この物語は真・恋姫†無双という外史に、
CRISIS CORE FINAL FANTASYⅦのジェネシス・ラプソードスが来たいう設定です。
作者である私、黒山羊が原作を何度もやりなおし、登場人物を原作通りにしたつもりです。
ですが、解釈が幾らでも可能であるように、登場人物が皆様のご期待にそえるかどうかはわかりません。
まあ、CCFF7が分からなくても楽しめるように書いたつもりです。
また、作者は関西人なので、気をつけているつもりですが、セリフが関西弁臭くなってしまうかもしれません。
あらかじめご了承ください。
読者の皆様が楽しめたら幸いです
視点:呂布
袁紹軍を倒しながら、……袁紹探す。
袁紹……見つからない。
「恋殿!もうそろそろ袁紹の探索は止めて、虎牢関を通って退却したほうが良いのです。」
ねねが言ってる。
残念。
「行く。」
「反転して、虎牢関に向かうのです!
途中で邪魔してくる敵はやっつけるのです!何もしてこないのは無視していいのです!」
ねね……恋の代わりに号令をかける。
ねね……声…大きい。
……便利。
袁紹軍弱い。ちょっとで飛んでいく。石みたい。
恋…先頭で……道を作る。
次……『趙』、『十』?
関係ない。
みんな弱い。
だから、家族、ねね…………恋…皆護る。
敵を倒して護る。
………死なせない。
「我が名は趙雲。呂布よ。
例え、貴様が天下無双の飛将軍と言えども、我ら3人相手はさすがに苦しいだろう。
時間を稼がせて貰うぞ。」
青髪に白い服着たのと、赤髪で小さいの、それに黒髪で長髪なの3人。
3人襲ってくる。
時間無い。
ちょっと本気出す!
「何!」
「遅い。」
白いの飛ばす。
「にゃ!?」
「軽い。」
小さいの飛ばす。
「何だと!?」
「弱い。」
長髪の倒す。飛ばなかった。
一番強い。
でも、恋より弱い。
「恋殿!こんな雑魚は放っておいて良いのです。
さっさと逃げないと恋殿だけじゃなくて兵の皆も、セキト、張々も危ないのです。」
「!!」
後ろから皆来る。止まってると皆危ない。
早く戻らないと、長安に預けてるセキト達……危ない。
虎牢関への道作る。
恋達が走り出すと、敵が避けて道が出来る。
道は虎牢関まである。
「恋殿!罠なのです!左右の敵を倒さないと、この道を素通りすると矢の雨を浴びてしまいますぞ。」
「大丈夫。殺気無い。」
恋達はその道を駆け抜けた。
視点:星
私は呂布の攻撃で吹き飛ばされ、地面に横になっている。
起き上がろうにも、頭を打ったせいでフラフラして平衡感覚がおかしく、一人で立ち上がることが出来なので、龍牙を支えに立ちあがる。
愛紗も鈴々も同じようにして立ちあがる。
幸いにも、呂布軍が通ったせいか袁紹軍はボロボロで体勢を立て直すのに時間がかかりそうなので、我らを攻撃してくるまで時間がありそうだ。
「愛紗、鈴々!無事か!?」
「私は大丈夫だ。」
「鈴々もなんとか大丈夫なのだ。」
「しかし、強いな。呂布は。」
「ああ、星はあの強さどのように感じた?」
「圧倒的だな。」
「強さを入る水の量で表すとして、私の強さを1斗入る壺とすれば?」
「風呂だな。
しかも、その風呂。民達が入るような小さな風呂では無く、城にある大浴場の大きさだな。」
「やはり、星もそのように感じたか…。」
「愛紗、星。おじちゃんとはどっちが強いと思う?」
「どうなのだろうな。
ジェネシス殿の強さはわからん。」
愛紗は平衡感覚が戻ったのか。青龍偃月刀を地面に刺し腕を組み考え込む。
「ああ、あの御仁の強さはわからん。例えるなら、井戸だな。
どれぐらい水が入っているのかわからん。呂布の大浴場の風呂と同じぐらい水を持つ井戸なのかも知れんし、池や湖、水源に直接繋がる井戸なのかもしれん。」
「だったら、この戦が終わったら、おじちゃんと戦ってみるのだ。」
鈴々が私達に笑顔で提案してくる。
「そうだな。
この戦乱を生き抜くにはまだまだ力がいるな。
そして、我らは永久に平和へ導くと言う志を持つだけでは何も成就しない。鍛錬積み力を着けなければならない。」
私はそう答えた。
「鈴々、武だけではなく。勉強も必要だ。
帰ったら、勉強もするのだぞ!」
「勉強は嫌なのだ!
そもそも、勉強して何の役に立つのだ!」
「何かの役に立つ!」
「その何かって何なのだ!」
「何かだ!」
愛紗と鈴々が喧嘩を始めた。
「だが、愛紗、鈴々よ。
まずは、此処を生き残らなければならないぞ。」
袁紹軍の前線には文醜と顔良が居る。そして、陣形の立て直しがもう終わりそうだ。
もう少ししたら攻めてくるだろう。だが、それにしては早いな…。
数は大幅に減ったようだが、それでも我らを上回るだけの兵は居る。
「そうだな。星よ。」
「袁紹なんてへなちょこだから、鈴々がぶっ飛ばしてやるのだ!」
それから、私達はそれぞれの持ち場に戻り、各々の軍を指揮する。
私の目の前には文醜と顔良が居る。
文醜は直刀の大剣を構え、顔良は大鎚を構える。
そうか。私の所に将が来たか。
まあ、定石と言えば定石か。
この2人の強さは3升ぐらい。だが、この2人は連携が上手い。そのため2人の強さの合計は6升では無く、7升5合ぐらいは有りそうだ。
2人とも大振りの武器だ。
そのため、隙が出来てしまいやすい。
だが、文醜が剣を振ると隙が出来るので私が龍牙で突こうとするのだが、文醜は咄嗟に屈み、文集の頭のあった所を顔良の大鎚が通り、私を襲う。
私は咄嗟に防御の姿勢を取る。
「ふむ。なかなかやるな。」
少し甘く見過ぎていたか?
まあ、我らは長期戦に持ち込もうとしているのだ。
体力温存の事と曹操のことを考えれば、倒さず、倒されずを維持しなければならない。
本気を出せば、倒せるのが倒してしまっては問題が生じる。
何とも歯がゆい。
「趙雲さま!伝令です!
虎牢関への道が開かれました。
まず、我ら趙雲隊が退却し、その後に張飛隊、関羽隊と続いて虎牢関を通過。
虎牢関で籠城と言うことです。」
「了解した。
皆の者!退却だ!前線を維持しながら虎牢関まで後退するぞ!」
私達は虎牢関に隊の背が付くまで後退し、それからなだれ込むように虎牢関に入場した。
主、朱里、鈴々、桃香様、愛紗と虎牢関で再会を果たした。
「主!御無事で何よりです!」
「ああ、星。お疲れ様。今はゆっくり休んでてくれ!
雪蓮達とこの虎牢関の籠城について少し話してくるから。」
主は笑いながらクシャクシャと私の頭を撫でてくれる。
被り物の位置がずれてしまったが、主の笑顔を見て安心したのか、私は怒る気になれなかった。
「いいな。星だけずるいのだ。」
鈴々は頬を膨らませて文句を言う。
愛紗もジーとこちらを睨んでくる。
「どうした、愛紗?」
「別に何でもない…。」
愛紗は顔を逸らす。
「なあ、鈴々よ。主が帰ってきたら、いい事をしないか?」
「いい事って何なのだ?」
「いい事はいいことだ。」
「星。さっきの愛紗みたいなのだ。」
「そうだな。では、主と3人で気持ちいい事をしないか?」
「おにいちゃんと3人で気持ちいい事?」
「ああ、最初はかなり痛いが、とても熱くて濃厚なあの時間を私はまた過ごしてみたいものだ。」
「そんなに気持ち良いのか?星。」
「ああ、あれは病みつきになってしまうぞ。」
「鈴々もやりたいのだ!」
愛紗は私と鈴々の会話を聞いて顔を赤くして悶えている。
「鈴々!お前には未だ早い!
それに星!貴様!鈴々に何を教えている!」
「愛紗よ。私は足のつぼを主に揉んで貰う話をしていたのだが、お主は何を想像していたのだ?」
「な!」
愛紗は更に顔を赤くし、固まる。
これだから、愛紗をからかうのは止められん。
脇腹を突いても反応なし。
耳に息を吹きかけても反応なし。
胸を揉んでも反応なし。
下着を見ようと服をめくってみたが、反応なし。
おお、今日は縞パンか。
「鈴々。そっとしておけ。」
私は鈴々にそう言うと酒とメンマを食べに行った。
視点:一刀
「この後、雪蓮はどうするの?」
「うーん、とりあえず、洛陽に行かないとね。
貴方の所の武の御遣いの監視に行かせている子が居るから、2人と合流しないといけないし。」
「そうか。俺達も洛陽に行きたいんだけど、反董卓連合本隊をここで足止めしておきたいしね。
そうじゃないと、洛陽が戦場になるかもしれないしね。
なんかいい案無い?朱里?」
「そうですね。少数で洛陽に潜入してジェネシスさん達と合流するのがいいのでしょうが、ジェネシスさんと雛里ちゃんの用事が終わっていなかったら、その場で滞在となってしまいます。
今の洛陽の状況が分かれば、今後の動きが決まるのですが…。」
「つまり、また誰かを洛陽に行かせるということ?朱里?」
「はい。
ですが、私達から誰かを行かせるとなると誰を行かせるのが良いか悩みどころです。
私は星さんが一番適任かと思います。」
「星?ああ、なるほど。
星は旅もしてきたから、一人で洛陽に行かせるには適任か。」
「はわわ!さすがご主人様!その通りです。
………それに最近星さんとご主人様の距離が急接近しているので、ここらで邪魔をしないと…ボソッ。」
「朱里?何か言った?」
「何でもありませんよ。」
「そう?ならいいんだけど。」
何か一瞬朱里が黒かったのは気のせいかな?
「知の御遣い、籠城戦は大丈夫か?」
周喩さんが聞いてくる。
「いんや。矢はさっきの袁紹戦で使い果たしたよ。
だから、この籠城戦に参加することはできないから、後方支援で良いかな?」
「いいぞ。その代り何か天の国の話をしてくれないか?」
「わかった。どんな話が良いかな?
そんな詳しくは話せないよ?俺はそれなりに知識を持ってはいるけど、天の国では単なる学生だったし。」
「では……。」
それから、周喩さんや雪蓮、孫権さん、陸孫さんが俺の話を聞いていた。
世界情勢や戦争、農林水産業や工業、日本の文化について話した。
政治等国政に関するものは俺を雪蓮達の夫として迎え入れた時に聞くと雪蓮は言った。
それを聞いた孫権さんは一瞬固まり、数度、雪蓮に聞き返す。雪蓮の言ったことがようやく理解できたのか、顔を真っ赤にし、腕を振り混乱している。それもそうだ。
要はいきなり将来の夫を姉に決められたのだ。混乱しない方がおかしいというものだ。
だから、俺の話を聞いてから陸孫さんがハアハアと息の荒くしていたのは謎だった。
星が洛陽に行き、4人と合流してジェネシスさんお用事が終わったら虎牢関に帰還し、その後、洛陽の南の関を通り自分の所に帰ることになった。
軍議は終わり、俺達は星に洛陽に向かうように言った。
星は珍しく拗ねていた。
「行ってくれたら、デート…ええーっと逢引き!
逢引き1回ってのはどう?」
「嫌です。」
「じゃあ、何だったらいいの?」
「5日間でーとです。もちろん夜も一緒です。」
「わかった。星からそう言ってくれるなんて嬉しいな。
楽しみにしててくれ。星を満足させてあげるから。」
「はい。主///////」
星は俺に抱きつく。
「星さん?」
「主分(あるじぶん)という栄養を吸収中です。吸収効率を上げる為に私をそっと抱きしめて下され。」
「皆見てるよ。」
桃香と朱里、鈴々は「いいな」と顔に書いてある。
愛紗の目は笑っていなかった。
ああ、この後説教確定ですね。
最悪、半殺しで逆さ吊りブラブラの刑だな。
俺はやけくそになり、星を強く抱きしめる。
「主、力を入れ過ぎです。痛いです。」
「ご、ごめん。」
俺は腕を緩める。
「力が入り過ぎていて痛くはありましたが、嫌な痛みではなくて心地よい痛みでした。
それにあの時の方がもっと痛かったですぞ。」
「あの時って?」
「先日閨を共にした時です//////」
「ああ!あの時ね!」
星は俺の胸をそっと押し、俺の腕の中から出てしまう。
少し名残惜しそうな顔をしているのは気のせいでは無いと思う。
「では、行ってまいります。主」
星はにこやかな笑顔で馬にまたがり、洛陽へと向かった。
メキッ
「ご主人様…。お話があります。」
俺はゆっくりと後ろを向く。
俺の真後ろには般若の顔をした愛紗が俺の左肩に右手を置き、愛紗の指は俺の肩に喰い込んでいた。
俺、華雄さんの隣で寝ること、決定だな。
へぅ( ゚∀゚)o彡°黒山羊です。
1日に2度更新とは久しぶりだな。
そういえば、先日ラウンジに書きましたが、「桂花」という中華料理店を見つけました。
けっこういい値段はしましたが、美味しかったな。
紹興酒が……。あと蒸し魚が。
民家を改造してお店にしたようです。
近畿圏内にお住まいの桂花ファンの皆さん。オフ会することが有ったら、ここですることをお勧めします。
他にも恋姫関連の名前の付いたお店は無いかな?
有ったら教えてください。
話は私の投稿作品の話になります。
次回で反董卓連合編の最終回とします。
文章量は未定ですが、おそらく今回以上にはなるでしょう。
ってか、今回は短すぎた。本編で5千字行ってねえし。
そうそう、反董卓連合が終わったら拠点を書こうかと思います。
という訳で少し早いですが、アンケートを実施します。早すぎるって?1話早めにしといた方がアンケート期間が延びるから、アンケートが集まりやすいだろうという安易な考えからこういうことになりましたww
アンケートの方式は以前行ったものと同じ方式です。
A:一刀 B:ジェネシス
1:桃香、2:愛紗、3:鈴々、4:朱里&雛里、5:星、6:華雄、7:月&詠
例)一刀×愛紗を見たい人はA2とお答えください。
アンケートは1人で一刀を2つ、ジェネシスを2つまで書くことが出来ることにします。
アンケートにご協力お願いします。
また、拠点でこういうのを書いてほしいというリクエストがありましたら、ショートメールで送ってください。
アンケート結果に合う内容でしたら、メールの内容で書かせて頂くことになるかもしれません。
また、本編に関するコメントを書いていただけると作者黒山羊がレベルうpするような気がしますので、色々書きこんで頂けると嬉しいです。
では、次回にまたお会いしましょう。
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へぅ( ゚∀゚)o彡°黒山羊です。
祝30話!長かった…。でも、話の内容はまだ反董卓連合。完結はいつになるのやら…。
ですが、私は完結するまで書き続けるつもりです。
これからも頑張ります。
読者の皆様!いつも読んでくださって誠にありがとうございます。
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