新恋姫夢想 もう一度~ 第三話(戦い)
進軍中~
雪蓮「いよいよ戦乱の幕開けね。……ゾクゾクしてくるわ」
一刀「雪蓮って怖いよな」
雪蓮「なんでよ?とうとう大陸の混乱なのよ?ここからが私たちの独立の一歩なんだし。ゾクゾクするのも仕方がないでしょ?」
冥琳「気持ちは分かるが、久々の相手が黄巾党というのは少し物足りないな」
祭「まあ、勘を取り戻すにはちょうどいいな」
穏「一応兵の調練だけはやってましたけど、やっぱり実戦を経験しないと意味がないですからね~」
今言葉を発したのは、陸遜。
先ほどは色々あって一刀とは会わなかったが、先ほど戻ってきて話しているうちに真名を預けられた。
雪蓮「そうよ。そしてこの戦いで私たちの強さを宣伝できればこれからの戦いが楽になるでしょ。だからここは最高の勝ち方をしないと」
冥琳「ええ。だから先ほど言った様に今回は火を使うわ」
雪蓮「分かってるわよ」
そう話していると、
伝令「伝令!前方に黄巾党本隊と思わしき部隊の陣地を発見しました!」
伝令がやってきた。
雪蓮「分かったわ。さてと久々の実戦ね。派手にやりましょ」
冥琳「了解した。祭殿、先鋒は雪蓮に行ってもらうので補佐をお願いします」
祭「分かった」
冥琳「私と穏は左右両翼を率い、時機を見て火を放ちます」
祭「了解した。あ、それと策殿、くれぐれも暴走せんようにしてくれよ?」
雪蓮「ん~保証はできないわ」
祭「やれやれ。まあ策殿のお守りはわしがしよう。冥琳、穏、頼んだぞ」
一刀「俺はどうする?」
冥琳「一刀も先行してくれ。そして私たちの合図があったら下がってくれ」
一刀「りょ~か~い」
一刀は適当な返事ををして自分の部隊のところに行った。
冥琳「さて、雪蓮号令を頼む」
雪蓮「分かったわ。全軍抜刀!」
シュキン!
雪蓮「全軍!突撃!!」
兵士たち「「「「「おおおおおおおぉぉぉぉ!!!!」」」」」
戦が始まった。
孫呉独立のための戦が……
一刀「始まったな…」
一刀は戦場をみて呟く。
子音「一刀様。準備ができました」
一刀「分かった。じゃ、いくか。北郷隊!絶対に死ぬな!行くぞ!俺に続けー!!」
北郷隊「「「おおおぉぉぉ!!!」」」
そして一刀も出撃する。
一刀「おらおら!もっとこいよ三下共が!」
一刀は笑いながら黄巾党を次々斬っていく。
敵兵士「な、なんだあいつ」
敵兵士B「勝てるわけねぇ、逃げろ!」
その言葉を皮切りに敵兵士が次々逃げていく。
一刀「なんだあ?もう終わりかよ。全然足らねぇぞ!」
そう言って、またいこうとしたとき、
子音「一刀様。周楡様から火をかけるからいったん戻れとの指示が」
一刀「あ?もう?っち……しかたねぇ下がるぞ!」
子音「了解しました。北郷隊。下がりますよ!」
そう言って北郷隊は下がる。
とおもいきや、
一刀「あん?なんだあいつら?」
一刀がある三人組の女の子を見つける。
そして、
一刀「子音、指揮は任せた」
そういって、一刀はその女の子たちの所に向かっていく。
子音「え?あ、一刀様!!」
そこには子音の叫び声だけが残った。
地和「おねえちゃん早く!」
天和「うえ~ん、おねえちゃんもう疲れたよ~」
人和「話してる元気があるなら早く走って!」
張角、張宝、張梁は黄巾党の本拠地から逃げていた。
そこに、
一刀「おいまてよ」
一刀が来た。
一刀「おまえらこんなところでなにしてやがる」
人和「わ、私たちは黄巾党につかまっていたので逃げているんです」
一刀「本当か?」
地和「ほ、本当よ!」
そして一刀は刀を姉妹たちに向ける。
三人「ヒッ!」
一刀「お前たちに選択肢を与えてやるよ」
三人「「「えっ?」」」
一刀「一つ、本当のことを言って俺に保護される。二つ、このまま俺にぶち殺される。三つ、怪しいものとして俺に殺されるか。そして四つ目、慰み者にされる。……さあ、どれにする?」
人和「本当のことをお話します」
二人「「ちーちゃん(人和)!?」」
一刀「……いい判断だ」
張梁の話はこうだった。
張角が少しテンションが上がっているときに大陸を制覇するといったこと(歌で)。
そしてその後すぐにどこかの太守を殺したとかで城をもらったこと。等等。
一刀「なるほどな。で、どうする?」
人和「え?」
一刀「助けてほしいか?」
人和「……助けてくれるんですか?」
一刀「そりゃあ俺も女は殺したくないからな(ニコッ)」
そういって一刀は微笑んだ。
すると、
三人「「「/////」」」
赤くなっていた。
一刀「どうした?」
しかし、そんなことには気づかない我らが北郷一刀。
一刀「さていくか」
そういって一刀は三人を担ぐ。
三人「「「えっ?」」」
一刀「よし、行くぞ!」
そういって一刀は走り出す。
そして三人はというと、
三人「「「//////」」」
終始赤かった。
続く~
こんばんわ、Lisaです。
張三姉妹の扱いに困っています。
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三話目です。
どうぞ。