No.656171

島津龍臣のお仕事!! VRMMO編 #1

tokkeyさん

このお話は白牙主人公島津龍臣の現代版です
一部白牙に出たオリキャラがでるかもしれません
更新は不定期です
相変わらずの駄文ですが、よければ見てください

2014-01-20 04:48:35 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2723   閲覧ユーザー数:2455

~ 第1話 †プロローグ2† ~

 

 

大きなビルの前に俺は立っている

俺にVRMMOのβテスターの依頼をしてきた会社だ

名前は【New Generation】

VR時代の幕開けと共に設立された会社だったはず

常に先を行くモノを売りに出してきた会社でもある

その会社の前に俺は立っているのだが・・・扉が無い

入口らしき場所に立っているんだが自動で開くドアがない

あるのは平坦な壁にインターホンがついてるくらいだ

これを鳴らせばいいのか?

 

ピンポーン!

 

とりあえず鳴らしてみた・・・

待つこと数秒・・・

 

 

「当社へお越し頂きありがとうございます

 受付AIのARISHIA(アリシア)と申します

 ご要件をどうぞ」

 

 

声と共にインターホンから光が出てきて現れたのはホログラムの女性だ

黒髪のロングに前髪をパッツンとしており、この会社の制服らしきものを着ている

 

 

「専務の新代(あらよ)さんに依頼されてきた島津(しまづ)という者ですが

 お取次お願いします」

 

 

こちらの要件を告げると、お辞儀をするアリシア

 

 

「承りました。少々お待ちください・・・確認されました

 βテスター島津龍臣(しまづたつおみ)様ですね?

 念の為、網膜検査させてもらいます・・・失礼します」

 

ホログラムの彼女がこちらの方に近づき、顔を寄せて俺の目を見る

ホログラムとはいえ美人に近寄られると恥ずかしいな

 

 

「認証・・・認証確認・・・

 お間違いないようですね、専務がお待ちです

 ようこそ【New Generation】へ当社は貴方のお越しを心より歓迎いたします」

 

ホログラムの彼女はお辞儀をしたままゆっくりと薄くなって消えていく

消えると同時に平坦な壁だったものが一部扉の形になり横にスライドして開く

なるほど・・・本当に最新鋭の技術導入してるんだなと関心しながら中へ入る

 

 

建物の中に入ると中央には休憩スペースを兼ねたカフェがあり

カフェの入口横には受付もしているようで一人だけ女性がいた

そこへ俺は近づいていく

俺が近づくとその女性はお辞儀をして

 

「ようこそお越し頂きました

 お話は伺っております、案内のものが来るまでこちらのカフェでお寛ぎ下さい」

 

「すまない、ありがとう」

 

 

椅子に座ると、目の前にウィンドウが表示される

どうやらこれでメニューが見れるようだ、コーヒーをクリックする

クリックすると、店の中から女性がコーヒーカップを持ってきて

別のマスターらしき壮年の白髪混じりの男性がコーヒーを注いでくれる

 

「お砂糖・ミルクはどうなさいますか?」

 

「ブラックで大丈夫です、ありがとう」

 

「では、これで」

 

女性と男性が揃ってお辞儀して店の中へと戻っていった

受付の女性もカフェの中へと入っていったようだ

周りを見るとチラホラと会社従業員達も各々寛いでるようだ

中には会議の話などもしているが・・・

ボーッとコーヒーを啜っていると少し慌ただしくなってきた

誰かお偉い人がきたようだ・・・はて?

 

「おい・・・あれって・・・秘書頭の緋美(あけび)さんじゃないか?」

「だよな、あの人滅多に降りてこないのになんだ?」

「あ~噂のあれじゃないか専務が自らお願いしたっていう」

「どんなやつなんだろうな・・・」

 

何かヒソヒソ話が盛り上がってるようだ

俺じゃないだろうと淡い期待をしながらコーヒーをさらに啜ってると肩を叩かれる

肩を叩いた女性を見る

身長は女性にしては長身でつり上がった目をしており

髪の毛はポニーで赤混じりの茶色

パンツスーツを綺麗に着ているが、胸だけが存在をこれでもかと自己主張していた

 

「島津様ですね?お迎えに参りました

 専務が首を長くして待っております、ついてきてください」

 

 

違うと思っていたがどうやら俺のお迎えだったようだ・・・

あんまり目立つの好きじゃないのにな

目の前を歩く美人さんの後ろをついていき、エレベーターに乗る

どうやら専務の部屋に行く為の特殊な直通エレベーターらしい

扉が閉まり上昇し始めるとそれは突然やってきた

 

「おい!専務がわざわざ俺を呼びつけるから何かと思ったら・・・

 何で前もって教えてくれなかったんだよ!」

 

軽くケリを喰らいながらそれは突然豹変をする

 

「だって、教えたら面白くなかっただろ?

 それにお前の猫かぶり具合を見て見たかったしな」

 

そう、この秘書頭と呼ばれてた緋美という女性は俺の知り合いだ

こいつも元々VR内でそれなりにブイブイ言わしてたが

この会社の人にスカウトされて入社して、本人曰く落ち着いたようだが

俺と会うとすぐに地が出てしまう可哀想な女である

黙っていれば本当に美人だし仕事もできる有能な奴なんだけどな

 

「くそっくそっ・・・だから下には降りたくなかったんだよ

 ただでさえ、色々言われてるのにどうしてくれんだよ馬鹿!」

 

涙目になりながら文句を言ってくるが可愛いので放置

 

「もういいよ!馬鹿!

 それで今回は何をしにきたんだよ・・・」

 

「何かVRMMOのテスターやってくれって指名受けた」

 

「あのゲームか・・・」

 

「うん?何かあるのか?」

 

「今、うちが社運を賭けてやろうとしてるって位しかいえねぇなぁ

 その為に、色んな有名人に声かけたってのは聞いた」

 

「ミリタリア達にか?」

 

「らしいぜ、引退したっていう人にも声かけたりしてたみたいだぜ」

 

「それじゃ俺いらねぇんじゃねぇか?」

 

「あんたは専務のお気に入りだからな(私もだけど・・・ボソボソ)」

 

「たまたま縁があっただけだと思うがなー

 んで、赤い顔してどうした?」

 

「っなんでもねぇよ馬鹿!!」

 

「っと危ねぇなおい!まっ俺なりに頑張るかね」

 

「あっ思い出した。専務は確か妹さんにもゲームと必要な器具送ったらしいぞ」

 

「まじか・・・絢音もやるなら構ってやんねぇとすぐ癇癪起こすからな」

 

「くっくっく、ご愁傷様」

 

 

溜息をつきながら雑談をしているとエレベーターが止まる

どうやら専務の部屋に到着したようだ

扉が開き、専務の部屋へと足を入れると

部屋の中央に薔薇を口に加え、両手を開いた金髪ロングメガネが立っていた

 

「待ってたよたっちゃん!ウェルカムだよ!さぁウェルカム!」

 

この会社の専務新代・キングスガイ

島津龍臣をご指名した張本人である

 

あとがきっぽいもの

 

今日は遅れた投稿のお詫びにこちらも投稿!

最初に出てきた女性は・・・白牙読んでる方なら名前でピンときたと思います

ええ、彼女です・・・

しかし、この話いつになったらゲームの話にいけるかすでに謎です

気長にお待ちください・・・

ちなみにVRMMO名は未だに浮かんでません!(キリッ


 
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