……何も解決する方法は……見つからなかった。 

 

★★☆

 

だが……運命の歯車が……ある時……噛み合う。

 

ーーー

 

華佗「え………とぉ、この地に『薬母草』が生えている筈なんだが……」

 

薬草の在庫がきれたので、華佗が採集にと……この地を訪れた時だった。

 

───────────!

 

一瞬の眩い光と共に……一人の漢女が降り立つ!! 

 

ーーー

 

卑弥呼「貂蝉が居る外史とは……別の外史に降り立ってしまたか? ぬぅん! 儂とした事が、何と……お茶目な真似をしてしまった……んっ!?」

 

外史の管理者である卑弥呼が……貂蝉に用事があり『恋姫の外史』へ来たものの……別の異なる『恋姫の外史』に訪れてしまった為である。

 

────ボトッ!

 

卑弥呼が……音をした方を向けば……そこにはっ!

 

ーーー

 

華佗「───何という立派な体躯! 素晴らしい健康体!!」

 

卑弥呼「───だ、だぁりん!?」

 

ーーー

 

二人は───それぞれ相手を認識して駆け寄り───互いに必要する事を感じた。 華佗は助手を! 卑弥呼は理想のオノコを!

 

この後、話し合いの上で、華佗の手伝いをする事になった卑弥呼。

 

ーーー

ーーーー★

 

二人は意気投合し、互いに互いを尊重しながら各地を巡った!!

 

お陰で……華佗は多くの病人を救い、卑弥呼は自分の願いを叶えた。

 

しかし、この関係は……当然……破局を迎える! 

 

原因は……管理者である卑弥呼の仕事であった。 元々は貂蝉に会うために寄った外史! ここでは、貂蝉を鍛え直す要件が果たせない。 

 

卑弥呼は、涙ながら理由を語り、再会を誓って……姿を消した。

 

★★★

 

それから……数ヶ月経ち、華佗へ文が送られた。

 

持って来たのは……卑弥呼の弟子と云う『貂蝉』と名乗る漢女!

 

『卑弥呼の知り合いが、城を襲撃され行き場所を失った。 もし、漢中の地で、その者達が住める地があれば、貸して頂きたい!』

 

要点を纏めると、こんな文だが……華佗は一読して、コレを信じた。

 

ーーー

 

華佗『卑弥呼に謝礼を準備したのに、何も受け取らずに帰ってしまったんだ。 この位の用件なら……大丈夫さ! それで、何時この地に来るんだい? 必要な物があれば、その時までに準備をして置こうと思うんだが……』

 

貂蝉『ホントにぃ~? 貴方と私ぃは赤の他人よぉん。 そんな得体の知れない『妖しい美女』にぃ、こんな大事な用件を託して良いのかしらぁん!?』

 

華佗『大丈夫だ! 卑弥呼と同じ……非常に鍛錬された筋肉! その纏う氣の巨大さ! どんな美辞麗句を並べても……君と卑弥呼の関係は、間違いなく師弟だ! だから、卑弥呼の願いを! 約束を! 叶えてみせるッ!!』

 

貂蝉『……ここの外史の華佗ちゃんもぉ、ご主人様並ぃの良い男ねぇん! もぉう、貂蝉~妬けちゃうぅぅ!! 卑弥呼には、私ぃから連絡して早めに返事を貰うわぁねぇ!! 待ってて頂戴ぃ!!』

 

ーーー

 

華佗は、了承の返事を書いて……貂蝉に渡したのだ。

 

そして、新たに貂蝉より渡された文は、今日の日付と欲しい品物が書かれていた為、準備をして────今に至っている。

 

《 回想終了 》

 

ーーー  ーーー  ーーー

 

 

華佗「卑弥呼! 俺は──約束を守る!  心配しなくても、必ず───!?」

 

そう決意する華佗の目の前で……空間が歪み……数十の人と沢山の物が現れたのだった!

 

 

◆◇◆

 

【 記憶に無い大切な人 の件 】

 

〖 益州 ?? 屋敷内 にて〗

 

一刀「あ、あれっ!? ここは………痛ぅ!!」

 

??「………駄目ですよ!? 無理に起き上がっては!」

 

一刀は、自分が寝ている事に気付き、上半身を起き上がらせようと……試みたところ、頭に激痛が走り元の姿勢に戻った。

 

気が付けば……横には紫の髪をした美しい女性が、一刀を寝台に優しく戻し、その上に布団を被せる。 布団を整えてくれる度に揺れ動く、大きな胸へ目がいってしまうのは男の性(さが)なのか……?

 

一刀「あの……ここは何処ですか? 貴女は………?」

 

女性に、自分の視線を気付かれたらしく……ニコニコ笑う様子に赤面しながら、一刀は現状把握の為、その美女に問う。

 

??「私の事……覚えていませんか? 『ご主人様』?」

 

一刀「…………? えぇと……『どなた』でしたのでしょうか?」

 

『……………………………』

 

気まずい沈黙と困惑が漂う部屋内に……数人の人物が飛び込んで来る! 

 

ーーー

 

電「一刀さん! 気付かれたのですかぁ!?」

 

雷「ちょっと! 一刀司令官を心配してたのは、電だけじゃないのよ! 早く横に退きなさい!! 一刀司令官の顔が、よく見えないじゃないの!!」

 

長門「………提督! あの者達の『次元跳躍』が失敗して、この地に落ちてしまったようだ! ───あの馬鹿者共め!! 我らの提督を……この様な目に合わせておきながら、姿を眩ますとは……断じて許さんぞぉ!!!」

 

ーーー

 

電、雷、長門の三人が……一刀の身を案じて、駆けつけてくれたのだ。

 

一刀「これは……つまり……卑弥呼と貂蝉の責任……なんだな!?」

 

当の一刀には………理解出来ない事が多すぎて……思考が纏めれなかった。

 

★☆☆

 

少し経ってから……急に部屋へ現れた貂蝉は、紫の髪の女性と少し会話を交えて退出を促し、女性は名残惜しげな様子で……退出して行った。

 

長門が前言のように噛みついたが……貂蝉の『この言葉』を聞いて絶句した。

 

貂蝉「ホント~ご免なさいねぇ~? お詫びに……私がぁ一刀ちゃんに添い寝してあげてもいいわよぉん?」

 

三人の艦娘が一斉に睨みつけ、一刀がキッパリと拒否する!

 

一刀「謝罪は受け入れたから……これ以上の詫びは入らない! さっさと状況の説明を行うよう……我々は真摯に要求する!!」 

 

貂蝉「あらぁ~ん、残念! 折角の同衾のチャンスだったのにぃい~! まぁそれはいいわぁん! 実はねぇ~、こうなった理由が……私にもよく分からないのよぉん? これはホントよぉん!?」 

 

貂蝉が身体をくねらせ、反省しているのか、よく分からない態度を取る。

 

貂蝉「操作は完璧だったんだけどぉ……。 ここはねぇ……目指す益州の『漢中』より少し離れた『成都』なのよぉ!?」

 

 

 

※※※※※※※※※

 

貂蝉の説明では、次元跳躍の術式は、間違いないように何度も確認してから開始した! それなのに……漢中に向かう筈が、何故か……途中で成都付近で失速して墜落するハプニングに!? 

 

最悪の事態を避けるようにはしていたが、あの中で、唯一の弱き『人』である一刀に被害が被さり、治療の為に成都に向かったと云う。

 

※※※※※※※※※

 

 

 

貂蝉「卑弥呼は、漢中での知り合いにぃ連絡を付けるため出発したわぁん! 私は、皆の護衛で留まっていたのぉお。 他の子達も無事だけど……一刀ちゃんが……なかなか目を覚まさないからぁ落ち込んじゃてねぇん………」

 

因みに……港湾棲姫は、泣きながら一室に閉じこもり、金剛が監視と慰めで付き添っている。 

 

天龍、龍田は、一刀が復帰する事を信じ、出来るだけ情報を集めようと外出。 勿論、艤装も外して……である。

 

一刀「事故ならやむを得もない……か。 他の皆が無事なら……それで良いさ。 それで……ここの建物や世話をしてくれた女性は?」

 

卑弥呼は……少し悲しそうな顔をして説明をする。

 

貂蝉「あの子はねぇ、益州の劉焉に仕える将の一人よぉん? 私達の墜落する光を発見して、前の世界の記憶を思い出し、兵を率いて来てくれたんだけどぉ……。 でもねぇ、一刀ちゃんには……残念だけど……あの子の記憶がなさそうな感じだわねぇん?」

 

一刀「俺には……何の話だか……見当が付かないものだから。 あの方に……お世話になりながら……本当に申し訳ない……!!」

 

貂蝉「………仕方ないわよぉ。 私から事情を説明して置くからぁん! 体調が良くなったら……漢中へ向かうようにしましょう!! ウフッ!」

 

貂蝉は、『……ついでに、部屋に居る二人を呼んでくるわねぇ?』と科(しな)を作りつつ退出して行った。

 

 

◆◇◆

 

【 この子も出さないと…… の件 】

 

〖 恋姫外史 大陸近海 にて 〗

 

月が……波が少ない大海原を明るく照らす。

 

そんな……月の光が届くかわからない場所に深海棲艦達が集まっていた。

 

ーーー  ーーー

 

空母水鬼「………上手ク……辿リ付ケタヨウダナ?」

 

空母水鬼は、先に自ら調査し……該当する世界を調べた。 何千何万もある恋姫世界の外史を一から探るなど……時間の無駄にしか過ぎない。

 

なら……どうしたのか? 

 

────答えは簡単。 

 

○○鎮守府に残る『次元跳躍』の後を、辿った結果だった。

 

ーーーーー

 

中間棲姫「空母水鬼サマ……如何様ナ……戦略……取リマスカ?」

 

空母水鬼「ワタシタチノ『力』……艦娘タチト違イ……戦闘ノ勝利デ……『力』ヲ増ス事ハ無イ!! タダ……残留スル思念体ヲ……吸収スレバ『強サ』ハ……変化スル!!」

 

南方棲戦鬼「ソレナラ……大陸ニ争乱ヲ……起コシ……叩キ落トセバ……」

 

空母水鬼「ソノ通リ……。 ダカラ……ワタシハ……」

 

━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━

━━━━━━━━☆

 

泊地棲姫「ナルホド……ソコナラ……隠レ家ニ申シ分ナシ!」

 

空母水鬼「何隊カ……資金調達……新タナ兵ノ確保……頼ム!」

 

離島棲鬼「ワレワレガ出向キ……裏カラ支エヨウ……」

 

空母水鬼「(北郷一刀……コレデ堂々ト……貴男ニ逢エルッ!)クックックッ!!」

 

戦艦棲姫「コレハ……楽シメソウネ……! ボトムサウンドノ……伴奏モ付加シテアゲルワ!? アーッハッハッハッ!!」

 

 

★☆☆

 

 

北方棲姫「………………オネェチャン…………」

 

そんな集まりの中……『北方棲姫』が、膝を抱えてうずくまっていた。

 

彼女も、姫として力もあり……多くの艦娘達を撃沈した実力者だが……近頃……誰も近付かさせない状態で、元気がなかった。 

 

北方棲姫「………オネェチャン………何デ……『ホッポ』ヲ置イテ行ッタ? 一緒ニ行ッチャ……ドウシテ……ダメダッタノ? 一緒ニ行ケバ……コンナ事……起キナカッタノニ…………ッ!!」

 

海面を……下から上目遣いで見て見れば………黄色の歪な形の月が写り込む。

 

北方棲姫「──────オ、オネェチャン!!」ウワァワーン! 

 

北方棲姫は、小さな膝に……顔を埋めて……泣いた………。

 

ーーーーー

 

港湾棲姫に懐き……姉と慕った彼女だが……ある時……急に離れ離れになる。 

理由は、港湾棲姫が北郷一刀に惹かれ……彼に付いて行くと決めたため。

 

港湾棲姫も、本当は……一緒に連れて行きたかったのだが……深海棲艦が敵側に寝返れば……死の報復が待っている。 だから、彼女を連れて行けず……自分の信用置ける配下に……後を頼んだ。

 

後に……○○鎮守府襲撃で、『港湾棲姫は死んだ』と聞かされていた北方棲姫。 艦娘達に激しく憎悪を抱き、遠征で近付く者は悉く沈めた。

 

そんな悲しみの数ヶ月経て……新たに深海棲艦の上に立った空母水鬼から命令が下る!! 

 

『敵に寝返った《港湾棲姫》、生き残った提督《北郷一刀》を討伐せよ!』

 

姉と慕った港湾棲姫に会えると知り、配下の反対意見を振り切って参戦したが……現実は討伐戦。 下手をすれば、自分が大好きな姉を……殺さなくてはいけない……事実を突きつけられたのだから!!

 

ーーーーー

 

北方棲姫のそんな様子を………空母水鬼は………静かに眺めていた。

 

 

◆◇◆

 

【 謀 の件 】

 

〖 益州 成都 屋敷内 にて 〗

 

龍田「一刀提督~! 元気になられて良かったわ~!!」

 

天龍「やっぱぁ、一刀提督は、そこらのヤロー見たく、簡単に死ぬようなヤワな身体じゃないんだ! 心配するだけ無駄だって事だよ!」

 

龍田「あらあら~? 天龍ちゃんね……泣きながら私を抱きしめて……」

 

天龍「おぉっい!! 龍田が……目を真っ赤にして泣いていたから──!」

 

龍田「───天龍ちゃん!? その先は言わないのが……身の為よ~?」

 

天龍「コクコクッ!!」

 

ーーー

 

港湾棲姫「ウワァ───ンッ!! 一刀、一刀ォ! 一刀ォォオオオ!!」

 

金剛「港湾棲姫だけじゃないデース! 泣きたいのは私も……デスが……。 レディが……二人もcry loudly(大声で泣く)のは……恥ずかしいのデスゥ! だから……バアァァアニングゥ!ラアァァアブゥゥ!!」

 

一刀「グボオォォオオオ─────ッ!!」

 

港湾棲姫「ナ、何ヲォオオッ! 飛ビ込ンデイルノヨオォォオオ!?!?」

 

ーーー

 

残りの4人が集まり、8人で情報を交換し合う。 

 

そんな中、分かった事は幾つかあった。

 

 

※※※※※※※※※

 

①成都には《『天の御遣い』なる『白い輝く服を着用した者』が、『天の乗り物』より降臨し、大陸の民を救う!》との話がある。

 

②成都の益州牧『劉焉』は、漢王朝の命令に反する事をして、民達を苦しめている。 

 

③天龍が……民に暴力を振る兵を、我慢出来ずに殴り飛ばして、龍田に連れられ逃走してきた。

 

④劉焉と漢中の勢力は……仲が悪く、劉焉は討伐の機会を伺っている

 

⑤一刀達の事は、ここの主である女性により、使用人達へ箝口令を出して秘密裏に隠している。 だけど……一刀以外は出入り自由。

 

※※※※※※※※※

 

 

『……………………………』

 

8人が顔を見合わせて……相談をする。

 

ーーー

 

一刀「じゃあ、まず一言。 ……………どさくさに紛れて、何を報告しているのかな? 天龍!」

 

天龍「駄目じゃないかぁ! 混ぜて報告しても気付かれたぞ!? 龍t…!」

 

一刀「こらっ! 人のせいにするんじゃない!! まぁ……気持ちは分かる! だけど……この家の主に迷惑掛けるなぁあ!!」

 

天龍「うぅ………ごめん……」

 

ーーー

 

龍田「問題は~ここの支配者と私達が行く場所が険悪状態~! それも~明日にも攻め立てようような勢いなのよ~!」

 

長門「漢中の戦力と益州の戦力………の差だ。 出来れば双方無血での停戦が理想的だが……余程の事がないと止められない……な……」

 

電「誰も……好きで人の命を奪いたくも……奪われたくもないのです!!」

 

ーーー

 

電「でもでもぉ!! 何とかしないと、私達や他の皆の計画が遅くなるわよ!? そうなったら……深海棲艦達に優位を得られてしまうわぁ!! 何かイイ方法を考えないと!!!」

 

金剛「ヘィ! 一刀提督が『天の御遣い』と同じ服装してマース! これを利用してstratagem(計略)を仕掛けるのがgoodデ~スネ!!」

 

港湾棲姫「ウ~~ン!? ダケド……一刀ノ存在ハ秘密ニサレテ……動ケナイノヨ!! アノ人ニ許可得ナイト………?」

 

ーーー

 

『………私も……混ぜさせて……いただきませんか?』

 

8人が……一斉に声をした所を見ると……ドアの入り口に、この家の主である女性と貂蝉が佇んでいた…………。

 

ーーーーーーーー

ーーーーー

 

あとがき

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

予定が空いたため、作ってみましたら……内容が……。

 

別に漢女が好きな訳ではないのですが……出した方が書きやすいというか、進め易いというか……。

 

次回は、『義輝記』になりますので、よろしくお願いします。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
18
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択