最強の武 最凶の武 第八話
『一刀争奪戦・・・終』
一刀(いつまでにらみ合いしてるのかなぁ~)
と一人関係ないように思っている一刀
そんな一刀の元に華憐と真理がよろよろしながら・・・冷や汗をかきながら足元にやってきた
華憐「はぁ・・はぁ・・・やっと」
真理「やっとつきましゅた」
一刀「どうしたの。二人とも?」
一刀の発言で争ってる四人の目は華憐と真理に突き刺さる
「「ひっ」」
殺気を向けられて呼吸ができなくなる二人
一刀「大丈夫だよ」
一刀になでられるとさっきまでの重苦しい感じはなくなり、穏やかに和やかに包まれるように
そんな雰囲気に包まれた
一刀「四人ともいい加減やめないか?」
提案をしてみるも帰ってくる言葉は
『黙ってて』や『一刀には関係ない』のこの二択
どうしたものかと頭をかきながら様子を見守っていると
扉から揉めるような声と共に6人の少女たちが入ってきた
??「まったく、躾けのなってない兵ね。この私に向かってよくもあんなことを」
??「華琳様、私が一人残らずやっつけてまいります」
??「姉者落ちつけ、華琳様もソコまで言ってないだろ」
??「しかしだな・・・秋蘭」
??「ええ、春蘭も落ちつきなさい・・・それで・・・」
華憐「やばっ」
??「華憐、あなたどうして無断で私の元からいなくなったのかしら?」
華憐「そ・・それは・・・」
??「私が納得できるような理由があるんでしょうね?どうなの?」
華憐「えっと・・・えっと・・・」
一刀「華憐、落ちついて」
??「貴方、なぜ華憐の真名を口にしてるのかしら?それに此処は丁原の城のはず・・・」
一刀「俺は北郷一刀、華憐には真名を預けてもらったから呼んでいる、ここに座ってるのは怪我した俺を愛がつらそうだからって座らせてくれた・・・これで納得してくれたかな?」
??「そう・・・まぁいいわ、華憐帰るわよ」
華憐「・・・いやです」
??「・・・聞き違いかしら、拒否の言葉に聞こえたのだけれど・・・?」
華憐「嫌って言ったんです!華琳姉様」
??「貴方は私の部下なのよ、わかってるのかしら?」
華憐「私は部下じゃないです、それに私は主となる方にもう仕えてますから!」
??「なっ・・・何を言ってるの?」
華憐「私の主はこの一刀様です!華琳姉様じゃありません!」
??「華憐!お前三人で誓いを立てたこと覚えてないのか!?」
華憐「自分の夢と現実を混ぜないで!夏侯惇!」
??「華憐様、どうかもう一度お考えを改めては・・・」
華憐「改めるも何も自分の意思で私は仕える・・・誰の指図は受けない」
一刀「えっと・・・華憐、できれば誰と話してるのか説明してくれないか?」
華憐「あっはい!青い服を着てるのが夏侯淵で赤が夏侯惇、真ん中にいるのが曹操姉様です」
一刀「曹操に夏侯姉妹か・・・」
華憐「一刀様・・・私ここにいてもいいですよね?」
一刀「モチロン・・・真理もだよ」
真理「てわわ・・・うれしいでしゅ」
曹操「貴方、私を無視して話を「あー、一刀君だ」何!?」
一刀「とっ桃香!?」
桃香「えへへ、久しぶりだねぇ~」
一刀「久しぶりって・・・・・私塾を出た後どこかに仕官したんじゃ?」
桃香「それも良かったんだけどね・・・それだとソコの人たちしか笑顔にできないから・・・」
??「桃香様、その方が桃香様の行っていた私塾での友ですか?」
一刀「えっと・・・君は?」
??「人に聞くときはまず自分から名乗るのが普通であろう!?」
一刀「俺は北郷一刀・・・で、君は?」
??「我が名は関雲長、桃香様の第一の矛」
桃香「ちょっと愛紗ちゃん」
??「鈴々は張飛翼徳なのだ、お姉ちゃんの矛なのだ」
一刀「強そうだね、桃香もこれで安心だね」
桃香「えへへへ」
桃香「それより、どうしたの?ナンダカ息ぐるしいけど」
一刀「あー、千尋たちがちょっとな」
桃香「なんとなくわかった・・・またなの?」
一刀「またなんだよ・・・一体いつ終わることなんだか」
桃香「長いからねぇ「桃香様」何?愛紗ちゃん」
関羽「先ほどから何をお話に?」
桃香「えっとねぇ・・・・私塾の師匠と一刀君は親子なの、義理だけど」
関羽「はぁ・・・」
桃香「それでね、師匠は一刀君のことが大好きで・・ううん、大好きすぎてたまにああなるの」
関羽「大好きすぎですか・・・それは親としてですか?」
桃香「私が見た限りだと・・・ソレ半分女性として半分かな」
関羽「はぁ・・・息子に欲情するなど・・・」
『ギロリ』
千尋「貴方、今何て言ったのかしら?」
関羽「義理とは言え、息子に欲情するなど、人間としおかしいのではないかとおっしゃったのだ」
千尋「何も知らぬ餓鬼が!」
『ドンッ!』
一刀「・・・いい加減にしろよ」
桃香・秋蘭・千尋『ビクッ!』
一刀「昼からくだらない争いして・・・そんなに争いたいのなら・・・相手になってやるぞ。」
千尋「あ、ああ・・・いや・・・・・怒らないで・・・いい子にするから・・・やぁ」
桃香「やだ・・・怒らないで・・・やだやだ・・・」
夏侯淵『ビクビク』
夏侯惇「秋蘭?おい、秋蘭!」
夏侯淵「あ・・・姉じゃ・・」
夏侯惇「一体どうしたというのだ!秋蘭!」
一刀「霞!」
霞「はっ・・・な、なんや?」
一刀「武器を貸せ」
霞「え、ええで・・・はい」
一刀「・・・・『ガチャン!』」
一刀は進む、いまだにらみ合ってる三人のもとに
誰も止められない、動けないから
今の一刀は普段の雰囲気とは真逆、あの優しく、ぽかぽかとした雰囲気は消え、暗く冷たい雰囲気しか感じられない
一刀「愛、恋、月・・・・俺がほしいのなら俺を打ち負かせば勝った者の者となるよ」
その発言を聞くや否や三人が襲い掛かってくるが
一閃・・・たったそれだけで三人とも壁に敲きつけられた
壁がへこむほどに
一刀「馬鹿だな」
たったひと言、呆れるようにつぶやいて、彼はその場を後にした
後に語った兵の言葉は・・・
『呂布が最強といわれるのなら・・・あのお方は最凶と呼ばれるでしょう
それほど恐ろしいのです・・・・決して怒らせないように・・・・』
おまけ
秋蘭「あ・・・姉者」
春蘭「大丈夫か?秋蘭」
秋蘭「う・・・うむ(いえない、あいつのあの覇気を当てられて濡れたなど)」
春蘭「本当に大丈夫か?顔が赤いような「大丈夫だ」そっそうか」
華憐「(あー・・・秋蘭のあの顔・・・私と同じか)」
真理「(てわわ・・・おまたがその・・・へんでしゅ)」
千尋(皆顔赤いけど・・・・まさかね)
桃香(あははは、濡れちゃった・・・・どうしよう、代えの下着ないのに)
華琳(・・・彼に虐めてほしい・・・はっ何を私は考えてるの、そんなのありえないわ・・・)
各自それぞれの思いで一刀を見るのでした・・・
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華琳と桃香合流
修羅場一転