No.505061

ソードアート・オンライン デュアルユニークスキル 第二十四話 槍使いガッシュ

やぎすけさん

新しいオリキャラの紹介
(テスト期間中だったので遅くなりました。)

2012-11-06 17:13:52 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2338   閲覧ユーザー数:2266

デュオ視点

とりあえず、闘技場の中では落ち着かないということで、

俺たちは闘技場を出ると、回廊結晶を使って俺のホームまで跳んだ。

みんなが中に入ると、俺はいすを人数分用意して座らせる。

 

図       明

 

   エ ク エ ア キ

   ギ ラ ル ス リ

   ル イ フ ナ ト

      ン  ィ 

        | 

   ―――――――

 

      テーブル

 

   ―――――――

    リ ガ デ シ

    ズ  ッ ュ リ

    ベ シ オ カ

     ッ ュ

     ト 

 

 

俺はみんなが座ったのを確認してから言った。

 

デュオ「じゃあ、紹介する。こいつはガッシュ。見ての通り槍使いだ。」

 

俺がそう言うと、ガッシュは子供っぽく笑ってから軽く手を上げて言った。

 

ガッシュ「よろしくな。」

 

続いて俺は、キリトたちを紹介する。

 

デュオ「向こう側に座ってるのは真っ黒いのがキリト、白服の女の子がアスナ、バンダナの野武士面がクラインだ。」

 

キリト「キリト、ソロだ。よろしく。」

 

アスナ「アスナです。血盟騎士団の副団長をしてました。よろしくね、ガッシュ君。」

 

クライン「クラインだ、よろしく。風林火山のリーダーをやってる。」

 

キリトはそのままの姿勢で、アスナは頭を下げながら、クラインはガッシュ同様に手を上げてから

軽く自己紹介をする。

 

デュオ「で、俺の隣に座ってるのが、シリカだ。」

 

シリカ「シリカです。よろしくおねがいします、ガッシュさん。」

 

シリカはぺこりと頭を下げる。

 

デュオ「俺の嫁だ。ちなみにアスナはキリトの嫁だ。」

 

アスナ「よっ嫁!?まだ、結婚してないよ!!」

 

俺の言葉に、アスナはそう言ったが、

 

デュオ「ほほう~。まだってことは、する気はあるんだ。」

 

アスナ「あっ・・・」

 

デュオ「自分で墓穴を掘ったな、アスナ。」

 

俺が、面白そうに言うと、アスナが立ち上がった。

 

デュオ〈嫌な予感・・・〉

 

アスナ「デュオ君のバカ~!!」

 

デュオ〈的中・・・!!〉

 

俺が心の中で叫ぶと同時に、ソードスキルを発動させたアスナのレイピアが俺に向かってきた。

 

デュオ「止めて~・・・!!」

 

今度は心の中だけでなく、声に出して叫びながら、間一髪のところでレイピアを回避した。

アスナはレイピアを収めると、顔を真っ赤にして俯いてしまった。ついでにキリトとシリカも同じ状態である。

 

デュオ「と、まあこんな感じだ・・・」

 

俺は顔を引き攣らせながら、いすに座り直す。

 

ガッシュ「なるほどな。さすがはお前の仲間だ。」

 

デュオ「どういう意味だ、それ?」

 

納得したように頷くガッシュに、俺は再び顔を引き攣らせながら言った。

 

ガッシュ「いや、お前もだけどみんな変わってんな~って。」

 

デュオ「せめて個性的と言えよ・・・」

 

ガッシュ「あっ悪りぃな。」

 

ガッシュがそう言うとみんな(キリト、アスナ、シリカ以外)が笑った。

すると、ガッシュが思い出したように言う。

 

ガッシュ「なあ、デュオ。久しぶりに一緒にモンスター退治しに行かねえか?」

 

デュオ「そうだな。最近食材も減ってきたし、行くか。」

 

ガッシュ「よし決まりだな。」

 

デュオ「その前に、武器のメンテをしてからな。リズ頼めるか?」

 

リズベット「いいわよ。ただし、あたしも連れて行きなさい。」

 

デュオ「はい・・・?」

 

リズベット「あたしも久しぶりにレベル上げしたかったトコだし。」

 

シリカ「なら、あたしも連れて行ってください。」

 

デュオ「シリカも・・・!?」

 

シリカ「だめ・・・ですか・・・?」

 

シリカはこちらを見ると涙目+上目遣いで言ってくる。

 

デュオ「いや、別にいいけど・・・」

 

俺が返答に困っていると、アスナも参戦してきた。

 

アスナ「リズが行くなら私とキリト君も一緒するよ。」

 

キリト「な、なんで俺まで・・・!?」

 

アスナ「君は私のコンビでしょ。」

 

キリト「うっ・・・」

 

キリトは顔を引き攣らせるが反論できない。

 

デュオ〈こいつ、尻に敷かれるタイプだなこりゃ・・・〉

 

俺がそんな、くだらないことを考えているとリズがまとめた。

 

リズベット「決まりね。じゃあ、剣のメンテが終わったら、五十八層に行きましょ。」

 

デュオ「五十八層・・・?お前・・・インゴットを採りに行くつもりだな・・・」

 

俺が訊くと、リズは「当然」と言い返してきた。

エギルは店が、クラインとエルフィーはギルドがあるということで

俺、キリト、アスナ、シリカ、リズベット、ガッシュの6人で狩りに向かうことになった。

 

通常視点

五十八層フィールド

剣の整備を終えたキリトたちは、五十八層のフィールドで

高価なインゴットをドロップするモンスター【アイアンライノス】をひたすら狩っていた。

アイアンライノスは一言で言えば、二足歩行のサイである。

上層クラスではあるが、最前線のモンスターに比べれば大したことは無い。

(ちなみにレベルはキリト97、デュオ99、アスナ90、シリカ53、リズベット68、ガッシュ98、だ。)

シリカも、デュオとモンスター狩りでレベルアップしていたがそれでもレベルが高いので、デュオはシリカのサポートに徹している。

残っていたアイアンライノスを一掃してから、6人は安全エリアに入った。

 

デュオ「何匹倒した?」

 

デュオが訊くと、キリトとガッシュが答える。

 

キリト「34体。」

 

ガッシュ「じゃあ俺の勝ちだ。俺は41体。」

 

キリト「何・・・!?」

 

キリトは驚いた後、負けたことが悔しくてうなだれた。

それを慰めるようにアスナが隣に座る。

 

ガッシュ「デュオお前は?」

 

デュオ「19体。」

 

ガッシュ「まあ、シリカのサポートをしながらじゃ仕方ねえな。」

 

デュオ「相変わらず、あれ(・・)は使わないのか?」

 

ガッシュ「あれ(・・)は、どうしてもって時にしか使わねえよ。」

 

デュオとガッシュの言葉にアスナが首をかしげる。

 

アスナ「あれって何?」

 

ガッシュ「ん?いや、それよりアスナは何体倒した。」

 

ガッシュは話を変えて、アスナの質問を誤魔化す。

 

アスナ「えっ、う~ん・・・20体くらいかな・・・」

 

ガッシュ「やった~俺が一番だ。」

 

リズベット「そうでもないかもよ。」

 

ガッシュ「え~、何でだよリズ。」

 

リズベット「あんた、何匹倒したの?」

 

ガッシュ「41体だけど。」

 

ガッシュが答えると、リズベットはニヤリと笑みを浮かべる。

 

リズベット「なら、あたしの勝ちね。あたしは45匹よ。」

 

ガッシュ「冗談だろ!?だってリズは俺よりレベル低いじゃねえか・・・」

 

ガッシュが驚きながら言った言葉に、リズベットは得意げに答える。

 

リズベット「アイアンライノスは、打撃に弱いのよ。槍を薙刀みたいに振り回すあんたの戦い方じゃ倒しにくいの。」

 

ガッシュ「げえ・・・そうだったのか・・・!?」

 

リズベット「むしろ、そんな戦い方でよく40匹も倒せるわね・・・」

 

リズベットは感心4割、呆れ6割の目でガッシュを見てから訊いた。

 

リズベット「で、インゴットはどのくらい集まった?」

 

キリト「結局それが大事なのか・・・」

 

リズベット「当然。」

 

リズベットが当たり前という顔をすると、キリトはため息をつきながらウインドウ画面を開く。

アスナやデュオもそれに倣ってウインドウ画面を開くとアイテムストレージを確認する。

 

キリト「俺は16個。」

 

アスナ「私は8個。」

 

デュオ「俺は19個。」

 

ガッシュ「お前リアルラックすげえな!俺なんて18個だぞ。」

 

リズベット「あたしは23個。」

 

シリカ「あたしは3個です。」

 

デュオ「倒した数が8体でそれなら充分なんじゃないか?それ以前に53レベで六十層クラスを倒すだけでも結構すごいと思うぞ。」

 

シリカ「デュオさんの助けがあったからですよ。」

 

デュオ「いや、倒したのはシリカだ。俺は攻撃を弾いてただけ。」

 

2人は話しながら、甘い雰囲気になり始めるとリズベットがそれを遮った。

 

リズベット「はいはい、甘い雰囲気になるのはいいけど他所でやってくれない。」

 

リズベットの行動に、デュオが抗議する。

 

デュオ「何だよ、せっかくいい感じだったのに・・・!」

 

リズベットも反論する。

 

リズベット「あんたらね、もう少し場所を弁えなさいよ!!」

 

憤慨するリズベットに対してデュオがニヤリとする。

 

デュオ「はは~ん・・・嫉妬してんのか?」

 

ガッシュ「なんだリズ、お前デュオに嫉妬してんのか?」

 

リズベット「す、するわけ無いでしょ!!」

 

リズベットは、顔を赤くして言った。


 
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