No.504977

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #46

tokkeyさん

この物語はオリ主がメインの外史です
チート・ご都合主義・独自の展開で書いています
苦手な人はご遠慮下さい
大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい

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2012-11-06 05:04:22 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:7389   閲覧ユーザー数:6439

~ 第45話 †旅行再開† ~

 

 

あれから東へと向かっている

場所はヘイ州と呼ばれる涼州とは違うが精強な騎馬が特徴の場所だ

一旦洛陽で休息を取って北東にある河東(かとう)という地区をさらに北東に進み

太原(たいげん)と呼ばれる地区の晋陽(しんよう)が次の目的地だ

俺の記憶が確かなら丁原(ていげん)と呼ばれる人が治めてるはずだが

何かの手違いかすでに「呂布(りょふ)」が統治してるそうだ

それならそれでいい、今の俺が「呂布」にどれだけ通じるかが目的だし

多分張遼(ちょうりょう)もすでにいるだろう

やはり英傑に会うのは何度体験しても興奮してしまうな

うん、女性だと分かってるから興奮するんじゃないぞ

決してまた露出が多いんだろうなぁとかで興奮するんじゃない!

 

 

とりあえず今は洛陽の漢女の館(おとめのやかた)で情報を整理中

最近は孫堅(そんけん)の名が広まってきてるな

馬騰の方も相変わらずの名声か・・・

黄色の布をつけた連中の情報はまだ無し・・・か

いつになったら発生するのかねこの群雄割拠を知らせる黄巾の乱は

まぁまだ時間はあるってことで落ち着いて行動しよう

 

 

「あらん~白ちゃん何か難しい考え事かしらん?」

 

 

奥の自室で何やらしてた貂蝉(ちょうせん)が俺の方にクネクネしながらやってくる

筋肉隆々の姿、スキンヘッドにモミアゲを三つ編み状に伸ばし顎鬚もちょっとだけあり

何よりピンクのビキニ風海パン一丁の変態だが・・・悪い奴ではない

 

 

「いや、いつになったら黄巾の乱が起きるのかなと思ってな」

 

「あ~・・・それはご主人様じゃなくてん

 天の御使い様がこの世界に舞い降りてからしか起こらないわよん?」

 

「北郷一刀・・・か」

 

「そっご主人様ね、管輅(かんろ)ちゃんの予言で

 ご主人様がこの世界にやってくる時期が分かるはずよん

 その時になったら管輅ちゃんの予言が大陸中で噂されるわん」

 

「なるほどね、それじゃ今の所は気にする事はないってことか」

 

「そういうことになるわねん、さてと、私の所用は済んだから

 久しぶりに私と踊らない(手合わせ)かしら?」

 

「そうだな、身体を動かしてスカっとするか」

 

「ぐふふふ、そうこなくっちゃ」

 

「(今日こそこの化物を仕留めておかないとな世界の為に)」

 

「だ~ぁれが!タイラントより頑丈な生物兵器ですってぇ?!」

 

「誰もいってないわ!!」

 

 

そんな感じで洛陽で休息をしっかりとって俺は太原へと向かっていった

 

 

洛陽を出て数日、今は河東という地区に入っている

ここを北東に進めば目的地の晋陽に着く筈だ

 

 

「さて・・・と今日も野宿になるのかね

 しっかりと眠れないからきついんだよな・・・

 こんなことなら商団でも探して護衛しながら行った方が楽だったな」

 

 

獄炎(ごくえん)の頭を撫でながらそんな事をぼやく

獄炎がそれに対してぶるるっ!と嘶くと走り始める

どうやら何か見つけたようだ

 

 

「何を・・・って邑か、屋根があるだけマシだな

 泊まれるか交渉してみるか」

 

 

少しだけ警戒しながら邑に入っていく

遠目からだとよく分からなかったが近くまでくると

思った以上に活気がある邑みたいでよかったこれなら大丈夫だなと思ってたが・・・

 

 

「余所者に貸す部屋なんてないよ」

「余所者が満足するような部屋なんてないね」

「悪いが他あたってくれ」

 

 

うん、駄目だこりゃ・・・典型的な閉鎖的な邑だな

あ~・・・邑の長に先に話する方が先だったな失敗失敗

一応邑の長の場所は教えてもらったが視線がこえー・・・

教えてもらったら家へと向かい、ここでの宿泊許可を貰いにきた

出迎えてくれたのはかなりの警戒心むき出しのお婆さんだ

こちらの全身を見て一言「入りな」と言ったので家の中へ入る

 

 

「突然のお邪魔をしつれいします」

 

「ふん・・・余所者がこんな邑に何の用だい」

 

「旅の最中なので今日1日だけ泊めてもらいたいのですが・・・」

 

「余所者を泊める余裕なんてないんだよ、他の邑へいきな」

 

「お金ならこれだけありますので、1日だけでいいんですお願いします!」

 

「今日の夜だけだよ、明日には出て行ってもらうからね!」

 

「ありがとうございます!」

 

「ふん・・・関!関はいるかい!!」

 

 

強欲ばあさんが大きな声で誰かを呼ぶと

家に一人の青年が入ってきた

長い黒髪が腰まででどちらかというと女顔の男だ

黒のランニングシャツに作業ズボンという格好だ

 

 

「長様お呼びですか?」

 

「旅の人を一泊だけとめてやんな」

 

 

青年がこちらをチラリと見て

 

 

「分かりました」

 

「さっさと連れていきな」

 

「旅の方こちらです」

 

「よろしく」

 

 

青年の後についていき、長の家から出る

青年の家に着くまではお互い無言で歩いた

邑の中でもかなりの端っこにあるみたいで

周りに他の民家は無かった

 

 

「旅の方、狭いところですがどうぞ」

 

「ありがとう、お邪魔させてもらいます」

 

 

そして、家の中に入ると

青年がこちらに振り向いて笑顔で言う

 

 

「ふぅ~堅苦しい邑でしょ、すいません

 あっ楽にしてもらって大丈夫ですよ

 僕もこの邑じゃ煙たがられてる立場なんで」

 

 

突然の変わり身にとまどってしまうが

家の中の入るまではこっちに気を使ってくれてたんだな

 

 

「すまない、恩に着る・・・

 俺の名前は白(はく)で姓と字は無いただの根無し草だ

 一日だけだがよろしく頼む」

 

「白さんですね

 僕の名前は姓は関(かん)、名は羽(う)といいます

 こちらこそよろしくお願いします

 あ、それと妹がそろそろ帰ってくると思うので紹介しますね」

 

 

俺は顔には出さなかったがその名前に驚いた

「関羽」・・・ってやっぱりあの「関羽」だよな?

女だと思っていたがまさかの男!?これは是非ともお友達になっておきたいな

それから俺と関雨は妹さんが帰ってくるまでの間に

俺の旅での話や料理の話などで盛り上がった

完全に日が落ちた時に妹さんが帰ってきた

 

 

「兄上!ただいまかえりま・・・した?」

 

 

勢いよく家の扉を開けて入ってきたのは

兄と同じ黒髪を腰まで届くポニーテールに前髪の一部を前に垂らし

白色のノースリーブに白と緑を基調とした腕当て

胸元から下に緑を基調とした腰当

黒のスカートに紺色のニーハイソックスに黒の革靴

何より目を引いたのは身の丈よりも長い偃月刀(えんげつとう)だった

彼女をよくみると全体を満たす気の量が半端ない事

まさかこっちの女の子が本物の「関羽」なの・・・か?

俺がぼーっと魅入ってると

兄の方が話しかけてくる

 

 

「おかえり愛紗(あいしゃ)いつもお疲れさん

 今日はお客人がきてるから、粗相の無いようにね?」

 

「ははははい!お客人殿、ご、ごゆっくりしていってください」

 

 

兄しかいないと思って勢いよく帰ってきたらお客さんがいて恥ずかしい思いをしたせいか

顔が真っ赤になって下を向いてしまっている

その姿に、軍神関羽とは思えないなと笑いが堪えずにいた

 

 

「はっはっは!笑ってしまってごめんね

 話に聞いたとおりの可愛らしい妹さんだね、関羽さん

 今日1日だけ宿を借りる、白という宜しく妹さん」

 

「わ、笑いすぎです・・・!

 私は関麗(かんれい)ですっ!

 白さんですねよろしくおねがいします」

 

 

あれ・・・関羽じゃないってことは

やっぱりこっちの青年が関羽なのか

ちょっと考えに入ってると

兄は笑顔で俺と妹を見て

 

 

「さっとりあえずご飯にしようか」

 

 

こうして意外な出会いをしてしまった俺は

美味しい夕食を食べて、たっぷりと身体を休めることができた

 

 

あとがきっぽいもの・更新版

 

いきなり呂布編!という展開ではなく

調べてみたら途中に関羽の出身地が途中にあったのでねじ込みました

確か原作では兄は賊に~という設定だった気がするので亡くなる前の状態です

兄の名前は関羽にして、愛紗の方は別の名前にしてみました

アルヤさんとh995さんありがとうございますm(_ _)

次はさくっと呂布編になると思います多分

 

こんな駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m


 
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