No.503771

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #45

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
チート・ご都合主義・独自の展開で書いています
苦手な人はご遠慮下さい
大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい

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2012-11-03 03:03:13 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:7440   閲覧ユーザー数:6570

~第44話 †旅行記 涼州修行編6† ~

 

 

あれから・・・気がつけば1年の月日が流れた

毎日が忙しくて本当にあっという間だった

普段は韓遂(かんすい)の政務を手伝いながら

兵の調練を馬超(ばちょう)や龐徳(ほうとく)とこなし

個人の手合わせも二人と特にやった

馬岱(ばたい)はまだまだ未熟なので

手合わせというより戦い方や覇気に対する耐性をつけておいた

後は本人の頑張り次第だろう

他には定期的に五胡の異民族達が略奪にくるので

それを討伐しに何度も出向いた

そのおかげもあってか「軍」を扱うというのにも慣れたと思いたい

 

 

 

里帰りではないが洛陽(らくよう)に報告を行くという馬騰(ばとう)と韓遂に着いていったり

久しぶりに高順(こうじゅん)と子義(しぎ)嬢に会えると思ったら不在だった

その後、宮中内で盧植(ろしょく)先生と会った

何でも昔なじみの人にどうしてもと言われ将軍として復帰したとか

そのせいで子義嬢などの門下生に教える事ができなくなり仕方なく解散したそうだ

子義嬢は盧植の知り合いである司馬徽(しばき)という人の営む私塾にいるそうだ

まぁ知ってる人は知っている水鏡(すいきょう)先生だな

荊州(けいしゅう)に行く事があったらいってみるかお土産でも持って

洛陽話はこんなもんか

 

 

 

洛陽の帰り道、1週間ほど暇をもらい聖域にも顔を出した

勿論大量のお酒を持って帰った

久しぶりにあった雪華(せつか)さんは以前ほどではないが

それなりに大きい虎になってた

中虎雪華とでも呼んでおこう、人型にもなれるようで

ろりぃな感じともアダルト~な感じでも無い

本当に中間の姿でした。マシュマロも・・・美程度の丁度良さになってた

思わずため息をついた為に、俺が帰るまでヘソを曲げたままだった

女心って難しいな

 

 

それから季節も変わり1年が経とうとした時

馬騰の容態に変化があった。

その容態の変化に気づいたのは俺だけだったから良かったけど

華陀(かだ)譲りの五斗米道(ゴットヴェイドー)で治癒はしたんだが

病魔を倒すことはできなかった。その代わりそれ以上悪化しないように

病魔の時間を止めるのが精一杯だった

華陀と連絡が取れた時に御願いしてみるつもりだ

この事は馬騰と韓遂と俺だけの秘密にもしてある

余計な心配を馬超達にさせたくないしな

この時に正式に馬騰と韓遂から真名を預かった

 

 

「俺は生涯において4つの幸せを手に入れた

 一つ目は、愛する妻と妻が遺してくれた娘の翠

 二つ目は、俺が最も信頼する義弟金剛(こんごう)

 3つ目は、俺を王と呼び俺についてきてくれる者達

 俺はそれだけで十分な幸せだった・・・それだけを守れれば良いと思っていた

 そこに4つ目の幸せを俺は手に入れた

 俺が心の底から認めた王になるべき者よ・・・

 我が名は馬騰寿成、真名は皇牙(こうが)

 この真名を受け取って欲しい」

 

「私からも・・・

 我が義兄馬騰を助け、私の義娘馬岱を助けてくれた

 この韓遂文約、真名は金剛受け取ってもらえますか?」

 

 

俺は二人の申し出を快く受け取った

そして、御願いをしておいた

今後の為にとても大事なことだけど、二人にはとても苦渋な事になる事を

それでも二人は笑顔で俺の為ならと引き受けてくれた

本当にここにきて俺はよかった。そう思える人達に出会えたからな

 

 

 

 

 

 

「さて・・・そろそろ行くか獄炎(ごくえん)」

 

 

荷物を積み込み、馬に乗る

今は日が出る前の早朝、誰も起きてはいない

馬騰と韓遂には前もって伝えてあるし、仕事の引継ぎも馬超達にばれないようにしてある

俺ももう22歳を越えたし・・・そろそろ黄巾の乱がいつおきてもおかしくないだろう

その為にまだまだ旅をして情報を収集したいし、英雄達にも会ってみたい

何より・・・司馬懿(しばい)が言ってた事が起きるのだとしたら

今からでも準備をしておきたいしな

武威(ぶい)の城門をくぐり街を囲む門をくぐると

一つの影がそこに立っていた

その影に近づくとその人物が誰か分かった

 

 

「龐徳さん、よく気づきましたね」

 

 

俺はため息をつきながらやれやれと肩を竦める

しかし、彼女は俺をその赤い瞳でじっと見つめ

 

 

「いつ・・・戻ってくるんだ?」

 

「ここには俺はもう戻らないよ

 俺には俺がやるべき【天命】があるからね」

 

「そうか・・・なら!わ、私も一緒に連れて行ってくれないか?」

 

「駄目だ」

 

「だめ・・・か・・・」

 

「今の俺じゃ駄目だから

 必ず俺が立つ時がくる・・・その時になったらよろしく御願い」

 

「ふ、ふん・・・!貴様がそこまで言うのなら

 私が・・・私が認めるほどの馬騰様を越える男になっておきなさい!」

 

「くくく・・・かなり厳しい条件だけど龐徳さんを手に入れる為なら

 この厳白虎(げんはくこ)見事その試練乗り越えてみせましょう」

 

 

そういって俺は一旦馬を降り、彼女の近くまでいき

膝をついて、彼女の手を取り誓う

そんなことをされたことがない彼女はあたふたとしてる

こんな一面もあるんだなとニヤニヤが止まらないが

見られると次会った時が怖いから、顔を見ずに

 

 

「次は・・・大規模な乱が起きた時に会おう」

 

 

と獄炎に乗って彼女の隣を駆け抜けていった

そんな俺の後姿を見ながら彼女が叫んだ

 

 

「私の・・・真名は菫(すみれ)だ!未来の我が殿!!」

 

 

その言葉に俺は右手を挙げて親指だけを立てる

 

 

さぁて次はへい州を治める「呂布」に会いにいくとしますか!

 

 

あとがきっぽいもの~

 

かなりはしょりましたが・・・これで涼州編は終わりです。

ホウトクさんは今後、白ちゃん親衛隊の一角を担う人材予定なので

こんな展開にさせていただきました。

馬騰と韓遂にした御願いとはなんでしょうね!

大変寒くなっていますので風邪にはご注意下さい

 

こんな駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m


 
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