No.638321 魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第六十話Blazさん 2013-11-20 07:26:27 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:1212 閲覧ユーザー数:1176 |
A.s 2nd編 第六十話 「審判の時」
オルドル・・・
零人「で、あの子の容態は?」
零人達はオルドルに向かい少女の手当てなどをして貰っていた。そして零人達は食堂に集合し状況確認をしていたのだ。
霊太「容態は安定。でも傷の治りがまだ完全じゃないから"戦闘"は無理。」
零人達は霊太の言葉を聞き「うーん・・」とうなっていた。少女はどうやら魔導師だったらしくオルドルに付くとBJが解除されたのだ。ちなみにデバイスは現在、ロウが解析と修理を行っている。
はやて「魔力ランクはAAA。それであそこまで傷つくなんて・・・」
ライ「魔力ランクだけがすべてじゃない。それはお前達が良く知っている筈だ。」
マサキ「・・・・・。」
フェイト「それじゃあ、あの次元の穴は何処に繋がってたのかな・・・」
クシャル「あの子の状態から考えると・・・」
なのは「戦闘中に転移してきた・・・・・だね。」
なのはがそう言うと零人達はさらに肯いていた。するとロウから通信が入り、霊太は通信を開いた。
霊太「どうしました?」
ロウ『おう、あの子のデバイスの解析が完了したんでな。取り合えずお前らに知らせとこうと思って。』
零人「・・・・なら俺は一旦技術開発室に行ってみるぜ。もしかしたら何か解るかもしれない。」
なのは「あ、じゃあ私も。」
霊太「なら俺達はあの子のところに行ってみるぜ。」
フェイト「もしかしたら、起きるかもしれないしね。」
そう言い零人とソルナとなのはは技術開発室に。霊太とフェイトそしてはやては落ちてきた少女の入る医務室に向かうのだった。
技術開発室・・・
パシュッ
零人「ちーっす。」
ロウ「おう、零人。どうした?」
零人は技術開発室に入りロウに目的を話した。
零人「実はあの子のデバイスを見に来ました。もしかしたら俺達が知っている事があるかもしれないし。」
ロウ「・・・なるほど・・・・解った。こっちだ。」
ロウは話を聞くと零人達を案内した。其処はかつてヱヴァイユが置かれていた場所で其処には白い球体、レイジングハートと同じ形のデバイスが調整層に入っていたのだ。
なのは「・・これが・・・・・彼女の?」
ロウ「ああ。武装などはまだだけど何かファイルデータがたくさんあったんでな。一旦コピーしてみたんだ。見てくれないか?」
零人「うっす。」
零人はロウからデータを貰い、ディスプレイに移した。其処には様々な用語などがあったがどれも零人が知らない言葉ばかりだった。だが・・・
ピッ・・・
零人「ッ!!」
イクス『これは・・・・・・』
なのは「零人君・・・・・?」
なのはが顔をディスプレイに顔を覗かせると其処にはこうかかれていた。
「アルハザード」
なのは「ッ!!」
クシャル「・・・・アルハザード・・・・・」
零人「・・記録がある・・あの子は・・・アルハザードに行った事があったんだ。」
アルハザード。
それはかつてフェイトの母が行こうとした場所であり、その彼女が果てた場所。零人は彼女が結果的にはアルハザードに着いた事を知っていた。しかし自分の余命が少なく、そんな状況では自分が愛した娘を救うことも出来ない。だから、偶然其処に漂着してしまった霖之助にすべてを託し、果てたのだ。しかし、もし彼女が。霖之助ではなくあの子と会っていたら。それはそれで変わっていたであろう。
なのは「・・・零人君・・・・この事は・・・・」
零人「・・・二人共。この事は絶対フェイトに言うな。いいな。」
ソルナ「・・・私はいいけど・・・なのはちゃんは・・・・・」
なのは「・・・大丈夫・・・・大丈夫だよ。」
零人「・・・・・・・そうか。」
零人がそう言いなのはと話していると霊太達から連絡が入った。
霊太『零人、俺だ。例の子が目を覚ましたぜ。』
零人「本当か。」
フェイト『うん。まだ少し頭がおきてないけど・・・』
零人「解った。今からそっちに行く。」
零人はそう言うとなのは達と共に技術開発室を後にするのだがロウは零人を引きとめて零人に問い詰めた。
ロウ「零人、何かあったか?」
零人「・・・・色々と、ですがね。これ貰っても?」
ロウ「ああ。いいぜ。」
零人「・・・・ありがとうございます。」
零人はそう言い技術開発室を後にするのだった。
医務室・・・
少女「っ・・・・・・・・・」
医務室では霊太達が少女を見ていた。どうやら意識を取り戻したようだ。
少女はゆっくり目を開けると天井を見つめていた。
少女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!」
少女は何を思ったのか突如身体を起こすが同時に痛みが走り動きを止めた。
霊太「無理すんな。傷が治ってないんだからな。」
少女「ッ!!」
霊太「おっと。俺達は敵じゃないぜ、もし君が危害を加えるなら話は別だが。」
フェイト「リョウッ!」
すると少女は二人の会話を見てキョトンとしていた。どうやら警戒が少し解けたようだった。するとドアから零人達が入ってきた。
零人「おう。どうだ?」
霊太「今し方、起きた所だ。」
なのは「・・・・・それで・・・・名前は?」
はやて「あ、そういえばまだやったな。御免やけど名前教えてくれへん?でないと呼びにくいし・・・・」
はやての言葉に少女は何故か焦った。すると少女は初めて口を開いた。
少女「私の名は・・・・・・・・・
星奈”セナ”。紅 星奈(くれない せな)。」
はやて「星奈ちゃんやな。ウチははやて。こっちがフェイトちゃんでこのチャラ男が霊太君。「(リョウ)誰がチャラ男だ。」で、アッチの男の子が零人君で隣の子がソルナちゃん。そんで最後にあの子がなのはちゃんや。」
星奈「・・・なの・・・は・・・・・」
なのは「・・・・・・?」
星奈はなのはの名前を聞くとなのはを見つめた。当然なのはは疑問に思い頭に「?」を浮かべていた。するとドアからブライトが入ってきたのだ。
ブライト「調子は・・・・っともう起き上がれたのか。」
霊太「あ・・・はい・・・・」
ブライト「彼女のバイタルだが、数日すれば普通に生活は出来るとの事だ。だが本艦は一度ミッドに戻ることとなるから・・・・零人。」
零人「へい・・・・・・・・・・って真逆・・・・」
ブライト「頼めるか?」
零人「・・・・・へいへい彼女はウチであずかり「「「えええー・・・・・」」」・・・って言ってますが。」
零人は自分の家に泊めさせるという意見に対し反対のなのはたちの目を見てブライトに言った。だがブライトはそれでも零人が適役だといいその場を静めたのだった。
ブライト「第一。君達の家だと色々と不便なことがあるだろ。だがら魔導師で全員が受け入れやすいという事で彼の家にした。」
フェイト「ウチじゃ・・・・・・駄目・・・・ですか?」
ライ「提督が何をするかわからん。」
はやて「うちは・・・まぁ余所者扱いするからやな・・・・」
零人「・・・んでなのはは家の人は危険視するかもしれないと・・・・」
なのは「そうなっちゃ仕方ないね・・・・」
ブライト「まぁ本人の了承も要るのだがな・・・。」
はやて「星奈ちゃん・・・・・」
はやては星奈に目をやると星奈は少し考えていた。そして、ブライトに顔を向け。
星奈「その前に・・・・私・・・色々と聞きたいのですが・・・」
ブライト「っ・・・・そうだったな・・・・・」
少女、状況確認中・・・
星奈「・・・・・・。」
ブライト「・・・・と言うことだが・・・・解ってくれたか?」
星奈「はい・・・・・取り合えず、私は彼の家に泊まると言う事ですね。」
ブライト「まぁそうなるが・・・君が何故、傷だらけだったのかを説明してくれれば警戒態勢を解くことはできる。だが・・・・」
星奈「・・・・それは先ほどお話ししたとおり・・・話せません・・・・・」
星奈はどうしてあんなに傷だらけだったのかを説明せず、その結果。ブライトは警戒対象として誰かを監視に出すといったのだ。それには流石のなのは達も反論は出来ず、押し止まっていた。だが、其処ではやてが提案を出したのだ。
はやて「やったら・・・・・ウチ等の中から一人を監視として出したらどうですか?」
ブライト「何?」
フェイト「でも・・・・それじゃかえって怪しまれない?」
はやて「そう。だから、保険として家の回りにサーチャーを配置するんや。」
零人「・・・・つまりはウチをほぼ三百六十度から監視できるようにすると。」
アーマ「なるほど・・・そして彼女の近くでは監視者が要るから大丈夫と。」
はやて「まぁ防犯の意味も込めてやけどな。ってな事で・・・・どすか?」
ブライト「・・・・・・・・・・・・。」
岡本家・・・
零人「ってな訳だ。」
ソルナ「何か「ってな訳だ。」よ。全く・・・それならそれと言ってよね・・・。」
岡本家に帰った零人はソルナに説明をしていた。ソルナは突然の事で怒ってはいたが結局は受け入れたのだった。そして問題の監視者だが・・・
ソルナ「・・・で、その監視者が・・・フェイトちゃんと。」
フェイト「うん・・・よろしくね。」
アルフ「おっじゃましまーす!」
今回はじゃんけんをしてフェイトが監視者となった。ちなみに負けた二人は少し羨ましそうに見ていたのは零人は知らないのだった。
星奈「うわっ!?」
ソルナ「あ・・・・」
零人「またアイルー達か・・・・全く・・・」
零人がそう言いリビングへのドアを開けると。
其処にはアイルー達に埋まっていた星奈がいたのだった。
零人「・・・・・・・・・・。」
ソルナ「あらー・・・・・・」
イクス『かなり懐いてますね・・・・・』
フェイト「す・・・凄い・・・・・」
ライ「ネコのニオイが付くな。」
星奈「・・・・えっと・・・その・・・・・・」
零人「はいはい・・・助けてやるよ・・・。アイルー達よ。
解雇(クビ)か彼女からどくか。どっちだ?」
アイルー「「「「「「「ニャヤイサァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」」」」」」」
すると零人の一言でアイルー達は星奈から離れたのだった。
それを見たフェイト達は苦笑し呆れるのだった。
零人「すまねぇなウチのネコたちが・・・」
星奈「う・・・うんうん・・・大丈夫・・・・・」
零人「・・・ならいいが・・・・うっしっ。飯にするぞー」
少年・ネコ、調理中・・・
アルフ「あ、アタシ肉大盛りね。」
零人「おっしアルフだけ肉薄いの一枚な。」
アルフ「ごめん。マジでそれは勘弁して。」
零人とアルフたちが会話をしながら調理していると星奈が二階に上がり、フェイトもそれに気付くと後を追った。
二階・・・
ガチャ・・・
星奈はドアを開けると客人用の部屋と解り、一人部屋の中心で立っていた。
そして後ろからフェイトが入って来て星奈に問いを投げかけた。
フェイト「・・・目的は・・・私だけにしか聞かせたくない話・・・だから?」
星奈「・・・・・・・。」
星奈はフェイトの質問に肯いた。そして一人、フェイトに対して告げたのだ。
星奈「貴方も・・・・・”種”を受け取ったのね。」
フェイト「・・・・・種?」
星奈「そう、新たなるステージに行く為の・・・貴方と言う理から外れる・・・種を。」
フェイト「っ・・・・それって・・一体・・・・・」
フェイトの疑問に対し、星奈はフェイトと向き合って話した。
星奈「もしかしたら・・・貴方達はこの理のループから外れる事の出来る力を持ったのかもしれない。でも・・・私にはそれは解らない。だけど・・・・・必ず・・・この理を破壊して。不の連鎖を・・・断ち切って。」
フェイト「貴方は・・・・一体・・・・」
星奈「・・・・問われるのは貴方の正義よ。フェイト・テスタロッサ。」
フェイト「えっ!?」
星奈はそう言うとフェイトの横を通り、一人一階に降りて行った。そして残ったフェイトは彼女に対し疑問を持つのだった・・・
フェイト「種・・・・理・・・・ループ・・・・そして連鎖と正義・・・・・何より・・・
どうして私のフルネームを知っているのか・・・・。」
『・・・・・・・・・。』
レイチェル「彼女は観測者であり・・・破壊者。幾つ物、物語を渡り、戦い、そして
死んでいった。
彼女は観測続ける。私と同じく・・・何時終わるかもしれない果て無き彼女の贖罪と試練の旅。それを忘れ、創り、また忘れ・・・それを断ち切るのは・・・・・
貴方よ、零人。」
???・・・
ある場所。ここでは一人の金髪の長髪と言うフェイトに似た髪型をした少女が一人、何かの巨大な機械を見続けていた。すると彼女の後ろから一人の男が入ってきたのだ。
少女「・・・どうですか。”アレ"の状態は?」
男「問題ない。後はココを地球の大気圏外ギリギリに転移させ、アイツをココに呼び寄せれば・・・その後は勝手に動く。」
少女「・・・随分・・・適当ですね。”今まで”私達は失敗してきたのですよ?前は酷かった・・・一撃で地球の環境が崩壊したのですからね。」
男「・・・これに掛かればそれは造作でもない事だろ。」
少女「・・・そうですね。確かに。ですが・・・私は何時も目的を達成できてますが、貴方達の目的は大丈夫なのですか?」
男「・・・ああ。だが・・・・・やはり、アレを完全にする為にはアソコではデータ収拾が不十分だ。」
少女「だから・・・私の計画に手を貸した・・・・そうでしたね。」
男「・・・・・・。」
少女「私の方の駒は揃いました。あの女のせいで多少再生産する事となったが・・・・まぁ修正の範囲内と言う事だ。」
男「・・・そうか。」
少女「それに・・・私も貴方の方の”作品達”も・・・アテにしていますからね。」
男「・・・・・勝手にしろ。」
男がそう言うと立ち去り、再び少女だけとなった。そして・・・少女は不適に笑うのだった。
少女「ンッフフフフフフフ・・・・・間も無く・・・また・・始まるのだよ・・・終焉を賭けた戦いが・・・・ねぇ?
岡本零人君・・・・・・ンフフフフ・・・・アッハハハハハハハ!!」
高町家・・・
その頃、なのはは夕食を終えて自室に戻って来ていた。ちなみにクシャルは以前と同じく、ユーノが使っていたバスケットの中に寝ていたのだった。
なのは「ふあぁぁ・・・・・・・・」
エクセレン『なのはちゃーん。まだお風呂が終わってませんよー』
なのは「うにゅ・・・解っているけど、眠いの・・・」
エクセレン『なら私が連れて行って手取り足取り「(クシャ)止めんか」ぶー・・』
なのはは少し眠そうに着替えを取るとゆらりくらりと部屋を後にした。
そしてまた残ったクシャルたちはのんびりとしようとしていたが・・・
クシャル「・・・さっきから様子が変だな。レイジングハート。いや・・・・キラ・・・
か?」
キラ『ッ・・・・・』
レイジング『確かにそうですね。いかがなさいました?』
キラ『・・・・・・。』
クシャル「主に言えないのなら俺達に今のうちに言っといたほうがいい幾分か楽になるはずさ。」
キラ『・・・・・似ているんだ。』
クシャル「・・・似ている?」
キラ『彼女・・・星奈が・・・・似ているんだ。』
クシャル「・・・・そうか・・・・明日はなのはが担当だ。その時に確かめるんだ。」
キラ『・・・・・はい。』
八神家・・・
はやて「た・・ただいまー・・・」
ヴィータ「あ、はやて・シグナムおかえりー」
八神家でははやてとシグナムが遅く帰り、はやては結構クタクタだった。
そしてそれをヴィータが迎え、台所ではアーマが夕食を作っていた。
ちなみにシャマルはバインドで拘束されザフィーラが見張っていた。
ヴィータ「どうだった?」
はやて「ぼちぼち・・・けどやっぱ疲れるなコレ・・・」
シグナム「主の魔法スタイルとは全く真反対のBAです。少しずつ慣らしていきましょう。」
はやて「・・・せやな。」
はやてはシグナムにそういわれると自分のデバイスを触った。はやてのデバイスにもBAが入っていたがどうやらはやて広範囲砲撃スタイルとは全く別のタイプのBAのようでその練習としてシグナムと訓練していたようだ。
はやて「改めて・・・よろしくな。」
『ああ、よろしくな。はやて。』
レイチェル「鍵を握るのは”種"を持った少女と・・・蒼の死神。
自由に舞い
己が正義に従い
世に新たな衝撃を与える。
そして・・・彼らも何時かは蒼を・・・・・
フフフッ・・・・・」
そして、別の場所では男が大きな部屋に一人、一つの調整カプセルを見ていた。そして部屋の至る所にそれと同じカプセルが大量に並んでいたのだった。
男「・・・・ふむ・・こんなものか。後は実戦データを収集すれば調整とアップデートは完了か。しかし。変な事もあるものだな。」
男がそう言うとディスプレイを開き、その画面を見つめていた。画面には一つの小さなキーホルダーサイズの結晶の様な物が映っていたのだ。
男「・・・・はて・・・どうしてなるものか・・・・」
すると男に対し通信が入り、男はディスプレイで通信を繋いだ。
男「私だ。」
『どうも、博士。元気です?』
男「・・・お前か。どうした。」
相手は少し明るい声の男だった。そして相手の男は少し陽気な声で男と会話をした。
『何。こちらもそれなりの用意とかが出来ましたので一応の報告に。それで、そっちはどうですか?』
男「アレの調整とアップデートは今し方完了した。あとは奴とぶつけるだけだ。」
『では・・例の物は・・・』
男「・・・・・取り合えず2000は終わった。後はあの老人達の所で残りの4998000を作る。」
『初期タイプですから無理はしないでください。大事な手駒ですし。』
男「・・・。」
『しかし・・奇妙な事もあるものですね。零人君・・・・彼と一度会ってみたくなりましたよ。』
男「・・・・こちらに来るのか?」
『ええ。用意と保険が済み次第一度・・・ですがね。』
男「・・・いいだろう。アイツには私が言っておく。」
『あら、そうですか!助かります!いやー楽しみになってきましたねー!!フフフフフ・・・』
男「・・・さて・・今回はどうなるか・・・」
幻想郷、???・・・
幻想郷にある一つの場所。其処には一人の女性と一人の少女が立っていた。
女性は当然の如く、八雲紫。少女はレイチェルの友人のレミリアだ。
二人は何処かの一室に入り、ただ歩いていた。そして部屋の突き当たりに着くと目の前の物を見つめた。
レミリア「これが・・・憂いの篩(ペンシープ)・・。」
紫「まぁ彼からの借り物だけどもね。使い方は・・・」
紫はそう言うと一つの小さなビンを取り出した。其処には白い液体の様な物が入っており、それを篩の上から垂らした。そして液体がすべて篩に入るとレミリアは篩の端を持ち、顔を篩の中の水に入れた。
紫「・・・・・・・」
パシャッ!
するとレミリアは勢い良く顔を篩から上げ、息を切らしていた。
それを見た紫は少し焦りを出していた。
紫「・・・・。」
レミリア「・・・・これが・・・・」
紫「そう・・・貴方が変えなくてはならない運命。その結末の一つ。と言ってもコレを越えても彼にはまだ、アインストが残っているわ。」
レミリア「・・・いえ・・・これは・・・・」
紫「・・・・できるかしら・・・貴方に・・・・運命を変える程度の能力を持つ・・・貴方に・・・」
レミリア「・・・・・・。」
白玉桜・・・
幽々子「さて・・・ごめんなさいね。勝手に憂いの篩を借りちゃって。
・・・そう、ならいいの。今の私達には何もすることは出来ない。
今の私ではあの存在には・・・勝てないわ・・・・
私は死した魂を案内するだけの存在。”死”そのものに対してはどうする事も出来ないわ。
それを破壊・・・いえ、超えることが出来るのは・・・」
「蒼の少年だけ・・・・と言うことじゃな。」
幽々子「・・・・ええ。だから・・・今はこの月の下で・・・・見守りましょう。
この世界の・・・・事象”結末"の行く末を。」
次回予告ッ!!
零人「俺達はただ過ごしたかった。何気ない日々を。」
霊太「だが運命は・・・容赦なく俺達に襲い掛かるのだった。」
レイチェル「次回「あの日の決意」。」
零人「どうして・・・・・・どうしてなんだよ!?」
レイチェル「だから・・・・勝ちなさい。零人。」
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イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。
A,s 2nd編イメージソング
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