響窃との最後の撃ち合いが始まった………
互いの両掌から漆黒の龍・『闇龍破』が同時に放たれた
果たして勝つのは響窃か………
または、一刀か!!?
十節 〜堕ちるは魔人か大陸か〜
一刀「『闇…』」
響窃「『…龍…』」
一刀&響窃「『破』ああぁぁっ!!!」
ゴオォォォッッ!!!!!
霞「遂に放ったで!!」
詠「なんてでかさなのよ!?今までで一番大きいわよ!!」
于吉「確かにこれほどの威力なら、大陸どころか外史ごと破壊出来ますね………
魔人の底力と言うべきか……」
秋蘭「恐ろしいな…………」
焔耶「っ!!両方の『闇龍破』が衝突するぞ!!」
ゴォンッ!!
響窃「ぐうぅぅぅぅっ!!!!?」
一刀「ぬああぁぁっ!!!」
遂に『闇龍破』同士が空中で衝突した
俺は地面に立って放っていて、響窃は上空から放っている
卑弥呼「ご主人様は大陸を壁として放ったようじゃのう」
貂蝉「活用するものは活用しないとねん!」
強烈な押し合いは俺も響窃も一歩も引くことはなかった
一刀「くっ!!はあぁぁっ!!」
ゴオッッ!!
響窃「この響窃が……負けるかぁぁぁっ!!!!」
ゴオッッ!!
俺が押せば響窃は押し返し、逆に響窃が押せば俺が押し返す………
何度やっても同じで、変化が起こらない
響窃「おぉ…のぉ…れぇぇぇっ!!!」
ゴオッッ!!
一刀「くっ!?……ぬああぁぁっ!!」
響窃がかなりの力で押してきた為、俺も決死の力で押し返した
一刀「お前に………勝つんだぁぁぁっ!!!」
ゴオッッ!!
響窃「くっ!?……ぬおぉぉぉぉっ!!!」
今度は俺がかなりの力で押したが、響窃も粘り押し返した
一刀「くっ!!押し返すなよ!」
響窃「それは無理な話だ!!」
またも同じ程の力に安定し、押し合いが続いた
左慈「一進一退だな…………終わりが見えねぇよ………」
雪蓮「でも一刀の足が大陸に少しめり込んでいるわよ………」
華琳「このままだと…………押し潰されてしまうわ……」
春蘭「く、くそ!!恨むぞ!!我々の力の無さを!!」
秋蘭「姉者…………」
思春「春蘭…………」
春蘭「私に………我々に…もう少し力があれば、一刀に協力が出来たのに!!!」
于吉「春蘭さん…………」
春蘭「だから…………私が今、出来る事はこんな事しか出来ぬ!
すぅ〜〜…」
卑弥呼「??」
貂蝉「春蘭ちゃん、息をいっぱい吸い込んだけどぉ………もしかしてん?」
春蘭「北郷ぉぉぉぉっ!!!」
一刀「ぐうぅぅぅぅっ!!!!………っ!?春蘭!?」
俺は声のする方を見ると春蘭が大声で何かを叫んでいた
その内容は…………
春蘭「負けるなぁぁぁっ!!!勝てぇぇぇぇっ!!!」
一刀「春蘭……………」
春蘭「響窃を倒せるのは、貴様しかおらぬのだぁぁぁっ!!!」
一刀「春蘭…………ふっ、あぁ!!」
ゴオッッ!!
響窃「ぐっ!!?この状態から、押してきただと!!?」
一刀「絶対に負けるか!!!!」
俺は少しずつだが響窃を押していった
春蘭「いけぇぇぇぇっ!!!」
そして、いつの間にか
華琳「一刀ぉぉぉぉっ!!」
愛紗「ご主人様ぁぁぁっ!!」
雪蓮「勝ちなさい!!一刀ぉぉぉぉっ!!!」
思春「一刀ぉぉぉぉっ!!!」
ここにいる皆が俺を応援してくれていた
一刀「皆の為に……………」
一刀「勝つんだぁぁぁっ!!!」
ゴオッッ!!
響窃「ぬうぅぅっ!!」
もう少し………もう少しだったんだ………
だけど…………ここで………
響窃「…………我が名は……魔人・響窃……」
カアアァァァッ!!!
左慈「っ!?何だ!?あの『邪闇気』の量は!!?」
響窃「外史に復讐をする者なりっ!!!!」
ゴオッッ!!
一刀「っ!!!?なにっ!!?」
今までのをいとも簡単に押し返し、挙句の果てには俺が押されてしまっていた
響窃「形勢逆転………だな、北郷!!!」
一刀「ぐっ!!?ぬうぅぅっ!!」
響窃「最早これまでだ!!!大陸ごと消えてなくなれ!!!!」
絶体絶命の危機……………奇跡は訪れるのか?
堕ちるのは果たして………大陸か……魔人か……
……終……
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この戦いに終止符を打つ最後の撃ち合いが始まった!
一刀及び響窃はフルパワーの『闇龍破』を放った
果たして勝つのはどちらなのか………?
大陸の………一刀達の運命は!?