No.287495

真・恋姫†無双 魏アフター × 仮面ライダークウガ EPISODE3-2 再会

harushuさん

真・恋姫無双の魏√で消えてしまった一刀君...

もし彼が仮面ライダークウガの世界に巻き込まれたら、全て終わったときどうするかという設定のお話です。

とはいってもクウガになるまでの一刀はあのフランチェスカとかの設定に準拠したいと思います。

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2011-08-29 00:57:32 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:5463   閲覧ユーザー数:4738

最初に隊員が襲撃されてから、1/5刻ほど経ったであろうか。秋蘭は額ににじむ汗をぬぐう。

 

その瞬間上から何かが落下してきた。

 

 

「来たか…」

 

秋蘭はそれをバックステップでかわす。

一瞬みえた落下物はどう見ても死体の形状と一致しない。

 

「という事は、本命は別か…!」

 

上をみると、「何か」から次々と同じようなものが発射される。

 

「く…!」

 

それをかわしていったが、秋蘭は内心焦っていた。敵の命中精度がだんだんと上がっているのである。

華琳に命中しそうな「何か」は落ちていく過程で撃ち落としている。

撃ち落とし損ねたのも隊員が盾で死守している。

それでも、身に迫る「何か」は華琳は自分の「絶」で切り落とす。

 

 

しかし、敵はだんだんと、華琳の、秋蘭の逃げ場をなくすように、行動を読んで放ってくる。

いくら戦乱の世を駆け抜けた豪傑といえど、防戦一方では体力に限界が来る。

 

 

「ゴソゴソザバ」(そろそろだな)

バヂスは獲物が限界に近いことを察した。自前の武器も次の装填が完了していた。

 

 

「ゴセゼゴパシザ」(これでおわりだ)

バヂスは腕からさっき隊員を仕留めた毒針を動きの鈍っている秋蘭に発射した。

 

さっきは遠くにあったこの時代にはない音がもうすぐそこまで迫っていた。

 

 

 

 

体力の限界に近づいたころ、「何か」から今までとは明らかに違うものが秋蘭に向かって発射される。

いつもならば、弓で撃ち落とせたかもしれない。しかし、今はもはやそんな力も残されていない

 

 

秋蘭は一瞬にして悟った。あれは必中の一撃だ。

 

「申し訳ありません、華琳様。すまない、姉者。……すまない、一刀」

彼女は謝罪の言葉を口にする。

 

 

 

敵の毒針が秋蘭に向かって弓の数倍も早く迫ってきていた。

 

 

「秋蘭!!!!!!」

 

華琳が叫ぶ。

 

 

秋蘭は死を覚悟し、目をつぶった。

 

 

 

 

その針は秋蘭に届くことはなかった。

 

 

 

いつまでも、針が自分を襲わないことを不審に思った秋蘭は眼をあける。

 

 

 

そこには

 

 

緑色に輝く針を持った「何か」が立っていた。

 

 

 

 

 

「秋蘭、大丈夫か!?」

 

「何か」が秋蘭に聞く。

 

 

秋蘭は、一瞬見知らぬ何者かに真名を呼ばれたことに怒りを覚えそうになった。

 

しかし、その二度と忘れられぬ声がその声に一致していると判った瞬間、秋蘭の目には涙が浮かんでいた。

 

「あなた…まさか…」

 

同時に気付いた華琳は「誰か」に触れようとする。

 

「華琳、その話は後だ!今は…秋蘭!その弓を貸して!」

 

華琳と秋蘭はその言葉でここが戦場であることを思い出す。

 

「だが、これでは奴には届かないぞ!」

 

「大丈夫!任せろ!」

 

秋蘭は言われるがままに「彼」に自分の持っていた弓を手渡す。

 

「彼」が弓を手にした瞬間、弓は一瞬にして形を変えた。

 

「これは…いったい」

 

「華琳、秋蘭、みんなも…下がってて」

 

「わかったわ」

 

目の前ではわからないことばかりが起こっている、しかし、華琳にはひとつだけわかっていることがあった。

 

「彼」の邪魔をしてはいけない。

 

 

 

「彼」が生成したものの後部を引き出すと、連動して前部の羽が折りたたまれる。

 

 

 

「ガギヅバ クウガ!」(あいつはクウガ!)

バヂスはいるはずのない「奴」を目にしてひどく焦った。

 

「ラズギ!」(まずい!)

バヂスはあわてて逃げようとしたが、「奴」はもう彼に照準を定めていた。

 

 

 

 

「……………………そこだ!」

 

「彼」が人差し指を引くと同時に持っていたものから、何かが発射される。

 

 

 

 

上空の奴はそれにあたった数瞬後……爆発した。

 

 

 

 

「ふう……」

 

集中を解いた「彼」が華琳たちに振りかえる。

 

「久しぶりだね、華琳、秋蘭」

 

 

 

「彼」の姿がぼやける。

 

 

「ええ、久しぶりね」

 

「まったく、帰ってくるならもっと早く帰ってこないか」

 

 

「彼」が立っていたそこには

 

 

「ただいま、華琳。ありがと、秋蘭」

 

 

懐かしい笑顔が

 

 

「おかえりなさい、一刀」「おかえり、一刀」

 

 

一刀が立っていた。

 

 

アンクーーーーーーーーーーー!!!!!!

 

 

どうも。

 

いかがでしたでしょうか。

 

戦闘描写は難しいです。

 

何が難しいって激しい戦闘がウリの特撮ものを字で表現しなくてはいけないことがです。

 

今回のペガサスの戦闘だけでも軽く1時間は悩んでいました。

 

ドラゴンになったらどんだけ時間を食うやら…(汗)

 

いまここはすらすら書けるのに…

 

今回結構突貫工事で書いたので表現がところどころ、つじつまが合わないところが出てくるかもしれません。

 

気付き次第修正していきます。

 

グロンギ語の件ですがどうでしょう?

 

このまま特に触れずに進行していくか、物語の重要なところ以外は公開していくかどちらの方がいいですかね?コメントを是非…

 

 

 

オーズ終わっちゃいましたね。

 

去年とは違い相棒がいなくなっての最後です。

 

映司がグリード化してたおかげで、タカコアのひびは割れるまで知らなかったのかな・・・?

 

知ってたら去年みたいにグダグダ「変身しろよ」「変身したくねーよ」の応酬だったんでしょうか?

 

まぁ、あれも翔太郎らしいっちゃらしいんで大好きですけど。

 

では、また次回。


 
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