???「ったく、何故私が風の代わりにこの修正案を届けなければいけないのか?」
言葉とは裏腹に笑顔で届け先に向かって歩く一人の女性
???「それに一刀殿も一刀殿だこのような修正点が一杯見つかるような穴だらけの政策を考えるなんて」
トレードマークでもある眼鏡の縁を指で持ち上げながら
???「で、でもこの修正案を持っていったら『???今は政治のことよりも性事について語り合おうじゃないか』って言い出してそして私の胸を鷲掴みにしてあぁっ一刀殿私はそんなつもりじゃ『魏の種馬の寝所に来たって事はそれなりの覚悟と期待はしてたんだろ?』と、言いながら嫌がる私を力ずくで・・・・・・・ぶーーーーーーーーーーっ」
パタタタタタッ
一刀「あれ?今日は晴れてるって思ったけど雨かな?」
水音がしたので窓を見てみると気持ちのいい天気
一刀「しかし遅いな。風の話だと朝一番で修正案を持ってくると言ってたんだけど・・・・・・ま、まさか!?」
思い当たることがあったのか扉を開けて廊下を見ると
???「一刀殿そちらは違います。排出するところであって何かを挿入するところではありません」
血溜まりの中で嬉しそうに妄想している”ある意味一番健康体””タネも仕掛けも無い水芸人”こと”魏の懐刀”郭嘉(真名:稟)その人であった。
稟「ううん」
目を覚ますと寝台の上に居た。
稟「あれ?確か一刀殿に修正案を持って行こうとして部屋の前まで来たあたりで記憶が無くなっているのだけど」
と、言いながら部屋の主を探すが見当たらない。
稟「お留守のようですね・・・・・・でも寝台に運んで下さったのはきっと一刀殿でしょう。か、一刀殿の寝具」
すーーーーーーはーーーーーー
稟「一刀殿の・・・・・・殿方の匂いです・・・・・・まるで一刀殿に包まれてるようなそんな心地にさえなりそうですね」
寝具からほのかに香る一刀の残り香を鼻から堪能しながらそう呟いた。
稟「ま、まだ一刀殿は帰ってきませんよね。も、もう一度」
すーーーーーーー
一刀「稟の具合はどうかなっと」
寝ているかもしれない稟を気遣い音も立てずに扉を開けて一刀が部屋の中に入ってきたのと、稟が改めて残り香を堪能しようとしたのが同時。
その結果
稟「ぶーーーーーーーーーーー」
恥ずかしさとそのような行為をして咎められ罰を与えられることを瞬時に妄想して新たなアーチを描くことになった。
-一刻後-
稟「ううん」
寝台の上で意識を取り戻しながら卓の方に目を見やると部屋の主はそこに居た。
稟「か、一刀殿?今日は警邏当番の日では?もう陽も大分上がっておりますよ」
そこに居る理由は自分にあるとわかっていても仕事を怠けさせるわけにはいかない気持ちを込めてそう言うと
一刀「あぁ稟起きたのか。大丈夫?」
それなのに自分を心配するように声をかけてくる
一刀「あぁ、それと怠けてるわけじゃないからな。俺の政策を煮詰めるから稟を借りてるって華琳には事情を説明してあるし、真桜と沙和には昼飯奢り一回分とこの政策の重要性を説明して警邏を代わって貰った」
だから心配いらないよって顔をしながら
一刀「しっかし稟はやっぱり頭いいなぁ。俺が天の国の知識を使って考えた政策の注意点・改良点をキチっと指摘してくれてるんだもんな」
稟が一刀の考えた政策に対しての修正点を記述してある竹簡を手にしながらそう言った。
稟「・・・・・・ずと殿は・・・・・・・」
一刀「うん?」
稟「一刀殿はヘンに思わないのですか?勝手に妄想を膨らまして所構わず鼻血を噴出する私を」
”絶対ヘンだと思ってる”と、心に感じながらそう聞いてみると
一刀「うーん、大変だとは思うけどヘンとは思わないかな?」
稟「どうしてですか?」
生半可な慰めならいらないという視線を沿えて聞きなおすと、
一刀「だって稟は稟だし、何より好きな人の事を想ってるから鼻血出すわけだしね」
キッパリと言い放つと
一刀「それに俺のことを想って鼻血出すって事は華琳に対する気持ちと同じくらい俺のこと好きだって言ってくれてるようなもんだしね。俺は稟が華琳の事どんだけ好きか知ってるし」
少し照れながらこう言った。
一刀「ちょっと自惚れが強すぎるかな?」
自嘲気味にでも決して卑しくない笑顔で
稟「そうですね、自惚れが強すぎます」
と、言いながら寝台から降りて一刀に近寄ると
稟「でも今は華琳様より貴方のが好きなのですよ。んっ」
唇を重ねて稟はまたも寝台に上がることになる。
稟「一刀殿・・・・・・一つお願いがあるのですがよろしいでしょうか?」
寝台の上で本当の一刀に包まれてる状態でそう話を切り出すと
一刀「ん?なんだい稟」
背中から抱きしめてる稟の髪に自分の顔を近づけながら聞き返すと
稟「二人きりの時だけでいいのですが、”一刀様”とお呼びしてもいいでしょうか?」
耳まで真っ赤にしながら顔は前を向いたままでそう答えた。
一刀「別にいいけどなんでまた”一刀様”なんだい?」
稟「私の頭脳及び智謀は既に”華琳様”に奉げています、それと同じように私の心と身体を貴方に奉げたい気持ちの表れと思って下さい」
腕の中で体の向きを変え真正面から見詰めるようにそう言うと
一刀「ありがとう、稟そこまで想ってくれてて。これから二人きりの時は俺の事をそう呼んでくれ」
稟「はい、”一刀様”」
一刀「お礼と言ったらなんだけど・・・・・・妄想より凄いことしちゃうぞ!!」
言いながら稟に覆いかぶさるように行動を起こすと
稟「”一刀様”ったら私の妄想も生半可じゃないです・・・・・・ら、らめぇ~~~」
夢見心地になりながら確かに妄想より凄いと思う稟であった。
これからもいちゃいちゃするぞ~。
魏ルートパフェ 甘々物語-稟編- 完
-あとがき-
はい、駄文製作者のshirouです。
お久しぶりですねぇ~他人様の作品のコメント欄にはちょくちょく顔を出してますが
静かなバレンタインからでも一ヶ月以上間空いてますね・・・・・・甘々物語だけで見ると
考えるのはよしましょう。稟ちゃんは実は作者が好きなキャラです。眼鏡でしょ意外とある胸でしょちょいツンデレでしょetc。てか・・・恋姫武将皆好きなんですけどねw
また細々と遅々ながら作品を投稿していこうと思ってます。これからもよろしくお願い致します。
PS 作者は偽善って言葉が好きです。何故なら偽善が偽善と言える善が存在するからです。
世の中に善しかないってことは偽善が善に取って代わってる世の中になってるって事なんだと
天使よりもペ天使になりたいです、何故なら天使は神の使いですが神様の意向に沿ってしか行動できません。でもぺ天使なら自分の思い通りに動けます。
最後にこの作品を読んで頂いて皆様に笑顔や少しの心の余裕が出来ましたら幸いです。
みんなで頑張ろう。
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この作品は誤字脱字遅筆駄文製作者が妄想の元書き上げる魏ルートEND後アフターIFストーリーです。キャラ崩壊口調違和感等は生温かい視線とコメントでお願いします。かな~り期間が空きましたがどうぞ見てやって下さい。