No.686398

星降る夜に Ⅸ

白蓮さん

今始まる戦い
この戦いで得るものとは

2014-05-13 08:40:04 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1262   閲覧ユーザー数:1074

華林「・・・・・いきなりどうしたの?」

 

全くもってビックリしている。だって、あの

女の子といきなり戦わなくてはいけないのか?

 

岳「あ、それ以前に貴方たちは誰なんですか?

ここに来たばかりで、知らなくて」

 

華林「そうだったわね。私は曹操よ」

 

・・・・・はぁ?マジで?なんかすごい人に

俺会いすぎじゃね?普通英雄に三回連続で

会うなんてそうそうねぇぞ

 

春蘭「私は夏候惇だ!!」

 

秋蘭「私は夏候淵だ」

 

桂花「私は、荀程よ」

 

岳「・・・・・」

 

マジかよ・・・・・全員歴史に載ってる。

覇王・曹操にその右腕の夏候惇に夏候淵

そして、王佐の才かよ。俺はなんかに

引き寄せられる運命なのか?

 

春蘭「それより!!貴様!!私と勝負しろ!!!」

 

岳「なんでそうなるんだよ!!!意味が分からん

どうしたら、そう言う感じになる!?」

 

華林「・・・・・良いわよ」

 

岳「俺の意見は全無視か!!!ひどすぎる!!!」

 

秋蘭「すまぬな、姉者は強い者を見ると

闘いたくなる性格でな。」

 

ヤバイその性格!?厄介なことこの上ない

疲れるからな、どうやって切り抜け・・

 

春蘭「そうと決まれば、いくぞ」

 

岳「あ、ちょっと待って!!あ~~~!!!」

 

岳はそのまま夏候惇に連れていかれた。

聴こえるのは岳の叫び声だけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春蘭「さあ!!殺るぞ」

 

岳「明らかに字が違う!!!」

 

桂花「春蘭に常識を求めるだけ無駄よ。」

 

春蘭「なんだとぅ!!!」

 

桂花「なによ!!!」

 

華林「はいはい、それは後でやってね。今は

勝負でしょう?」

 

春蘭「華林様がそう言うなら・・・・・」

 

桂花「分かりました。」

 

岳「(本当は仲いいだろお前ら)」

 

だが、ここで実力を知られるのもな~

でも、逃げられる雰囲気じゃないしな。

諦めるか。

 

桂花「では、どちらかが敗けを認めたら

そこで終了です。」

 

始まるなめんどくさい

 

桂花「・・・・・・・・・・始めっ!!」

 

春蘭「はぁぁぁぁぁぁーーーー!!!」

 

岳「ッ!!!??」

 

ガキィィィィーーーーーーー!!!」

 

春蘭「ふん!流石にこれは受け止められるか

どんどんいくぞ!!!」

 

岳「・・・・・」

 

岳は夏候惇の攻撃を流していく

 

華林「なかなかね。料理だけでなく武術も

一級品だとは」

 

???「華林様~!!!」

 

華林「あら、凪じゃない」

 

警備兵の隊長の楽進こと凪だった。

 

???「凪ちゃん早いの~」

 

???「ほんまやで凪」

 

凪「おい沙和、真桜!!!華林様がいる

だぞ。私語は止めろ!」

 

華林「良いわよ、凪。

今は政務もしていないのだから。」

 

凪「はっ!!!」

 

先程来たのは于禁と李典だ。彼女らは警備兵

の副隊長をしている。

一方岳の方は―――――。

 

春蘭「貴様!!ふざけているのか!?」

 

岳「はぁ!?」

 

何故か夏候惇にキレられていた。

 

春蘭「何故本気で来ない!?舐めているのか

大概にしろ!!」

 

そう、岳は本気ではない。と言うか、まず

本気は出してはいけないとじいさんに言われ

使っていない。

 

岳「(だけど、このままだと夏候惇がまた怒り

なんか言ってきそうだしな~どうしよ?)」

 

岳「分かったよ・・・・・」

 

呆気なく了承した。そして―――――

時雨と秋雨を捨てた。

 

春蘭「???なんの真似だ?」

 

岳「我が身に宿りし力よ。大地を青く明るく

照らせ、汝に幸運が有ることを。」

 

岳の体がだんだん青く光輝いていく。それは

まさに"蒼天"の如く。

 

岳「解放・・・・・"蒼天の鎧"」

 

次の瞬間岳は青き鎧を身に纏っていた。美しく

日輪を支える青い空のように。

 

春蘭「それが・・・・・お前の本気・・・!!!」

 

体からは青い氣の様なものがチリチリと

溢れだし、その眼には赤くそまっている

何よりも、その覇気は龍の如く迫力があった

 

岳「・・・・・少し急がせて貰うぞ。

この状態は普通よりも消耗が激しいのでな」

 

春蘭「!!!そうはいかんぞ!!!私とて簡単には負けん

はぁぁぁぁぁぁーーーー!!!」

 

岳「体術・"蒼牙龍脚"」

 

春蘭「えっ?・・・・・私の負けだ・・・」

 

夏候惇の武器は呆気なく叩きおられてその首には

岳の指が向けられていた。圧巻の強さだ!!!」

 

荀程「・・・・・はっ!しょ、勝者

藤代岳!!!」

 

華林「・・・・・」

 

秋蘭「・・・・・」

 

真桜「・・・・・」

 

于禁「・・・・・」

 

凪「今のは・・・・・氣です。」

 

華林「氣?」

 

凪「はい、しかし、私とは次元が違い過ぎます」

 

華林「それほどまで・・・・・春蘭はどう?」

 

春蘭「はい・・・・・勝てる気がしません」

 

華林「(彼が味方なら頼もしいけど・・・・・

敵ならば・・・・・それに―――」

 

春蘭「師匠!!!」

 

岳「師匠!!?」

 

春蘭「ああ!!!私より強いから師匠だ!!

お願いがある!!私を鍛えてくれ!!!」

 

岳「そ、そんなことは言われても」

 

春蘭は師匠と慕っているし。

 

桂花「(何よ、結構強いじゃない/////)」

 

桂花はあの通りだし。

 

于禁「ねぇねぇ凪ちゃん、あの人強いの~

鍛えてもらえば~?」

 

真桜「そやな、あんなええ人そうそういんし

結構カッコええやん」

 

凪「そう、だな。よし!!私も春蘭様と一緒に

鍛えてもらおう!!!」

 

凪たちはノリノリだし。それに私も

彼がほしいしね。

 

華林「岳!!」

 

岳「ん?」

 

華林「貴方、私に仕えない?」

 

全員「!!!!!!!!!!」

 

華林「どう?」

 

岳「・・・・・」

 

岳は思い出していた。

 

詠「月を裏切らないで。」

 

その言葉が不意に脳内に浮かんだ。

 

岳「・・・・・ごめん、仕えることは

出来そうにない。」

 

華林「そう・・・・・」

 

夏候淵と曹操以外はガッカリして落ち込んだ

だが―――――

 

岳「でも、少しなら"客将"をしてもいい

まだ、知りたいこともあるし」

 

華林「そう、分かったわ」

 

それを聞いてパァァァっと笑顔になった

現金だなおい。

 

岳「じゃあ改めて、俺は藤代岳だ

宜しく」

 

華林「凪たち以外は紹介しなくていいわね

真名を預けるわ。私は華林」

 

春蘭「私は春蘭だ!!頼むぞ師匠!!!」

 

秋蘭「私は秋蘭という。宜しく頼む。岳」

 

桂花「わ、私は桂花よ。よ、宜しく///」

 

秋蘭「な、なんと・・・・・」

 

春蘭「あの桂花が、自分から真名を預けた

天変地異でも起きるのか?」

 

桂花「な、なんでよ!!!」

 

岳「ん?そんなに珍しいのか?」

 

華林「ええ、桂花は根っからの男嫌いよ

まあ、惚れ「か、華林様!!!」ふふっ

色々あるのよ。」

 

岳「そっか、まあ、宜しく桂花」ニコッ

 

桂花「うっ!!!/////////」

 

華林「ふふっさあ、凪たちも」

 

凪「はっ!自分は楽進です。真名は凪

です。宜しくお願いします」

 

沙和「沙和は于禁なの~真名は沙和なの~

よろしく~」

 

真桜「うちは李典や。真名は真桜や。

よろしゅう、藤代はん」

 

岳「ああ、よろしく」

 

華林「いくら客将でも、働かせるわよ」

 

岳「了解」

 

月・・・・・少し時間かかるけどいいかな?

俺一回さ勉強するよ、ここならいい経験になる

月に恥をかかせないようにさ。

 

ここで月への想いを固め進む岳、それを

"空"から見ているものがいた。

 

貂蝉「岳ちゃん元気みたいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「これが修行!?バスケット勝負と

先読み技術!!!」

 

 

岳「楽しくなければ、強くもなれない。」

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
3
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択