「何で私まで・・・・」
駒王学園の校庭でイリナが愚痴を言っていた
「ゼノヴィア、貴方が余計なことを言うからこんなことになったのよ」
イリナは自分の隣にいる相方に文句を言った
「しかしだなイリナ。あの娘は悪魔になったのに私達の神を信仰していたのだぞ?」
「別にいいじゃない」
「待たせたね」
二人が話していると、祐斗とイッセーが二人の前に出てきた
「いいや、それほど待っていない。では、始めようか」
ゼノヴィアとイリナはローブを脱ぎ、戦闘服をあらわにすると聖剣を構え、切っ先を祐斗とイッセーに向けた。祐斗は自分の周りに魔剣を数本出した。イッセーもブーステッド・ギアを発動させた
「・・・・『神滅具』」
「まさかこんなところで赤い龍の帝王に会えるとは。それに『魔剣創造』、『聖母の微笑』。我々にとって異端視されている神器ばかりだ。悪魔になったのも必然といえるかもしれないな」
「・・・・・・」
ゼノヴィアの言葉を聞いて大の雰囲気が少し変わったが、誰も気づいてはいない・・・・イッセーとイリナを除いては
「(やべぇ、大の雰囲気が少し変わった・・・・これ以上あの女に何も言わせない方がいいかもしれないな)」
「(ゼノヴィアの馬鹿!大君が本気で怒ったら私達の命がないのよ!?)」
焦った二人が得た結論は
「「(早めに倒すしかない!!)」」
である
そして、模擬戦が始まった。イッセーはゼノヴィアの聖剣の威力に唖然としていたが、気を抜かずイリナと戦っていた
「イッセー君早く倒れて!!私は一刻も早くこの戦いを終わらせなきゃいけないの!!」
「それはこっちも同じだ!!」
イッセーはバンチョーレオモンに鍛えられたおかげでイリナと互角に渡り合っている
「・・・まさかここまで鍛えられているなんて驚きだわ」
「先生がスパルタのおかげだ!」
「(・・・・・これで終わらせる!!)」
『explosion』
イッセーは倍加させた力を開放し左手に力を集中させるとイリナの服の一部に触れた。そして
「『洋服破壊』」
指を鳴らすと、イリナの服が破け裸体が露わになったがイッセーがそれを見ることは出来なかった。何故なら
「このバカ野郎!!」
「戯けが!!」
「へぶぅ!?」
大とバンチョーレオモンの拳を喰らい吹き飛ばされたからである
「イリナ、これを着てろ」
大は上着を脱ぎ、裸にされたイリナに渡した
「あ、ありがとう大君。・・・・そ、それと、み、見た///?」
イリナは顔を赤くして聞いた
「安心しろ見てねぇ」
「よ、よかった~~」
イリナは裸を見られなかったことに安心したが、少し残念がっていた
大とバンチョーレオモンは祐斗とゼノヴィアが戦っている真っ最中なのに校庭の真ん中でイッセーに説教を始めた。その説教は祐斗の模擬戦が終わった後も続いた
そして、罰として今度の修行の量を10倍に増やされることとなった
ゼノヴィアはそんなイッセーに帰り際にこういった
「白い龍はすでに目覚めている。精々死なないように鍛えてもらうんだな」
そして、祐斗はリアスの言葉を無視してその場から消えた。目には聖剣に負けた悔しさと憎しみを込めたまま
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第18話