曹操領 洛陽
袁紹攻略から三ヶ月後
華琳「皆に集まってもらったのは他でもないわ。これからの事を話しておこうと思ったからなの」
詠「これから?そんなの南下して孫呉とやり合うんでしょ?」
華琳「いいえ、相手は北郷軍よ。」
全員「・・・・・ええええええええええ!!!」
華琳「驚くのも無理ないけどこれ以上北郷軍が局地巨大化してしまったら攻略こそ難しくなるわ。」
詠「そんなの分からないじゃない。将を一人ずつ片づける事も出来る筈よ。」
華琳「私がそんな策を認めると思ってるのかしら?」
詠「そ、それは・・・・」
華琳「この決戦で勝敗に係わらず私は一刀と共に歩むことになる。それをよしとしないものは前に出なさい。特にお咎めもないから素直にね。」
そう言うと前に出た数人。賈詡、関羽、夏候惇、袁紹、張遼、趙雲の五名そして・・・
麗羽「華琳さん、あのような下男にどうして固執するかわかりませんわ。」
霞「下男は別として、ウチも反対や」
春蘭「華琳様!北郷などそこらの男と同じです!」
詠「怪しい術を使う危険な男よ。決着に関しては文句はないけど捕らえたらすぐ斬首するべきよ。」
星「私は面白そうなのでこっちに来ましたが、いやはや少々過激すぎましたかな?」
一人とんでもないのが混ざってるんですが?一人適当なのが混ざってるという事で相殺ってことで。
華琳「文句は言わせないわ。私は一刀に決戦を申し込んでるの。これは違えるわけにはいかないわ。」
詠「そんな・・・・稟、あなたからもなんか言ってやりなさいよ!!」
稟「北郷殿と華琳様の密約・・・・決戦後二人はそのまま戦場の高まりを抑えきれずに・・・・ああ、いけません華琳様・・・北郷殿のそのような場所をまさぐり・・・・ああ北郷殿まで華琳様の・・・・あああ・・・・・ふぅぅぅぅ・・・・ぐぷ・・・・ゴクン・・・・はぁはぁはぁ・・・・」
風が居ない事である程度“耐える”ようになった稟でした・・・・・・が
稟「ぷっっっはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
全員「うわ~~~~~~~!!衛生兵!!衛生兵!!」
おう・・・・スプラッター・・・・
華琳「ぴくぴくしてる稟は回復するまで置いておくとして・・・」
詠「久しぶりに見た気がするわ・・・・」
華琳「今回の決定に異論があるのなら決戦前でも決戦後でも構わない。此処から去りなさい。これは何も必要ないからじゃない。あなた達の心を推し量ったが故よ。特に愛紗、星。劉備なら益州、今は蜀という国の王をやってるわ。情報が流れてこないのは気になるけど一刀から二人に伝えるように手紙が来たわ。」
愛紗「!!い、生きておられる?」
星「ほう・・・・今になって・・・ですか」
華琳「私の為でしょう。あの時すぐ知ればあなた達は出て行ったでしょうからね。でも今回の事に限ってはあなた達の身の振り方はあなた達に一存するわ。」
愛紗「・・・・私は、暇をもらいたいと思います。」
星「私もよろしいか?」
詠「なら私も蜀に行くわ。」
霞「ウチもや」
麗羽「ワタクシもそうしますわ!良いですわね、猪々子さん、斗詩さん。」
猪々子「は~い」
斗詩「・・・・・私は・・・・」
華琳「・・・・・麗羽、斗詩は私で預かるわ。」
麗羽「な、華琳さんでもワタクシの私的な配下に勝手はさせませんわ」
華琳「なら、斗詩に決めさせましょう。どうかしら?これはあなたにとっての・・・“好機”でしょう?」
斗詩「!!・・・・・麗羽様・・・・ごめんなさい」
麗羽「な!斗詩さん!!」
猪々子「・・・・斗詩。」
斗詩「文ちゃんごめんね?」
猪々子「いいって、気にすんな。私こそごめんな、何も気付けなくて。」
斗詩「ううん。姫の事よろしくね」
猪々子「姫の暴走は止められそうにないけどな。」
斗詩「本当にごめんね。」
麗羽「ちょっと、勝手に話を進めないでくだs」
華琳「麗羽!いい加減にしなさい!!斗詩自身が決めた事、本人の意思を尊重してこその良き主よ!!」
麗羽「・・・・わ、分かりましたわ。まさか斗詩さんが華琳さんに忠誠を誓うなんて・・・・(ブツブツ」
猪々子「斗詩、北郷と幸せにな(ボソ」
斗詩「!?・・・・うん(ボソ」
華琳(まったく・・・・これじゃ倍率が・・・・・一刀だから仕方ないのだけれど)
華琳「兵数に関しては四十万に固定。向こうもそれほど兵は出してこないでしょう。白龍隊の対策はこの一年でほぼ完璧となっている。他に何かある者はいるか!」
華琳「これ以上は何もないようね。春蘭、あなたはそうね・・・・一刀との一騎打ちを認めるわ。そこで勝ったのなら一刀との事考えましょう。」
春蘭「本当ですか!!分かりました!!」
秋蘭「よろしいのですか?」
華琳「正直今の一刀が春蘭に負けると思えないわ。」
秋蘭「姉者が・・・・負けるのですか?」
華琳「おそらく。まあ春蘭もちょっと挫折したほうが強くなれるでしょう。」
秋蘭「そうですか。ま、それは同意します。」
華琳「秋蘭、あなたも結構厳しいわね。」
秋蘭「華琳様ほどでは・・・・」
こうして曹魏の軍議はお開きになった。稟?まだぴくぴくしてますよ?
天水軍議室
一刀「それじゃこれより軍議を執り行う。議題は曹魏との決戦に出陣する将に付いてだ。」
人和「一刀さんは考えがもうあるんじゃないですか?」
一刀「ああ、発表するぞ?」
全員「ゴク」
一刀「総大将に俺、軍師に桂花、風、補佐に人和、将は凪、流琉、左慈、恋で逝く」
桂花「少ないわね。でもこれは・・・・魏の将を中心にしたのね。」
一刀「ああ、これで華琳に決戦を挑む。兵数は白龍隊二万、楽進隊五万、典韋隊五万、左慈隊五万、呂布隊五万、予備兵に二十万、それぞれ桂花、風、人和に一万、計三十五万の規模で当たる。もちろん相手の兵数に合わせ予備兵を増やすものとする。」
風「妥当な数字ですね~華琳様当りもさほど多くの兵は出さないと思われます。」
人和「華琳さんの性格上可能性は高いでしょうね」
一刀「他のみんなは蜀の警戒に当たってくれ。人員を魏に割いている以上蜀の情報が少なくなっている。何が起こるか分からないから一応将は多めに残すことになる。璃々、桔梗、二人は陣頭指揮官として頼む。」
璃々「分かりました。桔梗お母さん、よろしくお願いします。」
桔梗「ははは、任せておくがよい。璃々に怪我させたとあれば御館様や紫苑に申し訳が立たん。」
一刀「璃々の補佐に茉莉、桔梗には今はいないけど雷銅さんを付けるよ。」
二人「はい(御意)」
一刀「さて・・・・他に何かあるかな?・・・・・・無いようだね。魏との国境の警戒は密にするように。明命、曹魏の侵攻情報は優先で集めてね。『明命「はい!」』・・・では解散。」
こうして曹操軍、北郷軍、両者ともに決戦の準備を着々と進めていった。
一刀「ふう・・・・・華琳との決戦か・・・・」
桂花「緊張してるの?」
一刀「まあね。」
風「後はなるようになるですよ~」
一刀「そうだね。」
人和「姉さんたちとも早く会いたいし。さっさと終わらせましょう。」
一刀「ごもっとも」
凪「私達を止められるものはもうありません!」
一刀「ああ、止められないし、止まる訳にもいかない!」
流琉「私達で未来を紡ぎましょう。兄様」
一刀「そうだ!俺たちはもう一度一緒に居る為に!!」
そう、もう一度皆と一緒に居る為に。また皆と笑い合う為に。
一刀(勝負だ。華琳・・・・・)
あとがき
あとがきです。
最後に一刀が良い事言ってますが・・・
霞は蜀に居ますから!!残念!!
ちゅう事で色々ありますが連投していきます。
何処までと言うと・・・・孔明の罠が見事につぶされるまでです。
では次回、チェリオー
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羽生なのです
語ることはしない
では本編どうぞ