No.638540

魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第六十一話

Blazさん

イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。

A,s 2nd編イメージソング

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2013-11-21 07:30:15 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1152   閲覧ユーザー数:1109

A.s 2nd編 第六十一話 「あの日の決意」

 

 

 

 

 

 

 

???

 

 

何処かにある場所。其処に零人は一人立っていた。目的はわからない。だが何か悲しい出来事があり、そして何か決意した顔と言うのは確かだった。

 

零人「・・・・・ここが・・・・いや・・・コイツが・・・・」

 

零人はそう言い大剣を持った。目の前には巨大な何かが建っており、零人はそれを破壊しようとしていた。だが。

 

 

 

 

フッ

 

 

 

何かが起こった。零人はそれを感じ、正面を見た。すると・・・

 

 

 

 

ジジジ・・・ジジジジジ!

 

 

巻き起こる電磁波とともに誰かが現れた。それを見た零人は顔を変え、怒りを見せていた。

 

零人「・・・やっぱりお出ましかよ。散々やるだけやって後はダンマリかと思ってたけど・・・いいぜ・・・ココで決着付けようや!!」

 

刹那、零人は大剣を左手に持ち、右手にセイバーを構えて発砲した。

だが相手はそれを易々と回避し零人は銃をしまうと大剣で攻撃を仕掛けた。

 

零人「おおおおおお!!」

 

何度も何度も零人と相手は剣を交え、零人は再び正面に相手と対峙した。

 

零人「これでぇ!!」

 

零人が大剣を使い一気に勝負に仕掛けた。相手はそれを防御すると共にカウンターを仕掛けた。零人はすかさず反撃を試み、左手に魔力を溜めて叩き付けようとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グチュッ

 

 

零人「が・・・・・・・・」

 

零人は後ろから何かで刺されていた。それは黒く、金色の刃の”デバイス”・・・

 

零人「く・・・・・そが・・・・・・・・・」

 

相手もろ共刺された刃は零人の心臓を貫き相手は抱き合うような感じで零人と共に刺されていた。そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零人は相手と共に落ちて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零人「ッッ!!!」

 

 

刹那、零人は驚いて”ベッド”の上から飛び上がるように起きた。

息を整え周りを見ると自分の部屋だったのだ。そしてようやく状況を理解し一安心するのだった。

 

零人「・・・・・夢か・・・・・」

 

イクス『マスター・・・大丈夫ですか?かなりうなされてましたよ・・・』

 

零人「イクス・・・・ゴメン・・・少し・・・な・・・」

 

零人は自分の相棒のデバイスからの言葉を聞き心配させたと思い安心させた。そして零人は一息つき手を横に置くが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むにっ

 

 

零人「・・・・・・・・・・・・・は?「むにっ」て・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

むにゅ

 

 

零人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

零人は自分が寝ていたベッドの上の隣を見た。右にはフェイトが寝ており。左には何故か大人モードのソルナが寝ていたのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それも双方裸で。

 

 

 

 

 

零人「オーマイガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A.M 6:20・・・

 

 

星奈の監視から数週間のたった朝。再び監視魔導師はフェイトに変わっていたのでフェイトは泊まっていたのだ。取り合えず着替えた零人達だったが零人は絶賛絶望中だったのだ。

 

 

零人「・・・・・・・・・・・・・・。」チーン

 

 

そしてそれに対して二人が必死に謝っていたのだった。

 

 

フェイト「ゴメン!本当にごめんなさい、零人!!」

 

ソルナ「それについては私も本当にごめんなさい・・・・。」

 

ライ「で。二人はどうして・・・服を着ていなかった?」

 

アルフ「ふんっ・・絶対零人が脱がしたんだよ。」

 

フェイト「ち・・違うよ!零人は昨日私達よりも早く寝たよ!!」

 

ライ「じゃあどうしてだ?」

 

フェイト「ヴッ・・・・・・その・・・実は・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんまり覚えてなくて・・・」

 

 

 

 

ソルナ「実は私とフェイトは二人で星奈と寝るはずたったのだけど・・・突然アルフがやって来てそれから・・・・・・・」

 

 

ライ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・アルフ?」←内心怒っている。

 

アルフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」←後ろを向いている。

 

 

バルディ『ちなみに部屋には二本の酒瓶がありました。』

 

イクス『・・・明らかに犯人確定ですね。』

 

ライ「全く・・・昨日誰も居ないと思ったらそれだったか・・・」

 

クリス「夜はお楽しみって訳だ。」

 

ラン「・・・どう言う事ですか?」

 

零人「ランは知らなくていいの。ってかどうしてクリスはそんな言葉知ってるよ。」

 

クリス「・・・・さぁどうしてでしょ。」

 

星奈「・・・・・・・。」

 

 

 

 

その後、零人達は朝食を済ませ、零人とフェイトは二人学校に行ったのだった。そしてその間、星奈の監視はソルナたちが行うことになった。

 

星奈「・・・・・。」

 

 

 

ライ「・・・今日は嫌な天気だな・・・」

 

ソルナ「ええ・・・・風が・・・・変ね。」

 

天気は晴れていたがどうにも風が強く、使い魔達は不審感を抱いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

クシャル「この風は・・・・・自然の存在ではないな・・・・・」

 

アーマ「人が作った・・・と言う事ですか?」

 

ジン「いや、人が作った存在が起こしたという事だろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A.M 10:50 聖祥小・・・

 

 

学校に着いた零人達だったが異常な程に強い風に集中力を切らしていた。

窓はガタガタと音を立て、今にも割れそうな感じだったのだ。

 

 

なのは[零人君・・・この風・・可笑しくない?]

 

零人[・・・ああ・・・台風でも無いのに・・・異常すぎる。]

 

アリサ[まさかロストロギアとか?]

 

零人[いや・・だったら提督から通信が来る筈だ。]

 

なのは[・・・・・・・・・。]

 

零人[・・・・なのは?]

 

なのは[零人君・・・・なんだか・・・嫌な予感がするの・・・・・私・・・・怖いの・・]

 

零人[なの・・・・は?]

 

零人はなのはの席を見るとなのはは顔はノートを見て集中していたが手は振るえ、何かに怯えていたのだった。それを見たはやてとすずかもなのはを心配していたのだった。それに耐えかねたのかアリサが席を立ち。

 

アリサ「先生。なの・・高町さんが少し気分が悪そうなので、保険室に連れて行ってもいいですか?」

 

真那「あ、はい。いいですよ。」

 

北村「念のためだ。岡本。付いて行ってやれ。」

 

零人「・・・・・うっす。」

 

そう言ってアリサと零人はなのはを保健室に連れて行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリをした。

 

 

 

 

 

 

零人「・・・この辺りなら大丈夫だろ。」

 

零人は校舎の端の場所で結界を張った。そしてアリサはなのはをゆっくりと地面に座らせた。なのはは座ると何かに怯えるように縮こまっていたのだ。

 

アリサ「なのは・・大丈夫?」

 

なのは「・・・・う・・うん・・・大丈夫・・・」

 

零人「嘘言うな。声が振るえてっぞ。」

 

なのは「・・・・気分とかは大丈夫なの・・・でも・・・何でだろ・・・とても怖いの・・・何かが・・・・怖いの・・・」

 

零人「・・・・・・・なのは。」

 

なのは「えっ・・・・・・・・・・・・・!」

 

すると零人はなのはに対しキスをした。それを見たアリサは驚き、なのはもビックリしていた。

 

アリサ「あ・・あああアンタ何してんの!?」

 

零人「・・・・・少しは落ち着いたか?」

 

なのは「・・・・うん・・・ありがとう//」

 

アリサ「うっ・・・・ぐっうう・・・・!零人!!」

 

零人「い゛っ!?どうし」

 

アリサ「んっ!!」

 

零人「んっ・・・!!」

 

そしてアリサが怒鳴ると零人がアリサの方を向いた。するとアリサは零人に対してキスをしたのだった。

 

アリサ「んっ・・・・・」

 

零人「んっ・・・・・・・」

 

なのは「アワワワワワワワ・・・・・・」

 

 

アリサ「っは!」

 

零人「お前・・いきなり何を・・・」

 

アリサ「だって・・・・・アンタ・・・・その・・・・・全員と・・・・キス・・・したのでしょ?」

 

零人「い゛っ・・・・・・・」

 

なのは「うわぁ・・・・・」

 

イクス『そういえばそうでしたね・・・・』

 

アリサ「私が・・・・ビリだなんて・・・屈辱よ・・・・・でもね・・・・・別に・・・・別にアンタに本当は・・・アンタからキスしてほしかったなんて・・・思ってないんたがからね・・・・・」(涙目)

 

 

 

零人「えっと・・・その・・・・すまん・・・・」

 

なのは「ハハハハ・・・・・」

 

零人「・・・・・で。改めでだが・・・なのは。何に・・・怯えてたんだ?」

 

なのは「・・・正直わからないの。でも・・・なんだか何か今まで無かったような感じの恐怖が伝わって来たの・・・」

 

零人「・・・・・恐怖・・・・か・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイチェル-それが・・・すべてに対する始まりの合図よ。-

 

 

零人「ッ!!!」

 

 

レイチェル-屋上まで上がってきなさい、零人。-

 

 

 

零人「・・・・・・・ちっ・・・アリサ。なのはを頼む!」

 

アリサ「えっ!?」

 

ガルム『零人。お前何処へ!?』

 

零人「話している時間はねぇ!なのはと一緒にここで待っててくれ!」

 

零人はそう言いBJにセットアップし、学校全体に結界を張った。

 

 

零人[ソルナ!学校に認識阻害の結界を張ってくれ!!]

 

ソルナ[っ・・・藪から棒にどうしたのよ!?]

 

零人[話してる時間は多分ねぇ!!急げ!!]

 

ソルナ[・・・・解ったわ!]

 

そして学校には認識阻害の結界が張られ、零人は走って屋上へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

バンッ!!

 

 

荒っぽくドアを開けると正面にはレイチェルが立っていた。そして外の風は登校時よりも激しい勢いになっている。明らかに異常な天気だった。

 

零人「っ・・・・ウサギ、この騒ぎは何だよ!?」

 

レイチェル「・・・・・・零人。前に私が貴方に言った言葉・・・覚えているかしら?」

 

零人「あ゛?それがどうしたんだよ?」

 

レイチェル「・・・・・これはその合図よ。コレこそ貴方に与えられた災厄であり・・・試練でもあるの。」

 

零人「っ・・・・・・・それって・・・・」

 

レイチェルは零人に顔を向けた。その顔を見た零人はとてつもない不安と混乱が起こっていた。

 

レイチェル「すべては理の為。輪廻を外れた者達が踊る、運命の刻。

 

 

 

これこそ、「審判の刻」よ。」

 

 

零人「審判の刻・・・・・」

 

レイチェル「貴方がこの先、生きていけるか。この先、必要であるか。それはこの刻で決まる。」

 

零人「・・・・・もし・・・必要でないとされたら・・・どうなる?」

 

レイチェル「・・・すべてが滅ぶ。」

 

零人「もし・・・・必要と認められたら!?」

 

レイチェル「・・・・・・・・・それは解るはずでしょ?

 

 

 

だから・・・・勝ちなさい。零人。

 

 

 

“極限”の力と共に。」

 

零人「っ・・・・・・」

 

レイチェル「さて・・・そろろそお客が来るわ。後は頑張りなさいな。」

 

レイチェルはそう言うと転移魔法を使い、一人去って行った。残った零人は一人空を見上げた。天気はさっきよりも曇っている。だが・・・雨にはならない。

 

 

グッ・・・

 

 

思わず右手を握り締めた。そして、同時に零人は一人決意したのだった。

 

 

ソルナ「・・・行くんだね。零人ちゃん」

 

後ろには子供の姿に戻ったソルナが立っていた。零人はソルナを見ると少し笑っていた。

だがその笑顔はどこか悲しげだった。

 

零人「・・・ああ。」

 

ソルナ「・・・大丈夫。私も・・・ランも・・・クリスもついているから・・・・皆が・・・いるから。」

 

零人「・・・・・・ああ。

 

 

 

 

 

 

行くぜ。ソルナ。」

 

 

ソルナ「・・・・・・うん。」

 

零人は召喚の魔法陣を展開した。そして其処からは一体の巨大な古龍が出現したのだ。

 

零人「アルバ!出番だぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

アルバ「ようやくか・・・待ちくたびれたぞ、零人よ。」

 

 

 

アルバ。「煌黒龍」の名を持つ古龍。アルバトリオンである。零人が持つ使い魔の中では生物種としてはトップクラスの使い魔で滅多に出さないのがアルバだ。

 

零人「すまねぇな今まで。だが、今回は少し大変な仕事だぜ・・・。」

 

アルバ「・・・この風・・・そう言う事か。」

 

零人「ああ。俺達を大気圏ギリギリまで連れて行ってくれ。」

 

アルバ「・・うむ。解った、乗れい。」

 

アルバはそう言い身体を少し下げた。そして背中に二人が乗れるくらいの高さになると零人とソルナはアルバの背中に乗った。

 

アル「用意はいいか?」

 

零人「ああ。」

 

ソルナ「いつでも!」

 

アルバ「・・・では行くぞ!!」

 

刹那、アルバは飛翔し屋上から飛び去った。そして零人とソルナはあるの背中に掴まり、空の上にへと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

一方で学校では強風警報や津波警報が出されたので学校は急遽休校となっていた。

 

真那「この風です。みなさん寄り道せずに急いで自宅に帰ってくださいね!」

 

北村「だからと言って無理をしたら事故に会う。気をつけるんだぞ!」

 

 

 

 

霊太「・・・バニングス達・・戻ってこないな・・・」

 

すずか「もしかして何かあったのかな?」

 

ゼクス『だろうな。それに結界が張られている。』

 

セリム『それに認識阻害のもだよ・・・これは何かあるね。』

 

フェイト「なら、発生源に向かおっか。もしかしたらなのは達が居るかもしれないし。」

 

霊太「賛成だ。」

 

そして霊太達は怪しまれないように一旦靴を履き替え、別の場所から校舎に入り、なのは達を探していた。すると・・・

 

 

タタタタタタ・・

 

 

すずか「あ、なのはちゃん、アリサちゃん!」

 

霊太達はアリサを見つけ、アリサとなのはも全員が来たので驚いていた。

 

アリサ「っ!皆!?授業は!?」

 

マサキ「休校だ。それより、岡本は何処だ。」

 

アリサ「・・・・解んない・・・アイツいきなりここで待ってろって言ってBJになって・・」

 

霊太「あ?ったく・・・アイツは・・・」

 

フェイト「何処に行ったから解る?」

 

アリサ「・・・多分屋上。」

 

はやて「よっしゃ!さっさと行ってみよか!」

 

そして霊太達もBJに一応セットアップし屋上に走って行った。

すると・・・

 

 

 

ゴオオオオッ!!

 

 

ヴィータ「っ!!」

 

フェイト「す・・凄い風・・・!」

 

屋上に着くと校庭以上の強風が一行を襲い、その場に止まるだけで精一杯だった。そしてついには飛ばされそうになっていた。

 

なのは「うぎぎぎき・・・・・!」

 

アリサ「き・・・強風ってレベルじゃないわよ!?コレ!!?」

 

ヴィータ「と・・・飛ばされる・・・・!!」

 

はやて「うわっ!?ヴィータが飛ばされるって!?」

 

霊太「っていうかマジで俺達も飛ばされるって!?」

 

 

そう言って一行が踏ん張っていると突如、強風は止んだのだ。どうしてかと一行が回りを見ると・・・

 

 

なのは「っ!!クシャル!!」

 

はやて「アーマも!!」

 

其処にはモンスターの姿のクシャルとアーマ。そしてライとジンの四体が居たのだ。

 

クシャル「待たせてすまなかったな、なのは。」

 

ジン「全く・・一体これはどういうことだ?」

 

霊太「それは俺達が聞きたいぜ。」

 

クシャル「兎も角。一旦ここから離れて「(な)待って。」っ・・どうした?」

 

なのは「・・・・私は・・・零人君の後を追いたいの。」

 

フェイト「っ・・・なのは・・・・」

 

ライ「・・・それもあるが・・・実はな。ランから連絡があった。」

 

霊太「ランから?」

 

ライ「『星奈が消えた。』だそうだ。」

 

はやて「っ!?」

 

マサキ「何時からだ。」

 

ライ「話からは今朝は居たが風が強くなった時には気がつけば・・・だそうだ。」

 

 

 

それを聞いた一行は迷い始めてしまった。突如どこかに行ってしまった零人。そして消えた星奈。どちらを優先するべきかと考えていたが・・・

 

ヴィータ「・・・なぁ皆。」

 

すずか「どうしたの?」

 

ヴィータ「もしかして・・・星奈は零人の後を付いて行ったんじゃねーか?」

 

はやて「え?!」

 

ヴィータ「だって考えてみろ。この状況で動いたのなら・・・零人は何か知っている筈だろ?」

 

ジン「なるほど・・・そして逆に星奈が知っているかもしれないと・・・」

 

アリサ「・・・ありえるわね・・・」

 

霊太「・・・こりゃ何か大変な事になってるな・・・」

 

はやて「せやな・・・兎も角。ウチは一旦シグナムに連絡してランちゃん達を家に入れさせるわ。流石に5歳が二人だけで家に居るってのは不安やし。」

 

はやてはそう言いシグナムに通信を繋ぎ、ランとクリスを自宅に保護する事にした。そしてその間に霊太はオルドルに連絡し状況を聞こうと思っていたのだが・・・

 

 

ザザザッ!ザッザザー・・・

 

 

返ってくるのはノイズだけでオルドルとの通信は繋がらずにいた。

 

霊太「チッ・・・通信が繋がらなねぇ・・・・」

 

ゼクス『大気圏外とは通信が出来ないようになっている・・・恐らく宇宙で何かがあったのだろう。オマケに大気圏外にはAMFらしき物が張られている。転移も無理だ。』

 

フェイト「うん・・・多分・・・」

 

アリサ「アースラとも繋がらないの?」

 

バル『先ほどから行ってはいるのですが現在、大気圏全体に強力なジャミングしらき電波が集中しています。』

 

ガルム『と言う事は通信可能範囲は地球下のみか・・・』

 

なのは「・・・と言う事はおそらく零人君とも・・・」

 

セリム『うん・・・反応も解んないし・・・多分通信は不可能だと思うよ・・・』

 

クシャル「・・・ならアイツは今、宇宙に向かっているという事か。」

 

マサキ「・・・ならば答えは簡単だ。」

 

 

 

 

 

 

なのは「・・・・行こう。零人君が何を考えて・・何を知っているのか解んないけど・・・私達も無関係ではないと思うから・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上空50キロメートル・・・

 

その頃、零人とソルナはアルバの背中に乗り雲の上に着いていた。

 

零人「・・・そろそろ上層大気か・・・空気は結界でどうにかしてるけど・・・アルバそろそろ限界だ。戻れ。」

 

アルバ「・・・・そうは言うが・・・アレはどうする?」

 

ソルナ「え?それってどういう・・・・っ!?」

 

 

ソルナが正面の上空を見ると何かが零人達に向かって来ていた。その正体は・・・

 

 

 

 

 

零人「っ・・・・アイツは・・・・!」

 

灰色の機体カラーとジオンシリーズを思わせるモノアイ。だがジオンMSには無い少し大きめのトサカの多機能センサー。そして翼の形をしたスラスター。

 

 

零人「ZGMF-1017・・・・・・・”ジン”・・!」

 

“機動戦士ガンダム SEED”に登場するMS、そのジンが大軍で押し寄せてきて来ていたのだ。その後ろにはZGMF-515”シグー”。そしてAMF-101”ディン”とZGMF-600の”ゲイツ”が同じく大軍で押し寄せて来ていた。

 

 

アルバ「大軍様のご登場だ!どうする、零人ぉ!」

 

零人「チッ・・・生き生きしてんじゃねーぞ!仕方ねぇ!アルバ、やっちまえ!!」

 

アルバ「おうさ!!!」

 

刹那、アルバは火炎ブレスを吐き、一気にジン等を焼却していった。さらには重機刀を使って切り掛ろうとしていたMSには周辺に雷を発生させ、ショートし爆発して行った。

そして背中では・・・

 

 

 

 

ズトォッ!!

 

 

 

零人はバレットM82A1を使い正面の敵を狙撃しまわりの敵はソルナが牽制していた。

 

ソルナ「新難題「金閣寺の一枚天井」!」

 

そしてソルナがそのスペルカードを使うと弾幕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではなく何故か本物の金閣寺の一枚天井が投下され、大量に破壊されていった。

 

零人「・・・・・・・・」

 

ソルナ「・・・・・アリ?」

 

イクス『その名の通りの一枚天井ですね。』

 

零人「・・・にしても・・・こうも全部ザフトMSとはな・・・・」

 

零人はそう言ってライフルのリロードをして再度敵を狙撃した。そして気がつけば大気圏外に近づいていた。

 

零人「チッ・・・アルバ!そろそろ限界だ!」

 

アルバ「仕方ねぇ・・・・あとは頼むぜ!」

 

刹那、アルバは魔法陣に戻り零人はサザビーにセットアップし、戦闘の準備に入った。ソルナは結界等が効果ない為、零人とユニゾンしようとした。

 

ソルナ「アタシはどうしよう・・・零人ちゃん。」

 

零人「・・・だよな・・・しゃーねー・・・いったんユニゾンすっぞ。」

 

ソルナ「了解!」

 

 

零人・ソルナ「「ユニゾン・イン!!」」

 

そして零人とソルナは一旦ユニゾンし大気圏を突破した。サザビーはカラーリングが白をメインとなり、更にはスラスターのパワーも上がっていた。そしてまた出てきたMSの相手をするのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

ゴオッ!!

 

 

 

 

 

突如零人達の前を一つの砲撃が通り過ぎ、MSの軍勢を破壊していった。

 

 

零人「っ?!」

 

ソルナ『一体誰が!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星奈「私も・・・付いて行っていいかしら?」

 

零人「なっ!?」

 

後ろには星奈がなのはと同じと言っていいほどの白い色のBJと右肩に甲冑を装備し左手には大きなランチャーを持って宇宙で立っていたのだ。

 

零人「お前!?えっ!?どうしてっつーかどうやって!?」

 

星奈「・・・言いたい事はあるでしょうけど・・・今は・・・」

 

星奈はそう言うとMS達が向かって来た場所を見つめていた。それに零人も釣られて見ると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ジジジ・・・・・

 

 

 

ソルナ『えっ・・・・・・・』

 

 

 

 

ジジジジジ・・・・・・

 

 

 

零人「・・・・・・・・して・・・・・よ・・・・・

 

 

 

 

ど・・・・・して・・・・・・

 

 

 

 

 

どうして・・・・・・どうしてなんだよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

其処には・・・一撃ですべてを破壊し。

 

 

 

 

“新人類”が創世をする為に。あるいは世界の抑止力になる為に建造した

 

 

 

 

 

 

破壊の兵器。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“ジェネシス”が現れたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「さて・・・・見せて貰おう。蒼の力を。」

 

 

 

 

 

 

次回予告ッ!!

 

零人「現れたのは破壊の象徴。ジェネシス!」

 

ソルナ「私達はそれを破壊するためにジェネシスに乗り込むのだった!」

 

イクス『審判の時。果たして戦士達の運命は!?』

 

星奈「次回「滅びのループ」。」

 

 

 

 

 

 

フェイト「大丈夫・・・・・三分で終わらせるから・・・」

 

キラ『あれは・・・・絶対にあっちゃいけないんだ!!』


 
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