No.638419 インフィニット・ストラトス The Gaia Savers -Record of ATX-Blazさん 2013-11-20 20:20:26 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:2018 閲覧ユーザー数:1895 |
Record.2 「戦火の王国」
カナダ、ヌナヴット・・・
カナダの北東部。ここでは連邦軍とレジスタンスが交戦をしていたのだ。
連邦軍が使用している機体はデュノア社が開発した「ラファール2nd」。全面的な強化が図られた新型の量産機だ。対してレジスタンスの機体は地上戦に特化した「アクシオ」。だが最近ではそのアクシオに対して対空装備が付けられるようになり一進一退の攻防を続けていた。
連邦兵「ちっ・・・たかがアクシオで!」
レジスタンス「こちらの対空兵器は奴等に効果はある!撃ちまくれ!!」
レジスタンスはアクシオの対空兵器を発射しラファールへと打ち込んでいった。対してラファールはM90アサルトマシンガンで牽制するが隊列を組んでいた二機が被弾したのだった。
連邦兵「ニア!?フリスも・・・・!!」
レジスタンス「ぐっ・・・二機だけか・・・!だが後はもう半分・・・・・」
ビキュン!
刹那、突如アクシオの一機が被弾し爆発した。レジスタンスはラファールからの攻撃かと思ったが攻撃は正面からではなく、”上空”からだったのだ。
レジスタンス「がああああああああ!?」
レジスタンス2「アルフレッド!?上か!!」
「即日配達、指定日配達・・・愛と友情の堕天使、シュヴァリエちゃんのお通りよ♪」
上空には機体色が白をメインにオレンジのカラーリングがなされた、一機のISが飛翔していたのだ。パイロットはシャルロット。かつてはシャルロット・デュノアと名乗っていた少女だ。シャルは持っている長身ライフルを使い、次々とアクシオを撃破していった。
シャル「悪い事をする子には・・・・天に代わってお仕置きよ♪」
バシュシュシュシュ!!
シャル「わおっ!そんなご無体な!」
シャルは反撃の対空ミサイルの雨の攻撃をされるが、それを難なく回避した。するとシャルに対して特殊回線の通信が入った。
『ネタが古いって言うか何と言うか・・・・と言うか少しは緊張感を持ってくださいよ先輩!』
シャル「大丈夫。時にはリラックスも必要なのだよ。」
『全くもぉ・・・・・後で隊長にどやされても知りませんよ!』
レジスタンス「くっ・・・アレはまさか連邦のIS特殊部隊の?」
レジスタンス2「っ!!二時方向より敵機接近!!」
レジスタンスが慌てると前からはアイボリーのカラーリングのISが一機接近していたのだった。パイロットは赤い髪が特徴だがその髪はバイザー付きのヘルメットで少し隠れていた。彼女の名はアリス。ある意味、メンバーでただ一人の常識人だ。
アリス「アサルト3´、敵機確認。これより戦闘を開始します!」
アリスはそう言うと装備していたM950マシンガンを発砲。アクシオの一機の対空装備を破壊したがアクシオたちはその場から離れ、専用のマシンガンで攻撃を始めた。
レジスタンス「なっ・・・コイツ、ラファールじゃない!?いや・・・それよりも、新型だと!?」
アリス「GET SET READY!! サークルザンバー!!」
放たれた攻撃はチャクラムでそれに対しては少し大きめの装備だった。このサークルザンバーは改良型でザンバーとして、チャクラムとしても扱える装備なのだ。
そしてそのチャクラムがアクシオの一機を破壊し、もう一機は回避し続けるのだったが
アリス「貰った!」
レジスタンス「なっ・・・・!?」
アリス「スラッシュ・リッパー!!」
アリスの機体から三枚刃のカッターが二機射出され、死角からアクシオを攻撃したのだ。
その後、機体に各武装が戻るのだが。
ズドオンッ!!
アリス「っ!長距離からの砲撃・・・対面から!」
その対面ではアリスの予想通り、右腕が長距離用のキャノンを装備したアクシオが狙撃をしていたのだ。
レジスタンス「ぐっ・・外したか・・・・やはりあの機体・・・・米国の新型か・・・。これでは我が軍は・・・」
刹那。
ゴッ!!
「獲った。」
ガウンッ!!
突如、アクシオに向かい一機の黒いISが突撃し腹へとリボルバー式のパイルバンカーを打ち込んだ。そしてアクシオは停止し、パイロットは泡を吹いていた。
ラウラ「・・・状況終了。」
ラウラ。かつて、ドイツの代表候補生で特殊部隊「黒ウサギ隊」を率いていた少女だ。だが現在はこうして彼女達と共に戦いに明け暮れていたのだった。
数十分後、輸送機・・・
ゴォォー・・・
任務を終えたチームだったがシャルがあまりの手際のよさに喜ぶのではなく、文句を垂らしていた。それをアリスは苦笑して見ており、ラウラは顔は見ていなかったが話は聞いていた。
シャル「たいちょー。あんなにも手際よく任務を終えて撤収する事は無かったと思いまーす!」ブーブー!
ラウラ「・・・お前は・・・・後は現地の部隊が勝手にしてくれた。お前は彼等と共に残骸回収で小金を稼ぎたかったのか?」
シャル「うっ・・・・それはそれでいいかも・・・・・・・って違うけど・・・。」
アリス「まぁ、相手はアクシオタイプでしたし。仕方ありませんよ。」
シャル「それもあるけど・・・ここから真面目な話。ぶっちゃけ今まで何回私達五大湖を見たよ?流石に姉さんもこれに勘付いているし、このヘビーローテーション、何か作為を感じない?」
アリス「まぁ、今は新型の機種転換をしていますし・・・だからと言っても今日の部隊の様な例をありますし・・無いといえば嘘になりますね・・・」
シャル「とりあえず変わることは、この猪ちゃんにモリモリデータが集まるって事だけかな。」
アリス「い・・・猪って・・・確かにそうですけど・・・」
豆知識。
ちなみにビルトシュバインの意は「野生の猪」との事。
シャル「でも本当にビルトシュバインを近々出していいのかねぇ・・・それにこれ、先行量産機でしょ?知られたらいろいろ不味くない?」
ラウラ「いや。ビルトシュバインは既に米国の一部の軍部に知られている。あまり気にすることは無いだろ。それに。結局、あの男が関わっていたという事とラファールなどの優位性が知られて結局四ヶ月で量産を打ち切られたアクシオに変わってラファールと激震。そしてコイツがこの先の連邦の主力となるだろうに。」
シャル「軍人って汚いね。」
ラウラ「一部の・・・だろ。」
ラングレー基地・・・
米国の重要基地の一つであるラングレー空軍基地。其処へと一機の輸送機が着陸した。それこそ、ラウラ達が乗っていた輸送機だ。三人は降りるとシャルとアリスはチーム専用の部屋に向かい、ラウラは司令官に報告をしに向かった。
シャル「・・ヘビーローテ・・見直しされるといいね。」
アリス「そうですね・・そうすれば私達も幾分かは楽になりますけど・・・」
シャル「って事はお休みとれるかな!」
アリス「其処まではどうとも・・・・」
司令室・・・
ラウラ「ATX “2nd”チーム。只今帰還しました。キリヤ司令。」
ラウラが敬礼をした相手は30代半ばの男だった。彼の名はキリヤ。この若さにして現在少将と言う異例の経歴を持つ男だ。そして人当たりなどか良い為、兵からも信頼が厚いという男だ。だが、軍人なのは確かである。
キリヤ「ご苦労様。ラウラ少佐。それで・・君がクラウス中佐に提出したローテーション見直しの案だが・・・残念ながら、現状では却下されて貰うよ。」
ラウラ「人員の勤務時間と機材の消費的にも超過しています。このままでは人員に悪影響を及ぼしかねません。」
キリヤ「・・・確かにそうだが・・・現在、他の部隊は新型の機種転換の為の訓練中だ。
当然、今日君達が見た部隊は既に機種転換をしたがまだ日が浅く、結果また訓練になった。
流石に僕でも君の意見には賛成だが・・・現状では君達しかスクランブル可能な部隊は居ない。」
ラウラ「・・・それは承知してますが・・・」
キリヤ「・・・まぁ其処で(キンコーン)・・・・。」
するとドアのベルが鳴り、一人の女性が入ってきた。スタイルは抜群と言っても物足りないぐらいでそのスタイルは少し分厚い連邦軍の制服を着ていても一目で分かるものだった。
「失礼します。スペースノア級一番艦。シロガネ艦長、朱音(アヤネ)。入ります。」
キリヤ「ねえ・・違った。ご苦労様。艦長。其処に居るのがラウラ少佐。君の新しい部下だ。」
朱音「・・・そう・・貴方がね・・・私は朱音。階級は大佐よ。そしてスペースノア級戦艦「シロガネ」の艦長よ。」
ラウラ「・・スペースノア級?」
キリヤ「イスルギ重工で秘密裏に建造されていた超弩級戦艦だ。現在は過去の評価試験運航を終えて仮運航を始めている。現在スペースノア級は二隻。そのうちの一隻を彼女が艦長として勤めている。」
ラウラ「・・・ATX2ndチーム隊長、ラウラ・ボーデヴィッヒです。よろしくお願いします。」
朱音「ああ。早速だが君達に次の任務だ。だが・・今度のはある意味凄いぞ。」
ラウラ「・・・・・。」
キリヤ(さて・・姉さんがどうやってスペースノア級の艦長になったかは置いといて・・・どうやって勤務先をココに変えたんだか・・・考えたくないな・・・)
朱音(ふぅん・・・この子が”彼の”・・・ね。面白い子ってのは確かね。さて、どんな働きをしてくれるのやら・・・・)
ラウラ(やれやれ・・・どうやら上司に恵まれないのはあの人だけでは無いようだ・・・)
ATXチーム専用ルーム・・・
シャル「ねぇねぇ!お休み取れたらどうする!?どうするよ!?やっぱ海かな!?ビーチでキャッキャウフフかな!?」
ルームではシャルが一人あらぶっており、アリスはそれを無視して端末で報告書の作成などに勤しんでいた。だが、流石に見かねたのかアリスがシャルに言ったのだった。
アリス「いや・・流石にまだ休暇は無いでしょうね・・・あるとしても半日でしょうし・・
・・」
シャル「えー・・・・」
アリス「にしても・・・あんなに大きな戦艦、見たこと無いな・・・新造艦かな?」
シャル「まさか、それで銀河を旅しようぜーとか言わないよね?」
アリス「それは流石に・・・」
すると。
パシュッ
ラウラ「二人共、集まれ。次の任務の説明だ。」
シャル「あらら。もう次の?」
アリス「今度は何処ですか?」
ラウラ「・・・旧モナコ領リクセント公国。」
アリス「リクセント・・・ですか?」
リクセント公国。
新西暦に入ってからモナコ王国が国名を変更し現在の名前となった国家。
だが新西暦になり隣国から一部の領土を貰い受け、それを理由に隣国との友好を築く国家である。ちなみに首相は若干12歳と言う若さの王女が統治する国家でもある。
ラウラ「そうだ。我々ATXチームは四日後に開催されるサミットとパレードの警護が目的だ。当然、今回の任務は私達だけではなく、1st・・つまりキョウスケ中尉のチームもパレードの警護に当たることになる。」
シャル「わおっ。今度のはちょっと面白そうだね。」
ラウラ「まぁ現状で動けるのは私達しか居ない。それに・・これは王女からのご指名でもあるからな。」
アリス「何か・・・凄いですね・・・。」
ラウラ「・・・・兎に角。私達は今回、新造戦艦「シロガネ」に乗ってアビアノに行く。その後、1stチームと合流しリクセントに向かう。それに今回はそのシロガネの最終試験運航も入っている。それなりにアテはしておけ。」
アリス「シロガネ・・・それがあの新造艦の?」
ラウラ「ああ。実はもう一隻あるそうだが・・・どこにあるのやら・・・」
シャル「・・・・所でラウラ。それは?」
するとシャルはラウラが持ってきた何かを指差した。大きさは小型のボックスコンテナサイズでラウラはそれを聞かれると中身の事を言った。
ラウラ「んっ?ああ、これはさっき届いた二人宛の物だ。」
シャル「私達に?」
ラウラ「と言ってもお前のはコレだけだがな。」
ラウラはそう言いシャルに手紙を。アリスには小型のボックスコンテナを渡した。そしてラウラはシャルに対して質問を投げかけた。
ラウラ「・・しかし、お前本当にエクセレン少尉の養子になるのか?」
シャル「んー?まぁねー。実際、僕はもうデュノアの人間じゃないしそれに・・その結果、父はこうして新型を開発する事も出来て自分のすべてを出し切れた。私は・・・それを陰ながら見守ることにするよ。」
ラウラ「・・・・それはいいが・・・正直たまったもんじゃないな・・・アリスそれとマオ社から・・・」
アリス「・・・・・・・・・・・・・。」
アリスはボックスを開けてその中身の手紙と魔法瓶を見て苦い顔をしていた。それを見た二人は「まさか。」と思い見つめていた。
シャル「駄目よ。あの子現在、絶望中だから。」
アリス「・・・実は最近、激務が続いていると兄に手紙を送ったのですが・・・体には気をつけと手紙と共に「例のあの人」の手製の健康ドリンクが・・・」
ラウラ「ナマ物がよく軍の検疫を通ったな。」
シャル「一般の郵送で送って届けたそうよ。明らかに変じゃない。」
アリス「・・・取り合えず・・二人も飲みます?」
ラウラ「・・・・・・・・。」←無言で無視。
シャル「あ、僕はジュースを飲むからー・・・」←棒読みで逃走。
アリス「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ゴクッ。
その後、ラングレーに一つの言霊が走ったが、輸送機などの音によりその声は掻き消されるのだった。
アビアノ・・・
エクセレン「やっほー!!」
シャル「いやっはー!!」
アビアノに着き、1stチームと2ndチームが顔を合わせると直ぐにエクセレンとシャルは抱き合っていた。そしてそれを外野のラウラとキョウスケは少し冷めた目で見るのだった。
ブリット「あれ。アリスは?」
ラウラ「今は医務室です。もうそろそろ戻ってくるでしょうね。」
キョウスケ「・・・やはり来たのか。」
ラウラ「はい。しかも今度は一口で。」
キョウスケ「・・・・そうか・・・。」
ブリット(なんだろ・・・とても他人事ではない話のような・・・)
キョウスケ「・・・兎も角。全員集まれ。ミーティングを始める。」
キョウスケの命令を聞くとメンバーは集まり、話を聞き漏らさないようにキョウスケの顔を見ていた。
キョウスケ「今回の任務は前に渡したとおり、リクセントでのパレード及びサミットの警護だ。向かうのは俺とエクセレン。そして2ndチームから二名。後はSRXチームのリュウセイとライの二人が合流するが二人の内一人が。それに加えラトゥーニを加えた、計六名が先立って出張となる。」
ラウラ「ならコッチのメンバーは・・・」
アリス「あ、私まだ調子が悪いので・・・」←さっき戻ってきた
ラウラ「・・・私とシャルの二人が行く事となる。」
エクセレン「にしてもラトちゃんとSRXのチームが来るなんて。少し事が大きすぎない?」
ブリット「そりゃ各国の高官などが一斉に集まるサミットですが、今回は少し大きいですからね。」
アリス「それに・・・先ほど入った情報ですが。今回初めて一般にスペースノア級を公開するらしいですよ。」
シャル「なるほど・・・それでなのね。」
キョウスケ「出張メンバーの出発は12:40。それまでには輸送船に入っておけ。いいな。」
「「「「「了解。」」」」」
ラウラ「所でアリス。腹、大丈夫か?」
アリス「はい・・・多分・・・」
ブリット「大丈夫か、本当に?」
ラウラ(・・・そらあんなのを飲んだら体が良くても心が大ダメージを負う。)
シャル(それに対して抗体を持つお兄さんもどうかしているよね。)
エクセレン(兄弟すべて似ているって訳じゃないのね。)
キョウスケ(だったら苦労はせん。)
数時間後・・・
輸送船に乗っていた二人はしばらく甲板を散歩していた。すると前から少し大人めの少女が歩いてきたのだ。少女は髪が少し紫の色の髪で眼鏡を掛けているという服装だったが着ているのが軍服だったので一目で連邦兵と解ったのだった。そして少女が近づくと・・・
「・・貴方達がATX2ndチームですね?」
ラウラ「・・・ああ。そうだが・・・」
シャル「・・ってことは貴方はもしかして・・・」
ラトゥーニ「はい。私は今回の警護任務に参加するラトゥーニ・スゥボータです。よろしくお願いします。」
ラトゥーニは自己紹介し頭を下げた。それを見たシャルは少し犯罪の顔をしていたがラウラは不審感を抱き、ラトゥーニに質問を投げかけた。
ラウラ「・・・お前・・・人工強化されてるな。」
ラトゥーニ「ッ!!」
シャル「えっ・・それって・・・」
ラウラ「もっとも。私よりかは・・・マシなのかもな・・・。」
シャル「・・・・・。」
ラウラ「・・・すまん・・少し外す。」
ラウラはそう言いその場から離れた。そして気まずい空気となったのでシャルがラトゥーニにフォローを入れるのだった。
シャル「・・御免ね。でも・・ラウラは悪気があって言った訳じゃないんだ。」
ラトゥーニ「・・・あの・・もしかして・・・彼女は・・・」
シャル「・・・人工的に作られた・・・・ね。」
ラトゥーニ「・・・・そう・・・ですか・・・・」
シャル「でも・・・多分大丈夫だよ。今はそんな子を減らしたいって・・言って頑張っているし。」
ラトゥーニ「・・・・そうですね・・・・」
シャル「んじゃ早速質問なんだけど・・・」
ラトゥーニ「・・・はい?」
シャル「その眼鏡は何時からつけているのかな?」(犯罪の目)
ラトゥーニ「・・・・・・・・えっと・・・」
一方で別の場所ではラウラが一人、甲板で海風に当たり座っていた。
その真剣な顔からは恐らくは自分の過去を思い出していたのだろう。すると・・
「その顔・・・君は確かドイツの黒ウサギ隊の隊長の・・・」
ラウラ「・・・。」
ラウラが後ろを向くと整った顔つきの男が立っていた。金髪のイケメン。そして蒼の制服に付けられているマークは「SRX」と書かれていた。
ラウラ「・・・貴方がSRXチームの・・・」
ライ「ライディース。ライディース・F・ブランシュタイン。ライで構わない。」
ラウラ「・・・そうだ。私は元黒ウサギ隊の隊長だ。」
ライ「・・ではやはり・・ラウラ・ボーデヴィッヒ少佐か。」
ラウラ「・・・上の階級の人間にタメ口はどうか・・と言いたいが・・・まぁいい。」
ライ「・・・一つ・・聞いてもよろしいですか?」
ラウラ「・・・敬語はいい。今はまだ非番だ。」
ライ「・・・君は・・もしかして・・・」
ラウラ「・・・・・・・まぁな。昔は生きた心地はしなかったよ。」
ライ「・・・そうか。」
ラウラ「だから・・・・もう二度と私達のような人間は・・・作ってはならない。何時か時がくれば・・・私は自分で自分の過去を清算しようと思う。」
ライ「・・・・・祖国に牙を・・向くこととなるのだぞ。」
ラウラ「・・・それでいい。私は私が愛した国を信じる。」
ライ「・・・・・・・・フッ。」
エクセレン「・・・・シャルちゃん。何かメッチャ入りにくいのですが。」
シャル「僕もですよ、エクセ姉さん。」
キョウスケ「お前等二人揃って何をしている。」
そして。一行が親交を深めているといつの間にか輸送船はリクセントへと到着するのだった。
エクセ・シャル「「わおっ。」」
上陸した一行の前にはレッドカーペットと後ろに高級車を待たせている執事が待っていたのだった。
「皆様。リクセント公国へ、ようこそいらっしゃいました。」
執事の名はジョイス・ルダール。リクセントを統治するハウゼン家に仕えている執事長だ。
そして一向はジョイスに連れられ。高級車に乗り、リクセントの城に向かうのだった。
シャル「・・で・・なんで城に迎えられるの?」
キョウスケ「以前。ちょっとした事件があったのでな。それで今回の要請を断れなかった。とだけ言っておこう。」
シャル「へぇー・・・」
エクセレン「ちなみにー・・ラトちゃんと王女様はかなり仲良しなのよね♪」
ラトゥーニ「えっ・・・いえ・・・そんな・・・・//」
ラウラ「・・・・・友人として・・だよな?」
ジョイス「昨今。急激な情勢の変化で観光収入が激減しているのが現在の状態でして・・其処で国勢を盛り立てようと王女自ら骨身を削られております。では・・そろそろ城に着きますゆえ。」
ライ「・・・ご立派になられたのですね・・・」
リクセント城・・・
城に入ると一行は王女であるシャイン・ハウゼンと会うことが出来たのだか・・・
シャイン「ラトゥーニ!ライディ様!!ちょー会いたかっ・・・もとい・・お待ち申し上げておりました!
お仲間の・・・方々も・・・」
シャインの後ろには多くの執事とメイドが後を追っており、シャインはそれに押されるかのように部屋に吸い込まれていった。
メイド「昼食会談の台本です」
執事「NPOの出席者です。」
メイド「JAM project新曲発売のコメントを!」
執事「こちらの資料にサインを!」
執事「コミケの出展場所です!」
シャル「うわぁ・・・・」
エクセレン「八面六臂って感じね・・・」
ラウラ「と言うか別にどうでもいいのが紛れてなかったか?」
シャイン「じい!皆様を・・・・ぐっ・・負けるか・・・ふ・・服飾室に!!ってきゃあああああああ!?」
ラウラ「意外と活発的ですね。」
ライ「・・服飾室?」
ジョイス「はい。夜会では王女に自由な時間を取れるように調整をしています。何より、王女のご友人である皆様に招待させていただきたく・・・」
ガチャ・・・
ジョイス「ついては我がリクセントが誇る服飾室と。」
ザザザザザザザザ!
ジョイス「公宮服飾部を御利用ください。」
すると、ジョイスの後ろには服飾部と言う事でメイドなどいつの間にか並んでいた。
そしてそれに対して少し唖然とする者と目を光らせる者がいた。
メイド「お嬢様にはこちら等いかがでしょう。」
エクセレン「いやんもう♪お嬢様だなんて♪」←興奮状態
シャル「そりゃ姉さん見たらそう言うぜ!」←テンションMAX
メイド「ラトゥーニに様には王女様から幾つ物のプラン提案がございまして・・・」
ラトゥーニ「あ・・・あの・・・うう・・」
ラウラ(・・・全部ゴスロリ・・・・)
メイド「脇の辺りはきつくございませんか?」
キョウスケ「いや、大丈夫だ。」
ライ「・・・・・・。」
ジョイス「ライディース様。実はシャイン王女からおすすめを・・・」←中世の王子か着そうな服を持っている。
ライ「軍の礼装がありますので。」
ジョイス「・・所で・・・今夜の夜会に御出席いただけるのですね。」
ライ「はい・・一応は」
ジョイス「左様で・・・」
ライ「・・王女の身の上で何か気がかりがあるのですね。」
ジョイス「・・・・ライディース様は王女の”お力”をご存知でしたな・・・」
ライ「・・・・はい。予知能力・・・ですね。」
ジョイス「王女はその力でこの所、幾度の夢を見ておられ・・その悪い予感が今か今かと怯えておられるのです。」
ラウラ「・・・・。」
ジョイス「ただでさえあの細い肩に国の未来を担い、日々重責に耐える上に・・・せめて今夜だけでも何の気遣いもなく過ごせる方々とと思い・・そう考えて無理を申しました・・」
ライ「・・・ルダール卿・・・解りました・・・微力ながらご協力します・・」
ジョイス「では。」←中世の王子が(ry
ライ「せめて普通のイブニングを。」
ラウラ「抜け目無しだな・・・」
キョウスケ「だな。」
その後、一行はラトゥーニが何故かゴスロリの服を着ていたのに唖然としているのだった。
リクセント城下町・・・
夜会まで時間があると言うことで服を着替えた一向はライとラトゥーニが城に残り、ラウラやキョウスケたちは城下を見て回っていた。城下は祭りが始まっており、何処もかしこも賑わっていたのだ。そんな中にラウラとシャルは居たが二人の服装は変わっており、ラウラはタキシードを。シャルは何故かゴスロリを着ていた。
ラウラ「・・・・・。」
シャル「結構もり上がっているねー」
ラウラ「隣国からも祭りに来ている者も居るらしいからな。それにサミットと言う事で今回はヨーロッパ中から高官などが来ている。」
シャル「ヨーロッパ中ね・・・」
ラウラ「・・気になるか?」
シャル「別にー・・・・それでもさ・・・・二人っきりって久しぶりだし。」
ラウラ「・・・そうだな。」
シャル「せっかくだし・・・楽しもっか!」
ラウラ「・・ハメを外しすぎるなよ。」
シャル「大丈夫、大丈夫!」
シャルはそう言うとラウラを置いて行き先に街の中に走っていくのだった。
それをラウラが歩いて追うのだった・・・。
だがその近くでは・・・
「・・・あら?あの二人ってまさか・・・」
スペースノア級二番艦、ハガネ艦内・・・
一方でアビアノにはもう一隻のスペースノア級「ハガネ」ではSRXチームのもう一人のメンバーであるリュウセイ・ダテが上官であるカイ・キタムラと食事を取っていた。
リュウセイ「で・・そのATXチームの2ndチームって・・」
カイ「ああ、メンバーの三人の内二人は元代表候補生だ。」
リュウセイ「へえー・・・でもどうしてそうなったのですか?」
カイ「うむ。まぁ彼らがATXチームに入ったのはゾガルとの戦闘の最中だったからな。オマケに学園の襲撃とあったのでその為の強化と言うが・・実際は守る力を持ちたかったからだろうな。結果、二人はATX計画に参加し代償としてかつての地位を追われたと言う事だ。・・・・・そうだろ?」
「まぁそうでしょうな。」
カイ「・・まぁこのまま何事も無く終わればいいのだがな・・・。」
シロガネ、ISハンガー・・・
そして、シロガネのISハンガーではアリスが一人、ビルトシュバインの調整を行っていた。
機体自体は整備などを終えていたが武装のチェックなどは自分でやる事となっていた。
アリス「・・よし。テスラ・ドライブに異常は無し。武装も弾薬は十分だし。っ・・・
んー!」
アリスは一通りチェックを終えると身体を伸ばした。時刻は既に八時。ラウラ達を見送った後はずっと医務室で寝込んでいたのでおきたのは今から一時間ほど前の事だったのだ。
すると。アリスは何かを思い出し、チェックに使っていた端末を操作した。
アリス「そういえば・・・確かさっきメールが届いて・・・あ、マオ社から?」
メールの送信者はマオ社で中身を見るとアリスは驚くと共に興味を抱いた。
アリス「これ・・・新型の?機体名は・・・・・へぇ・・・凄い・・これ、下手すればビルトシュバインよりも凄い機体だわ。で、パイロットは・・・・・・・えっ!?嘘!?」
そう言ってアリスは一人、ハンガーで叫んでいたのだった。
同ブリッジ・・・
朱音「改めて。今回はよろしく頼む、テツヤ艦長。」
テツヤ『はい。こちらも、よろしくお願いします。朱音大佐。』
ブリッジでは朱音がテツヤと会話を交わしていた。二人は今回会うのが初めてで互いに艦長としての仕事が忙しかったので通信をするのが現在となってしまっていたのだった。
朱音「では、まずは互いに乗せている戦力だが・・。」
テツヤ『こちらはSRXチームの二人と特殊戦技教導隊のカイ少佐。そして少佐の部下が一人。全員機動兵器のパイロットです。現在、SRXチームの一人と少佐の部下が出張中です。』
朱音「私の方はATXチームの全員。現在はその内一人ずつが艦に残っている。それと・・後数分で援軍が到着すると聞いている。」
テツヤ『オクトパス小隊ですね。話は聞いております。』
朱音「彼らは一応、ハガネで引き取ると聞いているが。」
テツヤ『はい。後、もう一人日本から増援が乗っています。』
朱音「増援・・・・・なるほど、彼女か。」
テツヤ『ええ。これだけのメンバーです。何事も無ければいいのですが・・・』
朱音「そう思っているから実際、起きるのだよ。テツヤ艦長。」
再び、リクセント城下町・・・
城下町ではラウラとシャルがベンチに座り、周りを見て一息ついていた。
シャル「平和だね。」
ラウラ「ああ。つい最近まで、何処の国も緊張状態が続いていた。それを彼女がガス抜きしたんだ。大した人だよ。」
シャル「緊張状態・・・か。本当にそうだよね。」
ラウラ「・・・ああ。」
シャル「ほんの数ヶ月前まではのんびり学園生活って言ってたけど、実は何にも知らなかったし。その結果、世界は大混乱。そして・・・僕達はそれをどうにかする為に代表候補を脱して国から追われた。ほんとーに・・・色々あったね・・・」
ラウラ「時代と言うのはそう言うものだ。刻一刻と変わっていく。もしかしたら昨日が旧時代と言う事になっても明日から新時代となっても・・可笑しくは無い。人は時代によって進化していく。いい方にも悪いほうにも・・な。」
そう。この数ヶ月ですべてが変わったといっても過言ではない。かつて信じていた者が己が欲に溺れ。それを肉親が断った。そして自分達はその渦に巻き込まれ、気がつけば軍に入っていた。人を守るための力を得た代償として、すべてを失った。地位も国も。だが。それでも友や仲間は暖かく迎えてくれる。今の彼女達にはそれだけで十分だった。
シャル「・・・・・実はさ。僕、この任務が終わったら養子に入るんだ。」
ラウラ「・・・本気か?」
シャル「本気も本気。姉さんもいいって言ってるし。」
ラウラ「・・・親子揃って軍人か。まぁそれだけ安心できるということだがな。」
そして。またこうして、一つ何かが変わる。自分の周りで自分の知らない所で。
シャル「所で。門限は何時ですか、隊長。」
ラウラ「明日の早朝8:30にミーティング。それまでは勤務時間外だ。それまでは好きにすればいい。」
シャル「ではお言葉に甘えて・・・」
カチッ。
ドッ!!
ボゴッ!!
ドドド!!
ラウラ「っ!?」
シャル「・・・!!」
キョウスケ「ちっ・・・!!」
エクセレン「っ・・・!!」
そう。また世界は変わる。自分の周りで。自分の知らない所で。
そうして世界は回る。それが・・・この世界だった。
突如襲った爆発。それは街を、城を、人を、烈火の炎で焼くのだった。そして。
亡霊たちの狂宴の始まりの歌でもある。
「始まってしまったか・・・!」
オマケ。
各主要キャラのイメージBGM。(いい加減な場所もあり)
一夏 「Dark knight」 (アクセル・アルマーのBGM)
箒 「TIME TO COME」 (イルムガルド・カザハラ((イルム))のBGM)
シュテル 「白銀の堕天使」 (エクセレン・ブロウニングのBGM)
レヴィ 「The Gate of MAGUS」 (ゼンガー・ゾンボルト、他多数のBGM)
ディアーチェ 「ダークプリズン」 (シュウ・シラカワのBGM)
ユーリ 「22nd Child」→「Lost Children」 (双方ともにイーグレット・イングのBGM)
千冬 「悪を断つ剣」 (現在は一応リシュウ・トウゴウのBGM)
ラウラ 「鋼鉄の孤狼」 (キョウスケ・ナンブのBGM)
シャルロット 「ACE ATTACKER ver.W」 (アラド・バランガなどのBGM)
アリス 「VANISHING TROOPER」 (現在はブルックリン・ラックフィールドのBGM)
その2。
戦艦紹介。
シロガネ。
スペースノア級一番艦。元は南極事件時に公開される予定だったが事件発生で中破し断念。
さらにその後、前任艦長が反乱を起こした為シロガネは反乱艦として認定。ハガネとクロガネに攻撃を受け大破したが。それをイスルギ重工が回収。修理と改造を施して現在の朱音が新艦長となる。改修後に新たにIS用のハンガーとカタパルトを増設。さらには対ISを視野に入れ「AISGM(対IS誘導弾)」と電磁型対空砲を装備。また、主砲火力が強化されており、潜航も可能となっている。艦長は朱音大佐。
ハガネ。
スペースノア級二番艦。シロガネの後に建造された戦艦で艦首には試作型金属粒子砲の「トロニウム・バスターキャノン」が装備されており、シロガネよりも機動兵器を運用するというこのが視野に入った戦艦である。また、一時期は大破したために修理の為、どこかで修理を受けていたが現在、ようやく修理が完了した。またシロガネと同様の改修がなされ、こちらは電磁型対空砲ではなくプラズマ式ガトリング砲を増設している。ちなみに主に極東支部で運用され、クルーやメンバーも殆どが極東支部勤務の者である。艦長はゲームでもお馴染みのテツヤ・オノデラ中佐。
その3。
キャラ紹介。
朱音 -アヤネ- (イメージCV ゆかな)
年齢:不明
身長:174
体重:不明
所属:米国機動軍ラングレー基地所属 スペースノア級一番艦「シロガネ」艦長。
元米国海軍の軍人で現在はシロガネの艦長。極めて美しいプロポーションとスタイルで有名で高官の豚も寄ってくるが軽く流すかドSを発揮し、なんかする。階級は大佐で実は何度か昇格の通達があったが本人が拒否し、もし受けられてたら元帥クラスである。性格は前述通りのドSであるが実は部下などに対しては優しい性格である。ドSになるのは本人が「豚」あるいは「馬鹿」などと思った者のみ。(例題としてはたこ頭でおなじみのケネス・ギャレットもこの部類)また、いろいろな場所に顔が利き武器や弾薬など自前で調達する事も可能である。身体能力が高く、天井、壁を蹴って三段跳び、さらには忍者も真っ青で木から木に移動が可能。そして何より元ISパイロットであり元々は第二回モンド・グロッソに出場し決勝で千冬の対戦相手だった。だが千冬の事情を知り、辞退した。尚、妹曰くもし「そのまま決勝をしていたら確実に姉が勝っていた。」との事。また元海軍で前は米国が誇る最強艦隊の「第8艦隊」を率いる者と言うまさに最強超人である。ただしボロがあるらしいがそれは誰も知らない。ちなみに義理の妹がいる。
キリヤ (イメージCV 保志 総一郎)
年齢:32
身長:184
体重:79
所属:米国所属 ラングレー基地司令官。
米国の重要基地のラングレーの司令官。階級は少将。性格は温厚でムードメーカーでもあり、仲裁が得意などある意味の苦労人。だが非常に頭が切れて根回しを得意とする。また、朱音と彼女の妹には頭が上がらないのでそれをシャルとエクセレンに知られ、チャカされる事もあり、かなりアットホームな関係を持つ人間も少なくは無い。そして、かなりモテる男でエクセレンから「何人の女と夜すごしたよ?」と聞かれたこともある。(後でエクセレンはキョウスケに叱られたのだか)ATXチームをラングレーに残したのは彼の根回しのお陰で、理由は「他の馬鹿だと絶対にロクなことにはならない。」。ちなみに日系である。経歴はやや不明な場所もあるが元は陸軍出身で一時期、朱音の艦隊に理由あって協力して貰っていた。その結果その時の借りと言われそれを未だ返せずにいる。
その4。
用語紹介。
アビアノ。
南欧にある連邦軍の基地。欧州では最大規模の基地で、シロガネとハガネの専用補給施設も所有している。スパロボシリーズでは明確な場所が記されてないがこの作品ではイタリアのサレルノの付近と言う設定となっている。過去の事件では被害は免れている数少ない施設の一つで多くの防衛部隊を有している。司令官はカルロ・サッキ少将。
ラングレー。
北米大陸バージニア州東部にある米国の重要基地。正式名はラングレー空軍基地で米国の中では二つしかないスペースノア級の補給施設を有する基地である。また、ATXチームは全員ココに勤務している。ISなどの生産工場などを有し、基地としての規模を超えているのが特徴で防衛部隊もかなりの数を保有している。ちなみにIS開発の機材や資材もあるが機材はどちらかと言うとイギリスに軍配が上がる。また、ラドム博士もここでATX計画を発動し現在も一人で開発と研究を進めている。司令官はキリヤ少将。
第8艦隊。
米国が有する海軍でも選りすぐりの人員のみが配属される「最強部隊」。と言ってもそれを作り上げたのは朱音とその妹で元は海賊まがいの兵士だったのを二人だけで訓練させて育てたというのが事実である。主な任務は本国防衛でインスペクター事件とゲスト事件でも多大な戦果をあげる。その証拠にキリヤは一時期この艦隊に理由あって世話になりその強さを目の当たりにした。後に朱音と妹は部隊を離れるが意志を告いだ兵士達が今も部隊を切り盛りしているらしい。配属基地はノーフォーク基地。
機動軍。
ラングレー基地司令のキリヤが新設した軍隊。現在でも米国は陸・海・空・宇宙の四つを保持しているが其処にキリヤが新たに加えたのがこの機動軍である。部隊の発足時の理由は「如何なる場所でも高い戦闘能力を発揮できる軍隊。」で、ぶっちゃけ言えば別名は「IS軍」と言う事である。だが現在その部隊はATXチームのみであり米国政府からは明確な了承を貰っていない為、現在はラングレー・極東支部で止まっている。また、機動兵器もこの部類に入る。主要戦力は母艦にシロガネ。所属部隊は現在の所ATXチームのみ。
極東支部。
日本の連邦軍基地の事で名前の理由はユーラシアの端であるから。基地は現在伊豆基地のみであるがラングレー同様ISの生産工場とスペースノア級の補給施設を有している。
SRX計画はココで発動し現在も進められているがATX計画に遅れを取っている。
その5。
機体紹介。
ラファール・リヴァイブ2nd
使用国家:フランス他多数
世代:第2.5世代
使用装備:M90アサルトマシンガン ビームソード 他多数。
開発者:デュノア社
第二世代の傑作機「ラファール・リヴァイブ」の強化改修型。新型のパーツを豊富に取り入れコストダウンを図り携帯容量の増加など、全体的にスペックなどが強化されている。また、先代同様量産性にも優れ、連邦軍の一般機体として多くが配備されている。そして今までとの新たな違いは生産にはライセンスが必要となり、過剰量産などを抑えるための配慮がなされている。だがそれでも現在は多くの国家がラファールのライセンスを有しているので高い評価を得ている。無論、先代同様改造等も可能なので自分好みに調整することが可能となっている。
ブルーメイジ
使用国家:イギリス
世代:第三世代
使用装備:プラズマ式スナイパーライフル コールドメタルナイフ ビット「ゾルダ」×2
開発者:イギリス開発公社
イギリスのデータ収拾機「ブルーティアーズ」の戦闘データから開発された簡易量産型。
ブルーティアーズが元と言う事で遠距離戦に特化した機体となっている。武装のSライフルはプラズマ式にする事で反動を減少させエネルギー効率を改正した。また、近接の牽制武装としてコールドメタルナイフが装備されているが使いやすさが特徴の武装である。そしてブルーティアーズのもう一つの特徴だったビット兵装は簡易量産の為、二基に減らし使いやすさを重視している。だが結果的には装甲などが犠牲となり、量産は30機で止まった。その為、配備されているのは一部の部隊と本土防衛隊のみである。
チュウシンレン
使用国家:中国・ロシア連邦
世代:第三世代
使用装備:専用ブレード 衝撃砲式キャノン ハンドガン
開発者:中国・ロシア両開発公社共同
中国とロシアが共同で開発した「甲龍」の簡易量産型。元の甲龍よりもやや汎用性に長けている。武装は甲龍同様の連結可能の専用ブレード、そして衝撃砲をコストダウンと使いやすさを重視しキャノンタイプに改良した。また、非常用の武装としてハンドガンが装備されている。全体としては量産機では高いスペックを誇るが量産性が悪い為配備数が少ないのが難点である。だがそれでも一対一や一対多でも高い戦闘能力がある為どっちもどっちの機体である。
激震
使用国家:日本 他南アジア一帯
世代:第2.5世代
使用装備:専用刀 他多数
開発者:日本開発公社
訓練用の機体である「打鉄」を実戦配備を想定し改良した機体。実戦配備を想定しているので機体の装甲が増設と調整がなされ防御力が特に強化されている。また、シールドエネルギーも他の機体よりも多く絶対防御も調整がなされパイロットの生存を第一としている所もある。打鉄を元にしている為、量産性と整備性が優れ、現在は南アジア一帯にも配備が進められている。武装は専用刀を除けばほほすべてが使用可能となっている。(ただし例外は一部の特殊武装など)刀は形状はほぼ変わらないが重量が減り耐久性が高くなっている。現在は日本の主力防衛戦力として配備もされており、少数であるがIS学園にも支給されている。
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地球と二人の青年の欲がぶつかり合った戦いは幕を閉じた。
だがこの物語はその裏で戦っていた者達の物語である。
それは、狼達の戦い。
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