新恋姫夢想 もう一度~ 第二話
長沙の城~
一刀がこの呉に所属してから、一月が過ぎた。
そして一刀は今、兵の調練を任されたのである。
一刀「はあ!?俺が将?」
雪蓮「そうよ~お願いね」
そう言って雪蓮は酒を持って走って消えた。
そして一刀はあることを決意した。
一刀「(冥琳に言ってやろ)」
と。
一刀「あ、冥琳」
冥琳「ん?一刀か。どうした?」
一刀「さっき、雪蓮が酒を持って中庭のほうへ行ったよ。」
冥琳「!!……そうか、礼を言う。……オシオキダナ」
一刀「がんばってな~」
そう言って一刀は手を振る。
一刀「さて、俺もいくかな。……めんどくせぇけど」
そして一刀は兵の調練に向かった。
調練所~
今、一刀の前には300ほどの兵士がいる。
一刀「あ~俺が今からこの部隊を率いる北郷一刀だ。よろしく頼む」
兵士「「「「「……………」」」」」
しかし、兵士たちからの応答はない。
それはそうだろう。
どこの馬のほねとも知らない奴がいきなり自分たちを率いるというのだから。
一刀「俺がこの部隊を率いるのに不満がある奴はいってみろ」
兵士「「「……………」」」
一刀「ほんとにいないんだな?」
兵士「「「「……………」」」」
一刀「いないということは、俺の命令を聞くというんだな?なら、俺が死ねといったら死ねよ?分かったな?」
一刀がそこまで言った時、兵士たちから声が上がる。
兵士「ふざえるな!」
兵士「そうだ!そうだ!」
一刀「なら、どうすれば俺に従う?」
兵士「あんたの強さを見させてもらう」
一刀「どうやって?」
一刀は笑いながら言う。
兵士B「俺たちと仕合をしろ!なあみんな、それでいいよな?」
兵士たち「「「「「おおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」
一刀「なんだ?そんな簡単なことでいいのか?」
兵士C「どういうことだ?」
一刀「いいぜ。お前ら全員でかかって来い。ただ一つ言っておくぞ」
兵士たち「「「「?????」」」」
一刀「死んでも文句言うなよ」
そう言って一刀はありったけの殺気を出す。
兵士たち「「「ガタガタ、ブルブル」」」
兵士たちは一斉に震える。
しかし、流石は孫呉の兵、何とか意識を留める。
一刀「さて、話は終わりだ。おらぁ!かかって来い!!」
兵士たち「「「「うおぉぉぉぉぉ!!」」」」
しかし、
ドンッ!
その音が起きたと同時に、兵士はただ一人を残して全員が倒れていた。
兵士D「はあ…はあ…はあ…」
しかし、その兵士もすでに満身創痍である。
一刀「なんだ、こんなものか……ん?」
一刀が残っている兵士に目を向ける。
一刀「おお、すごいな…おい女、名は?」
女「……朱然……真名は子音(しいん」…です」
一刀「いいのか?」
子音「はい、一刀様に感服しました」
そう言って子音は倒れる。
一刀「はは、こいつは強くなるぞ」
そう言って一刀は笑っていた。
一週間後~
あのときの仕合が効いたのか(仕合といってもいいのか……)
一刀の部隊は全員一刀に忠誠を誓っていた。
特にすごいのは、子音である。
その姿はまさに忠犬である。
なぜなら、それは一刀の言葉にあった。
一刀「俺が言うことは一つ。死ぬな!必ず生きろ。 生きてりゃ万事どうにでもなる」
という言葉を聞いたからである。
まあそれは置いといて、
とうとう、本格的な戦が始まる。
そう、世に名高き、黄巾の乱である。
雪蓮「あ~イライラする!」
袁術のところから戻ってきた雪蓮はかなり不機嫌だった。
冥琳「今度は何を言われたんだ?」
雪蓮「それがね~黄巾党の本隊とぶつかりなさいって」
祭「なんじゃと!して本隊の数は?」
雪蓮「20万だって~」
祭「流石に無理があるのぉ」
雪蓮「でもその代わりにみんなを呼び戻したけどね」
冥琳「袁術が許可を出したのか!?」
雪蓮「ええ」
一刀「馬鹿だな…」
雪蓮「ほんとに馬鹿よ。それで一刀、調練の方はどう?」
一刀「ああ順調だよ。子音ががんばってくれているからな。なあ?」
子音「はい!」
雪蓮「きゃあ!びっくりした…いつからそこに?」
子音「さっきからです!」
雪蓮「全然気づかなかったわ」
一刀「で、どうするの?」
雪蓮「まあなんとかなるでしょ」
一刀「冥琳」
冥琳「そうだな…一刀、戦で大切なのはなんだと思う?」
一刀「…圧倒的な勝利」
冥琳「そうだ。なら何をすればいいと思う?」
一刀「火計かな」
冥琳「正解だ。ということで今回は火を使う」
雪蓮「いいわね。私火って好きなのよ」
一刀「怖っ!」
そして一同は戦場に向かう。
雪蓮「そういえば一刀」
雪蓮が一刀に声をかける。
一刀「何?」
雪蓮「がんばってね♪」
そう言って去っていった。
一刀「何を?」
一刀は首をかしげていた。
続く~
あとがき
こんばんわLisaです。
最近ネタが浮かばない。
受験勉強が進まない。
なので次の更新はすこし遅くなると思います。
申し訳ありません!!
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二話目です。