No.583130

夢まぼろし

quinnce15さん

小説ってより、ゲームシナリオっぽくなったものを無理やり長さカットしたため、違和感バリバリな作品に仕上がってしまいました、という役立たずなシロモノ。
ヒマ潰しに付き合っていただければ、嬉しく思います。

2013-06-03 14:16:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:211   閲覧ユーザー数:211

序章

 

 

雪が降っている

「ユウ、まだなの? 遅れるよ~」

雪が しんしんと降っている

「なんや、今日も騒がしいな。ま、にぎやかでえーけど」

「まったく、いつまでこんな日々が続くのか」

今日もまた 雪は降り続ける

「せんぱ~い 先に出てますね。あ、お早うございます」

「兄さん。わたしも先に出ますよ」

雪は、ただ静かに降り積もる

「悪い悪い。待たせたかな」

どこにも等しく 雪は舞い降る

 

 

 

「ん…… 朝、か」

雪が 降っている

「雪、か 今日こそは、仕上げようか」

何もかも 真っ白に染め上げるかのように 雪は――

 


 
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