岳「ふう、そろそろ黄巾党も終わりかな?ここからだけど・・・・・」
岳はこれからのことを考えていた。曹操に仕えてからかなりの時間が過ぎた。岳はそれを思いあることをしようと考えていた。
岳「今のうちにか・・・・・よし!」
岳はあるものを書き始めたこれから先のことを考えて―――。
秋蘭「岳、居るか?」
岳「秋蘭?居るよ。」
秋蘭「会議が始まる。早く来いと華林様が・・・・・」
岳「はいはい、了解」
華林「遅かったわね。」
桂花「遅いのよ!!」
岳「悪い、ちょっとな、遅れてごめん華林、桂花」
桂花「わ、わかればいいのよ///」
華林「顔が赤いわよ、桂花」
華林はからかうように言う。
桂花「そんなことはありません!!///」
桂花は否定する、ああ桂花、それは何かあると言っていると同じなのだよ。
岳「で、何だ?」
華林「そろそろ黄巾党の本体を倒そうと思ってね、集めたのよ」
岳「なるほど」
桂花「集まる症候は、孫堅、劉備、公孫賛、袁紹、袁術、馬騰」
岳「結構なもんだな」
華林「そうね・・・・・どこかの者と手を組むのもいいわね」
岳「だったら、劉備はどうだ?」
華林「何故かしら?」
岳「劉備はただ戦いを終わらせようとしているだけだ。孫堅は他に野望があるだろうし、袁術や袁紹はろんがいだし、馬騰は漢に忠誠を誓っていて、何だか無理そうだ。公孫賛は協力しても意味はない。それに、一応劉備・・・・・桃香とは面識もあるし、桃香と一緒に居る関羽と張飛は結構強いよ。関羽・・・・・愛紗は春蘭と同じくらいの実力だよ。」
華林「とか言いつつ、ちゃっかり真名を貰っているのね」
岳「まあね」
華林「じゃあ、その劉備とやらに会いに行きましょ・・・・・岳、一つ聞きたいのだけれど・・・・・」
岳「ん?何だ?」
華林「劉備の本当の目的はなに?」
岳「(俺嘘つくの下手だな)皆が笑顔でいられる世界を作るだっけかな。」
華林「そう・・・・・甘ちゃんね」
岳「それはそうかもしれない・・・・・けど、そんな夢すら持てないやつより、結構立派だと思うけどな。それに、たとえ夢物語だとしても、信じて先に進めば、叶う夢も有るもんさ」
華林「かっているのね、彼女のこと」
岳「"覚悟"は聞いたからな」
華林「まあいいわ・・・・・これより黄巾党の本体に向かう!!!私と来るものは私に命を預けなさい!!そして、私の命はあなたたちに預けます!!!」
全員「はっ!!!」
岳「(さて、久しぶりの再会だ、桃香・・・・・)」
兵士「曹操様!!!西方に劉備の軍を発見しました!!!」
華林「分かったわ、下がりなさい。」
兵士「はっ!!」
岳「ご苦労様」
兵士「はっ!!ありがとうございます!!」
そういって、兵士は戻っていった。て言うか、見つけるの早いな、そんな簡単に見つかるもんか?」
華林「流石にど真ん中を歩いていたら見つけるでしょうね」
岳はこのとき思った。桃香・・・流石にど真ん中を歩くのはどうなんだ?と、愛紗になんか言われてるだろうな、元気かどうかが一番気になるけど・・・・・
華林「岳、付いてきなさい、あなたがいれば少しは話が早くすむかもしれない、後は春蘭が付いてきなさい、いいわね。秋蘭と桂花は番を頼むわね。」
秋蘭・桂花「はっ!!」
春蘭「早くいくぞ!師匠!!!」
岳「そんなに慌てなくても桃香は逃げないよ」
華林「ふふっ」
???「桃香様、官軍が近づいてきます。」
桃香「ほんと?どこの人だろ?」
???「はい、旗に曹の字があったので、陳留の曹操さんかと」
愛紗「曹操?そんな大物が一体何のようだ?」
鈴々「にゃ~鈴々は、難しいことは分からないのだ」
???「でも、会っておくのに越したことはないと思います。」
桃香「そうだね~よし、わかった。曹操さんに会おう!!それにご主人様が居るかもしれないし!!」
愛紗「何処かに仕えているかもしれないですし、いいでしょう」
鈴々「にゃ!!お兄ちゃんに会えるのか!?」
???「桃香様がご主人様と言っている人ってどんな人だろう?」
???「あわわ、いい人だと良いです。」
華林「陳留の曹操よ、劉備に会いたいのだけれど・・・・・」
桃香「はい、劉備は私です。」
華林「そう、貴女が・・・・・」
華林は品定めをするように劉備を見ていた。端から見ればただの変態だな、これは
華林「変態とは言ってくれるわね」
作者の意見に突っ込みを入れないでください。それに、これが仕事なので仕方ないです。
岳「よっ!久しぶりだな。桃香」
桃香「ああ!!ご主人様だ~!!」
そう言って、桃香が抱きついてきた。再会のハグはいいのだけれど、華林の目が痛いよ・・・・・まあ、俺の特権だよな、これは
岳「おっと、久しぶりだね桃香。愛紗と鈴々は元気か?」
桃香「とっても、元気だよ!!ご主人様は曹操さんに仕えているの?」
岳「いや、客将をしているだけだよ」
桃香「そうなんだ~」
相変わらずの性格である。愛紗が苦労しているのが目に見えるよ。愛紗、おいたわしや。
愛紗「桃香様、まって・・・・・ご主人様!!?いらっしゃったんですか!?」
岳「久しぶり愛紗、元気か?」
愛紗「元気ですが、桃香様と鈴々のせいで、疲れる毎日を送っていますよ。」
岳「ははっ、堪えてるみたい。」
鈴々「お兄ちゃーーーーーん!!」
ドゴンッ!!!??と素晴らしい突撃ヘッドバットが飛んできた。
岳「げほっごほっ、り、鈴々、久しぶりだな」
鈴々「久しぶりなのだ!!元気だったのだ?」
岳「あ、ああまあな、鈴々も元気みたいだな、うっぷ」
鈴々「にゃ?何でそんなに苦しそうなのだ?」
愛紗「お前が突撃したからだろ!!」
全くもって、その通りでございます。さっきのタックルが見事に直撃したので、苦しいことこの上ないです。はい、俺の特権だよなメンタルは崩壊寸前です。
華林「・・・・・話を進めていいかしら?」
まさに、鬼の血相です。
岳「あ、すいません・・・・・」
華林「はぁ・・・・・劉備、あなたは何のために戦っているの?あなたの目的はなに?」
桃香「私の目的は・・・・・」
桃香の口から聞きたいのか俺にした質問をしてきた。まあ、意志表示みたいなもんだな。・・・・・ん?あれは誰だ?
岳「なあ、桃香、あの人たちは誰だ?」
桃香「えっ?えっ?・・・・・ああ、あの子は新しい仲間だよ!!朱里ちゃんと雛里ちゃんだよ♪」
岳「???いや、真名じゃなくてね・・・・・」
桃香「???」
ここで、天然を発動しますか・・・・・
朱里「はわわ、諸葛孔明でしゅ!!あぅっ」
雛里「あわわ、鳳統でしゅ!!あわわ、噛んでしまいましゅた」
な、なんだこの、全力で助けたくなるような保護欲は!?ヤバすぎる!!
岳「(冷静に)よろしく、孔明さん、鳳統さん」ニコッ
朱里・雛里「/////はわわ(あわわ)」
真っ赤に染まりました。必殺技・笑顔瞬殺!!てきな、何かですかね、あれ
岳「???」
本人は相変わらずにぶにぶだしな。
華林「・・・・・##」
岳「はっ!!!!?」
華林の後ろに般若が!!ヤバイ!!!春蘭なんか涙浮かべてるし!!!てか、泣くキャラなの!?春蘭!!
華林「話の腰を折らないでくれるかしら・・・・・###」
岳「はい、すいません・・・・・」
華林「全く、それで?あなたの目的はなに?」
桃香「はい、私の目的は・・・・・」
桃香は太守のような顔をして言った。
桃香「みんなが笑って過ごせる世界を作ることです。」
華林「そう・・・・・まさに、夢物語ね」
愛紗「貴様!!言わせておけば!!」
愛紗は青龍刀を抜いた。
春蘭「貴様!!華林「やめろ!!春蘭!!」様・・・・・何でだ!!師匠!!あいつは華林様に刃を向けたんだぞ!!」
岳「落ち着いて・・・・・愛紗もだよ」
愛紗「しかし!!!」
岳「(仕方ない・・・・・本当はしたくないけど、妹に教えてもらった俺だけの方法を使うか)愛紗・・・・・」
愛紗「なんですか!!」
岳「お願い、武器を納めて(うるうる)」
愛紗「うっ/////」
岳は目を潤ませて上目使いで愛紗にお願いした。妹曰く「お兄ちゃんの上目使いは子犬見たいで断れないから」だそうだ。それが、恥ずかしいので封印していたのだ。
岳「愛紗~(うるうる)」
愛紗「わ、分かりましたからそんな目で私を見ないでください。私が悪かったですから/////////」
岳「うん♪ありがと」
岳の完全勝利だった
華林「はぁ・・・・・」
桃香「あ、あははは・・・・・」
流石の華林と桃香も苦笑いだった。
桃香「・・・・・確かに真名夢物語かもしれません。ご主人様にもそう言われました。けど、そんな夢すら持てなくなったら、もう立ち直れないと思うんです。私は信じると誓ったんです。夢を叶えると・・・・・」
華林「そう・・・・・ならなにも言わないわ、それより、手を組まない?黄巾党を倒すために。どう?」
桃香「えっ?えっと・・・・・しゅ、朱里ちゃ~ん」
朱里「は、はい!!!いいと思います。」
華林「分かったわ、それじゃ、とにかく物質を渡しましょう。あなたたちはもうすぐ尽きるのでしょう?」
愛紗「か、かたじけない・・・・・」
鈴々「悲しくなるのだ・・・・・」
岳「まあまあ、気にしない気にしない」
桃香「ご主人様の言う通りだよ♪」
愛紗「桃香様はもう少し気にしてくださぁーーーーい!!!」
こうして、華林と桃香は手を組んだ。そうして、今は黄巾党の本体の近くにいた。その時、岳は違和感を感じた。岳にとっては、そんなに気にすることでもないのだが・・・・・
岳「(感覚的にこいつはヤバイな・・・・・強い、じいさんよりはまだまだだけどな。うん?二人で倒すきか?だとしたら、この戦いで二人と言うと・・・・・呂布と陳宮か・・・・・なら"頼んでみる"か)」
華林「どうしたの?岳」
岳「悪い、今回は戦いに参加できそうにないみたいだわ」
華林「そう・・・・・他に用事?」
岳「少しな・・・・・」
華林「分かったわ・・・・・あなたの役割は凪たちしてもらいましょ。」
岳「悪い・・・・・」
そう言って、岳は天幕を出ていった。"あるもの"を持って―――。
華林「そろそろ、彼ともお別れなのかしら・・・・・」
恋「・・・・・ねね」
ねね「はい!!お側におりますぞ!!」
恋「・・・・・旗」
ねね「はいですぞ!!」
そう言って、陳宮は旗を挙げた。そう、深紅の呂旗を―――。
恋「・・・・・行く」
黄巾1「ん?なんだありゃ」
黄巾2「へへっ、いい女だな、俺達の女にしようぜ。」
黄巾1「それしか頭にないのか・・・・・まあ、俺も同じだけどな、ガハハハハ!!!」
恋「・・・・・・・・・・」
黄巾1「どうしたねぇちゃん?怖じ気づいたか?」
恋「・・・・・死ね・・・・・・」ブンッ
黄巾1「なっ!!!」
次の瞬間、賊は思いっきり空を飛んだ。誰もが何が起こったか分からなかっただろう。漠然としていた賊に
呂布は―――。
恋「・・・・・お前たち、弱い」
そう言って突っ込んできた。
黄巾2「くっ!!おい!!仲間呼んでこい!!出来るだけ多くだ!!」
恋「無駄・・・・・何人来ても・・・・・同じ」
黄巾2「な、なめんなぁーーー!!!」
そこからは、まさに天下無双だった。たった一回槍を振ったら、空には千人位の人が飛び、呂布が歩くところには、賊の屍が転がっている。そして、服は相手の鮮血で染まっていった。
恋「・・・・・終わった。」
その数、ざっと三万人を越した。驚くべき事態だった。この事から呂布は天下無双と呼ばれるのだと、それを思い知らされる戦いだった。たった一人を除いては―――。
岳「・・・・・」
恋「・・・・・?・・・・・ッ!!!??」
その時呂布も感じた。自分よりも強いと―――。
恋「・・・・・誰?」
岳「ああ、すまない。つい戦いを見ていたので、ぼ~っとしていたよ。」
恋「・・・・・別にいい」
ねね「恋殿~!!ん?お前は誰です!?」
鈴々のような子がやってきた。この子が陳宮だな。だとしたら、この子に頼んだ方がいいな軍師なんだし
岳「ああ、俺は藤代岳だ。よろし「わん!!」く・・・・・な、何だ?」
下を見てみるとコーギーのような犬がこちらを見てしっぽを振っていた。なんだ、構ってくれとでも言うのか?まあいいか、そう思い犬を撫でてみる。
犬「はっはっ、わうぅ~」
岳「お、気持ちいいか?よしよし」
恋「・・・・・セキト、なついた?」
ねね「信じられないのです・・・・・」
岳「ん?そんなに珍しいのか?」
恋「・・・・・(こく)」
岳「そうか・・・・・」
俺からは何か動物のフェロモンでもでてんのか?そんなことを考えていると
恋「・・・・・恋」
岳「ん?」
恋「・・・・・真名」
岳「いいのか?それは」
恋「・・・・・いい・・・・・セキトがなついた」
岳「そっか、ありがと、恋」ニコッ
恋「/////////(すりすり)」
ねね「恋殿が預けるなら、ねねもなのです。ねねは陳宮です。真名は音々音なのです。」
岳「よろしくねね、ああ、そうだ。忘れるところだった。」
岳は懐から手紙を出した。
恋「・・・・・???」
ねね「なんですか?それは」
岳「恋たちは月に仕えてるんだよな?」
ねね「なっ!!なんで月の真名を!!」
岳「それは、知り合いだからだよ。それに俺も月に仕えてる。」
ねね「お前は城で見てないのです。まさか、天の御使いですか!?」
岳「周りからはそう言われてるね。」
ねね「それで?なんですか?」
岳「これを、詠に届けて欲しい。」
ねね「何故ですか?」
岳は一度息を整えて真っ直ぐ目を見て言った。
岳「もうすぐ帝が死ぬ・・・・・」
次回「カウントダウン開始!!
岳の対策と詠の覚悟と月の決意」
詠「月は絶対死なせない!!」
月「私は・・・・・みんなと一緒にこれから先も歩いていきたい。だから――――。」
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