No.471692

真・恋姫無双~白き牙を持つ者 #14

tokkeyさん

この恋姫はオリ主を軸とした外史です
またチート・ご都合主義成分も混じっております
苦手な方はご遠慮下さい
大丈夫だという方は駄文にお付き合い下さいm(_ _)m

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2012-08-17 23:59:24 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:10196   閲覧ユーザー数:8902

~ 第13話 †旅行記7 護衛編† ~

 

 

さて、お仕事お仕事

賊がくるみたいだが数は一体どれ位か

俺は曹操の護衛だからそれ以外は最悪放っておく

 

 

「惇殿、淵殿自分達に向かってくる奴のみ相手に

 淵殿は賊が近づく前に弓で足か手を射抜くように

 惇殿は決して深追いなぞせずに淵殿を守りながら戦うように

 曹操殿は白炎の手綱を任せます

 最後に、俺からなるべく離れずに

 最悪俺ら4人だけでも逃げるぞ」

 

 

その言葉に3人とも頷く

まだまだ俺より幼いし多分まだ人を殺めた事はないだろう

緊張してるのが丸分かりだしな

とりあえずは賊の出方次第といったところか

俺としては陥陣営さんの実力を見たいが

今はお仕事を優先させてもらいましょうかね

 

 

 

そういって俺は高順(こうじゅん)がいる先頭の方に目を向ける

前方ではすでに戦闘が始まってるようだった

 

 

 

賊と遭遇して30分位経った

 

 

「惇殿、前に出すぎだ!

 淵殿、惇殿が気になるのは分かるが注意散漫になってるぞ!

 白炎(びゃくえん)、曹操(そうそう)殿をしっかりと守れよ!」

 

 

っと、こっちは後方だから少ないからこんなもんかっと

夏候惇と夏候淵の二人が思った以上に頑張ってくれたからこっちは大丈夫だな

 

 

「惇殿、淵殿・・・お疲れ様、頑張ったな」

 

 

俺はそういって自分達の手を見つめて震えてる二人を

一緒に抱きしめてやる

すると二人は俺に抱きついて嗚咽をこぼす

 

 

「いいか二人とも人を殺すってのはそれだけ重いんだ

 命ってのはとても重いんだ・・・

 だからなこんなことに慣れるなよ

 慣れてしまえばその時から外道に成り下がってしまうから

 そして前を向いて心に信念を持って歩け

 命を奪った者達の魂を穢さない様にな?」

 

 

「「はい・・・」」

 

 

よし、良い子達だ・・・

背中に回してた手を二人の頭に乗せて撫でてやる

そして、白炎に乗ってその光景を見て

顔が真っ青の曹操にも俺は声をかける

 

「曹操殿も上に立つ人間になるというなら

 貴方の一言で何千、何万と言う命が亡くなるのを分かって欲しい

 押しつぶされるかもしれない・・・

 ただ俺が信じる曹操殿ならそれを乗り越えて

 命の重みが分かる君主になれる器だと信じているよ」

 

 

夏候惇と夏候淵が落ち着いてきたので、今度は曹操に歩み寄り

俯いてる彼女の手を取り落ち着かせた

 

 

「さて・・・俺はちょっと前にいってくる

 惇殿、淵殿・・・曹操殿の護衛は任せた

 白炎もそのまま曹操殿を守っててくれ

 危ない無理だと判断したなら俺をおいて洛陽に先にいっててくれ

 まっそんなことにはならんと思うから」

 

 

「分かったぞ白」

「心得た白殿」

「貴方を心配するだけ無駄ね・・・いってらっしゃい白」

 

 

さて、とちょっといきますか

 

 

 

俺が前方に行き、目にしたものは・・・

 

 

「集・・・」

 

 

その言葉に密集し賊の攻撃を盾で守る兵士達

 

 

「散・・・」

 

 

その言葉で縦横無尽に駆け回り賊を混乱させる兵士達

 

 

「射・・・」

 

 

その言葉で正確無比に賊を射抜く兵士達

 

 

「突・・・」

 

 

その言葉で混乱した賊を槍で確実に殺す兵士達

 

 

「無駄・・・」

 

 

なにより、俺が魅せられたのは賊の中心に舞い降り

賊の命を刈り取っていく紅く染まる銀色の刃を手に

無数の赤い血の花を咲かせ

踊りを舞うかのように動くその人物

 

 

これが「陥陣営」か・・・

 

 

俺は自然と笑みがこぼれていた

一糸乱れぬ兵の動き・・・美しいな

俺が思っていた以上に素晴らしいものだ

さて・・・どうやって口説こうか?と

楽しみにしながら未だに賊の中心で戦う高順の手伝いする為に急ぐ俺

あれだけの個の武もあれば問題無いと思うが

足場が血で濡れてるから滑ったりしないといいが・・・

 

 

「あ・・・」

 

「え・・・?」

 

 

ってこけちゃったよ?!

俺フラグ立てちゃった・・・?

ってかやべぇ!

こけて呆然としてる高順に、これ幸いと賊が一斉に襲い掛かる

 

 

「いまだやっちまえええええええ!」

 

「させねぇ・・・よ!」

 

 

虎気を身体に纏わせて、賊へと突進して

高順を抱えて、また賊を吹っ飛ばして

その場を離脱する

 

 

「ふぅ・・・ギリギリか

 高順殿大丈夫かね?」

 

 

声かけてみるが、高順はキョトンした顔で

何が起こってるか分かってないようだった

 

 

「助かった?」

 

「生きてるよ?」

 

「ありがとう?」

 

「どういたしまして?」

 

 

とりあえず、高順を下ろす

まぁ賊達も馬鹿じゃないからすぐに俺たちの周りを囲む

 

 

「さて、高順殿後ろ任せる」

 

「ん、君強い私も任せる」

 

 

そこからがさらに俺の気持ちを高揚させる

時代劇で言う殺陣をやってる気分だった

お互いがお互いの死角をカバーしあい瞬く間に賊が死んでいく

初めて会った同士なんだがここまで息が合うのは気持ちがいい

ただいかんせん一つ問題が・・・

彼女が激しく動くたびに見えるスカートの中身が非常に目の毒です・・・

そんなこと思ってるうちに賊は無理だと判断したのか逃げていった

 

 

何か普段以上に力が出た気がするんだが・・・気のせいだな

さて高順殿はっと・・・俺が振り返ると同時に

 

 

「もう無理、寝る」

 

 

と俺の方へ倒れこむ高順

え?え?どゆこと??

ちゃんと抱きかかえているが・・・身体に異常・・・でもないな

とそこへ高順の所の兵士がやってくる

 

 

「失礼します!! って隊長やっぱりかー・・・」

 

「やっぱりってどういうこと?」

 

「うちの隊長・・・実は疲れやすい体質らしく戦闘終わると同時に

 そうなっちゃうんですよ・・・」

 

 

と寝てる高順を指差す部下

 

 

「詳しくは分からないんですが敵がいなくなるとなるみたいで

 後、やけに高揚感とか普段よりも力が湧いたりしませんでしたか?」

 

「あー・・・確かに気のせいじゃなかったのか」

 

「それも隊長の特徴らしいんですが、隊長が味方だと思った人に作用するみたいです

 しかし・・・初対面でその両方を珍しい事もあるもんだ」

 

「そうなの?」

 

「ええ、証拠に・・・隊長をみてください」

 

 

そういわれたので高順をよくみると

俺のを服を握って・・・寝てますね

 

 

「その状態の隊長は信頼されてる我々でも見るのは

 非常に稀なので、ご迷惑だと思いますが

 起きるまでお願いしますね・・・多分服を離さないと思うので」

 

 

と頭を下げて走り去っていく部下の人・・・

おいおい、服を離さないって冗談だろ?

試しにはずそうとするが全く離さない、寝てる人の力じゃないぞ

はぁ・・・しょうがないとお姫様抱っこしたまま俺は曹操達の所へ戻る

商団の方も思ったよりも損害は軽微だったらしく

念の為この辺りで警戒の為今日は休んでいくようだ

あーこっちも天幕張ったりとせんとなぁと

この後に起こる、身の心も凍る戦慄を知らずに俺は戻っていった

 

 

給金が半分カットになったのはなんでだろうね?

 

 

 

あとがきっぽいもの

 

 

初の1日2話投稿!!

そして思った以上に「陥陣営」の凄さが分からない駄文

どうしてこうなったorz


 
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