No.456604

リリカルなのは ~勇気の魔導師と電子の獣~

白の牙さん

第07話

2012-07-21 06:48:39 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:5235   閲覧ユーザー数:4976

 

 

 

 

 

 

 週末に入り、八神家は、高町家、月村家、アリサ一緒に温泉旅行に着ている

 

 「士郎さん、桃子さん誘ってくれてありがとうございます」

 

 車の中で太一は士郎さんと桃子さんにお礼を言った

 

 「こういうのは大勢の方が楽しいからね」

 

 「太一君も今日はゆっくりと羽を休めればいいわ」

 

 「そうさせてもらいます」

 

 席に着き、太一は景色を見始めた

 

 「(何であの子はあの宝石を集めてるだろうな)」

 

 景色を見ながら、この間戦った金髪の女の子を思い出し始めた。そして、待機状態のアストレアを操作して宝石を映した

 

 「(動物を巨大化させ暴れさせたり出来るこの宝石、一体なんなんだ?・・・・まぁ、禄でもないものだというのは確かだな、直感的に)」

 

 直感ってお前はどこぞのマフィアのボスか!?

 

 「・・・・・・・ZZZZ」

 

 寝るな~~!!せめて、何か言ってから寝てくれ!!

 

 

 

 

 

 数時間後、宿泊する旅館に着いた、太一達はチェックインを済ませた後、部屋割りをおこなっている。結果、太一は恭弥と同じ部屋になった

 

 「何で太一兄は私等と一緒の部屋やないんや?」

 

 「女子は女子同士って事さ」

 

 太一はそう言い部屋に向かい、荷物を置くと旅館を出て散歩をし始めた

 

 「木の近くを歩くと癒されるのは何でだろうね~」

 

 「マイナスイオンが出てるからじゃない?」

 

 人があまりいなかったので太一はアークからアグモンを出して一緒に散歩をしていた

 

 

 「無いな~」

 

 のんびりと歩いていると、林から金髪の女の子が出てきた

 

 「「・・・・・っあ」」

 

 2人は目があい唖然とした

 

 「バルディッシュ」

 

 いち早く気を取り戻した女の子はデバイスを構えた

 

 「いや、なんでデバイスを構えるんだ?」

 

 「あなたもジュエルシードが目的なんでしょ」

 

 「・・・・ここにあるの?・・・・はぁ~・・・・俺に平穏は無いのか」

 

 「そういう星の下に生まれたんじゃない?」

 

 「アグモン、それはさすがにシャレにならん」

 

 

 「???」

 

 「取りあえず・・・デバイスをしまえ。戦う気はないから。それと、後ろの奴も出てこい」

 

 「・・・・・・」

 

 太一の言葉を聞いて女の子はデバイスをしまい、木の陰から青い恐竜が出てきた

 

 「ブイモン、成長期、古龍型デジモン、ワクチン種。必殺技はブイモンヘッド」

 

 太一はアークを取り出し、ブイモンのデータを読み取った

 

 「聞いていいか・・・・動物を巨大化させ暴れさせたりできるあの宝石は一体なんなんだ?」

 

 「・・・・・・」

 

 太一が聞くと、女の子は青い宝石を出して俺に言った

 

 「この宝石の名前は『ジュエルシード』。人の願いを叶える石」

 

 「・・・・願いを叶える石?」

 

 「・・・貴方が戦った動物はこの石に触れ、願いを叶えたんだと思います。大きくなりたい、強くなりたい願いをこの石が叶えた」

 

 「それで、あんな姿になったって訳か」

 

 その話を聞いて、太一はあること思った

 

 「(もしかしたらこの石ではやての病気を治せるかもしれない。だが・・・)」

 

 一筋の光明を見出したが

 

 「(リスクが高すぎるな。動物たちの様に暴走する可能性もある・・・・この案は保留だな)」

 

 「・・・私からも聞いていいですか?」

 

 「どうぞ」

 

 少女は服から太一と同じDアークを取り出してみせた

 

 「ブイモンについて教えてください。それとこの機械についても」

 

 「答える前に聞くぜ?そいつとはどこで会い、その機械はどこで手に入れたんだ?」

 

 太一が聞くと

 

 「・・ブイモンは卵から孵った子が成長して、この機械は卵が孵ったときに現れた」

 

 少女はそう答えた

 

 「(・・・・まさかこっちの世界にデジタマが来てたとはな)まずはブイモンのことから説明させてもらう。そいつはデジタルモンスター、縮めてデジモン。コンピューターネットワーク上に存在する生物だ」

 

 太一はブイモンを指さして言った

 

 「そして、この機械はDアーク。デジモンと人間を結び絆の証だ。この機械は対峙しているデジモンのことをする機能や、デジモンを進化させることができる」

 

 「進化?」

 

 「この前アグモンの姿が変わったろ?あれが進化だ」

 

 太一は自分の知ることすべてを教えた後、止まっている旅館に戻ろうとすると

 

 「・・・石を探しに来たんじゃないの?」

 

 女の子に声をかけられた

 

 「此処には旅行で来たんだ。羽根休み時に動きにはなれねえよ」

 

 そう言い歩き出した。そして、数歩歩くと止まり、

 

 「お前の名前は?」

 

 振り返り名前を尋ねた

 

 「え?」

 

 「名前だよ、名前。教えてくれてもいいだろう、それぐらい」

 

 「フェイト・・・・フェイト・テスタロッサ」

 

 「フェイト・・・っか、いい名前だな。俺は八神太一だ」

 

 「太一」

 

 「じゃあなフェイト。頑張るのはいいが程々にしておけよ」

 

 そう言い、太一は旅館に向かって歩き出した

 

 

 

 「・・・・・・」

 

 旅館に戻ってきた太一はそのまま風呂に向かった。のんびりとはいっているふとさっきのことを思い出した

 

 「(何で名前なんか聞いたんだ?)」

 

 

 

 「・・・・まぁいいか」

 

 太一は気にせず露天風呂を楽しんだ

 

 

 

 

 

 

 

 そして、その夜

 

 「はぁ~・・・何でこんな夜中に感じちまうのかね~」

 

 気持ちよく寝ていた時、ジュエルシードの気配を感じ太一は旅館を出た

 

 近くまで行くと、空で金と桜色の閃光が目に映った。そして、よく見ると

 

 「・・・・・なのはちゃん?」

 

 空にはなのはとフェイトがおり、戦っており。地上では二体のデジモンが戦っていた

 

 「(まさか、なのはちゃんも魔導師だったのかさらに、テイマー絵でもある・・・こいつはたまげた)」

 

 その場で止まり、二人の戦うを見始めた。暫くすると、フェイトがなのはの背後に回り、首筋にデバイスを当てた。そして、なのはのデバイスからジュエルシードが排出された。フェイトはそれを受け取るとその場からいなくなった

 

 「(こりゃ、めんどくさいことになったな)」

 

 太一は頭を掻きながら旅館に戻った

 


 
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