No.210519

真・恋姫無双~武神の兄~ 第5話

ガルGCさん

第5話、6作品目です。
今回から本格的に話を進めてみたいと思います。

2011-04-07 23:29:54 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3528   閲覧ユーザー数:3073

side刃

 

「ただいま」「ただいま戻りました」

 

愛紗との仕合いを終えて家に帰ってきた。

 

「二人ともお帰りなさい。

 今日は早くの切り上げたの?」

 

「はい。

 ………じつは、話したいことがあるんです」

 

「どんなお話?」

 

「今は言えないからから。

 ………夜に話すよ」

 

「わかったわ」

 

と。母さんと話しているときに………

 

「お~い私を無視しないでくれ。

 いったい何の話をしていたんだ?」

 

「………」

 

「父さん……………居たの?」

 

「お母さん、最近、刃が冷たいよ」

 

「「自業自得です」」

 

「お母さんだけでなく、愛紗にまで!?」

 

父さんがどんどん小さくなっている。

 

「父さん…………」

 

「刃………お前は励ましてくれるのか」

 

俺も父さんのために言葉を贈ってあげよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………自業自得だよ」

 

「誰も味方がいない!?」

 

父さんは何でこんなにも空気が読めないんだろう?

 

 

その夜

 

 

 

 

 

 

 

俺は……

 

 

 

 

 

 

 

母さんと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対峙していた。

 

 

はぁ~何でこうなったんだろう?

 

~回想~

 

「母さん……、愛紗は寝た?」

 

「愛紗はぐっすり寝ていますよ、お父さんもぐっすりと…」

 

あれ?

父さんはさっきまで起きていたはずだ………

 

 

 

母さんが部屋へ手招きするまでは…

 

「母さん…父さんに何かしたの?」

 

「何もしていないわ。

 ……ただ、お願いをしただけよ」

 

「どんな?」

 

「それは……」

 

ゴクっ

 

「それは」

 

「とても言えないわ」

 

内容が怖そうなので聞かないことにした。

 

「母さん話があるだ」

 

「舌が回っていませんよ」

 

しまった。

怖くて舌が回らなかった。

 

「言ってみなさい」

 

「ああうん。

 俺は……旅に出たい」

 

「それはどうして?」

 

「この世界を見て回りたいから。

 最近では、賊の人数が多くなっている、今では昔の倍ある。

 当然この村以外にも賊の被害が出ている。

 俺は………その人たちも助けたい」

 

「それが旅に出たい理由なの?」

 

「あとは、武者修行かな」

 

「武者修行?」

 

「旅に出て自分の武を磨きもっと強くなるために」

 

「そう………わかったわ」

 

「じゃあ行っt「最後に」っ!!…??……最後に?」

 

 

「私と勝負をしなさい!」

 

「どうして?」

 

「あなたの力がどれくらいあるか確かめるためよ」

 

母さんはそう言って自分の偃月刀を取り出した。

……………どこから出てきたんだろう?

 

~回想終了~

 

そこから今の状況までいたった。

 

お互いに武器を何回もぶつけた。

 

十合、二十合と打ち合った。

 

今はお互いに対峙している……最後の一撃を出すために。

 

「次で最後にするわ!!」

 

「行くぞ!!」

 

「「はあああぁぁぁぁぁぁッッ!!」」

 

ガキィィィィンン!!

 

最後に立っていたの者は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バタンっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人とも倒れてしまった。

 

 

「強くなったわね、刃」

 

「母さん……なんか前より強くなってない?」

 

「ふふ……少し前に氣の使い手の人に出会って氣を教えてもらったのよ」

 

「氣?」

 

「だれもがもっているものよ、使い方は様々よ」

 

「へ~、便利だね」

 

「そうでもないわ、その分体力が削れるから難しいわ」

 

「……ねぇ、母さん」

 

「その人に会いたいんでしょ」

 

「……はい」

 

「その人は向こうの山を越えた先の村に居るから行ってきたら。

 賊で困っていると言っていましたし」

 

「母さん……俺………行くよ」

 

「がんばってきなさい、刃」

 

「はい!!」

 

 

「本当に黙って行くの?」

 

「愛紗と父さんに話したら、愛紗は付いてくるだろうし。

 父さんは、…………考えたくもない」

 

「そう………………」

 

母さんがすごく納得した顔になっていた。

 

「気をつけていって行きなさい」

 

「はい!!行ってきます」

 

こうして俺の旅が始まった。

 

 

あとがき

 

疲れました。

 

まさかこんなに書くなんて……

 

次からは旅編となっておりますので

 

また次回

 

 


 
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