ねね「・・・・・それは本当ですか?」
ねねは真実がない信じる理由もない中でも彼を信じてみたいと思っていた。だが、いやだからこそ、彼の言ったことに信憑性がたりなかった。
岳「俺の知識ではそうなることが前提だ。そして、董卓が暴政をすると言うことになる。」
ねね「なっ!?あ、ありえな「だが!!」いので・・・・・」
岳「俺が見てきた中では、月はそんなことはしないと思っている。だから、たぶんだが、誰かに罪を被されるだろうと思っている。」
ねね「・・・・・」
岳「彼女を助けるには俺が!!いや、俺達が!!あの子を支えてあげるんだ!!」
ねね「お前・・・・・」
岳「頼む、これを届けてくれ」
岳はどけ座をして頼んだ。プライドなんざいらねぇ、俺はただ月を詠を霞を華雄を恋をねねを守りたいだけなんだから。
ねね「わかったのです。ただし!!」
ねねは承諾と共にあることを言った。それは―――。
ねね「お前も全員で、生きて月と一緒に立つのです!!」
岳「!!!・・・・・ああ!!!」
恋「・・・・・岳も一緒」
ねね、恋、ありがとう
岳「先に詠にその手紙を届けてくれ、その後明日には曹操の所を出て、月の所に戻る。」
ねね「わかったのです。早く来るのですよ。」
恋「・・・・・待ってる」
岳「ああ!」
―――一方華林は―――
桂花「華林様、終わりました」
華林「ご苦労様、これで黄巾党もお仕舞いね。」
黄巾の乱を終えて帰還の準備をしていた。あれから、張三姉妹を捕まえて、使えるので生かしておいた。それから、黄巾党は壊滅し、"一時期"の平和を得たのである。
華林「岳はどこにいるかわかる?」
桂花「いえ、それ「ただいま~」が」
岳「ん?どうした?」
桂花「どうした?じゃないわよ!!!あんた今までどこにいたの!?」
岳「ごめんなさいっ!!」
桂花の御説教が始まった。くっそう、長いんだよな桂花の説教って、
岳「そ、それより、華林」
華林「出ていくのでしょう?」
岳「ああ、明日にはな」
予想道理とでも言われたかのような感覚、岳が居なくなるのは想定の範囲内である。だが、いきなり消えてしまうので流石に驚いた。
華林「そう、わかったわ。けど、覚えておいて―――。」
岳「・・・・・」
華林「私は欲しいと思ったものは必ず手に入れるわあなたもね。」
岳「肝に命じとくよ」
華林「わかればよし」
そして、翌朝―――。
春蘭「師匠~ほんとに行くのか?」
岳「ごめんね、春蘭、また会えるよ」
秋蘭「姉者、岳を困らせてやるな。二度と会えないのではないのだから。」
春蘭「う、うむ。師匠!!次は負けんぞ!」
岳「ふふっ楽しみにしてるよ」
凪「また会いましょう、岳様」
沙和「次はもっと面白い洋服の話をするの~」
真桜「せやせや、うちの場合はカラクリやけどな♪」
岳「ああ、そうだな。出来れば、凪には次から様なしで読んでもらおう」
凪「ど、努力します」
沙和「凪ちゃん、毎日壁にむかっ――」
凪「うわぁ!!沙和言うな!!!」
沙和「モゴッ!!モゴ~!!」
岳「は、ははは、頑張ってね」
桂花「つ、次会うときは、敵じゃないことを祈るわ」
岳「・・・・・ああ、そうだといいけどな、ははは」
華林「それはないでしょう、何たって、あなたは私が手に入れるもの」
岳「俺は安くないよ、なんてな」
華林「ふん・・・・・頑張りなさい。」
岳「華林は無理するなよ」
華林「バカ・・・・・」
岳「じゃあな!!!みんな!!元気で!!!」
こうして、岳は曹操の元を離れていった。そして、彼女たちは追々知ることになるだろう。好きになった男が敵になって、自分達に襲いかかることを―――。
ねね「詠!!今帰ったのです!!」
恋「・・・・・ただいま」
詠「ねね、恋お帰りどうだったの?黄巾党は?」
ねね「黄巾党は他の者たちの活躍もあって、壊滅したのです。」
詠「そう、これで少しは安心ね」
ねね「そうでもないのです。」
詠「?どういうこと?」
月「あ、ねねちゃん恋さんお帰りなさい。」
恋「・・・・・ただいま」
ねね「"天の御使い"に会ったのです」
詠・月「ッ!!!??」
詠「そ、それは本当なの!!ねね!!」
月「岳さんが・・・・・」
ねね「あいつが言っていたのです、これから先は月が危ないと、だから、これを渡して欲しいと」
詠「・・・・・・・・・・・・・・・こ、これは」
月「???どうしたの?詠ちゃん?」
詠「月がこのままいくと死んでしまうって!!」
月「・・・・・やっぱり」
詠「ど、どういうこと?」
月「何となくそんな気がしたの。私はもう少ししか、生きられないって」
詠「そ、そんな・・・・・」
ねね「大丈夫なのです!!!あいつがこの事を知らせて、兵士の錬度を上げておけと」
詠「対抗するのね。」
月「で、でも・・・・・」
詠「そっから先は無しだよ月。私たちは月を絶対に守るから」
月「・・・・・うん。ありがとう、詠ちゃん」
詠「いいのよ・・・・・それで、あいつは?」
ねね「曹操の所にいたそうなのですが、直ぐにこっちに来ると言ってたのです」
詠「分かったわ、ねねはこの事を華雄と霞に報告して、恋は今すぐに調練を」
ねね「わかったのです!!」
恋「・・・・・ん」
月「詠ちゃん私は?」
詠「月は兵を募集する者を作るから手伝って」
月「うん、わかった。」
詠「(早く帰ってきなさいよ・・・・・バカ)」
岳「はぁ・・・はぁ・・・さ、流石にとばしすぎたな。疲れてきた」
とばしすぎたな。とか言ってますが、既に天水の近くまで来ている岳・・・・・おかしくねぇか?こんなに早く着くもんか?ハッキリ言ってあり得ないです。はい。
岳「もう少しだけど、休んでいくか」
岳休見ながら考えていた。今から対抗するには罠を張ればいいと、しかし、成功の確率も減る何て考えていたでも、少しだけワクワクもしていたのだ。何故なら、自分で作った罠に誰かが引っ掛かるのだ面白すぎる、それに、引っ掛かれば、相手の士気が下がるし、勝つ確率も上がる。
岳「(必ず生きてもらうぞ、月)」
岳たちは着々と準備を進めていく。いずれ来る、大きな波を乗り越えるために。
次回「月達との再会と修行
ついに帝・死亡、動き出す影達」
十常待「ふふふっ董卓には死んでもらう」
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黄巾党との戦いは幕を閉じる
しかし、これから新たな戦いが始まり、今まで
保たれていた平穏は崩れていく。