No.584521

夢まぼろし

quinnce15さん

では続きを… 無理やり圧縮したので、やっぱり違和感バリだなorz
ちょい修正加えてるが、段々悪化するよな、こーいうのって…

2013-06-07 13:58:04 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:210   閲覧ユーザー数:210

    第1章 1回目

 

教室の窓から見上げた空は、今日もやはり雪が降っていて――

 別に、だからといってどうということはない。

 教室を見渡せば、いつも通りの日常がある。教壇では英語教師が思いっきりスベったギャグを披露してるし、前の席の生徒は教科書の陰に隠れて寝ている。

いつもと変わらない空気。

「ふあぁ~」

 思わず欠伸すれば、目ざとく教師から見つかってしまった。前の席の生徒は寝ているのに、と若干理不尽に思いながらも、見つかったものは仕方ない。

 視線を黒板に移し、授業に意識を向ける。

 

 授業終了のチャイムが鳴ったのは、それから15分ほど経ってからだろう。キーンコーンカーンコーンというような音ではなく校歌の一部を用いたチャイム音も、今となっては慣れたものだ。

「ユウ、災難だったね~~」

 やや間延びした声で、隣の席の女子が声をかけてくる。

「そーいう楓夏だって、眠そうにしてたよね?」

「はぅっ!? バレてた」

「当たり前だろうが。途中、舟を漕ぎかけてたぞ」

「うぅ~ そんなとこまで見られてたの」

 ちょっと恥ずかしそうに顔を赤らめている女子生徒、名前を楓夏という。関係は、いわゆる幼馴染に近い。穏やか、というかノンビリしすぎじゃないかと突っ込みたくなる性格。そして、いい意味じゃないほうの、ワケありの生徒だ。

「ん~ 授業終わってるのか?」

 ようやくというか、前の席の生徒が目を覚ました。

「おはよう、ヒロ。よく寝れたか?」

「あ~ やっぱ、無理な姿勢だったかな。背中イタイや」

 目の前で背中を摩っている生徒、名を紘晄という。認めたくないが、1番仲がいいクラスメートなのだ。彼ももちろんワケありだが、普段から怪しすぎて、逆にワケありの中身が見当付かない。

「ヒロ君。昨日帰ったのは早かったよね?」

「あ~ 今までのクセかな。寝れるときは寝る。以上」

「待てこら。今まで授業中フルで起きてたことあったか?」

「心外だな、ユウ。ちゃんとあるぞ、しかも週2回は」

「ほほう…… 参考までに訊くが、いつだ?」

「月曜の3時限目と土曜の4時限目だ」

「えっと…… 体育、だね~~」

 うん、まあ間違ってない。確かにその時間はフルで起きてるけどさ。

「座学は、全滅してるということだな」

「そこに気付くなよな~~」

 全く悪びれる様子もなく、紘晄は笑う。

「まったく…… 何でこんなのより僕のが成績悪いんだろうね」

「俺に言われましてもねぇ。ユウだって、十分良いほうだろうが」

「そうじゃなくて、納得できないんだよ」

「でもね、ユウ。私から見れば、2人とも頭いいんだよ~~」

「「……スミマセンでした」」

「む~ 何か、余計に悲しくなってきたよぅ」

 楓夏、決して勉強ができないわけではない。むしろ、この3人の中で1番真面目に取り組んでいるといえる。しかしまあ、成績は平均線上。悪くはないが、よくもなかった。

「あ~ ほら、先生来たし。終礼始まるぞ」

 少し焦ったように紘晄が言い、席に戻る。

「全員、席に着け。終礼を始めるぞ」

淡々とした終礼も終わり、放課後。

「じゃ、今日は特に用事もないし、帰りますか」

「いいのか?」

「いいだろ。俺はお守りじゃねぇぞ、と」

立ち上がる紘晄に問いかけると、先輩をぞんざいに扱う返事が返ってきた。

 しかし、紘晄の考えは甘かったようだ。

 昇降口に辿り着くと、1人の女子生徒が目に付いた。

「うげっ!?」

「な~にが、うげっ!? よ。貴方の中で、生徒会長とは鉢合わせしたくない存在なのかしら? ヒロ君」

「いや、別にそういうことじゃないんだけどね」

「あら? じゃあ、さっきの反応の意味を説明してもらおうかしら」

 紘晄で遊んでいる先輩は、ユウ達の1つ上の学年にしてこの学校の生徒会長である、姫花先輩。どこぞの大企業の社長令嬢だとか、華々しい噂が流れている。まあ、立ち振る舞いや纏う雰囲気からすれば、納得できる話だ。そして何を気に入ったのか、ユウ達3人を生徒会役員に指名したという関係を持つ。

「ユウ君達もヒドいじゃない。顔くらいは見せてくれてもよかったのに」

急に矛先がこっちにも向いた。

「いや、ヒロが今日は帰ろうと言いましたんで」

「なっ!? 俺を売るというのか!?」

焦る紘晄を無視して、

「そうだったよな? 楓夏」

「そうだね~」

冷静にやり過ごす。

「そう。ヒロ君。どういうことか、説明を要求するわ」

「ちょっと待って。何それ俺のせい!? あ、いや会長、落ち着いて話を…… ぎゃぁぁぁ」

 僕は何も悪いことはしていない。全て正直に話しただけだ。嘘も誇張もないだろう。

「じゃあ、楓夏。帰ろうか」

 どこからか聞こえる断末魔の叫びを聞き流し、靴を履き替える。

   なかがき

中途半端なタイミングで終わってスミマセンorz

ただ、1度書き終えて仕舞った作品を発掘して修正するというのは、やっぱムリがある(というかしてはいけないんじゃなかったか?)と思う…… 修正が間に合わなかったですorz


 
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