No.426883

魏ルートパフェ 甘々物語-流琉編-前編

shirouさん

覚えていてくださってる方がいたらお久しぶりです。初めての方は初めまして駄文製作者のshirouです。この作品は(一応)魏ルートIFアフターになります。キャラ崩壊口調違和感等ありましたら生温かい視線とコメントで指摘お願い致します。
カチューシャとリボンを勘違いしておりましたので修正しました。あぁ流琉スキー失格だなぁ(5/23)

2012-05-23 04:20:58 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3981   閲覧ユーザー数:3481

 

???「いいお天気ですねぇ兄様」

 

 

ガタゴトと揺れる馬車と共にトレードマークのリボンも揺れる

 

 

???「でも、本当に私でよかったのでしょうか?」

 

 

自信なさそうに首をかしげる短髪の青髪の少女

 

 

???「それにあれほど行きたがっていた春蘭様や霞様を差し置いて(さわさわ)ひゃあぁ!!に、兄様っ!!」

 

 

ぴちっとしたスパッツがより魅力を引き立ててる可愛いお尻を触られて悲鳴を上げているのは

 

 

”魏の必殺料理人”または”将来お嫁さんにしたい武将NO1”こと”典韋(流琉)”であった。

 

 

ぼかっ

 

 

一刀「イテテっ酷いな流琉」

 

 

照れ隠しなのか思ったよりも強い力で叩いてしまった頭を摩りながら呻く、”愛しい兄様”を見ながら

 

 

流琉「に、兄様が悪いんですからねっ!!いきなり触るんですから・・・・・・何時でも言ってくれれば触っていただいてもいいのに(ぼそぼそ)」

 

 

最後は尻すぼみながら非難をする

 

 

一刀「だって、流琉が何時までも後ろ向きな発言ばかりするから気分を変えようと思ってだな」

 

 

悪びれず真っ直ぐに見つめながらそう言い放つ。

 

 

流琉「ですが、あれだけ「るーる?流琉は俺と一緒に旅行するの嫌?」い、嫌じゃないですうれしいです」

 

 

顔を真っ赤にしてブンブンと横に振りながら答える。

 

 

一刀「ならもっと楽しい顔してよ、せっかくの蜜月旅行(ハネムーン)なんだからさっ」

 

 

と、言いながら肩に手を回し抱き寄せる。

 

 

 

流琉「羽根無雲?」

 

 

抱き寄せられるまま頭を肩に載せたままで聞き返すと、

 

 

一刀「違う違う。天の国の言葉で結婚した二人で旅行することを蜜月旅行(ハネムーン)って言うんだよ」

 

 

肩に載せられた髪を梳きながらサラリと答える。

 

 

流琉「け、結婚した二人が!?ってことは兄様と私が結婚したんですか?」

 

 

梳かれる感触を手放すのは惜しいがそれよりも驚きが勝って肩から頭を離して聞きなおすと、

 

 

一刀「あぁ、結婚した二人って役ね。だって、今回の視察旅行の目的は”家族旅行”に適しているかどうかなんだから。俺と流琉で父娘はおかしいし、兄妹は俺が嫌だからなぁ」

 

 

理路整然と理由を述べていくと、

 

 

流琉「た、確かに視察の目的は”家族旅行”に適しているかでしたけど。な、何故兄様は兄妹だと嫌なのですか?」

 

 

内心嬉しいがそれでも一応確認を取りたい乙女心で顔を赤らめつつ聞き返す

 

 

一刀「だって、妹だったらいちゃいちゃできないじゃないか!!だーかーらーこの旅行中は流琉は俺のお嫁さんなわけです」

 

 

あれ?キャラ変わってないか?って作者が思うくらいどキッパリと言い放つ。

 

 

一刀「って言うのもね。風と霞が教えてくれたんだよ」

 

 

-一日前-

 

 

風「おにぃさんは鈍感が鈍いんですよ」

 

 

いつもの指定席とばかりに一刀の膝の上に座り体重をその胸に預けながら

 

 

一刀「そうかなぁ?あんまり自分では鈍いとは『そやそや一刀は鈍いで~』霞まで。重くない?」

 

 

木に背を預けながら自分を抱きしめている霞に話しかけると

 

 

霞「にゅふふ~一刀の匂いと重みを感じられるんやからこんな嬉しいことはあらへんで」

 

 

そう言いながら後ろから頬をすりよせる

 

 

風「そうですよ~霞ちゃんの言うとおりでみんなお兄さんといちゃつきたくてしょうがないんですからもっと強引でもいいんですよ~」

 

 

と、前から逆の空いてる頬にすりすりとすりよせる。

 

 

一刀「そういうもんかなぁ?んでお二人は何をなさってるんですかい?」

 

 

美女二人に前後を挟まれながら改めて問い直すと、

 

 

風・霞「「一刀(お兄さん)成分の補充と備蓄や(です)」」

 

 

頬を離さず二人口を揃える。

 

 

霞「はぁ~ウチもはよいちゃつきたいわ~」

 

 

一刀「まぁ、とりあえずは帰ってきてからね」

 

 

ちゅっ

 

 

霞「も、もう一刀はずるいやっちゃな~。でもこれで誤魔化されといたるわ」

 

 

頬を真っ赤にしながら触れた唇に指を添える。

 

 

風「あぁ~霞ちゃんだけずるいのですよ~」

 

 

ねだる風にも

 

 

ちゅっ

 

 

そんな午後だったとさ

 

 

一刀「俺が少し女心に対して鈍いってね、それと強引でもいいからもっといちゃついた方が女性陣は喜ぶってね」

 

 

少し見栄を張りながら理由を話す。

 

 

そしてさっきのセリフを思い出して自分で照れつつ頬を指先で掻くと、

 

 

一刀「それに流琉のセリフじゃないけど皆の代表で行くんだから精一杯旅行を満喫ゲフンゲフン視察しないとね」

 

 

流琉「そうですね兄様!!皆様の分も楽しまないとゲフンゲフン視察しましょう」

 

 

二人で向き合って笑いあう。

 

 

-二日前- 会議室

 

 

稟「これが今回、一刀殿が考案されていた金銭等による褒賞に取って代わる褒賞案です」

 

 

そう言って同じ内容が書かれた竹巻を会議に参加している人間全てに配布する。

 

 

???「あー、ちょっとええかな?」

 

 

一人の武将が手を挙げながら発言をする。

 

 

稟「なんでしょう霞?質問なら内容を説明してからでお願いしたいのですが?」

 

 

手を挙げた武将に向き直り眼鏡をクイっとあげると

 

 

霞「ちゃうねん、なんでウチらみたいな武官までこの会議に参加する必要があるのかっちゅうとこに質問があんねん」

 

 

???「そうだそうだー難しい話はわからんぞー」

 

 

???「あぁ姉者は空気読めなくても可愛いなぁ」

 

 

とりあえず竹巻を見ることもせず同調する姉とそれを見て興奮する妹

 

 

稟「それはですね」

 

 

後編へ続く

 

 

-あとがき-

 

 久しぶりでございます、遅筆駄文製作者shirouでございます。

 

まずは流琉編の前編をお送りいたしたいかと思います。いやー久しぶりすぎて覚えていてくれている方いれば嬉しいなぁ。

 

前編でまずは流琉と一刀が二人っきりでいる理由を、後編で何故流琉なのか?ってこととこの物語特有の甘さを出せればと思っております。

 

それではまた後編でお会いしましょう。

 


 
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