「おーい、明命~」
一刀は会議延期の連絡をするために明命の部屋にやってきた。
「あれっ?いないのかな。って扉が開いてるぞ。」
あいている隙間からちょっと中を覗き込む。
呉の中でも屈指の武将とはいえ無用心には違いない。
「いないのか~?入るぞ~」
やはり明命は部屋にはいなかった。
「まいったな、どこに行っちゃったんだろ。…ん?」
一刀があたりを見回すとベッドの下に小さな手帳が落ちているのが目に入った。
「なんだろうこれ?日記とか」
「もしかして他国の機密情報とか?表紙にマル秘とか書いてあるし」
「明命は諜報活動のプロだからありえるな」
「こんな大事なものを落とすなんて無用心すぎるな。あとで注意しておかないと。」
「いや、でも逆にそんな大事な情報なら絶対に紙に残したりしないか…」
独り言をぶつぶつ言いながら考えてもしかたない。
「ちょっとだけ失礼して…こ、これは…」
一刀が開いた手帳にはやはり他国の武将のことが書かれていた。
しかしその内容は性格や武器など戦力に関する情報ではなく…
「劉備:乳しか取り柄のない当主」
「袁紹:胸が大きい人は頭が悪いの典型」
「李典:乳お化けでかすぎ」
「夏侯惇、夏侯淵:双子で巨乳とか狙いすぎ」
「黄忠、厳顔:年取るとやっぱり垂れますよね」
…etc
胸に関するうらみつらみを綴ったものだった。
「こ、これは…なんというものを書いてるんだ明命…」
予想外のデータに一刀はあっけにとられてしまった。
「これも機密情報といえば機密情報といえるけど」
胸に興味のある一刀は胸に関する情報をじっくり読んだ。
「明命はやっぱり胸にコンプレックスがあるのか」
胸の大きい武将にはひどい文言が綴られている。
しかしその逆の武将はというと
「張飛や諸葛孔明、許緒あたりは”同士”って書いてあるな…」
「なんとも泣けてくる。だがそれが良い!」
意味不明の叫びをしたところで突然明命の声がした。
「あれ、一刀様じゃないですか。どうしたんですかこんなところで?」
「うわぁあぁぁ。み、明命じゃないか。びっくりした。」
「びっくりしたのは私のほうです。いきなり大声だして何かあったのですか。」
「い、いや別になんでもないんだ。それより明命はどこに行ってたの?」
「窓からお猫さまが入ってきたので思わず飛び出してしまったのです。」
「そ、そうなんだ。でも開けっ放しで部屋を出るのは無用心だと思うよ。」
「はい…気をつけます。」
「ところで一刀様は私に何か用事があったのでしょうか?」
「そうそう、今日の会議の予定が明日になったから暇な俺が連絡しにきたんだよ。」
「そうなのですか。わざわざありがとうございま…」
そこまで言って明命は一刀が手に持っているあるものに気づいた。
「あ、あの~?一刀様が手にもっていらっしゃるのはもしかして?」
明命の顔は引きつっている…
「え?あっ、こ、これはその…」
「一刀様、見たんですか?見たんですね?見やがりましたね!」
「落ちてたから、つい…」
「ついじゃありません。たとえ一刀様といえどもそれを見られたからには…」
「ご、ごめんなさい~」
…
……
………
その後庭先で素っ裸にされ体中に”ち〇ぽ太守”と落書きされた一刀が見つかったと言う…
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明命イベントのifです。
相変わらず文章力が足りないのであしからず。
ちなみに私は巨乳派です。