No.674098

九番目の熾天使・外伝 =蒼の物語 刻の幻影=

Blazさん

各部戦線、激戦ッ!

イメージソング

OP2「BLUE SANCTION」 BLAZBLUE -CHRONOPHANTASMA- より

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2014-03-27 17:31:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:838   閲覧ユーザー数:753

CP第十三話  「蒼と碧」

 

 

 

デルタたちがヴィータの部隊と交戦している少し前。

南から局員をなぎ倒していたBlaz達が居た。

 

 

Blaz「・・・そろそろ中央か?」

 

miri「の様だな。」

 

しかし。一行が少し歩くと、其処には・・・

 

 

 

 

鈴羽「っ・・・・!?」

 

ラグナ「なっ・・・・・・!?」

 

多くの忍と局員達が無残にも殺され、山と成っていたのだ。

それを見てか、ニューの顔がかなり青ざめており、Blazはニューを背負いから抱きに変えたのだ。

 

Blaz「大丈夫だ、ニュー。」

 

ニュー「あああ・・・・・・」

 

鈴羽「ニュー・・?」

 

ニュー「命・・・・消える・・・・・蒼に・・・・還元・・・・・・・」

 

ラグナ「蒼に・・・だと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう。全ては蒼に還元される。全ての源である蒼に。」

 

 

 

Blaz「え・・・・・・・」

 

miri「なっ・・・・・・・・」

 

刹那。Blazとmiriは声を聞き驚いた。

それは二人にとって聞き覚えのある声だったからだ。

 

鈴羽「・・・・・嘘・・・だよね・・・・・」

 

ほぼ全員が正面を向き、驚きを隠せなかった。

其処には紅蓮の炎の中に二人の人影があったからだ。

 

そして。その一人は銀色の髪と黒衣を纏い。

もう一人は緑の髪にスーツを着て帽子を被っていた。

 

 

 

 

 

それは。信じられない光景であった。だが、現実である。

 

 

Blaz「・・・・・・何でだ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何でテメェがソイツと居るんだ!竜神丸ッ!!」

 

 

リバインズ「・・・・お久しぶりです。Blaz・・・・そしてmiri。」

 

彼、竜神丸は確かに其処に居た。

敵対していた男であるハザマと共に。

 

miri「おいおい・・・これ何かの冗談だろ?」

 

ハザマ「いえいえ。実は事実だったりしちゃうんですよハイ。」

 

ラグナ「テルミ・・・・テメェ、ソイツに何をした!!」

 

ハザマ「何も。唯、私達は彼が協力したいと言ったので、それを受け入れただけですよ。」

 

ハザマはケタケタと笑い、ラグナ達の怒りを逆撫でにしていた。

そして、ハザマに続きリバインズが口を開き、その一言で全てがひっくり返るのだった。

 

リバインズ「竜神丸・・・・ですか。何時までも古い名前を使うなんてね。」

 

miri「古い・・・?」

 

リバインズ「そう。今の僕はアルファ・リバインズ。竜神丸と言う名前ではない。」

 

Blaz「っ・・・・・・・!!」

 

鈴羽「竜神丸・・・・・どうして・・・!?」

 

リバインズ「・・・どうしてもこうしても・・・ハザマ大尉の言った通りですよ。僕は彼等に協力している。僕の目的の為にね。」

 

Blaz「なん・・・・・だと!?」

 

 

ラグナ「チッ!なら、テメェもろ共、テルミもぶっ殺すッ!!」

 

リバインズ「やれる物ならどうぞ。代わりに相手は彼等がしますけどね。」

 

すると。リバインズが複数の転移術式を展開し、其処からイワン達タイラントとネメシスを計十体ほど召喚した。しかも、全員明らかに強化が施されており、その力は肌で感じる事が出来たのだ。

 

イワン「・・・・・!!」

 

リバインズ「行きなさい、イワン。容赦はしなくて良いですから。」

 

刹那。

とてつもないスピードでイワン達がBlaz達を襲い掛かった。

それに応戦するBlaz達だったが、イワン達の攻撃をそれぞれガードした瞬間、とてつもない重力がBlaz達を襲ったのだ。

 

Blaz「ぐっ・・・・・!?」

 

miri「Blaz!?」

 

辛うじて攻撃を回避したmiriと鈴羽。二人の居た場所には大きなクレーターが一つずつ出来ていたのだ。それを見てmriは冷や汗を垂らし、鈴羽は顔を青ざめさせていたのだ。

 

鈴羽「ウッソー・・・・・」

 

miri「なんつー威力だ・・・・・」

 

一方でBlazとラグナは大剣で攻撃を弾くと、Blazはニューを抱えて後退したのだ。

未だにニューは怯えており、このままでは彼女が危ないと考え、Blazは鈴羽にココから離れる様に言ったのだ。

 

Blaz「鈴羽。ニュー連れてココから離れろ。」

 

鈴羽「えっ!?」

 

Blaz「心配すんな。誰も戦力外とか言ってはねーが・・・・流石にニューの状態がな・・・。」

 

鈴羽「っ・・・・・・・」

 

Blaz「多分。侵攻の度合いからして中心部はまだ大丈夫な筈だ。其処に行ってライチさんと合流しろ。いいな。」

 

鈴羽「・・・・解った。」

 

 

Blaz「・・・・。つーことだ。少しの間だけ進路切り開いてくれ!」

 

miri「解った。ただし・・・一分が限界だ。」

 

ラグナ「それ以上はコイツ等の馬鹿力には耐えれねぇ。流石にあそこまでゴリラな奴等じゃな・・・」

 

鈴羽「・・・・うんッ!!」

 

Blaz「うし。いくぜ!」

 

Blazの合図で三人が突撃しタイラントたちに攻撃する。その隙に鈴羽がニューを担ぎ、一気に走りぬけようとしていたのだ。

 

ハザマ「・・・・どうします?」

 

リバインズ「・・・ほおって置きましょう。今は。」

 

ハザマ「・・・・そうですか。では・・・」

 

ハザマはリバインズの対応に同意し、鈴羽に何もしなかった。

そして、鈴羽はニューを抱えているにも関わらず、軽々とイワン達を足場にして奥に去って行ったのだ。

 

Blaz「よしっ・・・!」

 

Blaz達が一旦距離を取ると、miriはUZIを取り出し、ロックを解除した。

そして、再度攻撃を始めるが、今度は明らかに本気でイワン達を倒そうとしていたのだ。

 

Blaz「行くぜっ!!」

 

miri「言われずともッ!!」

 

miriが後ろからUZIでイワン達に向かい乱射する。

だが、弾丸はイワン達の筋肉にめり込まず、まるで防弾ガラスに弾かれたようにして弾かれてしまったのだ。

それにはBlaz達も驚き、ならばと思い、対戦車ライフルをmiriは使った。

 

 

ズドンッ!!

 

 

 

 

しかし。

 

 

 

 

ドリュッ

 

 

 

イワン「・・・・・・・?」

 

Blaz「嘘・・・・だろ・・・・・・・」

 

miri「対戦車ライフルだぞ・・・」

 

 

 

リバインズ「残念ですが・・・今のイワン達には、例え核弾頭でも傷一つ・・・放射能一片たりとも・・付きませんよ。」

 

 

そして。イワン達は一斉に反撃を仕掛け、Blaz達はそれに応戦するのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃。城下の中央部では・・・

 

鈴羽「っと。この辺りでいいかな。」

 

Blaz達の所から脱出してきた鈴羽がニューを抱えてやって来たのだ。

其処にはすでにAMF発生装置を設置し終えたkaitoが居ており、鈴羽は彼を見つけると直ぐに駆け寄ったのだ。

 

鈴羽「あ。kaito!」

 

kaito「ん?お前、Blazの所の・・・・で。どうしてココに?」

 

鈴羽「いや・・・この子が何かに怯えているから・・・」

 

kaito「この子?」

 

 

ニュー「・・・・・・・。」

 

 

kaito「・・・・確かにな。で、その子を隠す為に?」

 

鈴羽「うん。何処か、いい場所無い?」

 

kaito「なら、デルタたちが転がり込んでいた屋敷に行こうぜ。」

 

鈴羽「うん。」

 

彼の後を付いて行き、屋敷に向かった鈴羽とニュー。

その頃。各地では苦戦を強いられていたのだ。

 

 

 

 

東地区ではカグラが救援に参戦。

一応、停戦を呼びかけるが、もとより無駄だったらしく。結果実力行使となった。

 

北地区では同じくマコトが参戦。

しかし、ライチと二人での相手となり、此方も劣勢の状態であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。西側では・・・

 

 

 

ガキンッ

 

げんぶ「チッ・・・・!」

 

二丁あったジャイアント・バズ改が全て弾切れとなり、げんぶは舌打ちをしてバズーカを投げ捨てた。そして、残る武装であるショットガンを使用していたが、それもやがて弾切れとなったのだ。

 

げんぶ「これでショットガンも弾切れか・・・・・」

 

支配人「後、何がある?」

 

げんぶ「チェーン状にした地雷と、サーベルと、ロケット弾(シュツルム・ファウスト)が二つ。」

 

支配人「コッチもそろそろ弾が心もとないな・・・・・デルタ達も体力大丈夫かよ。」

 

げんぶ「大丈夫だ。旅団のメンバーは全員ヤワではない。」

 

支配人「・・・・そうだな・・・!」

 

支配人が残り数少ないマガジンをリロードすると、隣ではげんぶがチェーンマインを持ち、至近距離での戦闘に移ったのだ。

 

前線ではデルタ達が奮戦しており、局員達をなぎ倒していたのだが、どうやら更に増援が来ているらしいとの情報が入ったのだ。

 

デルタ「その話・・・本当ですか?」

 

「ハッ!数は一万程ですが、この西地区だけに増援が。」

 

aws「敵さん、躍起だな。こっちだけって事は、それなりに制約があるって事か。」

 

デルタ「多分な。敵の総数が二十万であるから、元々は十万でワダツミを制圧したかったんだろうに。」

 

げんぶ「しかし。俺たちの抵抗で増援を多く出さなければならなくなったと。」

 

デルタ「ああ。元々第一増援部隊だけは保険としていたのだろうに。だが、俺たちのせいで余計な兵力が必要となった・・・そう言う所だな。」

 

 

 

 

その近くでは、ヴィータと夜深が一対一で戦っており、夜深はトンファーを上手く使い相手であるヴィータを翻弄させていたのだ。

 

ヴィータ「くそっ・・・!」

 

夜深「ほれほれ!もう少し頑張りなよ、お嬢ちゃん!」

 

ヴィータ「やっかましいッ!!」

 

夜深の簡単な挑発に乗ってしまい、ヴィータは大振りで夜深に攻撃を仕掛けたのだ。

隙が見えた夜深は僅かに身体を動かし回避。術式を展開したのだ。

 

 

 

キイィィィィン!

 

 

ヴィータ「なっ!?」

 

夜深「んじゃ・・・初体験と行きますか!」

 

術式を発動し、両腕を交差させる夜深。

そして、一気に溜めていたエネルギーをX字に解放して衝撃波を放ったのだ。

当然、至近距離で大振り状態だったヴィータはそのまま吹き飛ばされ、民家の壁にたたきつけられたのだ。

 

ヴィータ「がっ・・・!?」

 

夜深「っ・・・・すげー威力だな・・・」

 

 

aws「夜深・・今のって、術式か?」

 

夜深「ああ。少し、あの人から教わってはいたが・・・まさかこれ程とはな・・・」

 

夜深がそう言ってヴィータの方見ると、其処には気絶したヴィータが居たのだ。

それが決定打となったのか、局員達は急に怯え始めたのだ。

 

「そ・・・そんな・・・・ベルカの騎士までも!?」

 

「たった一人に負けるなんて・・・・」

 

「に・・・逃げろぉ!!」

 

 

しかし。ココで逃げることは彼等が許さなかった。

その証拠に、げんぶはまた別の、新たな姿に成っていたのだ。

 

 

げんぶ「新しい姿だな・・・・・・よし!ガンダムX魔王、いくで!!」

 

ガンダムX魔王になったげんぶは逆手持ち方になったハイパーサテライトキャノンを局員達に向けて照準を合わせた。そして、周りの魔素を代用とし、エネルギーをチャージ。

意外にもチャージは速く、一分ほどでチャージが完了し・・・

 

げんぶ「いくで・・・・・ハイパーサテライトキャノンッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那。蒼き一閃が局員達に降り注いだのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優勢となっている西側。その反対側の東側ではカグラとバングがたった二人で三万近くの相手をしていたのだ。

 

カグラ「はぁ・・はぁ・・・・シシガミ。まだいけるよな?」

 

バング「無論・・!お主も・・バテてはござらんだろうな・・・!」

 

カグラ「ハッ・・・誰に言ってるよ。まだまだ序の口だっての。」

 

 

「な・・・何で・・・・・此方は三万だぞ!?それをたった二人で・・・・・」

 

「黒騎士は解るが・・・・あの忍者は何なんだよ!?」

 

 

カグラ「・・・だってよシシガミ。」

 

 

バング「・・拙者はシシガミ・・・シシガミ=バングッ!!イカルガの地を汚す者達は容赦せぬぞッ!!」

 

覇気と共に声を張り上げるバング。

それに圧倒させた局員達。たじろぐ者達も多く居たが、その中で前線に立っていたシグナムは顔がにやけ、狂気も漏らしていたのだ。

 

シグナム「っ・・・・・!!」

 

カグラ「あらま・・・ドMのお嬢さんが居たとはね・・・けど、残念だが俺たち其処まで時間は掛けられないからな。一気に行かせて貰うぜ・・・!」

 

刹那。カグラとバングは一気に局員達の所にへと飛び込み、大剣と拳を振るい、局員達をなぎ倒していった。其処にシグナムも参加し、カグラに襲い掛かるが、カグラはそれを大剣でガード。どうやら、最初の狙いをカグラにした様だ。

 

カグラ「・・・・・・・!」

 

シグナム「フッ・・・・フフフフ・・・・・!」

 

バング「ぬっ・・・!」

 

 

カグラ「おやおや。最初は俺が相手か。俺は結構激しいぜ?」

 

シグナム「いいだろう・・・・私も激しいのは好みなのでなぁ・・!」

 

カグラ「ハッ・・・・いいぜ・・相手してやるよ!」

 

大剣を軽々と振り回すカグラ。シグナムの剣を弾き飛ばし、手からエネルギー弾を発射。

それをシグナムは切り裂くが、それを牽制と知らず、カグラに詰め寄られてしまったのだ。

 

カグラ「龍破衝ッ!!」

 

シグナム「がっ・・・・!」

 

地面に大剣を突き刺したカグラ。それを喰らったシグナムだったが、着地し体勢を整えた。

そして、剣を構えると再び突進。カグラはそれを大剣でガードし続けた。

 

シグナム「っ・・・・!」

 

何度も攻撃を弾かれたシグナムは段々と隙が大きくなってしまい、其処をカグラに見切られてしまい、蹴りを腹に入れられてしまったのだ。

 

カグラ「っと!」

 

シグナム「がっ・・・・・!?」

 

カグラ「まだまだいくぜ!」

 

大剣を軽々と扱い、更には大剣を持ちながらジャンプをするなどと言う動きを見せた。

 

初撃に大剣で突き、続いてその大剣で地面を滑走する。吹き飛ばされるシグナムだったが、

直ぐ様エネルギー弾が後ろに配置付いており其処で止められたのだ。

カグラの勢いは止まらず、そのまま小さく飛び上がると回転切りでダメ押しをする。

 

そして。ディストーションを発動し、キメに入ったのだ。

 

 

 

カグラ「龍皇・斬牙殴衝ッ!!」

 

 

最後の一撃とばかりに兜割りを放ち、カグラの上空に衝撃波が発生し、シグナムはその衝撃波に巻き込まれて行くのだった。

 

 

シグナム「っっっ・・・・・・!!」

 

 

 

吹き飛ばされたシグナムはカグラの少し前に落とされた。

そして、大剣を持ちカグラは軽く息を吐くのだった。

 

カグラ「・・・・ふう。」

 

 

「う・・・・嘘だろ・・・・・・」

 

「烈火の騎士が・・・負けた?」

 

 

 

バング「この程度で拙者等を止めようとは言語道断ッ!片腹痛いわ!!」

 

カグラ「いや実際倒したの俺だって・・・」

 

シグナムが倒され、勢いが衰える局員達。

しかし、その時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドウッ!!

 

 

 

 

突如カグラ達の一閃が放たれ、それに二人は呑まれていったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北地区・・・

 

一方でライチ、マコトは襲撃してきた局員を追い返し、一段落していた。

其処には東地区に居た筈のスバルも居ており、二人はその理由も知っていたのだ。

 

ライチ「ふう・・・・・兎に角コッチはもう大丈夫そうね。」

 

マコト「あー・・疲れたー・・・・流石に一万はきつかった・・・・・」

 

スバル「で・・でもどうにか追い返せましたね・・・・」

 

ライチ「そうね。バングさんが貴方を援軍として呼んでくれなかったら、今頃どうなっていたか・・・」

 

ライチはそう言って苦笑し、スバルは褒められたので少し顔を紅くしていた。

彼女がココに居る理由。それはバングと共にスバルが東側の局員を抑えている時だった。

 

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バング「何っ!?北地区が!?」

 

「ハッ・・・ライチ殿たちだけでは抑えきれず・・・・・!」

 

バング「ぬぅ・・・・仕方無い、拙者が・・・・」

 

スバル「ま・・・待って!アタシが行きます!」

 

バング「スバル?!」

 

スバル「大丈夫。だから、バングさんは・・・・・」

 

バング「・・・・・・・相、解った。だが無理はするな!」

 

スバル「・・・・オッス!!」

 

 

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この様にして、バングはそのまま東地区に。

スバルは途中で北に向かったと言う事である。

後は、ココの防衛をするだけなのだが・・・・・

 

 

 

「た・・大変ですっ!」

 

突如伝達の忍が三人の元に現れ、その急いだ状態で報告をしたのだ。

 

ライチ「ど・・どうしたんですか!?」

 

「ひ・・・東の部隊が・・・・お頭達が・・・・!」

 

スバル「えっ・・・!?」

 

マコト「嘘・・・・アッチにはバングさんとカグラさんが居るんだよ!?」

 

「ハイ・・・・ですが・・・・」

 

突然の事に信じられない面々。バングがどれだけタフなのか、どれだけ強いのかは三人とも視点は別であっても重々知っていたのだ。だが、そのバングと黒騎士といわれたカグラがそんな状態になる理由。それは・・・

 

 

「途中から現れた白い服の魔導師が・・・でっかい砲撃で・・・みんな・・・・・」

 

 

 

スバル「えっ・・・・・・・・・・・・・」

 

ライチ「・・・・スバルちゃん・・・もしかして・・・・・!」

 

そのワードに未だ信じられないと言う顔をしていたスバル。

だが、やがて手を強く握り締めると、その場から直ぐに消え去り、何処かに向かって行ったのだ。

 

マコト「ちょっ・・・スバルちゃん?!」

 

ライチ「忍さん、お願いします!」

 

「し・・承知!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。南のmiri・Blaz達は・・・・・

 

 

 

リバインズ「・・・・・・・随分と・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弱くなりましたね。二人共。」

 

 

其処にはボロボロになったmiriとBlaz、そしてラグナが倒れており、対するネメシスとタイラントたちはほぼ無傷だったのだ。

 

Blaz「くそっ・・・・・・・!」

 

miri「っ・・・・・!」

 

ラグナ「バケモノが・・・・・・くそっ・・・」

 

 

 

リバインズ「おや。まだ喋れる元気はあったようですね。それは結構。僕も直ぐに

殺してしまったらどうしようと思っていましたので。」

 

ハザマ「ま。彼の部下達はマジでしたけどね。」

 

リバインズ「ええ。まだ少し改良が必要のようですが・・・先に貴方達を片付けましょう。」

 

リバインズがそう言うとイワン達が動き、miriはイワンに頭をつかまれてしまった。

そして、そのままリバインズの元に連れて行かれ、彼の目の前に突き出されたのだ。

 

miri「ぐっ・・・・竜神・・・いや、リバインズ・・・・!」

 

リバインズ「貴方は二百式さんによって邪魔されましたからね。今度こそ・・・私達の手駒になっていただきますよ。」

 

ハザマ「・・・・では。」

 

そう言うとハザマはスーツのポケットから何かを取り出した。

それは一枚の小さな紙に魔法陣が書かれていたものであった。

それを触ると、其処から紫の魔法陣が現れ、それを見てBlazとラグナはその魔法が何かを理解した。

 

Blaz「っ・・・・あれは・・・・・」

 

ラグナ「《強制拘束(マインド・イーター)》ッ!!」

 

強制拘束。

言うなれば精神を洗脳する魔法だ。

その魔法に掛かった者は術者の人形と成り果てる。

が、掛かった者にも当然意識と言う物は存在し、自分で行動する事も出来る。

その例題とすればあの六英雄「ユウキ=テルミ」も実はその体験者である。

 

が。今の彼にはその魔法は掛かっていない。それはいずれ解る事なのだから。

 

ハザマ「いやぁ・・・リバインズ君に、この使い捨て式の魔法陣の封印紙を作って貰ってホント正解でしたよ~お陰で直ぐに貴方に使えますからねぇ~クククククッ・・・・・」

 

ラグナ「テルミ・・・・!!」

 

リバインズ「安心しなさい。貴方達も殺しはしません。二人共モルモットになりますから・・・」

 

Blaz「モルモット・・・だと・・・・・・!」

 

リバインズ「ええ。十三素体と十四素体の遊び相手・・・とでも言えばいいですかね。」

 

miri「っ・・・・・!!」

 

刹那。miriがハザマかイワンに攻撃しようと抗おうとしていたのだが、それを察知したイワンがmiriの身体を強く握り締めたのだ。

そして、ギシギシと軋む音と共に、miriの身体は縛られていったのだ。

 

miri「がっ・・・・!?」

 

Blaz「miri・・・・・!」

 

そして、誰にも邪魔させまいとハザマが一気に強制拘束をmiriに入れようと腕を引いたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし。

 

 

 

 

 

 

 

 

「スピリットボルト・ザンナッ!!」

 

「漆の太刀 隼の砕牙」

 

 

 

ズシャッ!!

 

 

ハザマ「っ・・・!!」

 

 

突如金色のビリヤードボール状の魔力スフィアと鋭利な爪の様な衝撃はがハザマに向かい、彼の腕を引きちぎったのだ。回避に間に合わなかったハザマの腕は肘から先が消し飛び、炭となったのだ。

 

ハザマ「チッ・・・・・その太刀の技は・・・・・!」

 

リバインズ「・・・・・面倒すぎる相手が来ましたか・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「此方、TR-0009テイガー。目的地に到着、及び目的対象に遭遇。交戦をしていたが横槍をして貰った。」

 

ラグナ「っ・・・・・赤・・・鬼・・・・!」

 

其処には巨大な身体と鉄の腕を持つサイボーグ、テイガーが居ており、右手で眼鏡を整え、左は横に広げていたのだ。何故なら、其処には二人の人影があったからだ。

 

「やれやれ。マジで危機一髪のようだったな。」

 

「確かにな。それに・・・面倒な奴も一緒の様だ。」

 

 

其処には、彼等が知る人物たちが立っていたのだ。

片や稲妻を纏い、片や一本の太刀と共に髪がなびく。

 

 

リバインズ「・・・・・・よもや、上位ランク二人が相手とは・・・ねぇ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロキ「そうだな。」

 

朱音「其処に居る理由を洗いざらい吐いて貰うぞ。竜神丸。」

 

ギリギリのタイミングで朱音とロキが其処に現れたのだった。

 

 

 


 
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