風が桂花にこちらに来るよう策を実施して数日
天水執務室
天水城門番「申し上げます」
風「どうしました~?」
天水城門番「は、程昱殿に会わせろと騒ぐ少女がこちらに来ていますが・・・・」
風「あ、その人は通していいですよ~」
天水城門番「ですが・・・」
風「わざと怒らせてこちらに来るようにしましたから~」
天水城門兵「あ、そうだったのですか。ではお通しします。」
門番は風の言葉に納得して行った。いや、納得していいのか?
その後しばらくして・・・・
桂花「風ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
風「あ~桂花ちゃんお久しぶりです~」
桂花「あれどういう意味よ!!わ、わた、わた、私が!な、ななななな何で、ほ、ほほほ北郷の事を愛しているなんて事になっているのよ!!!」
風「・・・・・違うと?」
桂花「ち、違うわよ!」
風「桂花ちゃん、ちょっと真面目な話です。このまま素直になれずお兄さんと敵対したいですか?」
桂花「ど、どういう事よ・・・」
風「旗揚げしたという事は華琳様の所には行かないという事ですよ?」
桂花「それなら私だけでも・・・・」
風「私はお兄さんと華琳様はかなり長い間道が交わる事がないと踏んでいます。その根拠はまずここが天水だという事です。言っている意味分かりますね?」
桂花「・・・・・それは・・・・・」
風「桂花ちゃん、風はそれでもいいですよ?らいばるが減るのは良い事です。」
桂花「らいばる・・・・恋敵・・・・・」
風「でも、記憶を持ってると知ってるお兄さんが桂花ちゃんと戦う時どんな顔をするでしょう?」
桂花「・・・・・・」
そこまで言われ桂花は押し黙ってしまう。しかし、風は言葉を止めない。いや、止められない。自分は一刀の事を誰よりも愛している。そう自負している。それでも一刀は皆を平等に愛するだろう。時に偏ったりするけどそれもまた愛嬌で、その中で嫉妬するやり取りもとても心地よくて。だからこそ意地になる桂花が許せないのだ。自分のお得意ののほほんとした雰囲気もかなぐり捨て、風は桂花を遠回しにしかりつける。
風「桂花ちゃん、素直になれなくて壊れてしまう人をあなたは知ってるはずです。素直になれなくて逃げてしまった人を知ってるはずです。素直になれなくて他人に当たるようになってしまった人を知ってるはずです」
風はかつて他の外史で悪い方向に向かってしまったかつての主の事を挙げる。
風「本当の気持ちに気付かず主を見捨てた人を知ってるはずです。本当の気持ちに気付かず主と共に壊れた人を知ってるはずです。本当の気持ちに気付かず愛する主に憎しみを抱いた人を知ってるはずです。」
そしてかつて他の外史で悪い方向に向かってしまったかつての彼女の事を挙げる。
風「桂花ちゃん・・・・・風は・・・・・桂花ちゃんにああなってほしくないですよ?」
そうして風は大粒の涙を零していた。かつて同じ陣営にいた好敵手、そして同じ人を愛した恋敵。何よりかけがえのない友人を思い。
桂花「風・・・・」
風「けい、ふぁ、ちゃん・・・・・こっちに来てください・・・・」
桂花「・・・・・・うん、わかったわ。そうね・・・・・風にここまで言わせて断ったら・・・・北郷・・・・・一刀に合わせる顔がないわ。」
風「桂花ちゃん・・・!」
そうして風は桂花に抱きついた。
桂花「ちょっ!風、恥ずかしいからやめなさい!!」
風「・・・・・・・ぐぅ」
桂花「寝るな!!!」
風「おぉ!・・・・桂花ちゃん、ようこそ北郷軍へ」
桂花「・・・・うん、これからよろしくね。」
その日は桂花の歓迎会と言う名の宴が催された。それは一時の安らぎ、一刀がとても幸せそうにしているその姿は他の将達にとって何よりの幸せとなっていたのだ。
翌日 天水城下町
???「ここが・・・・天水・・・・」
???「―――様、急ぎましょう。黄巾党が動く前に仕官してしまわないと・・・・」
???「もう――さん、様はよして下さいよ。私は今――様の家臣じゃないんですよ?」
???「しかし・・・・記憶があるとどうしても・・・・」
???「もう、真面目なんですね。凪さん」
凪「面目ございません。流琉様」
記憶持ち楽進、典韋、間もなく合流。
あとがき
さて、言い訳を聞いてくれ。こうなったのは他でもない私が悪い!
桂花を陣営に加える際デレ桂花にしようと思いこのようなことに・・・・
キャラ崩壊も甚だしい・・・・だが後悔だけはしていない。
デレ桂花、それは私の・・・・夢だ!
さて、最後に出てきた二人について・・・・
流琉に関してはもう弁解できん。
何せ二番目に好きなキャラが彼女なのだから。
さて次回は、黄巾党編に行こうかと思う。
拠点?何それ美味しいの?書けばいいの?無理だと思うの~(沙和風
それでは次回またお会いしましょう
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羽生なのです
連投!!
本編どうぞ