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リリカル東方恋姫外伝 ネギま編 第二話 『非常識なキャラほど常識の基準を知っている』

今回で、ネギまの主人公級の紅い翼が登場!

そして、そこにはいないはずの者たちまで!?

北郷一刀。ヘラスの大将としてがんばります!!!

2014-10-19 23:18:25 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:2257   閲覧ユーザー数:2058

一刀がテオと出会って早半月後。

ヘラス帝国の国王と姫であるテオにより、一刀は強制的にヘラスの大将&テオの騎士にされてしまう。

一刀はヘラス帝国と敵対するメセンブリーナ連合との戦争に大将として参加し、情報防止のために祖母(外人)の旧名の苗字と知り合いの神父の名前で偽名をつくり、戦場では『ブレイド・H・フェイクドール』という名前で多くの戦場で活躍した。そして、現在。ある戦場の荒野でヘラス帝国の領地に侵略してくる連合を防衛するため基地の指令塔で50キロメートル先の戦場で防衛している部隊に受信機で指揮していた。

 

 

「両翼の陣より敵をはさみ迎え撃ち、そのまま後退。敵をD地点に誘き寄せろ」

 

 

 

「両翼の陣から二垂直の陣に変形し、敵を挟んで押さえつけろ。つづけて、突破隊、出撃、敵に特攻し、風穴をあけろ!」

 

 

 

「突破隊、敵陣に侵入したら、速やかに敵陣の倉庫を爆破し、転移魔法で次の地点に移動。爆破の合図で、前線にいる兵は十一の陣を解除し速やかに撤退。C地点にいる対空隊は敵戦艦が射程距離まで砲撃隊準備…今だ撃って!」

 

 

 

「敵陣の大将がいる部隊が推測通り後退したか。前衛の敵に弾幕を張りつつ足止め。別地点に転移した突破部隊に伝令し、敵陣の背後から、敵陣の大将の部隊に突撃!」

 

 

的確な指示のもと、戦場にいる部隊から敵の大将を撃ったことで、敵が退避していると報告を受けた。

 

 

「ふぅー。ようやく引いてくれたか…。各部隊に撤退する敵を捨てろと伝令してくれ。無益な殺生なんてこちらにリットがないからな。攻めるだけ兵達が消耗するだけだと頭でっかちによく言ってくれよ」

 

防衛に成功して一段落する一刀。軍の大将が座りそうなゴツイ椅子に座り込み、背中を預けた。

 

「むりやりヘラスの大将になって早半月。ほぼ、陣の奥で軍を指揮するのはやっぱり性に合わないな~。そろそろ、戦場に出るか」

「だめですよブレイド大将。あなたは私たちの指揮官なんですから、無断な行動は謹んでください」

「大将はこの軍の大将の一人なんだからよ。大将として自覚をもってここでどっしりと腰を構えていればいいんだよ」

 

一刀の両側に立っている、微笑んでいる女性と男勝りな女性が指摘する。

艦これの竜田に似た微笑む女性はディープ・F・D・ブラック。

反対側の艦これの天龍に似た男勝りの女性はスカイ・D・ブラック。

二人は姉妹であり、テオドラの護衛の騎士であり、龍の亜人。テオドラが一刀が無茶にしないようにと監視の名目でつけた一刀の秘書である。ちなみに戦闘や仕事のときは、偽名のほうで呼ばれている。

 

「大将といっても定期的だぞ。普段はテオドラの遊び相手だし」

「遊び相手でも大将は事実上、姫様の騎士で、大将という階級もちで、俺らの上司だ」

「それに、王家の間ではあなたが姫様の伴侶となり、次期国王になるともっぱらなのうわさですから。そんな方を戦場のど真ん中にはいかせませんよ」

「ちょっとまて!いつからそんな根も葉も無いうわさが流れてんだ!初耳だぞ俺!」

「普段のあなた様と姫様を見ていればそのようなウワサだって立ちますよ。姫様の部屋で二人っきりで【相手】をして、外では身分を隠して喫茶店でバフェを、それも楽しく【ア~ン】して…あなたがたはどこの旧世紀のカップルですか?」

「だれが旧世紀のカップルの儀式だ!【 】の中強調するな!別の文章になってるぞ!?」

「加えて、ヘラスの精鋭騎士団を無傷で半壊させた実力と指揮官能力があるだ。その才能は元老院は狙って、姫様の婚約を進めようと動いてるぞ」

「あの老害かぁー。どうせ、俺をいいように操ろうと魂胆なんだろうな~。腹黒い三下みたく」

「いえ、ただ孫の顔が見たいだけのようです」

「だったら自分らの身内の独り身に婚活を進めろよ!長寿だからって、三十路から初恋はじめるのは遅いから!」

「ちなみにすすめたのは姫様だ」

「なに考えてんだテオ~!?俺、マジで国王に殺されるんだけど!?むしろ社会的に。おもにPTAと秋葉原の男性住人に!」

「現国王の問題は大丈夫ですよ。姫様が【なんとか】してくれますから♪」

「【なんとか】ってなに!?なんか怖って!!」

「旧世界の言葉にもこうある。愛さえあれば幼女でもOK♪」

「愛が重いよ!!姫と従者の禁断の恋は俺には重い!!青年と幼女の愛が加速して痛い!!」

 

水面下で執行されている計画と事実に一刀はツッコミを連続で叫ぶ。

 

「どちらにしても、テオドラ姫より北郷様が無茶をしないようおおしつかっていますから、危険なことをしないでください」

「あとで姫様に叱られるのと始末書の地獄をみるのは俺たちだからな」

 

上司なのに部下のディープとスカイに釘を刺され渋々「はい…」と一刀は答えて承諾する。

 

「ん?」

 

ふと、机に上に封に入った手紙があった。一開けてると、一枚の手紙が入っており一刀はその手紙を読んだ。

 

「・・・・・相変わらず、情報に信用性がない占い師だな。やっぱりあのときにフラグが立ったのか?」

 

手紙には見覚えのある執筆で一行だけの文章があった。ディープとスカイはなにが書かれているのか気になっていると、通信係が別の作戦区域に進行中の部隊から通信を受けて、あせった様子で伝令をする。

 

「北郷大将!大変です!先ほど、西の方面で進行していた我が軍が連合軍の『紅い翼』に、衝突。そのまま戦闘となり、徐々に部隊が壊滅状態に追い込まれています!」

「赤い翼…あの有名な愚連隊か」

「はい。少数なのに、その実力は一人ひとりチート級。そのトップの五人はバグキャラといわれています。その一人がリーダーであるナギ・スプリングフィールドという青年で、二つ目が『千の呪文』。この戦争では知らない人はいないほど一番有名です」

「たしか、他の三人にも二つ名があったな。それも、未知の魔法を使っているらしくて有名だぞ。たまに大将が使う魔法と似ているな」

 

無敵として有名度の高い集団だと認識している一刀は、いろいろな意味にその集団と衝突した部隊が深刻な事態だと推測し、スカイとディープに命令する。

 

「援軍の編成は救護班と離脱のために移転魔法が使える奴を多めに。部隊が作戦エリア外へ離脱するまで、紅い翼の相手は俺がする」

「なにを言ってんだよ!相手は紅い翼だぞ!大将一人では危険だ!」

「その大将だからこそ、部下のピンチに向かわんでどうする?それに、相手がバグキャラやらチート級なら、戦えるのは俺だけだろ」

「だがよ・・・・・・」

「わかりました。援軍の編成を整えて起きます」

 

無敵といわれた集団を一人で相手にしようとする一刀にスカイが抗議するが、ディープだけは静に命令に承諾した。

 

「わがままを言って、すまないな」

「いいえ。そのかわり、無事に帰ってきたら始末書の処理地獄があるので覚悟してください♪」

「・・・・・・・・・謹んで、怪我して帰ります」

 

笑顔でこの後の罰を楽しみにしているディープ。一刀は絶対に怪我して罰を逃れようと考える。スカイは「しかたねーな」と諦めて命令を聞き、ディープと共に部隊の編成を指揮する。一刀は椅子から立ち上がり、手紙を持ったまま司令室から退室し、廊下に出た。

 

「案外、テンプレも悪くないな…」

 

呟いて微笑み、錬金術で手紙に火をつけて燃やし、廊下の窓から外に棄てた。風に流されながら燃えてチリになる手紙の一行だけの文章にはこう書かれていた。

 

『転生者が送られたから、その子らが転生者として合格か不合格か見極めてね♪』

 

 

 

 

 

 

荒野の戦場ではある激戦が繰り広げていた。

一刀が手がけて育てたヘラス帝国の部隊。一個団体でありながら接近戦に鍛えられた魔法剣士と部隊を守護する重騎士に隠密行動や工作など得意の者、龍を操る召還師や亜人種など多種多様で上位クラスの戦闘力を有していた。しかし、その部隊が今や、赤毛の青年が率いる戦闘集団に押されていた。

 

「千の雷!!」

 

雷属系広殲滅魔法をヘラス軍に放つ赤毛の青年、ナギ・スプリンクフィールド。彼こそ最強の戦闘集団『紅い翼』のリーダーである。そのリーダーと共に紅い翼のメンバーもヘラス軍と戦っていた。

もちろん、彼らの説明をしなくてはいけなのだが、めんどくさいからカットです。(希望)

 

「「「「「「「「ちゃんと俺(私・ワシ・あたし)のことを説明しろぉおおおおおお(しなさい・してください・してよ)!!」」」」」」」」

 

っち。ハイハイ、わかりました。

四方八方の魔法剣士と剣を刀で斬り捨てる剣士、青山詠春。

仲間に援護魔法で補助する見た目が子供だが中身がジジィ、ゼクト。

タバコを吸いながら強固な重騎士の鎧を拳で打ち抜いてハードボイルド、ガトウ・カグラ・ヴァンデンバーグ。

アルカリックスマイルで重力魔法で強靭な亜人種を押し潰すミステリアスな魔法使い、アルビレオ・イマ。

召還された巨大な龍たちを素手でぶっ飛ばす巨漢、ジャック・ラカン。

 

 

そして、彼らのそばで本来(原作)いないはずの三人が紅い翼として力を振るっていた。

 

 

「無明神風流殺人剣・みずち!」

 

 

「三刀流・鬼斬り!」

 

 

「あんまし格闘戦は得意じゃないんだがな。ガーディアンアーム・ブリキン!連弾!」

 

 

長刀を振り下ろし荒野に神風の清響を敵を聞かせて敵を斬り裂く灼眼のシャナに似た青年――黒曜院 遮那。

両手に二本の刀と口に一本の刀を咥えて三本の刀で巨大な亜人の軍勢を斬り捨てるソードアートオンラインのリーファに似た少女――リーファ・F・ソード。

創造し背後に巨大なゴーレムを具現化し、ゴーレムを操って召還された魔獣をゴーレムの拳で殴り殺す青年――安部キョウスケ。

 

この三人はこの世界の人物ではなく、この世界にやってきた転生者である。

 

「あいかわらず、すげー技だな遮那。え~と無念失業流サトシ剣だっけ?」

「無明神風流殺人剣だっ!どこの兼モンスターマスターの主人公が無念で失業するんだ!?お前とコンビ組んだあの大会で何度も名乗っただろうが!いいかげんおぼえろ!」

「フン。こう見えて俺は、かっこいい必殺技とか強い奴とか美人な女以外はすぐに脳から削除できるようになってんだ。どうだすごいだろう!」

「威張っていうなー!」

「ナギ、その削除したモンの知識は、あとで呪文の補習とともにテストにだすからな。赤点だったら晩飯抜きじゃぞ」

「げっ!?それはねーって師匠~;;」

「がはははははは、それにしてもこいつら、俺たちに相手に結構粘るな~!」

「紅い翼相手に冷静に統制が取れているな。よほど熟練された部隊だろう。気を抜くんじゃねーぞ、あっちらさんのほうが数が多い」

「だが、こちらは一騎当千の猛者。臆す理由などない。広範囲の技で一気に叩く!」

「かっこいいですね~キョウスケ。まるでリーダーのようです」

「おい、リーダーは俺だぞ!」

「真のリーダーというものは自らリーダーを主張するものじゃない。みんなに慕われてこそリーダーという地位を得るんだナギ。ちなみに俺は頭もルックスも優れているから元からリーダー素質がバリバリだがな」

「なんだとキョウスケ!!」

「落ち着け、ナギ。あとで、闇討ちで始末するから我慢だ」

「ちっ!」

「え?ちょっといま物騒な単語が出てきたんだが…?遮那、俺何かやった?必殺仕事人に頼まれることやったか?」

「そんなことどうでもいいから、今は手を動かして!」

 

戦場のど真ん中で余裕で会話する仲間にリーファが怒鳴ると、死角から敵が拳銃を発砲。その刹那に詠春がリーファの後ろに立ち、刀で弾き返して拳銃を発砲した敵に当てた。

 

「リーファさん。大丈夫ですか?」

「えぇ、平気。詠春、あんましあたしのこと心配しなくて大丈夫だから」

「しかし、こんなこと言って悪いと思うのですが、あなたは赤い翼で唯一の女性の仲間ですから、なにかと心配で…」

「気持ちはわかるけど、あたしははそんなか弱い女の子じゃないって。あたしは赤い翼の剣士にして、三刀流の魔法使い狩りのリーファ・F・ソード!あんまし嘗めていると、そっちが痛い目みるから♪」

 

敵が密集した所に跳んでいく。それにガトウが「たく、めんどうがかかる妖精だな…」と父親発言してリーファの援護にまわるため向かう。

敵を突破したリーファは爆発したような勢いで三本の刀で敵を斬り裂き斬撃の衝撃で敵を空に吹き飛ばしていく。

踊るように戦場を駆けるその姿は妖精の舞踏そのものであった。

 

「やっぱり女がいれてよかったぜ。暑苦しい男だけだと華がねーしよ」

「たしかに。遮那の剣や神鳴流の剣にはない華があります。何度見ても見惚れるような剣技です」

「まるで、妖精ですね」

「妖聖剣舞姫という二つ目は伊達でなないのぉ」

「俺様的には爆乳の妖精wwwwがいいwwwぜwwwwげっふ!?なにすんだ詠春!」

「それはこっちの台詞です!なに女性に向かってはしたない言葉を吐いてるんですか!」

 

下品な言葉を吐いたラカンの頭に詠春が刀の柄で兜割りをした。

 

「別にいいじゃねーか。赤い翼の唯一の女なんだしよ。もっと宣伝させないとな」

「なら、もっと華を満たすために、遮那を女装させて萌えをアップさせよう!」

「いいですねそれ。ちょうどここにセーラー服と紅い石のペンダントがありますから、遮那、これをお使いしてください」

「うんなもん着るかぁーっ!俺は男だ!」

「あぁ、ちゃんとナギとゼクトの分もありますから遠慮なく」

「「なんでそんなもんもってんだ!?」」

 

おばかな会話を繰り広げているが、今ここが戦場で、おばかなことをしながら、敵を倒している。

 

「もう~みんないいかげんに仕事してよ~・・・・!」

 

生死の戦場なのにシリアスがなく、緊張感がない空気にリーファはどんよりする。

 

「俺は割りと仕事してるほうだぞ?」

「タバコを吸いながらやっても、緊張感がないって。タカミチからタバコを控えてって言われてるでしょう」

「すまん。おれはタバコを26時間吸わなければ生きられない病気になんだ。やめると、肺が灰色に変色して、喉から痰が2リットルでるんだよ」

「病院行って!今すぐ人間ドック受けて!それもう病気だから!!てか、一日プラス2時間以上吸わないで!!それ以上吸ったらマジで死ぬよ!!!」

「いいんだよ。俺は太く短く生きるって決めてるから。ハードボイルド精神で行くしよ」

「吸うたびに血管が細く短くなるだけだよ!むしろハードボイルドじゃないからそれ!そんな精神捨てって!」

 

タバコを吸いながら居合いの拳で敵を吹き飛ばすガトウに、リーファは禁煙と入院を勧めるがガトウは聞かない。頭を抱えるが、戦闘のため後回しにして、今は目の前の敵を倒すことに集中する。残りは千以上いた敵は500まで残った。

 

「三刀流、龍巻!!」

 

リーファは体を回転し、竜巻を発生させ、残りすべての敵が宙に放り投げられた。

 

「遮那!キョウスケ!ナギ!今よ!」

「よっしゃぁ!」

「来い!ガーディアン・ガーゴイル!」

「百重千重と重なりて走れ稲妻・・・・・!」

 

遮那は周りに黒い炎を纏わせ、キョウスケは下半身がクリスタル状の怪獣を具現化し、ナギは詠唱する。

 

「堕天使(リシファー)降臨!」

「ガーゴイル・レイ!」

「千の雷!」

 

流星群のような大量の黒炎の火球が放出し、ガーゴイルの口の輪からレーザーを発射し、千ほどの稲妻が空中で気絶していない敵に向かって一緒に飛んでいく。

 

「これはおまけ!一世三十六煩悩・・・・。二世七十二煩悩・・・・。三世・・・・百八煩悩。三刀流!百八煩悩砲!」

 

さらに、巨大な三つの飛ぶ斬撃を飛ばして、火球とレーザーと雷撃と斬撃が合わさり、残りの敵を一掃。敵は地面に落ちてると黒コゲになっていた(それでも生きてる)。

 

「やっとおわった~!」

 

リーファは三本の刀をしまって、地面に横転がる。

 

「はしたないですよリーファさん」

「しかし、今回は横に寝るくらい疲れましたね」

「これまで、戦った部隊の中で一番の強者揃いだったな」

「おもいっきり戦って気分はそうかいだぜ」

「あいかわらず戦闘狂だなおぬしら・・・・」

「だが、最近敵が強くなってきている。それも今回で紅い翼を時間をかけるほど苦戦するほどにな」

「たしかにな」

「むしろ、俺的にはもっと来いって感じだけどな♪」

 

遮那、ラカン、ナギは戦闘狂なので十分戦えたことに満足していた。

さきほどの敵の戦闘力をキョウスケとガトウが考えると、ガトウは敵が身に着けているワッペンに気づく。

 

「こいつらワッペンの紋章…。こいつは最近有名なブレイド大将の牙門の紋章だ」

 

ローマ字と漢字でつづれら文字の円と八芒星でその中に、曼荼羅図の文様と中央に三日月と黒の剣のような十字架のシルエット。その上に北斗七星につなげられた、青、黄、橙、緑、紫、赤、白の七つの点マークの文様がある紋章であった。アルはこの紋章とブレイド大将という単語に覚えがあった。

 

「ほほぉ~なるほど。さきほどの部隊はあの『千の武器』の直属の部隊でしたか。どうりで強いわけです」

「なんか知ってんのかアル、ガトウ?」

「はい。名前はブレイド・H・フェイクドールいうもので、ヘラスの第三皇女の騎士らしいのですが、同時にヘラス軍の大将の階級を持っており、この戦争で一番の尽力者です。なんでもヘラスに所属するときにヘラスの精鋭の騎士団全員と相手をして無傷で半壊させてその武勇により国王より大将に位を与えられたとか」

「俺とキョウスケもそいつの身元を調べたがやつの過去の情報がなく、天才的な軍略者で錬金術者ことしかでなかった。たぶんその名前は偽名だろうけど、その軍略と錬金術師としての技術は本物だ。その戦略と知識で帝国の軍を強化してるらしい。今までの敵兵と今寝ている奴らが証拠だ」

「それにそいつは数回しか戦場に出なかったにしろ、その強さは絶大。顔を隠した赤銅色の服を身にまとい無数の武器を扱え、未知の技術と魔法で敵を蹂躙し完全勝利を導く。そのゆえに二つ名が『千の武器』『不動勝利の先導師』『戦術の鬼神の眼』と呼ばれ、連合では『赤銅の超人』『悪鬼夜叉』『森羅万象の操術師』『ヘラスの赤いバクキャラ』と恐れたれている」

「その話を俺様も聞いてるが、それよりも一番のうわさはやっぱりヘラスの第三姫の婚約者だってことだな。ヘラスの国じゃーそれがもっぱらの話題だぜ」

「所属してすぐに大将へ階級してヘラスの姫の婚約者って、すげー逆玉の輿じゃね~かそいつ」

「しかし、ナギ。うわさなど尾ひれがついてるものですよ」

「千の呪文の男だって実際アンチョビなしじゃー5~6くらいしか呪文使えないからね~」

「チチチチチ、残念だったなリーファ。今の俺は師匠とキョウスケのおかげで、新たな呪文とオリジナルの必殺技を十個習得したんだぜ!」

「計16ほどの二桁でも、千である四桁になってから胸を張って自慢しろ」

「尾ひれが付くかいなや、そやつはナギと同様に事実上、この戦争で数々の成果を出しておる。先週じゃー奴はわしらが奪還したグレート=ブリッジをたった一時間で奪還したそうだ。それもたった一人でな」

「グレート=ブリッジを一人で一時間ですと!?」

 

グレード=ブリッジはこの戦争の要のひとつで、これの争奪戦で紅い翼は三時間たらずで見事奪還し、連合のものとなった。しかし、半月前、無名であった大将一人によって、わずか一時間でヘラス帝国に奪われてしまったのだ。紅い翼は8人(ガトウは仲間になっていない)で三時間ほどで奪還できたのに、それを一人で一時間ほどで奪われるとは異常である。

そのことに詠春が驚くなか、リーファとキョウスケと遮那の三人は念波で会話し『ブレイド・H・フェイクドール』という人物を考える。

 

《ねぇ、キョウスケ。あんたオタクだからネギまも詳しよね?私、あんまし原作知識ないけど、ネギまにそんなキャラっていたっけ?》

《いいや。俺のオタク知識によれば、そんなやつネギまキャラにいない。ヘラスには、テオドラだけだ》

《そいつは俺たちと同じ転生者か?》

《かもしれん。なにせ、俺たちはもともと、この世界を望ん来たわけでないからな。ネギまを選らんだやつかもしれん》

 

三人は自らこの世界を選択して来たわけではない。それぞれ、転生させてくれる神と女神と天使たちの手違いにより、あやまってこの世界に来たのだ。

ちなみに、きた時間軸は管路がこの世界を調べ終えたあとだったので、一刀に送るときには管路は三人の転生者など知らなかったのある。

 

「俺たちでも三時間はかかったのにたった一人で一時間で・・・・くぅ~!そんなにすげー奴!ぜってい戦って~!」

 

自分より強者だと思える人物に興奮して、そいつと早く戦うことを望むナギ。遮那とラカンもまた、ナギと同様に戦いたいと闘心うずうずしていた。

比較的常識人であるリーファと詠春は戦闘狂の男たちにため息を吐き、アルはいつも道理アルカリックスマイルで眺め、ゼクトは興味がなく、ガトウはタバコを吸って一服。

残っているキョウスケは両腕を組んで、冷静な表情で言葉を発した。

 

「戦場にいればいずれ戦うのは定めになるだろう。今の台詞でフラグが二つほど立ったしな」

「フラグとはなんじゃ?」

「事が起きる予兆だったけか?」

「それで、どんなフラグですかキョウスケ?」

「そいつが今すぐ出現するフラグと、負けのフラグの両方」

「おい!キョウスケ、おれが負けるとおもってんのかよ!」

「俺さまが敗北する姿がみえるってか?この鍛え抜かれた肉美の肉体がよ!」

「だからって、半身ぬがないでよっ!目の前に女の子いるんだからさぁ!」

 

筋肉を膨張させて上着を破いてかっこつけるラカンに、リーファは赤面してツッコミを入れた。

 

「この肉体美をわからんとはお子様だな。そんなエロいリアル西洋スイカがあるってーのに。男の抱かれたことないだろうおまえ」

「なっ!?/////」

「ぶっ!?ら、ラカン破廉恥ですよ!いいかげん仲間に向かって、それも女性に胸を指摘してはいけませんよ!」

「いいじゃねーかよ。こいつの胸はまじで人外だぞ!亜人でもそうそういねーぞ。今のうちに男に免疫つけとかないと、胸目当ての野郎に【ピー】とか【コリブリ】されちまいそうだから、こうして大人の先輩として指導してるんだろうが。もういちどいうが、こいつは胸だけはエロいから大人の先輩としてここで性教育で【ピー】【ピー】で【ヤーン】をな――」

「ストーーーーップ!ラカンストーップ!放送禁止言語を連破してはいけません!」

「あんまし、エルフの嬢ちゃんをいじめるなよ。ほらみろ、顔を紅くして胸元を隠してすねてるぞ」

 

問題発言を連発するラカンを詠春とガトウが止める。

 

「どうせ、わたしなんか胸がなけれただの、モテない剣道馬鹿ですよ~!」

 

女として胸しか価値のないことに強いコンプレックスを抱くリーファ。生前から、実家と親から箱入り娘として育てられたため、保険体躯は苦手であった。

体育座りでどんより暗を乗せて落ち込むと、ナギが肩に手を乗せた。

 

「そんなに自分を見下すなよリーファ。胸が無くても、おまえの魅力体だけじゃねーよ。お前の心と剣は一番の魅力だ。俺でも見惚れちまうほど綺麗だったんだぜ。それがあってこそ、おまえの胸に魅力が宿るんだ。自身をもてよ。誰がなにをいわれとうと、むしろお前らしく堂々としていればいいんだんだぜ♪」

「ナギ…」

 

励ますナギにリーファはすこしかっこいいと思った。

なのだが、

 

「だから、この調子でどんどん乳を揺らしてくれ!紅い翼のエロ担当者として!」

「おまえの胸は、紅い翼の激励なんだからよ!がんばれろ巨乳エルフ娘!」

 

いい顔で親指を立てるナギとラカンに、リーファは青筋の血管がブッヂ切れた。

 

「鬼斬り!焼鬼斬り!虎狩り!牛針!豹琴玉!夜叉鴉!龍巻き!大・仏・斬り!三・千・世・界ぃぃいいいいいいいいいいいいい!!!」

「「ぎゃっぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?」」

 

前言超撤回とばかりに、技と奥義を連発して鳥頭と肉達磨を斬り刻んだ。

死屍累々の戦場の空に汚い悲鳴が木霊する。

 

 

 

 

「今のはナギとラカンが悪い」

「年頃の女性にむかってデリカシーなさすぎだな」

「古典的な金髪ブロンド巨乳の無双もたまにはいいな。よく揺れまくる」カシャカシャ

「私としてはまな板がいいんですが、ナギの服が破ける姿を見逃しませんよ」同じくカシャカシャ

「ダメだこの変態二人。堂々とした変態ぶりでもう手遅れじゃ…」

「ちょっとぉおおおおおおおおリーファさぁぁああん!?!?怒る気持ちは分かりますけどおちついてくださぁぁぁあああいっ!!」

 

傍観する遮那とガトウ。カメラで爆乳と15歳の青年の肌を撮影するキョウスケとアルにゼクトはある意味戦慄し、詠春は大声で叫んだ。

と、そこへ、お約束とばかりに訪問者がきていた。

 

「おや?うわさをすればなんとやらですね」

 

キョウスケたちが、横に首を振り向くと、いつのまに来たのか、敵の死屍累々の戦場に赤銅色のメタルジャケットと帽子で顔まで隠した謎の(体系的に)男性が腕を組んで刑罰されたナギとラカンを眺めていた。それこそキョウスケがいっていた特徴とその覇気にブレイド・H・フェイクドール本人だと気づいた。

 

「キョウスケのいうとおり、フラグを立ててすぐ現れましたか」

「マジででてきやがった。ご都合すぎじゃねーか…!?」

「あたりまえだ。フラグは基本折らないもの。成立しないと読者たちがおもしろくないだろう(確信)」

「どうせ、これも作者のクオリティーだしいいんじゃねーか?」(ギャグ補正で勝手に復活)

「なんで疑問系!?メタをやめろナギ!」

「もう、アホらしくて(馬鹿相手に無駄な体力をつかって)、つっこむきがなくなった…」

 

と、突然の登場にどう反応したのかわからなくる中、キョウスケは目の前の者が来ているメタルジャケットを考えていた。

 

(どうみても武装錬金に登場するシルバードスキンだな。色だけは銅色だが…2Pカラーか?)

 

と、思われる間、ブレイドこと北郷一刀は旅先で出会った者たちの姿をした遮那、リーファ、キョウスケを見つめた。

 

(シャナにリーファに恭介っか。これまたコアな器を選んだだな。特典は見たこと、村正・天狼を持ってるシャナ似は無明神風流で、リーファ似は三本の刀と三刀流を使うからゾロの能力、キョウスケ似は・・・・・ARMか?…なんにしてもシャナに真紅眼つながりで狂と似て似合っているし。巨乳のリーファにイザナギの服装ってなんか本人よりエロいな…。キョウスケはやっぱり学生服だな。ウンウン)

 

と、三人の転生者を観察するがその前に、致命傷を受けて満身創痍の部下たちに手を差し伸べる。

 

「大丈夫か」

「うぅ・・・大将・・・・」

「よく、戦った。あとのことは俺に任せて援軍とともに退避しろ」

「しかし、大将を残しては」

「俺のことは心配するな。自分たちの怪我を心配しろ」

「大将・・・・;;」

 

 

 

 

 

「どうやら、彼は仲間思いのようですね。それに仲間からも人望がありますね」

「ナギと正反対だな」

「うっせいぞ、遮那っ」

 

 

 

 

 

意識がある部隊は自分たちの大将がきたことに気づくと、部隊たちの地面から大きな影が現れて、その影からディープとスカイ、そして援軍の部隊が出現した。

 

 

(あれは!?…いや、艦娘ではないな。二次小説でいうところのオリキャラってところか)

 

キョウスケはディープとスカイを見て驚いたが、影から会われる設定の物ではないため、自分の知ってる者たちではないと気づいた。

援軍の部隊は紅い翼を前にして負傷した部隊たちに応急措置を開始し、負傷した部隊と撤退の準備をする。

 

「それではお気をつけて」

「あんまし無茶をするなよ」

「あぁ」

 

 

ディープがお辞儀をしてスカイが一刀に激励すると、身体を影を部隊全員のところまで広げると、ディープたちは影の中に沈み、その場から転移した。

一刀は先ほどから傍観している紅い翼の方へ振り向く。

 

「さて、最初に名乗らせてもらうぞ。俺はブレイド・H・フェイクドール。ヘラス帝国軍大将のひとりにして、ヘラス第三皇女の騎士だ」

「騎士っていうより不審人物のほうがしっくりするぞ」

「シッ!そんなこと言ってはだめですよナギ!相手はヘラス帝国の大将で第三皇女の直属の騎士ですよ。本音を言ったら失礼でしょう!!」

「なら小声で言ったら?詠春も声がでかいよ」

 

大声でナギに説教する詠春も堂々と失礼だとリーファがツッコンだ。

不審者扱いされる一刀は話を進めた。

 

「不審人物かどうかは置いといて…。お前らが連合で有名な愚連隊『紅い翼』だな?」

「あぁそうさ!この俺、千の呪文の男『ナギ・スプリンクフィールド』がリーダーとした無敵集団『紅い翼』だ!ほんで後ろのいるのが、俺の手下だ」

「いつからお前の手下になったんだ!!」

「ちゃんと俺たちを紹介しろ!」

「ってか、いま愚連隊って呼ばれなかったわたしたち?」

「普段から連合に無断で動いていますからね。協調性がない人もいますし、愚連隊とよばれてもしかたないでしょう」

 

手下呼ばわりされてラカンと遮那がナギに怒鳴り、愚連隊と呼ばれたことにアルの説明でリーファたちは納得した。

このままでは埒があかないため、心理戦が得意なアルとキョウスケが代表として話す。

 

「さてさて、ヘラスで有名な大将がなぜ、私たち紅い翼の前にいるのでしょうか?」

「うんなもんきまっているだろう。俺の部下たちを逃がすためだ」

 

疑問をぶつけてより情報を得ようとしたが、一刀は素直に答えた。

一瞬呆けるも次にキョウスケが投げ掛ける。

 

「俺たちの前でそんなこと話していいのか?俺たちが逃げてるやつらを追いかけるかしれないんだぞ」

「そんなことしないだろう。あの有名で無敵な紅い翼がそんな卑劣なことなんて絶対しない。とくに本物の強者ならな」

 

強者という言葉にナギ、遮那、ラカンが反応する。

 

「私たちが強者だとわかっているんならここは帰ってくれませんか?あなたの部下と戦ってこちらは疲れているのですから」

「無理だな」

「それはまた、ストーレートな。ここでやっても俺たちにもおまえにもなんおメリットなどないいはずだが?」

「戦場ではメリットを考えて行動するのは基本だが、今はメリットなんて考えてない。その理由は単純明察。俺はヘラスに所属する者。おまえらが連合に所属する集団。そしてここは戦場。おまえら俺の仲間を襲った。そして俺は仲間の大将。ゆえに落とし前。…俺の言葉わかるよな?」

「あぁ、一様な。いろいろと御託をならべても、単純に訳せばやることはひとつ・・・」

「そう、敵がいるのならおれたちがやるべきことはただひとつ・・・・・・・・」

ナギは杖を肩に乗せて叩き、遮那は鞘から天狼を抜いて、一歩前に出る。

二人は口元上げてニヤリと笑みを浮かべると、一刀も微笑む。

 

 

「「「目の前の野郎をぶちのめすだけだ!」」」

 

 

一刀とナギと遮那の身体から兼野菜戦士並みの気魄のオーラが爆発した。

 

「なんでこういう展開になるんだろう~?」

「それがバトルモノの宿命さ」

 

リーファとキョウスケも戦闘モードになり、紅い翼全員も、やきる十分であった。

 

「おまえら手をだすんじぇねーぞ!こいつの相手は俺がやる!」

「まってナギ!俺が先だ!」

 

ネギと遮那が一番乗りに戦おうと揉めている。まるで中学生の喧嘩である。

 

「ちょいっと通るぞ!」

「「ぐっへ!?」」

 

ネギと遮那の頭を下に押しつぶして、ラカンが二人の間を通り過ぎた。

 

「おいラカン!ぬけがけすんなよ!」

「わはははは!早いもん勝ちだ!」

 

ラカンは一刀の方へ走ると、右腕を構えてに連続で殴るが、一刀は手刀で徒手空拳でラカンのコブシを捌いていく。

 

「ジャック・ラカン…元傭兵であり、その実力はバグ級。紅い翼のリーダーと互角以上の実力者が最初の相手とは骨が折れそうだ」

「ほう、おれのこともご存知とはさすがは、姫様の婚約者で時期国王だな」

「…ごめん。その話やめてくれる。その話で俺のSAN値が下がりっぱなしだから」

 

その問題に一刀は力が抜けてしまい、一瞬の隙が生まれると、その隙を狙って顔面に鋭いコブシを入れてが、一刀は右手で受け止めた。

 

「ヒュ~♪やるじゃねーか!」

「おまえもな!」

 

ラカンが真横に蹴りを放つと、一刀は受け止めたコブシを押してラカンの体勢を崩して後ろに飛んで蹴りをかわす。

 

「ラカンWパンチっ!」

 

高密度の気が篭めらえた両手を突き出して、一刀を吹き飛ばすが、

 

「なにっ!?」

 

両脚を地面に引きずりながら衝撃を耐えて張る無傷の一刀が立っていた。

 

「ラカンの一撃を耐えただと!?」

「いまのは間違いなくグリーンヒットしたよね!?」

「詠春、リーファ、ラカンが当てた部分を見てください」

 

ラカンが当てた腹の辺りが、六角形のチップの集まってメタル化していた。

 

「どうやらあの服はただの服じゃなさそうです。ラカンが敵に接触する刹那に服がメタル化して、ラカンの攻撃を遮断と同時に修復したみたいです」

「防具系の魔法具かアーティファクトか?どちらにしろラカンの一撃を完全に防ぐなんて、そうとうなレアものだぞ」

「生半可な攻撃は無理じゃな。打撃系は効果はなさそうじゃ。貫通系か、修復できないほど神速の攻撃が有効じゃろう」

 

ガトウとゼクトは一刀が着ているシルバースキンをアーティファクトと勘違いする。

アーティファクトとはこの世界のある魔法のアイテムであり武器。それを入手するのには主と従士が契約しなくては手に入らない品であり特殊な能力があるのだ。

 

「へへへへ。いいもんアイテムもってるじゃねーか。本気じゃなかったにしろ俺の拳に耐えるなんてよ」

 

と、強気なラカンだが、実は内心驚いていた。

 

「…おほめにいただき高名だ。だが、いかに千の刃でも、この絶対防御服のシルバースキンがある以上俺に敗北の文字はない!!」

(まちがいなくシルバースキンだな。なら相手の特典は武装錬金か…?)

 

シルバースキンの名を叫んだ一刀に、キョウスケは知ってるものと同じだと確信した。

一刀が敗北がないことにラカンの闘争本能が刺激し、高密度の気があふれ出し力のギアを上げる。

 

「なら、そっちら絶対の盾ならこっちは最強の矛で攻めるだけだこと!アデアット!!」

 

ラカンは自身のアーティファクト『千の顔の英雄』で大量の剣を周りに具現化し配置させた。

 

「いくぜぇえええ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

 

大量の武器を手にとって、一刀に向かって連続で投げる。投げられて剣や巨大な大剣はラカンの腕力で時速マッハの弾丸となり、まさにマシンガンであり、その威力はミサイル並であるだろうと思えた。その光景に「まるでゲート・オブ・バビロン並の攻撃だな」とキョウスケがつぶやく。

そして、一刀の視界に絶大な破壊力になった剣剣剣剣剣剣剣剣剣に覆われるが、一刀は動かずに腰を低くし、体を回転させて最初に飛来した剣の柄を掴み、飛来する剣の嵐を掴んだ剣でなぎ払った。撃ち払えられた剣類は一刀の横や後ろの荒野の地面や岩に衝突し、爆発したように衝撃が木霊し、クレータが次々と作られいく。

 

「あいつ、結構、芸達者なやつだな。ラカンの剣をつかんででそれで打ち払ってやがる」

「それでも意識的に私たちや部下たちやる方向には飛ばしてはいませんね。気配りのいい人でしょうか」

「あ~、たしかに…」

「もしかして、やさしい良い人かな?」

「わからん。やつに関する情報がすくないからな。だから、ラカンを噛ませて、すこしでも戦闘データを集めるしかない。あいつは赤い翼で無駄に体力があるしな」

「キョウスケ、聞こえてんぞっこらーっ!」

「地獄耳だな」

 

機関銃となって剣を投げ続けるラカンが怒鳴った。

 

「あんがい、あの隠れた顔の下に不細工なキモオタクっていう人種だったりしてな――ぶっほ!?」

「ナギぃ!?」

 

突如、打ち払った剣がリーファの横を通って、ナギの顔面に飛来し、剣の柄の部分がナギの眉間に直撃。衝撃でナギは縦に回転して倒れた。

 

「おや、あの人も地獄耳のようですね。うまいこと柄で当てました」

「攻撃したということは自覚があるのか?もしかしては幼女大好き鬼畜くんかもしれん―――ぐっへ!?」

 

今度はキョウスケがナギと同様に、飛来した剣の柄の部分、それも三本で、眉間、喉元、腹に直撃して、あまりにもの痛みに悶絶する。

 

「うしろの馬鹿を見て学習していろ」

「むしろ、ロリコンの鬼畜はキョウスケとアルじゃろ」

「失礼ですね。わたしはただ、幼い子と男性に興味があるだけです」

「わかった。あなただけは、わたしたちから10メートルほどはなれてください」

 

 

 

 

 

 

「ナギwwwwキョウスケwwwざまwwwwwみろwwwwって言ってる間にうしろに入り込んだぜ!」

 

剣の弾幕で一刀の視界を覆い、ラカンは投げた大剣に隠れながら走り抜き、一刀の背後に回りこんだ。

 

「羅漢破裏剣掌!」

 

背中に強力な掌打つと衝撃音が響いた。

しかし、一刀は吹き飛ばされず仁王立ちして後ろに振り向く、ラカンの掌打はシルバースキンによって完全に停止させられていた。

 

「・・・・・・・・・・・・手ごたえがあるけど効いてないっと?」

「イエス・アンド・俺のターン!」

 

掌撃を打った腕を持って、ラカンの懐を背中に担いで、前方に向かって自身より巨漢のラカンを一気に投げ飛ばした。

 

 

 

 

「うまい!なんと見事な背負い投げ!」

「柔道か…。やつは旧世界の出身者か?」

「赤、一本です」

「どこから出したのその旗?」

 

流れるような投げ技に詠春は感情を表に出し、ガトウは柔道の技を使った一刀を旧世界出身者と疑問視、アルは赤い旗を揚げて、リーファにツッコまれた。

 

 

 

 

 

「味のある技つかうじゃねーか♪」

 

 

ラカンは空中ででんぐり返して見事に着地する。

その隙に、一刀はジャンプして、錬金術で燃素を操っ発火させ、両手に爆炎を纏わせた。

 

「リトルボーイ!」

(あれはニードレスの技…特典が複数あるのか!?)

 

一刀が叫んだ技に、キョウスケが驚く。

跳んだ一刀は空中で火炎のコブシで、連打する。

 

「そんな漫画とかで主人公が通常時につかう古典的な属性技が俺様に通じるかよ!」

 

火炎が纏ったコブシを恐れず、握り締めたコブシで連打して火炎のコブシを打ち払う。

コブシとコブシがぶつかり合うも、火炎を纏ったコブシはラカンのコブシに傷ひとつ付けられない。ラカンは火炎が通じないことをいいことにさらに胴体に殴られても気にせず余裕の表情であった。しかし、その慢心こそが一刀の思惑道理であった

 

「ヒート・エクス・プロージョン!」

 

ラカンの胸にコブシの殴った瞬間、コブシが接触した胸の部分が蒸発して、赤くマグマのように熱く燃え出した。

 

「あちあちちちちちっ!?肉が沸騰してるみたいにあちーーいっ!?」

 

さすがのラカンも胸が溶け出されたまらず、後ろ一刀の腹に蹴りを入れて、一刀を吹き飛ばした。

しかし、蒸発され融解されてしまい、あまりにもの激痛にその場でのた打ち回って苦しんだ。

 

「おぉ、あのラカンが苦しんでいますね」

「あいつ、ナギの千の雷と俺の火炎をうけて火傷の傷すら付かなかったぞ!?」

「いまの、技なんなの!」

「超分子振動で直接肉体の分子を刺激して融解しているんだろう。原理は電子レンジとおなじだ」

「火炎系統で上位の技だな。さすがのラカンでもダメージを受けるか」

「ラカンwwwwwwざまwwwww見ろwwwwwwwwwwwwww♪」

 

キョウスケが技を解説してガトウは納得する。

ナギにいったては喜んで笑っていた。

 

 

ラカンの非常識的治癒力で融解されて燃えたいた部分が冷めていき、元道理に完治した。

 

「ふぅ~。俺様の肉体を溶解するなんてとんでもねー野郎だ。いっぱつ接近戦でドデカイのお見舞いしてやると思ったが触っただけでこれだし。ここは、一旦距離をちょいっと離れって中距離から攻撃を――」

「マグネットワールド・【巨漢のおっさん】」

 

一刀は特殊磁界を使い、ラカンは見えない引力の力により、一刀の方へ引っ張られていく。

 

「のっわぁあ何だ~!?」

 

見えない力に引っ張られて驚くも、すぐさま攻撃に移る。

 

「しゃらくせぇぇえええええ!羅漢萬烈拳!!」

 

そのまま、コブシが見えないの音速の連打を放つが、そんな攻撃を受けるほど一刀は甘くはない。

 

「マグネットワールド・アンチ・【巨漢のおっさん】」

「どっわああああ!」

 

羅漢萬烈拳が当たる直前に引力を反発に転換して、ラカンを100メートル以上、吹き飛ばした。

 

「ジャイルグラビティション!」

 

宙に飛んでいるラカンに、重力で地面に押し潰した。

 

「うっごぉおおおこんどは上からかぁああああ!?」

 

重力の力が強力で仰向けの状態で地面に練りこまれラカンは動くことができない。

 

「ぬぉおおおおおおお嘗めるんじゃねぇえええええ!!気合最大出力!!」

 

しかし、気を最大限に上げて放出し、物理の法則を無視して重力の力を吹き飛ばした。

 

「気合で重力を吹き飛ばしたやがった!」

「さすがはバグキャラ。俺たちの希望を裏切らない!」

「やばい。ここに来てから常識が崩れてくる」

「重力魔法を使う私としてはある意味屈辱ですね。いまの重力操作は相当なものでしたよ」

「だが、いまの魔法に魔力が感じられなかったぞ。それに馬鹿を焼いた火もじゃ」

「気も違いましたし、能力系では?」

「炎熱と重力とか使ったからなぁ。複数所持してるかもしれん」

「ラカン!さっさとズタボロの肉塊になって、俺と変われ~っ!」

「誰~が牛の丸焼きみたくボロ負けになるって~!!ナギ~あとで覚えてろよ!」

 

 

非常識な荒業をやってのけたラカンがナギに怒鳴りながら起き上がる。

 

「たっく、こんだけおもしれー奴を奪われてたまるかって!」

 

目の前強者の敵を気に入ったラカン。

しかし、その隙を一刀は見逃さない。

 

「凍結・・・・・」

「げっ、しまった!?」

 

一刀を中心に地面が熱を奪われて凍り、ラカンの下半身ごと凍りつく。

 

「下半身が芯まで凍って動けねー!?」

 

両脚が凍り付いてしまい、その場から動けないラカン。

一刀はラカンに向かって腕を向けた。その腕が何やら熱で帯びて、空気が揺れていた。

 

「あー・・・・すこし、やばい予感?」

 

ラカンの直感が危険と察知するが、一刀は無慈悲に放つ。

 

「第四波動!」

 

一刀の腕からラカンを包むほどの極太の熱線が放出された。

しかし、熱線はラカンに頭上を通り過ぎ、空のかなたに消えた。

第四波動を撃つ直前、一刀の腕をナギは蹴りで、キョウスケはアッパーで逸らして、ラカンの直線コースを逸らしたのだ。

 

「ナギ!キョウスケ!」

「へっ!選手交代だぜ!」

「ここからチームプレーでいかせてもらう。ネイチャーアーム・ゼビュロスブルーム!」

 

キョウスケは風を操る箒のARMを、ナギは喧嘩殺法で一刀に攻める。

 

 

 

 

 

 

残った仲間たちは、下半身が凍ったラカンの元へ駆け寄った。

 

「これまた、噛ませ犬的にやられてましたね」

「誰が噛ませ犬だ!これから逆転するとろころだったんだ!」

「ならば、とっとと氷をやぶればいい。気を流して体温をあげれば溶けるだろうにぃ」

「それができればやってるって!完全に肉の芯まで凍って、経絡系統に気が流せないんだよこれが!さっきから体の感覚がねーし!」

 

アルが凍った部分をコンコンと叩いて、ラカンを診察する。

 

「おやおや、これはほんとに完全に骨まで凍っていますね。すこしでも動かすと肉体までバラバラですよ」

「怖いこというなよ!」

「それでも生きてるおぬしがこわいぞ」

「とにかく溶かさないと!」

「なら俺に任せろ。灼爛炎帝!!」

 

遮那が天狼の刀身から火炎を放出し、氷どろこかラカンごと燃やした。

 

「またあちーーーい!?!?作者~!てめぇー俺に恨みとかあるんかよ!」

 

燃やされて凍らされて、また燃やされたラカン。もはや、踏んだりけったりである。

 

 

 

 

 

 

 

「キョウスケ!おまえ格闘戦は苦手だといってたわりには、めちゃくちゃうごくじゃねーか!」

「俺は頭脳派なんでな!肉体労働はごめんなだけさ!」

 

一刀は二人かかりの攻撃をさばくも、滅茶苦茶な我流の攻撃をするナギと棒術らしい攻撃をするキョウスケに、押されてしまう。後ろに下がり、距離を取って、地面から熱を吸収する。

 

「凍結…!」

「おっと、二度目の技なんて通じるかって!」

「ナギ、避けろ!」

「第四波動ォォオオオオッ!」

 

熱線を放つが、ナギはギリギリ避けた。

 

「あちちち!?いまのはやばかったぞ!」

「あの熱線、魔法壁でも防げないな!ナギ!やつに大技を使わせるなよ!」

「へん。なにびびってんだよ。そんなポンポン大技出せるなんてあるわけ――」

「二重・第四波動!」

 

一刀は両腕で熱線を放った。両腕では片腕のときより攻撃範囲が広がって威力が倍増している。

 

「どっわぁああ!?こんどは両手だと!?」

 

ナギとゼビュロスブルーム に乗ったキョウスケは急いで空中に飛んで熱線を回避した。

 

「やつの足元の地面を見ろ!ラカンを凍らせたときと熱線を撃つ前に常に凍っているだろう!あの技は足元から熱エネルギーを吸い込んで熱線として放出しているんだ。この世に熱がある限り無数に撃ってくるぞ!」

「だったら、吸収する暇を与えないように攻めればいいだけだ!来れ雷精・風の精。雷を纏いて吹きすさべ南洋の嵐!雷の暴風!」

 

キョウスケの解説でも、ナギは真正面から突っ込み、竜巻と稲妻の魔法を放った。

 

「ヴァルカンショックイグニッション!」

 

一刀は体内に残った熱エネルギーを燃素で爆炎した火球にも転換して、巨大な火球を作り上げ、そのまま投げた。火球はナギの魔法とぶつかって相殺され、爆発した水蒸気が一刀を覆う。

 

「ハッァアアアア!」

 

水蒸気の煙の中からキョウスケが飛び出し、ゼビュロスブルームの刃を振りかざす。

 

「夢氷月天!!」

「牛鬼勇爪!!」

 

一刀はコブシを構えようとすると、左右から遮那とリーファが煙に紛れて飛び掛る。

リーファはシルバースキンの能力に対して突進の速度と貫通力に優れた技で、遮那はシルバースキンのメタル化の防止と熱エネルギーの吸収防止のために氷結系の技で攻めた。

しかし、

 

 

カッキーーン!

 

一刀はすばやく、一騎当千を手の中に転送させて、三人の攻撃を木刀で円を書くように三人の武器を横になぎ払った。

 

「あたしたちの剣を木刀で!?」

「その木刀はっ・・・・!?」

 

真剣をただの木刀で弾いたことに驚くが、キョウスケとジャンプ愛好家の遮那は、一刀が持っている木刀に見覚えがあった。

さらに、攻防が続く。

 

「よく連携が取れているな。だけど、おまえらに友なんて必要ないくらいに。なんで、この世界のものたちとともにいるんだ。そいつらより強い力を手に入れたおまえらな、自分勝手にやればいいじゃないのか?」

 

遮那、リーファ、キョウスケのの攻撃を木刀で捌いていく一刀は三人に問いかけた。

 

「うんなんもん俺には関係ねーよ。俺がやりたいことをテメーが決めるんな」

「デリカシーのなくって男だらけで、めちゃくちゃなで勝手な仲間だけど、あたしはこの仲間たちと一緒にいるのが好き。だから一緒にいるの!楽しいから!」

「世レベルを999まで上げて一人で魔王や神を倒しても、そんなものつまらんだろう。なら仲間と共に苦難を乗り越え、楽しみを分かち合い、そして成長したほうが、楽しさは何百万以上倍増して、人生がおもしろい!!わからないやつは傷の舐めないとか脛齧りといわれるかもしれんが、それでも俺たち仲間と共にお前を倒す!それが俺たちの強さだ!」

 

その言葉に、一刀は三人の真偽は無いと納得した。獲物から伝わってくる三人の芯の通った魂を感じて確信し、内心に安心の笑みを浮かべた。

 

「・・・・・・なるほど。その魂…力の業に溺れず犯されていないな。力を制御した君たちならはどんな苦難のときでも屈せず、仲間を導くこどができるかまもしれない。いや、できてしまうな」

「っ!おまは一体なにを…!」

「つまり、おまえらの試験は合格だってことさっ!」

 

受身で三人の攻撃を捌いていた一刀はここで攻めに移り、遮那とリーファの剣を弾いて、一太刀入れ、キョウスケが風の刃を放つも、上段の構えで木刀を振り下ろして風の刃を叩き切った。

 

「っち!」

「きゃっ!?」

「くっ!?」

 

遮那はとっさに後ろに飛んで一刀の斬撃を軽傷にすんだが、胴体を当てられてリーファは斬撃の邀撃で吹き飛び、キョウスケもまた、一太刀の突風で吹き飛ばされた。

 

「遮那、リーファ、キョウスケ!?くっそ!来れ・虚空の雷・薙ぎ払え!雷の斧!!」

 

ナギが雷撃魔法を放つ。

 

「ザケルガ!」

 

しかし、一刀が雷撃呪文でビーム状の雷撃を放ち、雷の斧を相殺する。

 

「13トーテムポール!!」

 

キョウスケが一刀の地面から巨大なトーテムポールのガーディアンを出現させた。

 

「粉砕しろ!ミコルオ・マ・ゼガルガ!!」

 

機械仕掛けの女神が出現し、13トーテムポールすべてを粉々に砕いた。

 

「無明神風流奥義『白虎』!」

 

遮那が放った白虎がミコルオ・マ・ゼガルガを爪牙で破壊し、そのまま一刀に向かって爪を伸ばして引き寄せる。

 

「目には目を。歯には歯を。白虎には白虎っと!ラオウ・ディバウレン!!」

 

一刀は巨大な二尾の白虎を放ち、遮那の白虎を前腕の巨大な爪で受け止め、その牙で逆に喰らった。

ラオウ・ディバウレンは止まらず、紗那を噛み砕き、遮那の鮮血が飛び散る。

 

「魔法の射手!」

「ラシルド!」

 

ナギの魔法の矢を雷が纏った巨大な石の盾で防ぎ、魔法の矢を雷撃付きで反射する。

雷が纏った魔法の矢がナギに向かって飛んでいくが、詠春がナギの前に飛び出した。

 

「剣士は遮那とリーファさんだけではありませんよ。雷光剣!!」

 

雷電が纏った砲撃と連想する一太刀で魔法の矢とラシルドを一閃で両断した。

砕け散ったラシルドの破片が一刀に当たる中、背後からガトウがコブシをポケットにいれ、居合い拳を構えて居合いをつめていた。

 

「これでも寝とけ無音拳!!」

「重力遮断」

 

コブシで射貫く直前、一刀がガトウの足場を重力ゼロにしてガトウを宙に浮かばせた。突如、足場がなくなったため、ガトウは体勢を崩してしまい、無音拳が一刀にあたらず、一刀の横に逸れてしまう。

 

「知ってるか?地面に足を置いとくと相手の攻撃の衝撃が地面に流れるんだと。なら、空中じゃーその衝撃はどこにも流せない」

 

一刀はコブシに気を流し込み、ガトウの腹にコブシで射貫いた。

しかし、

 

ボン!

 

射貫いた途端、ガトウが煙となり消え、代わりに手抜きの人形が宙に浮いていた。

 

「残念だったな。ガーディアンアーム・長靴を履いた猫。そしてさっきのは能力の身代わり君だ」

 

キョウスケのよこにゴツクて可愛くない長靴を履いた二足歩行の猫がいた。長靴を履いた猫の腰にはダガーと手抜きの人形の身代わり君がぶら下がっていた。

ふと、一刀が暖かな風を感じた瞬間、痛みが身体に駆け巡り、地面に肘をついてしまう。

 

「無明神風流殺人剣・蜃・・・・・おまえも見ただろう鮮血の蜃気楼を」

 

キョウスケの横にはラオウ・ディバウレンに噛み砕かれたはずの遮那がいた。

無明神風流を知っている一刀は先ほどの遮那が蜃気楼で生んだ偽者だと気づく。

 

(ぐっ!?すこし肉体の組織が崩されたか・・・・!?)

 

動こうとするが身体の神経が一部破損して動くことがままならない。

無明神風流殺人剣・蜃は蜃気楼を生むで幻を見せるだけではなく、大気を異常膨張させ、敵の肉体の組織を破壊することができる。

超高速自動防御のシルバースキンでも大気の異常を察知するまでタイムラグが起こり、蜃の神風を完全に防ぐことができなかったのだ。同時に蜃の攻撃もまた完全に決まってはおらず、高山病ほどのダメージしかない。

身体に数秒だけ気を流して治癒力を高めれば、崩された組織も感知する。しかし、その数秒間は無防備であり、紅い翼もまつもほど甘くはない。

なにせ、ラカンがリベンジとばかりに一刀に向かって走って来たのだから。

 

「凍らせたお返しだっ!羅漢大暴投!!」

 

シルバースキンの襟を付かんで、一刀を上空に投げ飛ばした。動けない一刀は天に近いほど上昇していき、そのまま地上に落下する。その高度は約100メートル以上あった。

 

「遮那!詠春!」

「オウ!」

「えぇ!」

落下する一刀めがけて、リーファと遮那と詠春がジャンプして抜刀する。

 

「一刀流、獅子歌歌!」

「氷魔十字霜舞!」

「斬岩剣!」

 

リーファの居合い抜きでシルバースキンをメタル化した部分ごと両断。刹那にシルバースキンは超高速修復をするが、遮那が天狼と護りの小太刀での小太刀二刀で十字に切った瞬間、十字のキズから凍りついて修復を止めた。その部分には十字の大きな隙間が出来上がり、詠春はそこめがけて、一太刀を入れた。

 

「ぐあっ!?」

 

初めてのダメージとなる痛みに一刀は吐く。下に鎧を着込んでいるが詠春の太刀により鎧ごと叩き斬られてしまい、衝撃でアバラにヒビがはいる。

 

 

「さすが、頼りになる赤い翼の三銃士だな!」

「今の衝撃が服の防御を超えて肉体に届いている!攻撃の手を休めるな!」

 

リーファと遮那と詠春がスタッと華麗に着地し、一刀はそのまま地面に激突した。

 

「くっ――なっ!?」

 

一刀はなんとか起き上がり立とうとするが、身体が急激に重くなり、動けなくなる。

 

「重力操作はあなただけの特権ではありませんよ」

 

アルが一刀に重力魔法で重くし動きを拘束していた。

一刀は重力操作でアルの重力魔法を相殺しようとするが、さきほどの斬撃のダメージで重力を操作がうまくできなかった。

動けない一刀に紅い翼は一気にケリをつける。

 

「無明神風流奥義『朱雀』!!」

「七条大槍無音拳!!」

「ラカンインパクト!!」

「ガーゴイル・レイ!!」

「斬魔剣・弐の太刀!!」

「百八煩悩砲!」

 

火の鳥が、気のレーザーが、魔力のビームが、飛ぶ斬撃が、一刀に向かって襲い掛かる。

一刀は魔力と心を最大限に高め、腕を紅い翼に向けて最強の術を放った。

 

 

「バォオオオオオオザケルガッァアアアアアアアアアア!!!」

 

 

バッォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!

 

 

腕から現れた金色に輝く雷撃の龍『バオウ・ザゲルガ』が顎を大きく広げ、火の鳥を、気のレーザーを、魔力のビームを、飛ぶ斬撃をすべて噛み砕き、紅い翼を喰らおうと襲い掛かる。

 

「やばい!?最強防御!!!」

「だめ!でか過ぎて防げない!?」

 

ゼクトが防御魔法で仲間を守ろうとするが、顎を広げて飲み込もうとするバオウ・ザケルガが大きく、防御結界すら飲み込もうとする。

だが、バオウ・ザケルガの頭上に最強の男がいた。

 

「俺を、俺たちを舐めるなぁぁあああああ!!」

 

ナギが雷撃を纏った杖を片手にバオウ・ザケルガの図頭から垂直に落下しって特攻する。

 

「これでも喰っとけぇえええええええええ!!!」

 

バッォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

バオウ・ザケルガは紅い翼からナギに目標を変えて、顎を広げたままナギを飲みこんだ。

 

「ナギィっ!!」

 

紅い翼は驚愕しリーファが叫ぶ。

バオウ・ザケルガの胴体が膨れ上がり、千の稲妻に食い破られ、稲妻とともにバオウ・ザケルガは雷へと発散する。

そして、

 

「うっぉおおおおおおおおお!!!」

 

雷の中、ナギが一刀に向かってコブシを振りかざして突っ込んできた。

ナギの姿を見て一刀は動けなかった。その姿はまるで、恩師である白くギンギラギンの魂を持った侍の生き様と同じに見えたからだ。

 

「・・・・・・・・・・・銀さん?」

 

 

バッキーーーン!!!

 

 

 

ナギのコブシが一刀の顔面に直撃し、顔を隠したシルバースキンの襟の部分が砕け、一刀は吹き飛ばされ、地面に倒れこんだ。そして、数秒たっても起き上がらないかった。

 

「ハァハァ、よっしゃーー!!」

 

ナギは勝利の雄たけびを上げ、腕を天に突いて掲げた。

 

「やったね!ナギ♪」

 

仲間がナギに駆け寄り、リーファはハイタッチで、詠春はナギを励まし、ラカンと遮那は笑ってナギを殴ったり首を絞めたりした。その様子をキョウスケとアルとゼクトが微笑み、ガトウはタバコをすって一服する。

 

 

ふと、遮那はキョウスケとあることを話す。さきほどナギが殴る瞬間、一刀が呟いた単語についてだ。

 

「キョウスケ。さっき、ナギがコートがぶち抜く前、あいつ銀さんって」

「・・・・あの時のナギの姿を誰かと重なったんだろう。それが動揺して武装錬金のエネルギー源である闘争本能が弱まり、シルバースキンが砕けたってところか。まぁ、俺の憶測だがな」

 

 

そのとき、

 

「よっと」

 

さっきまでピクリとも動かなかった一刀がバク転して起き上がったのだ。

まるで、無傷のように思えるほど身軽さに、さすがの紅い翼も仰天した。

 

「うっそ!?まだ、立てるの!」

「怖がらなくいいよ。この勝負は俺の負けだ」

 

先ほどまであった殺意と闘気が感じられず、変わりにおだやかな気が感じられた。砕かれた部分に一刀の左顔が覗いており、やさいいそうな眼が赤い翼を見つめていた。

その眼と言葉に紅い翼は警戒をやめた。

 

「ラカンのとき言ってましたね。その防護服がある限り絶対に敗れないと」

「逆に言えば、その防具服が破れれば自分の敗北ということ。ナギが防具服が撃ち砕いたときに勝負は決したということになる」

 

一刀の言葉を聴いて、アルとキョウスケが納得し、リーファたちは戦う気がないことに安心する。しかし、空気を読んでない筋脳が二体がいた。

 

「ふざけんな!たかが服が破れたくらいであきらめるなよ!!俺はまだまだ戦い足りねーっ!」

「勝ち越しで逃げるなんて俺様の流儀に反するぜ!もう一度、俺と勝負しやがれーこらー!」

 

しょうもうないほどの戦闘狂を超える戦闘馬鹿に、リーファとゼクトはため息を吐き、詠春は胃が痛くなり、キョウスケとアルはポーカーフェイスでいつも道理と無視し、ガトウはまだタバコを吸っていた。

残っている遮那が二人を止めた。

 

「漢が決めたことだ。それ以上口出しするとそいつの侮辱になるぞ」

「「っち」」

 

遮那は生前に番長として勤めていたため、漢としてのプライドをわかっており、遮那の言葉にナギとラカンは渋々、あきらめた。

 

「攻撃したあたしがいうのもなんだけど大丈夫だった?」

 

リーファは一刀が敵であるも、オーバーキルの集団リンチの攻撃をしたため、心配していた。

 

「このくらい平気だよ。今まで苦労の修羅場を潜ってきた質も数で俺の体は強靭なんでな。こんなところで根を張ったら歌舞伎町での苦難の連続とゴリラの女たちに絶えられないよ。…だけど、さっきの一撃はよく効いた…」

 

一刀が笑って答える。アバラがひびが入ったが、もう完治したので平気であった。すると、ダメージに限界がきて、シルバースキンが砕け散り核鉄に戻った。そのため、シルバースキンの下に隠されていた白いコートと胸当てをつけた、一刀の姿を晒した。紅い翼は一刀の姿をみて眼を丸くする。なにせ、紅い翼を全員的にして、ほぼ無傷だった敵がこんな優男とは思わなかったのだ。キョウスケにいったてはどこか見覚えのある顔だなと、記憶を探り、ナギは口笛を吹いて、地面に落ちた核鉄を拾う一刀の顔を見つめた。

 

「へ~、そのコートで隠した顔ってのは、案外と優男でいい顔だったんだな~まっ、俺ほどのイケメンじゃねーけど」

「ほめ言葉として受け取っておこう……。それにしても、おまえとこうやって話している、まるであの人と話してるみたいで懐かしいよ」

「懐かしい?なにいってんだお前?頭ヒットしてボケたか?」

「ハハハハ、こっちの話だ。それにしても似てるな~。仲間を囮にして自分は一番危険な役をやる。まるであの人と瓜二つだよ」

 

一刀のセリフ特に囮という単語に、紅い翼はナギの後ろから一斉で凝視した。

 

「囮~?」

「そういえばナギ。わたしたちが最後に攻撃したとき、あなたそばにいませんでしたね」

「普段のおぬしなら、千の雷を放つはずじゃが?」

「おまえ、もしかして、あいつがすごい技だすと見切って、空に待機してただらろう」

「そして、最後に自分でかっこよく空から止めを刺す」

「自己中心的でかっこつけたがるおまえならやるよな」

「どうなんだ?」

 

リーファ、アル、ゼクト、ラカン、キョウスケ、遮那、ガトウの順に聞く。ほとんどの者は座った眼でナギに疑いの目を向けていた。

 

「はて?なんのことやら?????おっと、これからネギ系の仕事があるので俺はこれで・・・・」(逃亡)

「逃がすかーーっ!!」

「まちなさいナギ!!」

「あのとき、まじで死にかけたんだからー!!」

「俺様の必殺の練習代にしてやるーーー!!」

 

逃げたナギを遮那、詠春、リーファ、ラカンが追いかける。

アルとゼクトとガトウはヤレヤレと観望していた。

 

 

戦闘の後の鬼ごっこに一刀は苦笑して懐かしそうに面白く見ていると、キョウスケが物言いたそうに一刀に近づいてきた。

 

「すこし、俺の質問に答えくれないか?」

「敗者は勝者に従うのみ。俺が答えられる範囲ならいいよ」

「ならば聞こう。おまえはいったい何者だ?さっきの台詞から出てきた、歌舞伎町、ゴリラ女、ギャグ補正、そして銀さんとその木刀。その単語とその木刀はこの世界とは別のものだ。そして、おまえは俺たちとは同じ者じゃない。そうだろう?」

「へ~器だけでなくその性格も器似で探偵質のようだな。だがけど、その証拠は不足だな。なにか、ほかに根拠はある?」

「根拠はない。だが、俺という世界の常識がおまがえがナギたちと同じ存在と感じてる。そして、おまえの顔。おれが知ってる物語に出てくる奴と似ていることだ」

「…なるほど、俺という存在たちの物語もちゃんと正史の世界でちゃんと物語となっていたか。管路たちにいわれるまで半信半疑だったけど・・・・・」

「やはり、おまは…。だが、どうしてここに?それに、その力をどこで?」

「キョウスケだったな。おまえは物語が終われば、物語の住人はどうなると思う?」

「それは…」

「この世界で来てわかってるはずだ。ここはお前が知ってる物語じゃない。物語に似た現実世界だ。伽本通りに進んだ物語ならそれは運命。ならば物語の終わりは運命の終わり。運命がなくなればその者たちは自分たちはこれからどうなると思う?」

 

一刀の問いにキョウスケはナギの方に眼をやる。そこにはナギをボコボコにして、お互い怒って怒鳴るがなぜか笑うほど、おバカで楽しそうな仲間たちがキョウスケの眼に映る。

 

「・・・・わからない。だからこそ作るんだ。自分たちの手で続きの物語を。無数にいる人がいる限り物語は無限に広がりつづけ、終わらない物語となっていく。俺の考えでな」

「そう。そして、終わりの物語は始まりの物語から独立する。原作から縛られない自由のモノとなる。そして、俺もまた物語を終え自由を得た一人だ。もっとも俺の物語は最悪で強制的に終わらされたけど。イレギュラーがおきて筋書きがごちゃまぜになったし・・・・・」

「ごちゃまぜ?もしや、おまえ、記憶喪失になって、 蜀、魏、 呉の順に回って、蜀のヒロインたちを逃がすために自分を犠牲にして、そのあと呉の長女が死んで、魏のヒロインを矢から庇って左腕を怪我して、呉について、次女の背中をしてやり、蜀 のヒロインたちと合流し、最後に記憶がよみがえってそれで対極に逆らって消えて、自分の部屋にもどったのか? 」

「なんでそのこと知って!?・・・・もしかして、俺の物語も?」

「あぁ、原作の三つをごちゃまぜにして、主人公なのに絡みが、いらなくねーと思えてしまう、あわれな物語だったよ」

「あわれでごめん。記憶喪失になってすいません」

 

トラウマスイッチが入り、即効で一刀が体育座りで闇を抱えて落ち込んだ。

キョウスケは苦笑して、一刀の肩に手を載せた。

 

「頼りになる記憶がくなても、おまえの存在がヒロインたちを成長させたんだ。俺はそこに感動したんだ。俺にとってはお気に入りの物語さ」

「・・・・・ありがとう。まだ、あれには後悔していたんだ。けど、おまえみたいないい奴があの物語を感動してくれるなんて、うらしかぎりだよ」

 

一刀はトラウマスイッチを切り、立ち上がってキョウスケと握手しとうとする。

キョウスケは一刀の手を強く握り、宿敵だったことと友になった証として、握手した。

そのとき、一刀の脳が、ディープの念波を受信した。

念波の内容に、一刀は軽く落胆する。

 

「あ~やっぱりか~」

「どうした?」

「・・・・・・・・どうやらお前らは囮だったみたいだ。いまさっき、俺がいた陣が襲撃された」

 

そのセリフにキョウスケは驚き、リンチされていたナギが起き上がり、紅い翼とおもに一刀に駆け寄った。

 

「襲撃だと!?馬鹿なっ!連合はそんな作戦は話しては・・・・そうか。だから、連合は俺たちにここで暴れてくれと命令したのか。俺たちがおまえと戦わせて気をそらすために」

「ちっ!あのやろう俺たちを利用しやがって!」

「ナギのそばにいたのに、してやれた!」

「そんなことよりもいそでもどったほうがいいよ!あなたの部下が危険だよ!」

 

リーファが言うが、一刀は余裕の表情であった。

 

「あぁ~それは大丈夫。連合が襲撃している陣はもう空っぽだから。もう避難が終えた後だし」

「と、いうますと、あなたは襲撃することはわかっていたのですか?」

「まぁ~ね。ちなみに俺が陣に留守してないときに五回。もう、やることわかっていたよ。それなりに情報集中と対策はしてたからな。おまたちとやる前に、退避させた仲間は襲撃された陣と共に、ヘラス付近の基地に移動させておいたから襲撃された基地には俺の置き土産しかないぞ」

「置き土産?」

 

そのとき、

 

 

 

 

ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

 

 

 

遥か遠い場所から一刀たちがいる地点まで、重低音な轟音が鳴った。

ヘラスの陣がある方角で、眼でも確認できるほどなぞの巨大なドーム状のモノが出現していた。

それも、とてつもないエネルギーがあった。

 

「錬金術師特性の原爆だ。爆破と同時に陣に展開された魔方陣で爆破を陣の中に押さえ放射線をもらさない。おさまれば魔方陣が自動で放射線除去の術式が発動するから、放射線汚染は心配はない」

 

一刀の説明を聞いて、紅い翼は冷や汗をかき、アルでさえ顔を引きつっていた。

 

「戦略の鬼神の眼はこれのようですね。それに知性ある悪鬼夜叉といわれるのも納得です」

「悪鬼どころかもろ悪魔だ!?」

「原爆を躊躇なく使う人、はじめてみましたよ!!」

「へ~原爆って魔法で防げるのか~」

「ナギよ。さすがに魔法では無理があるぞ」

「あれが旧世界の兵器か。はじめてみたな~。魔方陣で抑えているけどすっげー威力だ」

「案外、おまえをあの中に放り込んでも生きてるかもしれんな」

「ゴキブリでも生きれましたから、ゴキブリの生命と色をもってるラカンなら出来るかもしれませんね?」

「おい、今の発言は褐色の奴と黒人の冒涜だぞ」

 

と、目の前の光景に、ほとんど現時逃避のめで見ていた。非常識やらバグキャラなど言われている彼らでも、さすがに核を不法生産して使用するなど、自身がない。

 

「それではこれでお開きをさせていただくぞ。もう、俺疲れたい」

「あぁ、今回はこれくらいにしてやるけど、今度あったときは全力でこい!おまえと戦うのはおもしれーから!」

 

ナギは元気よく宣戦布告をして、ラカンと遮那以外はカンベンしてっという顔になる。

そんなナギに一刀は微笑んだ。

 

「元気だな~。だけど、次は俺の完全勝利でおわるけどな」

「寝ぼけるなよ。今度は俺の2連勝で決まりさ」

「はっははは、銀さんと似てると思ったけど違な。若さが違うからかな」

「その銀さんってどういうやつか知らないが、そんあに俺に似てるんか?」

「あぁ。外見は違うけど中身と魂が似ているよ。無気力のなまけもので、女性にも卑猥なオヤジギャグをベラベラいってさぁ。それに、子供みたいに大人気なく図々しくって金に汚く、博打でいつもすっからかんになってもやめないプー太郎なズボラで駄目人間の標本みたいな、シティーハンター並みのチャランポランのオヤジ」

「おい、それって俺がだめだめで大人気ないおっさんに似てるって言いたいのか?ってか、遮那!キョウスケ!なんで納得した顔でうなずくんだよ!!おまえらも!なに将来はこうなるんだろな~、って俺の将来を創造すんな!!」

 

仲間に弄られるナギ。どうやら将来は確定できていたらしい。

 

(でも、決めるときは決めって、かならず約束を守ってくるかっこいい侍。俺を修羅道から救ってくれた、あこがれの人だけどね♪♪)

 

そんな彼を、一刀は恩師と重ねてしまい、思い出してしんみりしてしまう。

 

「最後に、ナギ・スプリンクフィール、キョウスケ、そして遮那とリーファだったな。君たちに、これだけを言わせてくれ」

 

紅い翼は全員一刀の顔をみる。

微笑んでいた一刀が、突如、真剣の表情になった。

そして、一刀は助言を言い残した。

 

「どんなときでも、その魂の輝きを消すな。信念という刀を折るな。君の背中にはつねに君が守りたいものがある。どんなときであれ、その荷を降ろさず守り通せ。己の信念というルールを貫き通せ。出来る約束は守り通せ。それが君の魂を守ることであり、君の真の力となる。そして力は、君の守りたいもを守る力となるだろう」

 

その言葉に、遮那とキョウスケと紅い翼たちは理解するも、リーファとナギには分からなかった。

 

「どういう意味、それ???」

「さっぱりわかんねー???」

「つまり、自分らしくいけってことさ♪」

 

と、一刀がウィンクした。

 

「またなナギ♪」

 

そして、一刀は手を振ってもとの優しい顔で微笑み、合流地点へとテレポートしてその場から消えた。

その場に残った紅い翼でナギは「へんなやつ」っと言って、頬を指で掻いた。その後ろで遮那とラカンがおもしろそうにナギにちょっかいをだす。

 

「ほ~ナギ~あいつに好かれてるじゃねーか。親友としてすこし嫉妬するな~」

「はぁっ?なにいってんだ遮那!?ニヤニヤした眼で俺を見るなよ!」

「おまえ、アルと同じでそっちの趣味があるんか?」

「アホか肉達磨!!男に好かれってうれしくねーっじゃろ!アルじゃねーんだから!むしろ遮那のほうがお似合いだと思うぞ!身長もちょうどいいし」

「それは俺がロリっ娘ってことか?それと、俺が一番気にしてるこというな!!」

「いや~BとLの二文字のにおいがしますね~。それに修羅場のにおいも…。いい香りです♪」

「うれしそうだなアル」

「ゼクス。アルに近づいてはいけません。危険です」

「それにしても、緊張感のねーしめ方だなぁ」

「紅い翼らしくていいじゃない」

「どんな世界であれ、フラグ建設は健在ってところか。むしろパワーアップしてるな」

 

と、最後まで騒がしい集団であった。

 

 

 

 

 

 

合流地点に移転した一刀はブラック姉妹と合流し、今後の作戦と別の基地への移動、そして、後始末を言い渡して、先にヘラス帝国に帰還した。

そして、ヘラス帝国のお城で、

 

「ただいま~テオ~♪」

 

新婚夫婦のダーリンのような掛け声で、テオドラの部屋のドアを開けると、テオドラがベッドの上で座っており、一刀に反応して駆け寄った。

 

「カズト~♪」

 

こちらも新婚夫婦のハニーのように笑顔で喜んで、手を広げて受け止めようとする一刀に向かって・・・・・・・、

 

「フン!」

「ぐっほ!?」

 

鋭い正拳を一刀の腹に打ち込んだ。

 

「ぐっううう~…。な、なんで、ボーディーブロー~!?」

「原爆を使った罰じゃ。汚染対策はしてるにしろそんな危険も自爆として使用しよって。あとで住民から苦情がきておるぞ」

 

急所に入り、床に倒れこむ一刀。それを見下ろすテオドラはまさに女王というべき貫禄があった。

 

「なぜか最近、テオがたくましくなってきてる。最初に会った蜂蜜大好きなじゃじゃうまお姫様はどこへ~」

「なにかいったか?」

「いえ。なにもありません女王様」

 

ブライドのない一刀は土下座をした。

ふと、テオドラは一刀の顔を見てあることに気づく。

 

「ん?カズト。おぬし今日はやけに機嫌だな。まるで懐かしい友人とであったと顔に書いておるぞ」

「あなたはどこのオカンですか。それとも妻ですか?」

「現恋人で時期妻j――ごふごふ!半月で一緒にいればそれぐらいわかるわ。ディープから教えてもらったがおぬし、紅い翼とやりあったのじゃな。まったくむちゃをしよってからに」

 

と、赤面して、プイッと首を横に振るい、ツンデレなセリフを発言するテオドラ。どうやら彼女が一番一刀を心配したようだ。

一刀は立ち上がり、テオドラの頭を撫でた。

 

「心配かけてごめんな。でも、そのむちゃのおかげで、今日は気分がいいだ。おもしろやつがいっぱいてさー。なによりもあこがれの人に似た奴とで会えたんだ♪」

「おぬしにとってはいいことじゃが、大将が勝手なことしてはこっちらがはた迷惑じゃぞ。…今夜はもうおそいから今回はこれくがらいにしてやるが、また無茶したら承知しないからな」

「わかってる。だけど、その代わり、今日から明日までテオのわがままいっぱい聞いてあげるからな。どうせ、今日から明日は始末書に整理だけだから、お城にいる時間あるし…ね?」

「あたりまえのことをいうな/////」

 

強気な発言をいうが、頭を撫でられ顔の表情が緩んでいた。

テオドラはこのままでは流されると思い、ある作戦に出た。

 

「……ならば早速わがまま聞いてもうか。これから入浴の時間なのだから体を洗ってもらうぞ。そのあとは一緒に添い寝して、紅い翼のやつらの話をきかせてもらうからな覚悟しておけ」

「・・・・・・・それはとある人種ではご褒美だけど、俺にとって煩悩という名の地獄なんですけど」

「それが罰じゃ。ほれ、さっさと浴場にいくぞ」

 

テオドラはニヤリと悪い顔で、一刀の襟を掴み一刀を引きずりながら大浴場へ向かったのであった。

一刀はむなしくお城の大浴場で、テオドラの体を洗って一緒に入浴するのだが、それ以上は何もなかった。一刀はデットラインを超えていなかった。18禁などなかった。

たとえ、テオドラが褐色のロリボディーで一刀の身体を洗ったり、一刀の如意棒を眺めたり、金髪の長髪で如意棒を括ったり、一刀がテオドラの舌と二つのサクランボとお酒を舐めたり飲んだりして、一刀がテオドラの肌を弄ったりと、お互い抱きしめあったりしたが、二人はまだ純潔であった。

もう一度いうが、一刀はまだ童貞である。

 

 

 

そのころ紅い翼では・・・・・・・、

 

「「はっ!?今、俺(私)たちの業界でのご褒美がひとりの種馬に独り占めされている…ような気がする(します)・・・・・・・!?」」

 

とある酒場で飲み食いしていると、変態がなぞの電波を受信した。

 

「とつぜんなに言いだすんですか、あなたたちは!?」

「おぬしら一体なにものなんじゃ?」

「やばい。近づいたら俺の貞操が危険だと直感が訴えてくる!?」

「タカミ君。キョウスケとアルみたいな大人になったら駄目だからね」

「ハイ。わかりましたリーファさん」(子供なのでジュースです)

「ところで、おまえらなにやってんだ?」(タバコ五十箱目突入中)

「2連勝のために特訓だ!」(酒場のホールでなぞの動きをして乱数調整中)

「この訓練、旧世界で有名なんだと」(同じく乱数調整中)

 

 

どこいっても騒がしい集団であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

一刀がテオドラと大浴場でイチャイチャしてるころ、ヘラス城の地下の拷問室では・・・・・。

 

「フゴゴゴブゴッゴ!(縄を解け~!ワシはテオと一緒にオフロに入るじゃ~!)」

「ウフフフフ♪だめですよ~国王さま~。オフロに入ったら最後、いろいろな意味で貴方が狂王にジョブチェンジしちゃいますから~」

「なぁーディープ。始末書のここはどうすればいいだ?」

 

 

亀甲縛りされたヘラス国王に微笑みディープ。近くで机の上で始末書の処理をしているスカイもいた。

 

 

「ふごうごごごごっごぐぐぐ!?!?(おぬしら!ワシが国王じゃぞ!おぬしらより一番えらいじゃぞ!こんなとしてただではすまなさいz――)」

 

 

ジュゥィウウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・

 

 

「ゴガッァアアアアアアアアアアアアア嗚呼嗚呼嗚呼!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

「わたしたちより偉い?うふふふ…」

 

ディープが微笑みながら、真っ赤に燃えた鉄の棒でヘラス国王の尻を焼いた。

 

「たしかわにこの国ではあなたが一番偉いですよ~。なんせ国王なんですから~。・・・・・でもですね~、わたしたちの主はテオドラ姫と北郷大将二人だけなんですよ~」

 

 

 

ジュゥィウウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・

 

 

 

「♧∀□○◆♨♡♭◇⊗∞☆!?!?!?!?」

「主たちの幸せを望むのも従者の務め。それを邪魔する者はたとえ親でも国王でも排除しますから~♪」

 

一国の主である国王をいたぶって顔色を変えないディープ。いや、国王をいたぶって微笑みに黒が増していた。

ディープの笑顔に恐怖するヘラス国王は始末書の処理をしているスカイに助けを求める顔で希望を求める。

 

「帝国のためだ。あきらめろ」

 

しかし、無慈悲に切捨てられた。

 

「さぁ、時間はたっぷりありますから、なが~く。たのしみましょう~♪こ・く・お・う様♪」

 

ニッコリと微笑みディープの手には、バットや五寸釘、蝋燭や鞭、さらにアレな調教器具があった。

悪魔に残酷な微笑みに絶望して顔を歪ます国王はこのとのき、あることを悟る。

 

(・・・・・・・・ワシって王として威厳がないのか?)

 

 

いまさらである。

その後も、ディープの笑い声とヘラス国王の醜い絶叫が拷問室から響き渡るも、お城ではメイドや騎士、デバがめがテオドラの淫らな声を大浴場の外で立ち聞きに集中してたので、国王の悲鳴など聞いてはいなかった。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

 

 

 

 

 

一刀「参式ぃいいいいいい!!!てめぇえええええよくも俺をペドに堕としいれたなぁああああああああ!!!」

 

参式「そうだけど。それがなにか?」ケッロ

 

一刀「それがないか?っじゃねーー!なんってことしやがったんだ!!今回でまじで俺が幼女を見境なく食べる変態になったじゃねーか!!俺は純粋で順番をまもる童貞じゃなかったのか?あぁんっ?」

 

参式「まるでチンピラの台詞だな。…童貞で鈍感などは本伝ではおなじみだよ。けど、恋愛はゼロって一言も書いってないぞ」

 

一刀「・・・・・つうことは俺は何度か恋愛を体験してることなのか?」すこし落ち着いた

 

参式「うん。ネギま編のプロローグで機動戦艦ナデシコの登場人物のアギトとルリって出しでえしょう。なんでお前がルリのことを心配してるかといえば、ぶっちゃけ、一時期、恋人同士だったんだよ。おまえら。外伝は書いていないけど」

 

一刀「・・・・・・・・・へ?」

 

参式「ほかにも、脳内設定ではおまえにイロイロとカップリングがあるぞ。それも大抵は幼女と処女とコンプレックスやトラウマなどをもってるわけやり娘で」

 

一刀「いや、だからってこんなR15でやらなくたって…普通の恋愛でいいじゃないのか…。このままじゃー、ロリのはやてを食べちゃうようなフラグが立ちそうで怖いんですけど…;;」

 

参式「あんな~一刀…。全年齢版でもR15でもよ~…。アダルトゲームの主人公がR無しのエロ無しなの少女マンガの恋愛なんてものはぜってぇええええええええええええええええありえないんだよぉおおおおおおおおおおお!!!(確定)」

 

一刀「どこまでいっても種馬の呪いは消えないのかぁああああああああ!!!(滝)」

 

 

【北郷一刀が涙を流してログアウトしました】

 

 

参式「あ~あ、にげちゃった…。今回は転生者キャラとオリキャラの話をしようとしたのに・・・・・。まっ、今度でいいか♪」

 

はやて「なら、今回のシメは参式でええんやな」(死んだ目)

 

???「へ~私よりもさきに、お兄ちゃんの体を喜ばした女がいたんだ~。それもネギまでテオドラが先ってなんてね~」(死んだ目)

 

 

参式「・・・・・・・・・・・・・・・このパターンはま・さ・か・・・・・・!?」ブリキのおもちゃよろしく後ろに振り返る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤンデレ少女s「「参式。一刀(お兄ちゃん)より先に殺してあげるな(ね)♪」」にっこり♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参式「・・・・・・・・・・・・・・・・・ぎゃぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

オリキャラ紹介

 

 

 

 

・黒曜院 遮那

 

種族:転生者、人間

 

性別:男、男の娘

 

好き:バトル、週刊ジャンプ、強者、チョココロネ

 

嫌い;外道や筋が通らない奴、辛い料理

 

容姿:灼眼のシャナのシャナの容姿で、瞳が紅く背中にSAMURAI DEEPER KYOの狂と同じ紅十字の痣がある。服装は黒のトップに黒のジャケットと黒の短パンと黒一色。左腕は悪魔の目を隠すため黒い指なし手袋。容姿がシャナなので周りから少女と間違えられるが、男性器をもつ立派な青年。そのため男の娘。

 

性格:主人公級のツンデレ?

 

一人称:俺

 

セリフ:「馬鹿を馬鹿って言ってなにが悪いんだ?」「文句あるか?ないならよし」「無知なおまえに見せてやるよ。俺という恐怖を」「この剣はただの力じゃねー。テメェーの世界を殺すための剣だ」「俺は男だぁぁああああ!!」

 

特典:SAMURAI DEEPER KYOの無明神風流と四聖天の四人の技と能力と鬼神モードの狂の身体能力と戦闘力、村雨の天狼と護りの小太刀の二本、悪魔の眼(メドゥサ・アイ)、(ネギまに転生して)不老半不死

 

詳細:ネギまの世界にやってきた転生者。本来ならブレイブルーの世界にいくはずが、駄神の手違いでネギまの世界に来た。生前は不良高校生であり武道派の番長。強いやつと戦うのが好きで、あっちこっちで喧嘩三昧の日々をすごしていた。駄神の間違いで車に引かれて死んだので、おわびに転生することになった。

転生後、世界が違い、原作前の時間軸だったので、神から不老半不死をもらった。貰い物の特典に頼らず、鍛錬して特典の力を完全にマスターした。その後、麻帆良学園で行われていたまほろ武道会で出場し、決勝戦でナギと出会い、勝負して引き分ける。そのときからナギと意気投合し親友になり、学園長を訪ねていた青山詠春と共に、魔法世界に行く。

紅い翼ではナギの相棒で、紅い翼の副リーダーを務めており、二つ名が「灼眼の幼鬼」「紅き翼の神風」「千の呪文の相棒」「黒髪幼艶剣士」「剣聖鬼神」「男の娘の美脚とツンデレ顔、ハァハァ~!!」。

転生して今の自分の容姿に不満があり、自分を女装させようとするキョウスケとアルが苦手で、男の娘キャラとして弄られる。

 

 

 

・リーファ・F・ソード

 

種族:転生者、エルフと妖精のハーフ

 

性別:女

 

好き:剣道、鍛錬、格闘技、バイキング

 

嫌い:卑劣で最低な人、自分の胸、体重

 

容姿:ソード・アート・オンラインのリーファで、瞳が金色で金髪のポニーテールを桜と葉が装飾された簪を三本で留めている。服装はブレイブブルーの覚醒ツバキのイザナギの服を、白の部分を緑に、黒の部分を白に色を変えたもの。

 

性格:天真爛漫で面倒見がいい常識人

 

一人称:あたし

 

セリフ:「あと5セット、がんばろう♪」「あたしの常識がくずれていく~」「やさしい人、良い人、大歓迎♪」「うぇ~ん、また胸が大きくなってる~; ;」

 

特典:ワンピースのロロノア・ゾロの三刀流と身体能力と戦闘力、和道一文字と三代鬼徹と秋水の三本の刀、武装色の覇気と見聞色の覇気

 

詳細:ネギまにやってきた転生者。本来ならデート・アライブの世界にいくはずが、女神の部下の手違いで、ネギまの世界に来た。生前は、有名な剣道の道場の一人娘で幼いころから家族に剣や格闘技の英才教育を受けており、自身も格闘技が大好きで立派な武道家を目指していた。しかし、グラマーな体を持っているのに色気に鈍感で、剣道に全てをささげてしまい恋愛や青春を無駄にした。そのため高校卒業まで年齢=彼氏無し。また、箱入り娘だったため、保健体育などは皆無で、エロには免疫がなく、赤面してはずかしむ生娘。本来なら100歳以上生きるはずが、川におぼれた子猫を助けて、そのときに冬の川により心臓麻痺となり、死亡。そのため寿命を扱っていた女神のはからいで別の世界に転生させてもらった。転生後、リーファの容姿になるも、元々の巨乳がさらい大きなり爆乳になったことが一番の悩み。ちなみに、爆乳がさらに超乳へと只今成長中。エルフと妖精のハーフなので長寿で世界に自然がある限り何度でも復活する。

メセンブリーナ連合に傭兵として参加し紅い翼に入団。紅い翼で唯一の女性で常識人。二つ名は「魔法使い狩り」「聖霊剣舞の姫騎士」「三刀流のエルフ剣士」「紅い翼の妖聖」「妖聖剣舞姫」「揺れまくる爆乳エルフ」。

日課は鍛錬と大食いの食べ歩き。暇のときはガトウの変わりにタカミチの教育と武術の先生として教えている。

 

 

 

・安西 キョウスケ

 

種族:転生者、超越者

 

性別:男

 

好き:二次元、萌え、俺の嫁たち、フラグ、仲間、楽しいこと、おもしろいこと

 

嫌い:業界のルールを守らない奴、仲間を傷つける者、バットエンド

 

容姿:リトルバスターの棗恭介の容姿で服が絶対可憐チルドレンの兵部京介の黒の制服を着ている。制服の襟元にはリトルバスターの題名にあるオレンジ色の野球のボールを触る子猫のシルエットのバッジをつけている。

 

性格:萌えと友情を愛する威風堂々なクールボケ兄貴

 

一人称:俺

 

セリフ:「ミッションスタート!」「あいつらの未来を奪おうと言うのなら、俺が貴様らの幻想を破壊する!」「通りすがりの謎のお兄さんだ」「少年少女よ。胸に大志と萌えを抱け!」「遮那!ナギ!この女子中学生の制服を着て俺のことを『おにいちゃん♪』っと呼んでくれ!!」

 

能力:MÄRに登場するÄRMをアクセサリー無しで全ての種類を具現化する能力でデリメット無し、ÄRMのバッポの「想像して創造」する能力を使いオリジナルの能力と道具を創造して具現化する力、能力限界突破、無限に近い魔力と瞬間回復、(ネギまに来て発現)存在超越

 

詳細:ネギまにやってきた転生者。本来ならリリカルなのはの世界に行くはずが、うっかり誤ってネギまに世界に来てしまった。生前は頭脳優秀なイケメンなオタク。女性にモテるが重症なオタクでさらに女の理想がマニアックすぎて、本人は気づかずに即フラれる残念なイケメン。それでも前向きで失敗など気にせず、常に秋葉原やコミケに足を運んでいる。

好きなアイドルの野外ライブで、そのアイドルの狂ったストーカーがナイフをもってアイドルを襲うとして身ていして庇って守るが、ナイフが心臓に突き刺さり、守ったアイドルの胸に抱かれ見取られながら死んだ。その功績で、守ったアイドルのファンである幼女天使に拾われて別の世界に転生させてもらった。もともと、魂が異常なものであり、ネギまの世界に来たとたん、その存在が世界の理が外れてしまい超越者となった。そのため、世界の修正力や人の理や常識が囚われず打ち崩す、兼ハジケリスト並みの非常識な存在となった(ただし本人は自覚無し)。

ナギがラカンと出会って勝負してる時に、巻き込まれて、そのあといろいろと逢って、紅い翼に入った。紅い翼では真のリーダー的兼兄貴分の存在でブレインとして勤め、アルとは同士として仲がよい。二つ名は「千の守護神」「万理の召還師」「赤き翼の裏ボス」「変態な超越者」「常にハジケるクールな兄貴」

子供心を忘れないお兄さんなのでガトウや子供たちによく好かれる。そのたびに、萌えの教育を施そうとして、遮那やリーファに耳を摘まれて退場させられる。

暇と隙あらば、遮那にシャナのコスプレをさせて、真の男の娘にさせようという野望がある。

 

 

 

・ディープ・F・D・ブラック

 

種族:竜の亜人

 

性別:女

 

好き:スカイちゃん、揚げ物、虐めがいのあるかわいい子♪

 

嫌い:スカイちゃんをいじめる人、名前のFが何の略か聞かれること、地底人、ドM、ねずみ

 

容姿:艦これの艦装なしの龍田そのもの。

 

性格:笑顔のドS

 

一人称:私

 

セリフ:「ウフフフフ…♪」「私の後ろに立たないでね♪」「かわいい~わ♪スカイちゃん♪」「Fの字はなんの略?あなたの口と目と鼻と耳を沿いで、のど元を切断してくれるなら教えてもいいわよ」

 

能力:竜の亜人なので竜並みの強靭な肉体と魔力をもつ。影竜というドラゴンの血が流れているため、影を操ったり、影の中に潜って別の影に移動することができる。武器は艦これと同じ薙刀。

 

詳細:ヘラス帝国の女騎士でテオドラの護衛騎士。スカイとは双子の姉妹。テオドラの命令で北郷の秘書として仕える。上司である北郷をS的にイジメルのが習慣。北郷とテオドラの恋を影から見守るおねいさん。

 

 

 

・スカイ・D・ブラック

 

種族:竜の亜人

 

性別:女

 

好き:喧嘩、夜襲

 

嫌い:弱者、苦手な意味でディープと北郷

 

容姿:艦これの艦装なしの天龍そのもの。

 

性格:姉御肌のガキ大将

 

一人称:俺

 

セリフ:「クククク・・・俺が怖いか?」「スカイ・D・ブラック!出撃するぜ!!」「俺の戦闘力は世界水準なんでな」「怖がれよ!!」「ま、まってディープ!?ワキワキ動かしてるその手で俺の胸になにを――アァーーーっ!?!?!?」

 

能力:ディープと同じ竜の亜人なので竜並みの強靭な肉体と魔力をもつ。影竜というドラゴンの血が流れているため、影を操ったり、影の中に潜って別の影に移動することができる。武器は艦これと同じ刀。

 

詳細:ヘラス帝国の女騎士でテオドラの護衛騎士。ディープとは双子の姉妹。テオドラの命令で北郷の秘書として仕える。上司である北郷に敬語なしで話すが一刀は気にしないので仲が良い。北郷とテオドラの恋を影から見守る姉御。

 

 

 

これからオリキャラがさらに登場するかも?

 


 
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