side愛紗
今……な…にが……起き……た。
私の後ろには賊が血を流しながら倒れていた。
そして私の前には…………
いつも慕っている
兄が
倒れていた。
「兄上!!!」
「刃!!愛紗!!」
「母上!!」
母上が来てくれた。
「母…上、兄上が!兄上が!!」
「刃がどうしたの」
母上が兄上の近くに行き。
「大丈夫ただの気絶よ」
よかった。
そこで私は、力尽きた。
「まったく二人して無理をして…」
それよりも………。
side刃
「ん~ん」
目が覚めた。
眼の前には見慣れた天井。
そして布団の横には…
「愛紗」
ずっと看ていたのだろう。
愛紗は椅子に座りながら寝ていた。
たぶん気絶してからだいぶたっているな外は夜である。
「そうか……おれ人を殺したのか」
とたんに吐き気がした。
「外にでも行こう」
今は少しでも気分を紛らわしかった。
外に行くと母さんがいた。
「母さん」
「刃」
「母さんに聞いてほしいことがある」
母さんの近くに移動した。
「母さん、今日初めて人を殺したよ」
「そう」
「まだこの手に殺した感触が残っている」
「そう…」
「これからも人を殺していくのかな?」
「そうだね」
「俺は………守れたのかな」
「刃はこの村を守った愛紗も守ることができた。
殺さなかったら、守ることができない。
守るために剣を振るうのだから」
「そっ………か。
何かわかった気がする」
殺したのなら死んでしまう。
殺した命は………
「殺した命を…俺は………背負っていく」
捨てたら賊たちと同じだ。
だから俺は、自らの手で殺した命背負っていく。
「それが、あなたの覚悟なの」
「それが俺の覚悟です」
「わかったわ、守る物のために強くなるのよ。
明日から武の方も本格的にするから………お休み」
「はい!おやすみn……………え!!」
そんな、あれでもきついのに。
愛紗を部屋へ運んで、自分の部屋で寝た。
明日の武に備えるために……………
あとがき
がんばって書きました。
正直眠いです。
ですが、楽しんでもらえたらなによりです。
さて、そろそろ作品を本格化したいと思っていますのでまた次回
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第3話です。
ここまで4作品を書きましたが……
なぜか第0話が一番人気があった!
ほかの作品もがんばっているのに…
気を取り直して第三話4作品目ですどうぞ!!