No.493551

恋姫†無双 ─最後の可能性─ 第三話

やっとできました!第三話!
今回の話の後半は星さん置いてけぼり、
という、結構珍しい様子を書かせていただきました。
では、本編をお楽しみください!

2012-10-08 02:46:36 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:2641   閲覧ユーザー数:2158

───朝。

 

夜の大惨事を終えた三人は、朝食をとるために通りを歩いていた。

 

昨日の事件で、半ば無理やりに連れて行かれた一刀だったが、

いざ、ふたを取ってみると────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「・・・・・・・・・・・・・・」」

 

「?・・・・・どうしたんだ?二人とも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────最も被害が大きかったのはこの二人であった。

 

 

「ど、どうしたもこうしたもありませんぞ、主・・・・・・」

 

「お兄さんのせいでは・・・・・・ないですか・・・・・・」

 

風は一刀の腕につかまり、星はなんとか立っているものの歩くペースは格段に遅い。

 

ちなみに、二人とも歩き方がどこか内股である。

 

数多の外史でのこういった情事を経験してきた一刀にとって、

二人くらいは造作もなかった。

 

風はともかく、星までもがこのような状態になってしまうほどに。

 

 

「くっ・・・・・この・・・・趙子龍ともあろうものが・・・・・・」

 

「この風が・・・戦力を見誤ってしまったようなのです・・・・・」

 

「ま、まぁ、正直、すまなかったとは思ってるよ・・・

 ・・・・・え、えっと、とりあえず飯はここでいいか?」

 

 

歩いていた先で適当な飯店を見つけた一刀は、話をそらすように食事を促した。

ちなみに金は、一刀が朝早くに起き、ちょっとした仕事の手伝いをして

食事をする分くらいは稼いでいた。

 

 

「い、いずれ・・・・・この無念をぉ・・・・・・・」

 

「同感なのです・・・・・・・・」

 

「あ、あははは・・・・・・・・・・」

 

 

なんとも言えない空気の三人は、そんなやり取りをしながら飯店に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「─────それで、主。これからどうするのですか?」

 

 

食事を終えた三人は、お茶を飲みながら今後の方針を話していた。

 

 

「そうだな・・・・・本格的に乱世が始まるのはもう少し後だし・・・・・

 ん~・・・・・とりあえず・・・仲間を増やすことから始めようか・・・な」

 

「まぁ、それがいいでしょうね~

 三人じゃ、できることも少ないですから~」

 

「しかし、どうやって集めるのですか?」

 

「兵は、どこかで義勇兵を募るとしてですね~」

 

「・・・・問題は、将、だな・・・」

 

 

将の不足。これが今一番危惧しなければならないことである。

 

例え多くの兵を集めても、それを調練するものがいなければ意味は無い。

今、義勇兵を募っても集まるのはせいぜい500人から1000人くらい。

このくらいの数ならば一刀と星の二人でなんとかなるのだが、

いずれ、もっと上の立場になる事もあるだろう。

ということは、兵の数も格段に上がってくる。

そうなれば、二人だけでは明らかに足りない。

 

 

「今のうちに仲間を増やしておかないと、

 優秀な将や軍師が劉備や曹操の所にいってしまう・・・・・」

 

 

もしこのまま乱世に突入すれば、数々の優秀な者たちは

様々な諸侯の元へ行ってしまい、将を増やすことができなくなってしまう。

 

 

「風。なにか、いい方法は・・・・・・」

 

「・・・・・・・今の所、思いつきませんね~」

 

「星は?」

 

「風が思いつかないのに、

 私が思いつくわけがありませんでしょう」

 

 

一刀は「開き直んなよ・・・・」と突っ込みたくはなったが、今は、将を確保する方法を考えるため、

その言葉は飲み込んだ。

 

すると・・・・・・

 

 

「・・・・あれ・・・・?」

 

 

「?どうしたのですか、お兄さん?」

 

 

突然一刀が声を上げ、ある一点を見ていた。

そんな一刀の様子に気付いた風は、一刀が見ている方向に視線を向けた。

 

 

「あ・・・・・」

 

 

そこにいたのは─────

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

通りを颯爽と歩く

 

 

 

 

 

 

「「凪(ちゃん)・・・・・・・・!!」」

 

 

 

 

 

 

  凪───楽文謙だった。

 

 

 

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

 

このとき、二人の頭にはある考えが浮かんでいた。

 

 

「主?どうしたのですか?」

 

「・・・・・あぁ、いや、あいつは本当にいい時に来てくれるな」

 

「風も同意見なのです」

 

 

二人は凪の姿を見ながら笑みを浮かべていた。

 

 

「とりあえず、今話しかけるのはやめておこう」

 

「下手に警戒されても困るですし~」

 

このとき、二人は

 

 

((とりあえず、将の問題も解消だな(ですね~)))

 

 

と、全く同じ事を考えていた。

 

 

「?????」

 

 

──────────話に追いつけていない星を置いて・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

どうも、暇神です

 

「一刀です」

 

いや~やっと書けたよ!第三話!

 

「第二話の時もそうだったが、お前、書くペース遅いな」

 

言うな!頼むから!マジで!泣きそうになるから!

 

「・・・・・・それと、ひとつ気になっていたんだが」

 

?なんだ?

 

 

 

 

 

 

「なんで、第一話だけ題名があるんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・

 

え?

 

・・・・・・

 

(第一話確認中・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

∑(゜Д゜;)・・・!!!

 

 

 

 

 

 

 

す、すいませんでした・・・

単純に忘れてました・・・

 

「だろうな。で、どうするんだ?」

 

そうだな・・・とりあえず、題名は・・・無しの方向でお願いします・・・

 

「そういうわけで、お願いします」

 

え、え~と・・・・とりあえず・・・・・

次回も・・・・

 

 お楽しみに・・・・

「お楽しみに」

  ↑いたたまれない空気

 

 

 

 

 

お詫び

 

 

前回、『恋姫†無双 ─最後の可能性─ 第二話』 をアップした際に、

同じものを三つ上げてしまい、

 

誠に申し訳ございませんでした。

 

近頃、ワンクリックしかしていないのに、連打したような感じになってしまう、

ということが起こるようになりまして、

今後はこのようなことが起こらないよう注意いたしますので、

今後とも、『恋姫†無双 ─最後の可能性─ 』を、よろしくお願いいたします。

 

                                暇神(ヒマジン)


 
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