No.686447

星降る夜に Ⅹ

白蓮さん

今始まる戦い
この戦いで得るものとは

2014-05-13 17:13:56 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1187   閲覧ユーザー数:1033

曹操こと華林の客将をすることになった俺は

今書類を片付けている。重要なものは華林達

がやるので俺は簡単な警備等の報告書をして

いるのであるが、ここからが問題だ。まあ、

書類は終わったので、追加があるまでは暇だ

そして、問題は―――――

 

春蘭「師匠!!!」

 

バンッ!!!扉が壊れるのではと思わされるほど

強く扉を開けて入ってきた春蘭である。なに

が問題かと言えば。

 

春蘭「師匠、今日こそ書類は終わりですね!!

やっと、修行ですね!!!」

 

そう、このところ毎日のように俺の部屋にね

彼女が来るのですよ。まあ、今日は何もない

ので追い返すこともなく

 

岳「ああ、今日こそ修行だよ。春蘭」

 

春蘭「やったーーー!!!」

 

修行をするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳「さてと春蘭、お前は反応する時には野生の

勘で反応してるんだよな?」

 

春蘭「うん」

 

岳「だが、それだと直ぐに負けることにもなる

だから、先読みをするようにしよう」

 

春蘭「ん?」

 

岳「まあ、簡単な話さ。」

 

岳はそう言うとはこの中から何かを取り出した

それはバスケットボールだった。ゴム性の物を

分けてもらい作ったものだ。

 

春蘭「師匠、なんだそれは?」

 

岳「これはバスケットボールという玉なんだよ

これを使って修行する。」

 

春蘭「どうやってだ?」

 

岳「簡単だよ。俺からこれを取ればいいんだ」

 

そういって、岳は地面にボールを叩きつけた。

そして、ドリブルを始めた。これはいく場所

だけでなく、ボールも見なければならない。

反射にはもってこいだ。

 

岳「来い春蘭!!!」

 

春蘭「いくぞ!師匠!!!」

 

春蘭は岳に向かって突っ込んでいった。だが

その後に―――――。

 

岳「ひょい」

 

春蘭「あっ―――」

 

ドシンっ!!と地面に思いっきり突っ込んだのだ

ああ、痛そうだな。て言うか地面にヒビが・・

何したらああなんの?頭ぶつけたくらいでさ、

あんなことになったら、大問題だよ絶対

えっ?もうやってしまってるって?思わんさ

 

春蘭「痛い、師匠!!!避けるな!!」

 

岳「俺じゃなくてボール・・・・・玉を取る

修行何だけど・・・・・」

 

春蘭「うう・・・・・も、もう一回だ!!!」

 

あ、言い逃れしやがったあのやろう全く何を

しているのやら。突っ込んでくる。春蘭を

ボールを股の間に通して避ける。だが、そこ

は春蘭、反射した。しかし、また股の間に

通して避ける。

 

春蘭「くっそう!!!取れない!!!」

 

岳「相手の動きを見るんだ。そして、どう

動くかを予想するんだ。それがまずできる

ようにならなくては俺からボールは取ない

からな。」

 

春蘭「予想する・・・・・」

 

・・・・・動いた。さてさっきとどう変わるか

後ろにボールをやり、間合いに入る。そして

左に走る。

 

春蘭「こっち!!!」

 

早いなもう追い付いたさっきとはうって違って

いい動きだな。だけど――――。

 

春蘭「くっ!!早い!!」

 

俺もそれを予想していたのだ。左にいくのを

止め、一旦戻り右へいく。リターンだ。

 

岳「一手読んだくらいじゃ勝てないぞ。一手

だけでなく二手、三手、四手読むんだ!」

 

春蘭「はい!!!!」

 

岳「それが、野生の勘とあわさって、見た

瞬間に相手の動きを読むことができれば

そうそう負けはしないぞ。」

 

春蘭「本当か!?」

 

岳「ああ!!!」

 

春蘭「よし!!どんどんいくぞ!師匠!!!」

 

それから修行は夜まで続いた。なかなか凄い

この短期間で読むことはできるようになった。

ただ、読めても早く動くことが出来ないのだ。

まあ、それは慣れていくしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

春蘭「師匠!!!」

 

バンッ!!

 

岳「・・・・・」

 

なんもいえねぇとはよくいったもんだと思う

だって、毎度毎度この調子では扉がカオスに

なってしまうわ。

 

春蘭「修行するぞ!!!」

 

岳「はいはい」

 

あんないい顔で言われたらなんもいえねぇよ

そう思いつつ訓練所に行く。と、その途中で

 

凪「おはようございます。」

 

凪に出会った。

 

春蘭「おはよう、凪」

 

岳「おはよう、どうしたの?」

 

凪はいつもは警邏に出ているはずなんのだ。

それが、この朝から遭遇とはな。

 

凪「いえ、出来れば修行に参加させて欲しく

思いまして、こうしてお願いに・・・」

 

なんて律儀なんだ。涙が出てくるよ。

 

岳「うん、いいよ。ご飯食べたらね」

 

凪「ありがとうございます」

 

そう話ながら厨房へ歩いていった。ちなみに

朝ごはんは俺が作った。朝は元気の出る

リゾットにした。何だか美味しそうに食べて

いた春蘭と凪だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳「春蘭は昨日と同じな」

 

春蘭「おう!!!」

 

岳「凪は確か氣を使うんだよな?」

 

凪「はい」

 

岳「じゃあね・・・・・」

 

そう言いながらでっかいものを持ってきた。

リングである。

 

岳「氣の命中率、そして威力調整をしよう」

 

凪「どうやって?」

 

岳「まずは、この玉に氣を入れる。そして

あのリングに入れる。ただし、入れる

時は気を付けろよ。あのリングはすぐ

直るが、壊れやすいからな。それを

投げてやるから難しいんだ。しかも、

リングの下に岩をおく。それを壊す。

つまり、リングに当てれば失敗だし、

それに、氣の力を押さえても、岩が

壊れなければ、失敗だ。それにたとえ

氣の力を調整してリングが壊れない

位に押さえても、リングに当てれば

氣は外に逃げていって、結果は

変わらないよ。」

 

凪「結構難しいですね」

 

岳「でも、それが出来れば氣の無駄な消費は

無くなりかつ安全性が上がって、被害も減るもし、敵が人質を取った場合は人質を傷付けずに救える。」

 

凪「・・・・・それだけでそんなことが

できるように・・・・・」

 

岳「まずは、お手本だね」

 

そういって、岳は少し離れてボールを構え

たのだ。ゆっくり脚を曲げて一気にボール

をおすのだ。ループは高めにして飛ばす。

リングに当たらずに、下の岩に当たり岩は

砕けていった。

 

凪「・・・・・これを、私が・・・・・」

 

岳「できるできないじゃないよ。凪

やるかやらないかだよ。やったぶんだけ

自分に帰ってくる。」

 

凪「・・・・・はい!!!」

 

岳「その前にまずは、リング当てずに入れる

ことを練習しよう。」

 

凪「はい!!!わかりました!!」

 

うん、いい顔だな。これなら大丈夫だな。

 

岳「それじゃあ、春蘭、始めよう」

 

春蘭「よし!!いくぞ!!師匠!!!」

 

着々と修行は進んでいく。強くなるために

日々挑む春蘭と凪。それを見て岳は思う

 

岳「(久々にやるかな・・・・・)」

 

自分も負けていられないと・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「早めの劉備との再会?

武神・呂布VS黄巾党三万人!!!」

 

 

恋「・・・・・恋は負けない」


 
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