あれから1週間が経ち
現在、4人で登園中
「あ~緊張する~」
「しっかりしてください!桃香様 一刀様ももう少ししゃきっと」
「いつもこんな感じだよ」
「わくわくするのだ」
「そういえば最近帰りが遅いですがどうしてですか?」
「そういえばそうだよね~・・・どうして?」
「え?ちょっとね」
「「「・・・・・・・・」」」
一刀が遅い理由
それはバイトをしているからなのだが、そう言われて3人が考えるのは女だ
「そんなことより行こうか」
ごまかし方も悪いので、なお疑念が深まる
高等部 教室
一刀視点
「今日は編入生を紹介します 入って」
先生が言うと2人が入ってきた
「えぇ~っと・・・水地桃香です よろしくね」
「「「うおぉ~!!」」」
少ないが強い男子の歓喜の叫び
「瀬木愛紗だ!よろしくたのむ」
「「「「「きゃ~!!」」」」」
・・・なぜか女子の黄色い声
「席は空いているところに座って」
「「はい」」
休み時間
全体視点
「ねぇ?水地さん、瀬木さん」
「何?」
「何だ?」
「どっちが北郷君の彼女なの?」
「///へ!?」
「///か、彼女などと恐れ多い・・・(確かにそうなりたいとは常々思っているが)」
「・・・・・・集合!!ああ!水地さんと瀬木さんはそこに居てね」
「で、どっちだと思う?」
「話しぶりだと水地さんだけど・・・」
「瀬木さんも可能性高いね」
「少なくても2人共好きだね、北郷君のこと」
「まぁ北郷君だから」
一刀の評価がよく分かる
女子がそんな話をしてる頃、男子は
「北郷」
「一刀」
「カズピー!」
「・・・及川、この前『絶交だ~』って言ってなかったか?」
「そない昔のことは忘れたわ」
「・・・まぁ良いや で?」
「改めて思うけど上玉だな」
「ついに一刀も春を迎えたかと思ったけどあそこまでとはな」
「で、どっちが本命なん?」
「え!?」
さて、彼と何と答えるのだろうか
一方で鈴々は
中等部 教室
「登張鈴々なのだ!よろしくなのだ!」
「「「「「「わぁー」」」」」」
男女問わず結構歓迎されているようだ
「登張ちゃんは好きな人とか居るの?」
「お兄ちゃんが好きなのだ」
「お兄ちゃんって・・・・・北郷先輩のこと?」
「そうなのだ!」
「・・・・・集合!!・・あ!登張ちゃんはそこに居てね?」
「うにゃ?」
「みんな、どう思う?」
「先輩ってロリコン?」
「いや、あの、北郷先輩だからな」
「こっちだけって可能性もあるね」
どこでも似たような話がされていた
放課後
「疲れた~」
「うー頭がくらくらする~」
「恥ずかしながら私もです 天の勉学がこんなにも難解だとは」
「もう何も考えたくないのだ」
「ははは 俺も久しぶりだったからな・・・英語とか抜けてるよ」
「本当だよ・・・英語、全然分からないもん」
「算術には自信があったのですが・・・・なんとも難しい計算ばかりで」
「やっぱりお勉強は嫌なのだ」
「でもこれがこれからの生活なんだ」
「「「は~・・・」」」
「っと・・・俺はちょっと用があるから先に帰ってて・・・これ鍵ね」
「え?え?え?一刀様?・・・・行っちゃった」
「怪しいのだ」
「怪しいな」
「怪しいね・・・・ついて行っちゃおうか」
「はい」
「うん」
そして着いた先は
「喫茶店?」
「お兄ちゃんは何をしてるのだ?」
一刀はアルバイトで接客をしていた
「あれは・・・帰りましょう桃香様 帰るぞ鈴々」
「・・・!!うん、そうだね」
「分かったのだ」
部屋
ガチャ
「ただいまー・・・」
「一刀様・・・話があるの」
「・・・何だい?」
「喫茶店で働いてますね?」
「・・・うん」
「・・・・・・足りないの?お金」
「・・・当然だろ?俺は1人分の生活費しかもらってない それで4人分の生活をするのはどうしても限界がある・・・特に食費が」
「「ああ・・・」」
「うにゃ?」
「一刀様 私達は別に働いていたことを怒ってるんじゃないんだよ 黙ってたことに怒ってるの」
「一人の背負いこむのはあなたの悪い癖です!もっと私達を頼ってください」
「そうなのだ!鈴々達だってやればできるのだ!!」
「桃香!愛紗!鈴々!・・・・・・そうだったね ごめん」
その後、3人共同じ喫茶店で接客―――鈴々は接客は駄目だったが裏方(力仕事)で活躍――した
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第5話です
3人の初登園
何がおきるやら
いつも通り批判は止めてください
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