俺と響窃は最大まで気を溜めた……

体力的にも技を放てるのはあと一撃くらいだ………悔しいけどな……

だったら

この一撃で終わらせる!!!

　九節　〜最後の撃ち合い

　　　　　　　　闇龍破VS闇龍破〜

一刀「『気力完全体』!!」

響窃「『邪闇気解放』!!」

ｺﾞｫﾝｯ!!

ｺﾞｫﾝｯ!!

互いの気が最大まで溜まった

響窃「さぁ…………これで最後だ！」

一刀「あぁ、終わりにしようぜ！」

俺と響窃は二人同時に構えた

秋蘭「あの構えは…………」

左慈「『幻龍破』だな………」

華琳「正しくは『闇龍破』のようね………」

霞「最後は撃ち合いかいな…………」

于吉「押し切ったほうが勝ち、一瞬でも気を抜けば押し負かされてしまいす……………」

愛紗「極限の中の撃ち合い……ですか………」

卑弥呼「ご主人様が押し負かされれば、大陸…………いや、この外史自体が消し飛ぶ事となる………」

貂蝉「今の響窃ちゃんなら、全力の『闇龍破』を放てばそうなるわよねん」

真桜「隊長……………」

響窃「最大まで溜めてやる………

避ければこの大陸ごと吹き飛ぶ……受けざるえんぞ………」

一刀「避ける気なんか毛頭ない！真正面からお前を倒す!!」

響窃「ふっ…………外史一つ消すのにここまで時間がかかるのは…………

だが、これを消せばこれから楽になりそうだ」

一刀「生憎だが外史一つも消させはしない………

何故なら……………」

俺は間をおいて

一刀「お前はここで俺に倒されるからだ!!」

と、叫んだ

響窃「ふっ………妄想はあの世に行ってから話すがいい………!!」

一刀「はあぁぁっ!!」

ｺﾞｵｯｯ!!

響窃「ぬああぁぁっ!!」

ｺﾞｵｯｯ!!

俺と響窃は『闇龍破』の威力を最大にまで高くさせるため、『闇龍破』に気を集中させ始めた

雪蓮「いよいよ……ね……………」

桂花「悲しもうが怒ろうが………これで最後…………」

明命「負ければ………終わります」

春蘭「北郷……………いや、一刀」

穏「一刀さん…………」

たまりに溜まった『闇龍破』は今にも弾けそうな程にまでなっていた

そして…………

一刀「っ!!」

響窃「っ!!」

俺と響窃の目が同時に一瞬見開いた瞬間

響窃「くたばれ!!北郷一刀ぉぉぉぉっ!!!」

一刀「はあああぁぁぁぁっ!!!!」

激しく叫びながら

響窃「大陸ごと消えてなくなれ!!!!」

一刀「大陸の塵となれ!!!!」

両掌を前に突き出し

一刀「『闇…』」

響窃「『…龍…』」

一刀&響窃「『破』ああぁぁっ!!!!」

ｺﾞｵｫｫｫｯｯ!!!!!!

巨大な二つの黒龍を放った………

物語の扉は閉じかかっていた………

全てが終わるからである………

果たしてどちらの黒龍が制するのか…………？

　　　　　　　　　　　……終……