No.689442

星降る夜に 19

白蓮さん

戟の力を使っていた岳だが、まだまだ本気を出していなかった。春蘭に出した蒼天の鎧が一番強いと言われるとそうでもないのだ。岳の力は一体何処までの引き出しを持っているのか?そして始まる岳の罠。連合は防ぐことが出来るのか?

2014-05-26 19:02:48 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1318   閲覧ユーザー数:1134

麗羽「そうですか・・・・・負けてしまいましたか。」

 

華林「岳にも逃げられたのよね。困ったわ・・・・・」

 

桃香「すみません・・・・・」

 

水蓮「すまん、手に入れられなんだ」

 

連合は董卓軍に負けてしまった。かなりの被害が及んだのだ。桃香と水蓮の所は殆ど殺られた

 

麗羽「こうなれば、私が出るわ!!!」

 

華林「麗羽?」

 

あの馬鹿な麗羽が自分から行くと言ったのだ。それは不思議でならなかった。

 

麗羽「私の軍が一番兵力が強いですわ。なら、私が行くのが当然」

 

あの男の存在が麗羽をここまで変えてしまったのだ。恐るべし岳!!!その後連合は2日後氾水関に出ていった。

 

麗羽「董卓軍の者達よ!!!この袁紹が来てやったぞ!!!」

 

・・・・・・・・・・し~ん

 

麗羽「???何でですの?」

 

斗詩「麗羽様、実はさっき董卓軍は虎牢関に引き上げたそうで・・・・・」

 

麗羽「何ですって!!!」

 

当然である。賊でも2日もあれば次の場所に移動する

 

麗羽「きぃ~!!!腹が立ちますわ!!!皆さん入りますわよ!!!」

 

麗羽が扉に触れたとき――――悲劇が始まった。

 

麗羽「手、手が離れませんの!?」

 

悪戯その1"扉でかたま~る"である。扉に触れると手が離れなくなります。

 

岳「あっはっはっはっはっ!!!いやいや!!!普通は大将が触らないだろ!!!あっはっはっはっはっ!!!」

 

見上げてみると岳が笑っていた。

 

麗羽「あ、あなたの仕業ですの!?」

 

岳「この先も沢山あるから楽しんでね♪」

 

桃香「ご主人様!!!これとって~」

 

岳「頑張れ桃香。頑張ったらご褒美に接吻してもいいよ(冗談半分)」

 

桃香「頑張る!!!o(`^´*)」

 

桃香はそう言うと手を外した・・・・・って、ええぇーーーーー!!!

 

岳「・・・・・(なんも言えねぇ)」

 

桃香「ご主人様!!!ご褒美!!!」

 

殺気より恐い視線を送ってくる桃香であった。

 

岳「そ、それはあとでね!?まあといかくさ、頑張ってね♪」

 

桃香「ご主人様~!!!」

 

これからは桃香の事もちゃんと考えておかないと・・・・・

 

桃香「む~#絶対接吻してもらうんだから!!!」

 

そう言って走り出した桃香だか・・・・・

 

桃香「あれ~!?」

 

見事に落とし穴に落ちてしまった。悪戯その2"臭い強烈落とし穴"。簡単に言えば強烈な香水の臭いなのだ。

 

桃香「うぇ~ん!!いい臭いだけど、きつすぎるよぅ。」

 

愛紗「大丈夫で・・・・・なっ!!」

 

どしん!!という音が響いた。悪戯その3"どこでも縄"だ。城や外にも巻かれている縄である。極端に見えないために気が付くと転けているのだ。

 

愛紗「桃香様!!大丈夫ですか!!」

 

桃香「ご主人様に接吻してもらうまでは、諦めないもん!!!」

 

愛紗「そ、それだけは譲りません!!!」

 

ここに本人非公認の接吻争奪戦が勃発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪蓮「中はどうなんだろう?」

 

冥琳「色々触るなよ、雪蓮は勝手に動くからな」

 

祭「酒じゃ!!!うまそうだのぉ~」

 

冥琳「祭殿!!!勝手に・・・・・」

 

祭「ゴクッゴクッ!!!・・・・・ブハッ!!?」

 

冥琳「祭殿!!!?」

 

祭「これは・・・・・!!」

 

冥琳「まさか、毒ですか!?」

 

祭「酒かと思いきやお酢だった!!」

 

冥琳「紛らわしいので止めてください!!」

 

雪蓮「そんなに言わなくても・・・・・あ!!おつまみだ!!モグモグ・・・・・ブハッ!!?」

 

冥琳「今度はなんだ!!?」

 

雪「味がしないし、何より固いわ!!?」

 

悪戯その4"ちゃんと確かめ~る"。本物であるとは限らない

 

冥琳「作った方もそうだが、騙される方もどうなんだ・・・・・」

 

水蓮「はっはっはっはっ!!!まあいいではないか。毒では無いのだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華林「ここはどの辺りかしら?」

 

桂花「そうですね・・・・・城壁辺りかと」

 

春蘭「師匠の作った罠は修行になるな!!!」

 

秋蘭「姉者は前向きで可愛いな~」

 

流琉「秋蘭様!!あっちになにかあります!!!」

 

彼女が指差した方向は・・・・・

 

季衣「ね、ねぇ春蘭様、あれって危険じゃないですか?」

 

春蘭「・・・・・逃げましょう!!華林様!!」

 

華林「分かってるわよ!!」

 

彼女達を襲ったもの。それは――――――

 

華林「なんで大きい岩が転がってくるのよ!!!」

 

悪戯その5"ピタゴラスイッチ(死への階段)"であった。城壁から扉の下までピタゴラスイッチが行われます。残酷なピタゴラスイッチですが、命は保証します

 

桂花「あの馬鹿岳!!なんでこんなものを用意できるのよ!?」

 

春蘭「師匠に不可能はない!!」

 

秋蘭「姉者は可愛いな~♪」

 

流琉「なんでこうなるの~!!」

 

季衣「訓練よりも疲れるよ~!!」

 

華林「全く大変な目に逢うわね今日は!!」

 

華林達は最後まで生き残りました。今日も空は青いです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、岳は――――――――

 

恋「・・・・・(うるうる)」

 

岳「うっ!!・・・・・(負けるな俺!!)」

 

岳は月と詠に接吻したことを覚えていた恋に迫られていた。なんでも「恋も岳と接吻する」ということらしい。

 

岳「恋?また今度に・・・・・」

 

恋「・・・・・(うるうる)」

 

岳「ううぅ~~わ、分かったよ・・・・・」

 

恋「・・・・・(パアァ~~~ )」

 

恋の顔は笑顔一杯だった。ま、眩しすぎる。岳はなんでキスなんか欲しいんだ?と思っていた。岳は董卓軍の将達が自分に惚れている事に気がついていない。

 

恋「・・・・・ん」

 

岳「はいはい・・・・・って!!唇なの!?」

 

そう岳は唇には一回もキスをしたことがないのだ。当然と言えば当然だが、

 

岳「男は覚悟だ!!」

 

結局折れてしまいました。

 

恋「ん、ちゅる・・・れろ、ちゅぱ」

 

岳「(し、舌まで入れるの!?)」

 

恋「・・・・・ぷは・・・・・満足/////////」

 

岳「おきに召したようで何よりだよ。」

 

恋って以外と大胆なんだな。覚えておこう。

 

恋「・・・・・また・・・今度する」

 

岳「・・・・・どうにでもしてくれ」

 

このあと他の皆にもせがまれたが、流石の皆もなんな恥ずかしいことを人前でやるのは無理なので、約束で手をうったのだった。

 

岳「・・・・・」

 

あれから3日位経つので流石に疲れたのか。膝の上で恋は寝ていた。

 

岳「桃香達はどうなったんだろう?苦戦してるのかな?」

 

恋「・・・・・ん、んん・・・・・スゥースゥー」

 

岳「恋の寝顔は可愛いな♪癒されるよ。」

 

寝返りをして寝ている恋の頭を撫でながら先を見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。それから2日経ち、ようやく連合軍がやって来た。ここで、董卓軍と連合軍の全総力戦が行われる。だが、それ以前に連合軍は

 

連合「どよ~ん」

 

滅茶苦茶暗い進行をしていた。岳の質の悪い悪戯の所為である。

 

岳「予想以上にテンション低いな」

 

霞「天紹?誰や?袁紹の知り合いか?」

 

岳「違うよ、う~ん雰囲気みたいなもんかな」

 

霞「ふ~ん」

 

岳「さてと、決着といきますか!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

「全総力戦全面戦争勃発!!!

蒼天の覇者と英雄達!!あの空の向こうへ」

 

岳「前の蒼天の鎧とは違うぞ!!!」

 

岳「最初はいきる意味なんて無かったんだ。」

 

 


 
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