No.502031

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #44

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
チート・ご都合主義・独自展開で書いています
苦手な人はご遠慮下さい
大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい

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2012-10-30 04:18:48 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:7468   閲覧ユーザー数:6427

~ 第43話 †旅行記 涼州修行編5† ~

 

 

 

俺達はあれから他の異民族討伐というのも無く

武威(ぶい)にまで無事戻ってきた

それから報告の為に馬騰(ばとう)がいる謁見の間に行った

先に馬超(ばちょう)馬岱(ばたい)が入り

龐徳(ほうとく)俺の順に入るというか俺副官だからいらないんじゃない?

まぁ・・・その辺は気にしたら負けか

俺が一番下座の場所までいき、報告会が始まった

韓遂(かんすい)が4人の顔を見て話し始める

 

 

「4人とも無事討伐お疲れ様です

 特に翠(すい)お嬢様に蒲公英(たんぽぽ)

 負傷して戻ってきたばかりだったのに援軍に行ってもらいありがとう

 令明(れいめい)も敵の援軍があったにも関わらず無事でよかったよ」

 

「へっ涼州の民の為だからこれ位へっちゃらだぜ」

「そうそう、皆の笑顔の為だもん」

「はっ有難きお言葉」

 

 

上から馬超・馬岱・龐徳の順である

馬超は鼻をかきながら照れくさそうに

馬岱はニシシーと手を口の前にもってきて笑顔で

龐徳は膝をつき手をあげて奉公礼を

皆の性格でてるなぁ・・・と心で笑みをもらしてると

静かにしてた馬騰が玉座から立ち上がり

 

 

「皆、大儀であった

 無事に戻ってきてくれて俺は嬉しいぞ」

 

 

と威厳がある声と少し口角を釣り上げて笑った

それを韓遂はため息をつきながら

 

 

「やれやれ、素直じゃありませんねぇ

 まっ詳しい報告は後で聞きましょう

 後で今回の労いを込めて夜には酒宴を開きます

 それまでゆっくりと疲れを癒して下さい・・・

 あっ白虎(はくこ)君だけはちょっと残って下さいね

 それでは解散してください」

 

 

手を叩き報告会がお開きとなる

馬超と馬岱は「疲れたぜ~白虎後でなっ」「白虎さん後でね~」と手を振って出て行く

龐徳は俺をチラっとみてフンっと鼻を鳴らして出て行った

俺はそれをみてから馬騰と韓遂の方を向く

 

 

「それで自分に何か用事でも?」

 

「それはですね・・・」

 

 

と韓遂が話し始めようとするのを馬騰が手で止める

 

 

「それは俺から話そう、とりあえず場所を変えるぞここは好かん」

 

 

そう言って馬騰が立ち上がり自分の部屋を指差して歩き出した

俺は韓遂の方へ目を向けると頷いたので後をついていった

 

 

部屋の前に居た衛兵に何か声をかけた馬騰

衛兵が立ち去っていったので多分人払いか?

そんな重要な話何かあったのか?

緊張しながら俺は馬騰の部屋へと入る

部屋の中の作り自体はそう広くはない

ただ今まで狩った動物の首の剥製やら虎の皮の絨毯などがあり

あーやっぱり猛将なんだなと部屋をキョロキョロ見てると

すでに座っている馬騰と韓遂が笑っていた

 

 

「まぁ座れ」

 

 

俺は笑われたのが恥ずかしかったので顔を下に向けながら座る

その姿をみてさらにクックックと笑い始める二人

思わず不貞腐れて俺は

 

 

「笑いものにしたいのなら疲れてるので帰ります」

 

 

と言ってしまった。これはまた笑われると言った直後に気づくが遅かった

 

 

「くくっ・・・くく・・・白虎君いいよぷぷ・・・凄くいい!」

「はっはっは!すまんすまん!悪気は無い、良い酒出すから座ってろ」

 

「分かりました・・・韓遂様明日の政務は自分手伝いませんからね」

 

 

せめてもの抵抗をしてやるわ!

 

 

「おっと、これは不味い事になった皇牙(こうが)の部屋が悪いからこうなったんだ

 俺を助けてくれよ」

 

「はっ・・・よく言うわ金剛(こんごう)お前の性格が悪いからだろうが」

 

 

お互い笑いながら文句を言う二人、これが義兄弟の絆ってやつかね

俺にもそういう奴がほしいもんだ・・・華陀(かだ)しか思い当たる奴いないが

それはおいといて一体何の用事で俺を呼び止めたんだろうか人払いまでして

そしてお互いヒートアップしかけてるのでこの辺りで止めないと不味いよな

 

 

「ふぅ・・・それで馬騰様に韓遂様自分に何か用事があるんじゃないんですか?」

 

「おっと、そうだった」「おう、そうだそうだ」

 

「酒宴があるならそれまでに少し寝たいのでお願いします」

 

「そうだな、とりあえず西方からの酒で葡萄酒というのだ甘いがかなり酒は強いぞ」

 

 

そういって馬騰が棚から持ってきてそれぞれの前にある杯についでいく

この時代にすでにワインあるのか・・・うん、気にしたら負けだよな

注ぎ終わり、杯を手にする3人

馬騰が音頭をとる

 

 

「まず、先の五胡討伐ご苦労であった!

 それと・・・我が娘馬超と我が義弟(おとうと)の義娘(むすめ)馬岱を救ってもらい感謝する!

 この杯と我が真名に誓い、命の恩人である厳白虎(げんはくこ)を

 我自身と我が義弟韓遂の友であるとっ! 乾杯!!」

 

「「乾杯!!」」

 

 

その音頭の後に一気に3人とも杯の中の酒を飲み干す

っておおおおおおおおおおおい!今この人とんでもない爆弾発言しなかった?!

 

 

「馬騰様?!今何気に凄い事いいませんでしたか?!

 韓遂様も呑気に飲まないで何か言って下さいよ!」

 

「なぁ金剛、俺何かおかしなこといったか?」

 

「いいえ、何も問題無いですね

 我々二人にとって命よりも大事な娘を助けてくれた恩人を

 自分の部下になんてできませんね

 むしろ真名を預かって欲しい位ですよ」

 

「ま、真名もですか?!偶然助けただけなので勘弁して下さい!」

 

「い~や、その内真名も預かってもらうぜ

 俺の大事な翠を助けてくれたんだ当然の事だ!」

 

 

そういって二人だけで盛り上がっていく・・・

途中からお互いの娘自慢になり、娘が最近冷たいという愚痴になり

最後には娘はやらんぞ!やるなら俺を倒せと完全に絡み酒になっていた

それを俺は聞き流しながら、これから俺の立場どうなんの?と将来が不安になってしまった

友と言ってくれた事はとても嬉しいんだが、俺ここ抜ける時どうなるんだろうね

そんなことを思いつつ

酒宴が始まる前にすでにここで酒宴になってしまっていた

俺は二人が酔いつぶれて寝たのを確認してからそっと部屋を後にした

 

 

 

その後、酒宴にいつまで経ってもやってこない二人に

馬超と馬岱が怒って、1週間ほど口を利かなくなったそうだ

その時にまた俺は愚痴を聞かされる事になりましたとさ

そして、酒宴の時にこっそり俺の隣には龐徳がいて

酔った勢いなのか俺に対する嫉妬などをボソボソと言ってくれた

言うだけ言ってスッキリしたのか壁を背に寝息を立てている

俺はそれに毛布をかけて、隣でチビチビと酒と料理を楽しむ

そこに馬騰と韓遂に文句を言ってきた馬超と馬岱が帰ってきて

二人の愚痴を聞きながら酒宴は終わっていった

 

 

 

あとがきっぽいもの

 

さてそろそろ涼州編も終わりに近づいています

次はどの恋姫達が登場するのでしょうか

龐徳さんとの和解(?)も無事終わりましたが・・・

やっぱり最後まで嫌われてた方がよかったかなぁと思ったり

 

こんな駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m


 
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