No.632038

【真・恋姫†無双】桂花との甘い味見

南無さんさん

こちらは真・恋姫†無双の二次創作になります。
日々お疲れの皆さん甘い話でも如何ですか?
それと、桂花さん、一刀君、御幸せに……
注意:こちらの一刀はそれなりに料理を作れます。
最後に、稚拙な文章、口調がおかしい所があるかもしれません。

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2013-10-28 16:28:16 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:6705   閲覧ユーザー数:5494

桂花が漸く自我に目覚め、俺は急ピッチで仕上げに取り掛かった。

 

因みに作っているのは麻婆豆腐。当初は豆腐を作った甘いものでも

 

作ろうかなと思っていたが、時間を理由に用意するのが困難になってしまったので、

 

無難な麻婆豆腐をチョイスした。……よし、出来た。

 

 

「桂花、味見をしてくれな……!?」

 

 

小皿に装った麻婆豆腐を渡す瞬間、俺の身体に電流が走る。

 

エプロンを装着しているだと!?馬鹿な!?

 

ついさっきまでは着けてなかったじゃないか!!?

 

 

「ん?…どうかした?」

 

 

首を傾げて俺を見つめてくる桂花。

 

…やばい。反則的に可愛い。俺の自我も崩壊してしまいそうだ。

 

 

「俺の為に毎日味噌汁を作ってくれ……」

 

 

…ハッ!?思わず口が開いてしまった!?

 

 

「味噌汁?どんな物か判らないけど、一刀が望むなら毎日作るわよ」

 

「マジ!!!!?」

 

 

いやっほおおおおおおう。桂花さんさいこおおおおおおおう!!

 

 

「…所で私は味見をするんじゃないの?」

 

 

おっと、そうだった。嬉しさでつい有頂天になってしまった。

 

時間も限られてるし、華琳達をおもてなす事に集中しなければ。

 

という事で…

 

 

「ああ、ごめん。味見頼めるか?」

 

「ん…パクッ……美味しい。

 今まで食べてきた料理の中で一番美味しい…」

 

「…大袈裟じゃないか?特別な材料を使ってない、ありふれた麻婆豆腐だぞ。

 そこまで感嘆の声をあげるものではないよ」

 

「馬鹿ね。貴方にとってはありふれた一品かもしれないけど、

 私にとっては最高の一品なの。…だって、一刀が作ってくれたから。

 それだけで、どんな料理も一番美味しくなってしまうの」

 

「そういうモノか?」

 

「ふふ。そういうモノなの」

 

 

桂花は可愛らしい花笑みを俺に差し向けてくる。

 

…参った。俺は今日何回、桂花にドキっとしているのだろう。

 

さっきのエプロン姿もそうだし、これじゃあ、ますます好きになっちゃうよ。

 

…ん?

 

 

「桂花。口元にソースが着いてるよ。…動かないで」

 

「…え?ちょっ!?一刀!!」

 

 

俺は愛おしさとほんの少しの悪戯心から、

 

桂花の口元に付着しているソースを舐め取った。

 

 

「…ん。もう大丈夫。いつもの可愛い桂花だよ。……桂花?」

 

「……………」

 

 

あ…これはますい。

 

 

「……プシュー」

 

 

少しからかい過ぎたかな。桂花は顔を真っ赤にして倒れてしまった。

 

俺は介抱しようと近づいてみると……

 

 

「えへへ~。一刀だ~い好き♪」

 

 

なんて、嬉しい譫言を囁いていた。…全く本当に参った。

 

桂花にベタ惚れじゃないか俺。何時から好きになったんだっけ?

 

いや、今、考えても仕方ないか。

 

 

……願わくば桂花との甘い時間が少しでも長く続きますように……

 

 

俺は小皿を片手に持ち格好つけて思いに浸っていた。

 

……ん?小皿?

 

 

「いけね!?約束の時間!!」

 

 

その後、俺はどうにかして桂花を起こし、約束の時間に料理を完成させたのであった。

 

 

 

 


 
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