序章
雪が降っている
「ユウ、まだなの? 遅れるよ~」
雪が しんしんと降っている
「なんや、今日も騒がしいな。ま、にぎやかでえーけど」
「まったく、いつまでこんな日々が続くのか」
今日もまた 雪は降り続ける
「せんぱ~い 先に出てますね。あ、お早うございます」
「兄さん。わたしも先に出ますよ」
雪は、ただ静かに降り積もる
「悪い悪い。待たせたかな」
どこにも等しく 雪は舞い降る
「ん…… 朝、か」
雪が 降っている
「雪、か 今日こそは、仕上げようか」
何もかも 真っ白に染め上げるかのように 雪は――
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小説ってより、ゲームシナリオっぽくなったものを無理やり長さカットしたため、違和感バリバリな作品に仕上がってしまいました、という役立たずなシロモノ。
ヒマ潰しに付き合っていただければ、嬉しく思います。