No.687309

星降る夜に 11

白蓮さん

今始まる戦い
この戦いで得るものとは

2014-05-17 07:08:39 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:980   閲覧ユーザー数:873

岳「ふう、そろそろ黄巾党も終わりかな?ここからだけど・・・・・」

 

岳はこれからのことを考えていた。曹操に仕えてからかなりの時間が過ぎた。岳はそれを思いあることをしようと考えていた。

 

岳「今のうちにか・・・・・よし!」

 

岳はあるものを書き始めたこれから先のことを考えて―――。

 

秋蘭「岳、居るか?」

 

岳「秋蘭?居るよ。」

 

秋蘭「会議が始まる。早く来いと華林様が・・・・・」

 

岳「はいはい、了解」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華林「遅かったわね。」

 

桂花「遅いのよ!!」

 

岳「悪い、ちょっとな、遅れてごめん華林、桂花」

 

桂花「わ、わかればいいのよ///」

 

華林「顔が赤いわよ、桂花」

 

華林はからかうように言う。

 

桂花「そんなことはありません!!///」

 

桂花は否定する、ああ桂花、それは何かあると言っていると同じなのだよ。

 

岳「で、何だ?」

 

華林「そろそろ黄巾党の本体を倒そうと思ってね、集めたのよ」

 

岳「なるほど」

 

桂花「集まる症候は、孫堅、劉備、公孫賛、袁紹、袁術、馬騰」

 

岳「結構なもんだな」

 

華林「そうね・・・・・どこかの者と手を組むのもいいわね」

 

岳「だったら、劉備はどうだ?」

 

華林「何故かしら?」

 

岳「劉備はただ戦いを終わらせようとしているだけだ。孫堅は他に野望があるだろうし、袁術や袁紹はろんがいだし、馬騰は漢に忠誠を誓っていて、何だか無理そうだ。公孫賛は協力しても意味はない。それに、一応劉備・・・・・桃香とは面識もあるし、桃香と一緒に居る関羽と張飛は結構強いよ。関羽・・・・・愛紗は春蘭と同じくらいの実力だよ。」

 

華林「とか言いつつ、ちゃっかり真名を貰っているのね」

 

岳「まあね」

 

華林「じゃあ、その劉備とやらに会いに行きましょ・・・・・岳、一つ聞きたいのだけれど・・・・・」

 

岳「ん?何だ?」

 

華林「劉備の本当の目的はなに?」

 

岳「(俺嘘つくの下手だな)皆が笑顔でいられる世界を作るだっけかな。」

 

華林「そう・・・・・甘ちゃんね」

 

岳「それはそうかもしれない・・・・・けど、そんな夢すら持てないやつより、結構立派だと思うけどな。それに、たとえ夢物語だとしても、信じて先に進めば、叶う夢も有るもんさ」

 

華林「かっているのね、彼女のこと」

 

岳「"覚悟"は聞いたからな」

 

華林「まあいいわ・・・・・これより黄巾党の本体に向かう!!!私と来るものは私に命を預けなさい!!そして、私の命はあなたたちに預けます!!!」

 

全員「はっ!!!」

 

岳「(さて、久しぶりの再会だ、桃香・・・・・)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵士「曹操様!!!西方に劉備の軍を発見しました!!!」

 

華林「分かったわ、下がりなさい。」

 

兵士「はっ!!」

 

岳「ご苦労様」

 

兵士「はっ!!ありがとうございます!!」

 

そういって、兵士は戻っていった。て言うか、見つけるの早いな、そんな簡単に見つかるもんか?」

 

華林「流石にど真ん中を歩いていたら見つけるでしょうね」

 

岳はこのとき思った。桃香・・・流石にど真ん中を歩くのはどうなんだ?と、愛紗になんか言われてるだろうな、元気かどうかが一番気になるけど・・・・・

 

華林「岳、付いてきなさい、あなたがいれば少しは話が早くすむかもしれない、後は春蘭が付いてきなさい、いいわね。秋蘭と桂花は番を頼むわね。」

 

秋蘭・桂花「はっ!!」

 

春蘭「早くいくぞ!師匠!!!」

 

岳「そんなに慌てなくても桃香は逃げないよ」

 

華林「ふふっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「桃香様、官軍が近づいてきます。」

 

桃香「ほんと?どこの人だろ?」

 

???「はい、旗に曹の字があったので、陳留の曹操さんかと」

 

愛紗「曹操?そんな大物が一体何のようだ?」

 

鈴々「にゃ~鈴々は、難しいことは分からないのだ」

 

???「でも、会っておくのに越したことはないと思います。」

 

桃香「そうだね~よし、わかった。曹操さんに会おう!!それにご主人様が居るかもしれないし!!」

 

愛紗「何処かに仕えているかもしれないですし、いいでしょう」

 

鈴々「にゃ!!お兄ちゃんに会えるのか!?」

 

???「桃香様がご主人様と言っている人ってどんな人だろう?」

 

???「あわわ、いい人だと良いです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華林「陳留の曹操よ、劉備に会いたいのだけれど・・・・・」

 

桃香「はい、劉備は私です。」

 

華林「そう、貴女が・・・・・」

 

華林は品定めをするように劉備を見ていた。端から見ればただの変態だな、これは

 

華林「変態とは言ってくれるわね」

 

作者の意見に突っ込みを入れないでください。それに、これが仕事なので仕方ないです。

 

岳「よっ!久しぶりだな。桃香」

 

桃香「ああ!!ご主人様だ~!!」

 

そう言って、桃香が抱きついてきた。再会のハグはいいのだけれど、華林の目が痛いよ・・・・・まあ、俺の特権だよな、これは

 

岳「おっと、久しぶりだね桃香。愛紗と鈴々は元気か?」

 

桃香「とっても、元気だよ!!ご主人様は曹操さんに仕えているの?」

 

岳「いや、客将をしているだけだよ」

 

桃香「そうなんだ~」

 

相変わらずの性格である。愛紗が苦労しているのが目に見えるよ。愛紗、おいたわしや。

 

愛紗「桃香様、まって・・・・・ご主人様!!?いらっしゃったんですか!?」

 

岳「久しぶり愛紗、元気か?」

 

愛紗「元気ですが、桃香様と鈴々のせいで、疲れる毎日を送っていますよ。」

 

岳「ははっ、堪えてるみたい。」

 

鈴々「お兄ちゃーーーーーん!!」

 

ドゴンッ!!!??と素晴らしい突撃ヘッドバットが飛んできた。

 

岳「げほっごほっ、り、鈴々、久しぶりだな」

 

鈴々「久しぶりなのだ!!元気だったのだ?」

 

岳「あ、ああまあな、鈴々も元気みたいだな、うっぷ」

 

鈴々「にゃ?何でそんなに苦しそうなのだ?」

 

愛紗「お前が突撃したからだろ!!」

 

全くもって、その通りでございます。さっきのタックルが見事に直撃したので、苦しいことこの上ないです。はい、俺の特権だよなメンタルは崩壊寸前です。

 

華林「・・・・・話を進めていいかしら?」

 

まさに、鬼の血相です。

 

岳「あ、すいません・・・・・」

 

華林「はぁ・・・・・劉備、あなたは何のために戦っているの?あなたの目的はなに?」

 

桃香「私の目的は・・・・・」

 

桃香の口から聞きたいのか俺にした質問をしてきた。まあ、意志表示みたいなもんだな。・・・・・ん?あれは誰だ?

 

岳「なあ、桃香、あの人たちは誰だ?」

 

桃香「えっ?えっ?・・・・・ああ、あの子は新しい仲間だよ!!朱里ちゃんと雛里ちゃんだよ♪」

 

岳「???いや、真名じゃなくてね・・・・・」

 

桃香「???」

 

ここで、天然を発動しますか・・・・・

 

朱里「はわわ、諸葛孔明でしゅ!!あぅっ」

 

雛里「あわわ、鳳統でしゅ!!あわわ、噛んでしまいましゅた」

 

な、なんだこの、全力で助けたくなるような保護欲は!?ヤバすぎる!!

 

岳「(冷静に)よろしく、孔明さん、鳳統さん」ニコッ

 

朱里・雛里「/////はわわ(あわわ)」

 

真っ赤に染まりました。必殺技・笑顔瞬殺!!てきな、何かですかね、あれ

 

岳「???」

 

本人は相変わらずにぶにぶだしな。

 

華林「・・・・・##」

 

岳「はっ!!!!?」

 

華林の後ろに般若が!!ヤバイ!!!春蘭なんか涙浮かべてるし!!!てか、泣くキャラなの!?春蘭!!

 

華林「話の腰を折らないでくれるかしら・・・・・###」

 

岳「はい、すいません・・・・・」

 

華林「全く、それで?あなたの目的はなに?」

 

桃香「はい、私の目的は・・・・・」

 

桃香は太守のような顔をして言った。

 

桃香「みんなが笑って過ごせる世界を作ることです。」

 

華林「そう・・・・・まさに、夢物語ね」

 

愛紗「貴様!!言わせておけば!!」

 

愛紗は青龍刀を抜いた。

 

春蘭「貴様!!華林「やめろ!!春蘭!!」様・・・・・何でだ!!師匠!!あいつは華林様に刃を向けたんだぞ!!」

 

岳「落ち着いて・・・・・愛紗もだよ」

 

愛紗「しかし!!!」

 

岳「(仕方ない・・・・・本当はしたくないけど、妹に教えてもらった俺だけの方法を使うか)愛紗・・・・・」

 

愛紗「なんですか!!」

 

岳「お願い、武器を納めて(うるうる)」

 

愛紗「うっ/////」

 

岳は目を潤ませて上目使いで愛紗にお願いした。妹曰く「お兄ちゃんの上目使いは子犬見たいで断れないから」だそうだ。それが、恥ずかしいので封印していたのだ。

 

岳「愛紗~(うるうる)」

 

愛紗「わ、分かりましたからそんな目で私を見ないでください。私が悪かったですから/////////」

 

岳「うん♪ありがと」

 

岳の完全勝利だった

 

華林「はぁ・・・・・」

 

桃香「あ、あははは・・・・・」

 

流石の華林と桃香も苦笑いだった。

 

桃香「・・・・・確かに真名夢物語かもしれません。ご主人様にもそう言われました。けど、そんな夢すら持てなくなったら、もう立ち直れないと思うんです。私は信じると誓ったんです。夢を叶えると・・・・・」

 

華林「そう・・・・・ならなにも言わないわ、それより、手を組まない?黄巾党を倒すために。どう?」

 

桃香「えっ?えっと・・・・・しゅ、朱里ちゃ~ん」

 

朱里「は、はい!!!いいと思います。」

 

華林「分かったわ、それじゃ、とにかく物質を渡しましょう。あなたたちはもうすぐ尽きるのでしょう?」

 

愛紗「か、かたじけない・・・・・」

 

鈴々「悲しくなるのだ・・・・・」

 

岳「まあまあ、気にしない気にしない」

 

桃香「ご主人様の言う通りだよ♪」

 

愛紗「桃香様はもう少し気にしてくださぁーーーーい!!!」

 

こうして、華林と桃香は手を組んだ。そうして、今は黄巾党の本体の近くにいた。その時、岳は違和感を感じた。岳にとっては、そんなに気にすることでもないのだが・・・・・

 

岳「(感覚的にこいつはヤバイな・・・・・強い、じいさんよりはまだまだだけどな。うん?二人で倒すきか?だとしたら、この戦いで二人と言うと・・・・・呂布と陳宮か・・・・・なら"頼んでみる"か)」

 

華林「どうしたの?岳」

 

岳「悪い、今回は戦いに参加できそうにないみたいだわ」

 

華林「そう・・・・・他に用事?」

 

岳「少しな・・・・・」

 

華林「分かったわ・・・・・あなたの役割は凪たちしてもらいましょ。」

 

岳「悪い・・・・・」

 

そう言って、岳は天幕を出ていった。"あるもの"を持って―――。

 

華林「そろそろ、彼ともお別れなのかしら・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恋「・・・・・ねね」

 

ねね「はい!!お側におりますぞ!!」

 

恋「・・・・・旗」

 

ねね「はいですぞ!!」

 

そう言って、陳宮は旗を挙げた。そう、深紅の呂旗を―――。

 

恋「・・・・・行く」

 

黄巾1「ん?なんだありゃ」

 

黄巾2「へへっ、いい女だな、俺達の女にしようぜ。」

 

黄巾1「それしか頭にないのか・・・・・まあ、俺も同じだけどな、ガハハハハ!!!」

 

恋「・・・・・・・・・・」

 

黄巾1「どうしたねぇちゃん?怖じ気づいたか?」

 

恋「・・・・・死ね・・・・・・」ブンッ

 

黄巾1「なっ!!!」

 

次の瞬間、賊は思いっきり空を飛んだ。誰もが何が起こったか分からなかっただろう。漠然としていた賊に

呂布は―――。

 

恋「・・・・・お前たち、弱い」

 

そう言って突っ込んできた。

 

黄巾2「くっ!!おい!!仲間呼んでこい!!出来るだけ多くだ!!」

 

恋「無駄・・・・・何人来ても・・・・・同じ」

 

黄巾2「な、なめんなぁーーー!!!」

 

そこからは、まさに天下無双だった。たった一回槍を振ったら、空には千人位の人が飛び、呂布が歩くところには、賊の屍が転がっている。そして、服は相手の鮮血で染まっていった。

 

恋「・・・・・終わった。」

 

その数、ざっと三万人を越した。驚くべき事態だった。この事から呂布は天下無双と呼ばれるのだと、それを思い知らされる戦いだった。たった一人を除いては―――。

 

岳「・・・・・」

 

恋「・・・・・?・・・・・ッ!!!??」

 

その時呂布も感じた。自分よりも強いと―――。

 

恋「・・・・・誰?」

 

岳「ああ、すまない。つい戦いを見ていたので、ぼ~っとしていたよ。」

 

恋「・・・・・別にいい」

 

ねね「恋殿~!!ん?お前は誰です!?」

 

鈴々のような子がやってきた。この子が陳宮だな。だとしたら、この子に頼んだ方がいいな軍師なんだし

 

岳「ああ、俺は藤代岳だ。よろし「わん!!」く・・・・・な、何だ?」

 

下を見てみるとコーギーのような犬がこちらを見てしっぽを振っていた。なんだ、構ってくれとでも言うのか?まあいいか、そう思い犬を撫でてみる。

 

犬「はっはっ、わうぅ~」

 

岳「お、気持ちいいか?よしよし」

 

恋「・・・・・セキト、なついた?」

 

ねね「信じられないのです・・・・・」

 

岳「ん?そんなに珍しいのか?」

 

恋「・・・・・(こく)」

 

岳「そうか・・・・・」

 

俺からは何か動物のフェロモンでもでてんのか?そんなことを考えていると

 

恋「・・・・・恋」

 

岳「ん?」

 

恋「・・・・・真名」

 

岳「いいのか?それは」

 

恋「・・・・・いい・・・・・セキトがなついた」

 

岳「そっか、ありがと、恋」ニコッ

 

恋「/////////(すりすり)」

 

ねね「恋殿が預けるなら、ねねもなのです。ねねは陳宮です。真名は音々音なのです。」

 

岳「よろしくねね、ああ、そうだ。忘れるところだった。」

 

岳は懐から手紙を出した。

 

恋「・・・・・???」

 

ねね「なんですか?それは」

 

岳「恋たちは月に仕えてるんだよな?」

 

ねね「なっ!!なんで月の真名を!!」

 

岳「それは、知り合いだからだよ。それに俺も月に仕えてる。」

 

ねね「お前は城で見てないのです。まさか、天の御使いですか!?」

 

岳「周りからはそう言われてるね。」

 

ねね「それで?なんですか?」

 

岳「これを、詠に届けて欲しい。」

 

ねね「何故ですか?」

 

岳は一度息を整えて真っ直ぐ目を見て言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳「もうすぐ帝が死ぬ・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「カウントダウン開始!!

岳の対策と詠の覚悟と月の決意」

 

 

 

詠「月は絶対死なせない!!」

 

月「私は・・・・・みんなと一緒にこれから先も歩いていきたい。だから――――。」

 

 


 
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