「長文部長ー」
「徳祖、この仕事してる時はあたし編集長だから」
「こだわりますね長文編集長。なんかこう言うと編集長の文章長いみたい」
「うっさいわね人の字にケチつけないでよ。だべってないでとっとと進めるわよ、とりあえず改訂の方から行きましょ」
「一巻で載せた『埋伏の計』ですけどー、ほんとに十面埋伏した連中が出たらしいですけど改訂します?」
「マジで?」
「姜維から貰った報告書だと鍾会、司馬馗(四女の季達)、司馬恂(五女の顕達)、鄧艾、姜維、王双、田豊、沮授、張任、龐徳、太史慈。あれっ一人多いや」
「この際十面だろうが十一面だろうがそこはどうでもいいんだけどそれどういう繋がり?」
「面子から見て仲達さん繋がりじゃないですか?でも仲達さん自身は居ないんですね」
「やるわけないでしょ、あの人めっちゃ恥ずかしがりよ?多分鍾会ちゃんが企画したんじゃないかしら。にしても一刀様十一人同時とか本物の化物ね」
「実際は寝台に乗り切らないから大体二三人づつで順繰りだったって」
「…全員一斉じゃないなら参考記録として追記しといて。あと十人乗れる寝台の開発が待たれるって」
「はぁい」
「次ですが、ついにやっちゃったという実績を踏まえて『蜀下の阿璃にあらず』を単独の項目立てした方が良いんじゃないかという意見が」
「二巻で項目立てしましょ。ただ意味が『呉下の阿蒙』から大分変わっちゃってるんじゃない?」
「おっぱいが爆発的に成長する様子とかついにやった元幼女とか?」
「そーそー、そこらへん踏まえて編集して」
「あと凌遅について多数の問い合わせが主にM女から」
「全部一刀様に振っといて。じゃ二巻の分いきましょ」
「まずこの七縦七擒って何?」
「あ、それ最近Mっ気ある文官に流行ってるプレイなんですよ。要は夜な夜な一刀様と鬼ごっこして捕まるとそのままむふふっていう。なんか切欠は夜間演習だったらしいですけど」
「何で七な訳?」
「大体七回で夜が明けて打ち止めになるから一晩七人までってことらしいですよ」
「…張勲さん絡んでる訳じゃないわよね?」
「やりかねない感じしますけどこれは絡み無いです」
「じゃこれ二巻に収録して」
「次は…寵を得て蜀を望む、これは?」
「ぶっちゃけ、あのーうちの一番偉い方、ま当然ですけど一刀様とらぶらぶじゃないですか?それって誰もが羨むようなことだと思いますけど、あの私じゃないですよ?蜀の張松さんが華琳様が劉備様のおっぱい羨ましそうに見てるのを見て『寵を得て蜀を望むか、女の望みは尽きないものよ』って皮肉ったらしいって話で」
「…ちょっと載せるの危険ね」
「張松さん凄い頭良い人なんですけどなにしろ華琳様の事嫌いですからねぇ」
「華琳様のところを『とある高貴な方』にしといて」
「『湯吞みの軽重を問う』…これって『鼎(かなえ)の軽重を問う』のパクリ?」
まあ意味は転じて身の程知らずって事ですけど。前に蜀の馬謖が研修で都に来てたじゃないですか」
「そういえばうち(文書局)にも来るって話だけ聞いてたけど見かけないわね」
「だってちょっとしか居ませんでしたもん。総務局の研修に配属された日に、一刀様にお茶出そうとしてた月さんから『湯吞み重くないですか?私が一刀様にお茶出しますから!』って奪い取って一刀様にお茶出したらしいんですよ。で当然月さんブチ切れて翌日には本国に強制送還させられたっていう」
「…それむしろ命があった事を喜ぶべきね」
「劉備様、荊州に出張中だったのに大至急呂布さんに迎えに来てもらってその晩のうちに月さんに謝りにいったらしいですよ」
「最近無茶する女増えてるからちょっと戒め的なやつもいれときましょ。採用」
「…これやめとかない?」
「『絶壁の戦い』ですか。意味はですね」
「いや分かるから、多分とても絶望的な戦いって言うか努力の事を言ってるんだと思うけど、なんて言うかちょっと可哀想だし」
「『秋風胸が五丈原』だって出しちゃってるんだから今更じゃないですか?」
「うーん…保留」
「『胡笳十八発』…これ私聴いた」
「例の数え役満☆姉妹の超卑猥な曲に蔡文姫が感動して伴奏つけたってやつですね」
「でもこれ発禁だったんじゃない?」
「の割には知られてますよね。ノリいい曲だし」
「そうそう、でも女だけでべろんべろんに酔っ払ってないとちょっと歌える歌詞じゃないと思うけど」
「役満姉妹は伽のとき歌詞耳元で囁いたりするらしいですよ」
「うそ恥っずかしー!そんなプレイ天和さんならやりそうだけど人和さんまでそんなのほんとにやるのかしら」
「その落差がいいんじゃないですか?しかも蔡文姫は大真面目に暗誦したって」
「それはそれでエロいというか一刀様困ってそうだけど。んー、なんだかんだでこの歌人気あるから載せる、決定」
「『姜維の格差社会』」
「諸葛亮さんいじめ本当に有難う、だから類義語に出藍の誉れとか入れるのやめてあげなさいよ…魏は諸葛亮さん嫌いなんじゃないかって思われるわよ」
「はーい」
「『連環の計』…この提案者が桐花って時点で方向性が見えてるけど」
「これが新開発の拘束具らしいんですけど、こうやって右手と左足、左手と右足で固定するとこんな感じでモロ見えにされていたずらされ放題という。ちなみにぱんつは履いてたらずらすか切るのが王道とか書いてます」
「そうなの、って何すんのよ早く外しなさいよ!?あたし女とこういう事する趣味ないから!」
「じゃ一刀様とは」
「たまにちょびっとだけってナニ言わすの次よ次」
「さりげに採用される編集長素敵です」
「あとは『三顧の礼』…かぁ」
「これ載せたら反発もあるかもしれませんよね」
「表向きは呉の『すとらいき』解除の為に一刀様が張昭さん三度説得したってことになってるけどねぇ」
「地方勤務の女一人一発で手打ちになったところを張昭さんだけ駄々捏ねて三晩ヤり倒したって呉じゃ有名な話ですからね…」
「政治問題回避、見送りで。載せたら載せたで張昭さんからなんかブチブチ苦情来そうだし」
「今日はこんなもんかしらね…それよか天の国用語辞典の方が大変よ」
「あっち、まだまだ意味よく分からない言葉いっぱいなんですけど…」
「なにせ風が手伝ってくれないからねー。あの人自分だけ分かってればいいみたいなとこあるし」
「風さんそうなんですか?」
「ほんとは多分相当天の国の言葉知ってると思う、よく一刀様と二人の世界作ってるし。そうだおっぱいちゃんそろそろ帰ってきた?」
「叔達ちゃんならまだですよ。今頃真っ最中じゃないですか?」
「あの娘、ちょっと真面目過ぎるからなー…天の国の言葉は向いてなさそうだから担当外れてもらおっかって、前にも言ったっけ」
「だから編集長叔達ちゃんに『エロい言葉に特化して体で教えて貰って来い』って言ってたじゃないですか」
「うん、あの気の強そうなおっぱいが照れながらエロい事囁いてくれるなら一刀様もやる気出してどんどん教えてくれるんじゃないかなって。…ところで叔達ちゃんちょっと遅いんじゃない?遅いよね?心配だから私様子見てくるわ、じゃ」
「って編集長なんで胸のボタンばんばん外してるんですか、部屋辿り着く前にポロリしますよそれじゃ!て言うかちょっと待って下さいよ私もぱんついいやつに履き替えて行きますから!」
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皆様コメントにリクエスト有難う御座います。
まず一件目ですが、悠なるかな様リクエストで
とある文官達が天の国語録と現代後宮用語・成語集の編集作業をしています。